2010 てんこ盛り北京ツアー１

8いいね！

2010/03/11 - 2010/03/14

1584位(同エリア5151件中)

エリア

北京(中国)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 2.0

グルメ: 4.0

ショッピング: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 観光バス飛行機

航空会社: ANA

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

利用旅行会社: 読売旅行

　３月１１日、今日は北京ツアーに行く日です。いつもの時間に職場に顔を出してから前橋駅に移動して駅構内の吉野屋で朝定食400円。10時15発のあざれあ号（群馬県と成田を結ぶ高速バスです）で成田には２時前に到着。バスを降りた所がそのまま第一ターミナル南ウィングだったのでらくちんでした。時間はたっぷりあるので、レストラン街に行って850円のランチを食べました。成田空港に来たのは生まれて初めてだったので、どこを見ても興味津々です。ユニクロが出店していたことに驚きました。
　飛行機の離発着が見えるエリアで見物してから、時間になってきたので読売旅行のＫカウンターへ行ってみました。受付で渡されたＡ４用紙がＥチケットと言う物らしく、客のデータが印刷されているようです。一緒に入国カードの記入例も貰えました。これをＡＮＡのカウンターに持って行くと搭乗券が貰えて、この時に座席も決めてもらえました。搭乗口と言う物がGATE53で搭乗時刻17時、座席番号は28Fで通路側でした。飛行機初心者としては地上が見える窓側が良かったのでちょっぴり残念でした。

　その後、読売旅行ツアーの再集合があったが、ここでは添乗員さんが一方的に喋るだけで、特に参加者の紹介とかはないので意外でした。そういうものなんか。みんな特に説明もないのにゾロゾロと移動を開始して行くので訳が分からないままみんなの後を続いて行きます。そのまま最初の関門を通過していくのでちょっとギョッとしました。初海外旅行の私としては、いくつかのチェックポイント通過のための説明があるものと思っていたので、いきなり突き放された気持ちでした。

　沢山の人が一斉に動いたので、誰が同じツアー参加者か分からないので誰の後に付いていけばいいのか分からないからちょっと真剣モードになりました。前の人がやっているのを見て、自分もパスポートと搭乗券を見せて第一関門は通過。特に何もなく通過できましたが人生初なのでドキドキです。
　誰のあとを付いて行けばいいのか分からないが、全員が同じ流れになっているので自分もその流れに乗って階段を下りて行く。そこは荷物検査場でした。人生初の荷物検査（みんな初）だが問題なく通過できました。でもここでもちょっとドキドキです。次は出国審査だったので、ここでもドキドキ。何でもどこでもドキドキです。
　さてここからは自力で搭乗ゲートなるものを見つけなくてはならないようです。幸い、空港内には親切にゲート案内の表示が頻繁に記されているので迷うことはなかったが、５年後にスペインに一人で行くときの事を考えて途中の模様をやたらめったら写真を撮っておきました。出発ゲートへは迷うことも困ることもなく辿りつけたので、これなら一人旅でも大丈夫そうだなと、ちょっと安心しました。慣れた人なら何でもないこんなことだが今の私は真剣です。
　５３番のゲート前に着いたので、ここでやっと一息入れて野菜ジュースを買って飲む150円。私のツアーは総勢32名で、殆どは誰かと連れがあって、一人参加は私と年配のご婦人だけなのが分かる。一人参加と言うのはどうやら珍しい部類らしい。

　５時に搭乗開始になるが、幼児等を連れた人が優先されるようだ。機内に入るとビジネスクラスのあいだを通ってエコノミー席に行くらしいので、なにか嫌な感じだな。シートは想像以上に狭くて、これで１０時間以上乗るのは本番の時（サンチャゴ巡礼のこと）大変だなと感じました。
　5：40 離陸。急に狂ったように増速するので驚きました。離陸ってこんなにエネルギーが必要なんか。地面から離れると右旋回しながらぐんぐんと高度を上げていく。安定飛行になったら飲み物が配られだしたので、ビールをお願いするとツマミが付いて来た。飛行機に乗ったのは30年も前の沖縄旅行だったので、こういうサービスがあったかなぁ位しか記憶がないので、丁寧なサービスにちょっと感激。
　夕食は２種類から選べるそうなので、魚をお願いする。プリンも付いてまずまずの内容と思われる（比べるものがない）。その後もワインやお茶・コーヒーのサービスがあり、こんなに大事にされることに慣れてないので感激する。

