2021/09/05 - 2021/09/07
71位(同エリア224件中)
のまどさん
カルカソンヌ城中日は車で近場の名所を巡ります。
まずは中世の歴史を忍ばせるラストールス城。城自体は廃墟ですが、散策コースはかなりの運動になり、自然散策を堪能できます。続いてコーヌ=ミネルヴォワでは8世紀建立の修道院を巡りながら、中世の歴史について考えたいと思います。
ワイナリーではセザール・フランクという赤ワインに巡り合い、ベルギーの作曲家であることを知りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カルカソンヌ3日目、近場で面白そうな場所を探して当たったのがらラストールス城(Las Tours:オック語)。着いたのは本当に小さな村。人口は2019年時点で157人だそうです。スペイン人と思わしき受付の人に「Youは何しに?」とききたくなるのを抑えます。
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入場料8ユーロと決して安くはないのですが、高低差300メートルあり、ゆっくり回って2時間ほど掛かるかなり本格的なコースです。
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空が曇っているのが残念ですが、なかなかの絶景です。かなり風が強かったです。
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塔から塔まで坂や階段を上ったり下りたりして巡ります。城の歴史は記述のある1067年当たりだと言われています。詳細は不明な点が多く、英語版ウィキペディアの記述も寂しい感じです。
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近寄ると建物は廃墟。歴史ロマンを搔き立てられますが。フランス語ウィキには当地の領主はキリスト教カタリ派を信仰していて、城はアルビジョワ十字軍の攻撃を免れたと南仏らしい記述があるものの、以下私の知識が及ばず省略。
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イチオシ
敷地内を回った後、車で見晴らし台に移動します。切り立った山々に囲まれて荒れた岩の上に立つ古の遺産は柔和な美しさを湛えています。
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ズームアップして。まるで絵画のよう。いつまでも見ていたくなります。
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スーパーで買ったサンドウィッチを小さな村の公園でいただくという侘しい昼食の後、本日2か所目の目的地コーヌ=ミネルヴォワに到着。
着いて早々観光所に駆け込み、「修道院はどこですか」と聞いたところ、係の人が鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして「このすぐ裏ですけど」と。なんでこの巨大な建物が目に入らなかったのだろうか。恥ずかしい。 -
サンピエール・サンポール修道院は修道士アニアンによって794年に築かれたようです。許可を出したのはかの有名なシャルルマーニュ。
シャルルマーニュの恩恵に始まり、100年戦争やフランス宗教戦争の激動の中でも修道院は優位を保っていましたが、フランス革命による特権階級廃止の対象となり閉院しました。 -
地下の墓地らしき空間。
ミネルヴォワ地方はカタリ派とアルビジョワ十字軍の歴史観光が目玉になっているようなので、ちょっと調べてみます。 -
村を散策してみましょう。魚市場。
カタリは「清浄」を意味するギリシア語に由来し、神により創造された精神を悪により創造された肉体・物質から浄化させることを目指し、完徳者と呼ばれる信者は徹底した禁欲生活を送る一方、一般信者には自由が許されたようです。また、女性の聖職者の地位が高かったことは特筆すべきです。 -
ツタの生えた壁に赤い窓の遮光板。風情があります。
清廉を目指すが故、11世紀から13世紀にかけて腐敗していたローマ・カトリック教会への批判から南仏で民主運動として普及していたが故、公会議にかけられて異端とされた。教皇の介入を避け自らの勢力を見せつけたいフィリップ2世によって討伐のために派遣されたのがアルビジョワ十字軍。 -
イチオシ
その「成果」は14世紀前半にカタリ派を絶滅させるに至りましたが、その過程には信者を使え次第火刑に処し、噂だけ聞きつけて村を侵攻して非カタリ派の村民を含めて虐殺したり、カトリックに改宗した信者に不浄の色とされる黄色の十字架を縫い付けさせたりと、やはり十字軍は狂気の沙汰という私の持論を裏切らない業を成しました。
坂と石畳の村。この地方は大理石が名産のようです。 -
この日の夕食はガレット。終日粗食でした。
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食後はしっかりとワイン。数本あるワインのうちウワバミが勝手に栓を開けたのは土産用に持ち帰ろうとしいていたカオール。という訳でラベルが汚れております。笑顔で嗜む本人を前に「一言断れ!」と叫びたい衝動を抑えて付き合います。
カオールはマルベックと同じブドウです。アルゼンチンワインと比べてベルギーで手に入るカオールは今ひとつでしたが、今回当地のサービスエリアで買ったワインは格が違いました。
ちなみにカタリ派は飲酒を許し、酩酊も沙汰なしだったようです。(←全く文脈なし) -
イチオシ
翌日、カルカソンヌの見納めにオード川にかかる古橋とカルカソンヌ城。
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この川にはなんとビーバーがいた。鴨と並んで泳ぐ姿が健気だった。
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今夜の夕飯の調達を兼ねて街を散策。
アール・ヌーヴォーの大使の館。 -
平日ため市場は閑古鳥が鳴いていたので、商店街のお肉屋さんで乾燥ソーセージなどを購入。
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3日間過ごしたカルカソンヌを発つ時間がやって来ました。カルカソンヌ城を振り返りながら車を走らせます。
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昼食はチェーンのイタリア料理。日本だとファミレスかな。
サーモンクリーム・ラビオリ。おいしかったです。
https://www.delarte.fr/restaurants/1050-carcassonne -
車道沿いにはワイン畑。実入りが良さそうです。グラナシュ、カベルネソーヴィニヨンなどと品種を妄想するだけで幸せです。
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試飲したいと訴えて適当に立ち寄ったサンシニャン(Saint-Chinian)村。赤レンガと
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石畳の小さな村にも3件ほどのワイナリー。猫ちゃんもいました。
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やはり魚市場。
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村を歩きましたが、どうも門戸を開放しているような酒蔵はあらず。
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看板を出している大御所ワイナリーの敷地も踏んでみましたが、行き当たったのが普通の民家だったので諦めます。
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ここは良さそうだと踏んだアジル(Azille)村のワイン農協。1934年創業と刻むアール・デコ風の構えが気に入りました。
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試飲できました。「香辛料の香りがある」と評したところ係の人が同意してくれた赤ワインセザール・フランクを含めて6本お買い上げ。
セザール・フランク、どっかで聞いたぞと思って調べたところ、なんと地元ベルギーの作曲家で、休暇でこの村の富豪を訪問したとのこと。2022年で生誕200年だそうです。ヴァイオリン協奏曲聴いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=YCp5XC2rsEM
このワイン、当地で飲むにはぴったりですが、湿度があり気温が低いベルギーでは二日酔いになりやすいワインです(個人的体験)。
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