　飛行機のトイレと言う物も経験しておきたいので、利用してみる。切羽詰っての初利用より、この方がいいだろうと思って。CAさんが入国カードを配りだしたので、予て印刷して用意しておいたのを見ながら記入する。これをツアー会社にお願いすると何千円も取られるそうだが、私は海外ベテランの友達から教えて貰っていたので問題なく記入できた。暫くすると私たちの添乗員さんが、みんな無事に記入できたかと確認して回っていた。添乗員さん一緒に乗ってたんだ！考えたら当たり前だろうが、まったく顔を見なかったので何処に行ったのかと思っていた。
　日本時間９時、現地時間８時に北京に到着する。人生初の外国だ。いったん集合してからぞろぞろと広い空港内を歩いて、最初が検疫で、普通に歩いていれば体温が計れるようだ。あらかじめ書いておいた健康カードを渡すだけで問題なく通過できる。次が入国審査だったので、ここでも緊張する。中国公民と外国人と、二通りがあったが、中国人用がガラガラだったので、係がこっちにも並んでと言ってくれる。パスポートと入国カードを出してここも無事通過。初めての外国なのでどこもドキドキの連続。中国は人権意識が薄い先入観があるので、制服（軍服？）スタイルには威圧感を感じる。
　免税店街を抜けるとターンテーブルがあって、荷物を預けた人たちはここで自分のバッグをピックアップしていた。私は初海外なので様子が分からず、両手が使えた方が良いのかと思ってサンチャゴ巡礼用に買っておいたでかいバックパックで参加したが、こういう人は誰もいなくて一様にスマートなコロコロバッグだった。
　空港の外には大きな観光バスが迎えに来ていて、ここで現地ガイドの張さんと、添乗員のゆぐちさんの紹介があった。バスの中で中国元に両替もしてくれて、余ったらまた円に両替してくれるそうだ。自分で両替する手間が省けるけど、でもこれって手数料取られるから往復で二重に儲かるよね。水もビールも売ってくれるので、缶ビールを２本買ってみる。これらは毎日販売してくれるそうだ。
　ホテルは北京飯店と言う、毛沢東も泊まったと言う老舗だが、かなり古い。チェックインにはパスポートが必要だった。いま全人代をやっているのでセキュリティがやかましかった。部屋は４階の4030号室で、毛沢東が泊まったと言う割にはトイレに紙は流さないで備え付けのゴミ箱に入れてなんて言っている。中国は配水管が狭いのですぐ詰まってしまうらしい。
　長い一日がやっと終わってホテルの１人部屋で缶ビールを飲んでほっと一息。大したことやってないのに緊張で疲れた。

　３月１２日、北京ツアー２日目

　現地時間６時５分前にモーニングコールが入った。ビックリするからこんなの止めてほしい。
　すぐ地下１階のバイキング会場へ。バイキングと言っても日本と違って、お惣菜って感じでご馳走ではなかった。照明も薄暗いし、中国ってこれが普通なんかな。地味～。

　７時１０、ロビーに集合してすぐ出発。現地ガイドの張さんの他にサブスタッフとしてキ（？）さんが紹介される。この女性はカメラ撮影が専門らしく、至る所でパシャパシャ撮っている。。
　まず最初の観光は青太后の住まいだった頤和園（おー変換された）。青太后って凄い権力を手にした悪女だそうだが、びっくりするような豪華な住まいじゃなかったな。人が住み続けていれば綺麗に保てて違うんだろうが、ただの古くて大きな家ぽかった。
　真冬のツアーなので（安いから）頤和園の池には厚い氷がびっしり張っていた。大きな池の反対側には立派な宮殿らしいのがあるので、あそこまで行ってほしいと思ったが、頤和園は上っ面だけ見物させてそれで終わりになってしまった。
　次は北京オリンピックのメイン会場だった鳥の巣だが、これは道路ぱたにバスを停めて路上からの見学だけに終わってしまった。でも次に行ったヒスイ店の見学ではたっぷり４５分も時間を掛けられてしまう。私にはまったく興味が無い代物なので、頤和園の方に時間を掛けて貰いたかったが、ここで結構買う人がいるのでびっくり。そういう心づもりで参加する人がいるってことなんか！？

　バスで移動中に現地ガイドさんは色々面白い話をしてくれる。中国人はメンツを非常に大事にする民族なので、車は軽自動車は売れないそうだ。みんな180万から600万円ほどの高級車を買いたがるって。中国人はメンツを重んじる、これは外国との交渉その他で良く聞く話です。
　次は明の十三陵、定陵とも言うそうですが、地下宮殿とも言うそうです。どれが本当なんだろう？ここに埋葬された皇帝はとても悪い皇帝だったそうです。相当に貴重な陵墓と思うが、その修復と保存のための手当てが非常に雑だったので驚いた。
　１２時から１時間がお昼の時間です。お土産も売っているドでかいドライブインと言う感じで、観光バスが山盛りやって来ます。みんなここでお昼を食べるらしく、食堂も巨大でした。ここでも料理はお惣菜みたいな物が多かったな。飲み物を欲しい人は毎かい自腹になるらしい。

　昼飯後はお待ちかねの万里の長城観光。ツアータイトルに違わず、アチコチ連れまわしてくれててんこ盛りです。万里の長城の八達嶺（また変換された！）に行く途中のバスで、現地ガイドさんがお土産の売り込みを始める。まぁどっちみちお土産は買うので手間が省けていいかなと、袋入りの蓮の実とむき甘栗を４袋ずつ注文しておまけで１袋貰うことになった。
　万里の長城観光はロープウェーで上まで登ってから長城の上を歩くものだった。中国で思いつくのはまず万里の長城だったので、まぁこれは感激した。
　長城のところによっては手を使って登るような急傾斜だが、これ実際に戦闘になったらどうなんかな？守備の兵隊は急坂を転げ落ちながらの移動だろうと思った。馬もこの傾斜を上り下りするんかと不思議だった。その位の傾斜の所がいっぱいあります。

　しかし、よくもこんなとんでもない城壁を作ろうと思ったものだな。気がふれているとしか思えない。皇帝は気楽なものだが、命令された部下はたまったものではなかったろう。

　帰りのロープウェー乗り場には係の女の子が二人いたが、二人とも携帯に夢中で我々が目の前をぞろぞろ歩いているのに、こっちの方は一度も見なかった。これが噂に聞く中国の仕事しない公務員かと思った。何か問い合わせると「メイヨーメイヨー（無い無い）」と、あっても無いと言うそうだ。まぁこれも噂に聞いていたので見られたから良かったかな。

　１時間ほど万里の長城を歩き回ってから、トイレを借りると言う事で土産物屋に連れていかれる。きっとここで土産をいっぱい買えばガイドにキックバックがあるんだろうが、トイレは借りても誰も土産は買わなかった。特に特徴のない土産屋だったし。
　北京市内に戻るには結構な時間が必要だった。次は観光じゃないと思うが、ツアーの方ではこれも観光と言いそうだな。中国茶の大きな店に押し込まれる。
　お店の女性が流れるような手つきでお茶を煎れる実演をして、小さな茶碗でみんなに飲ませてくれる。そして勿論、店のお茶をいっぱい買ってねと言う事だ。みなさんそれに応えていっぱい買い込んでいるので、目論見は大当たりと言う所か。私もそれに乗っかって、50元のジャスミン茶を３つ買うと、サービスで小さな人形を貰えた。
　バスの中から生の中国人の生活する姿が見えて、こういうのを見るのが大好きだ。自転車の二人が巨大な荷物を運んでいて、北京にはこういった光景を良く目にした。
　夕食はデパートの４階で四川料理。中国も日本と同じようで、夕食は今日一番の豪華さだった。隣に私と同じ一人参加の小母様が座ったので、青島ビールをいっぱい飲ませてあげる。会計時にテーブルで座ったまま別料金のビール代を支払ったら、小母様びっくりして、ビールはツアーからと思ったので、自腹なら私も払うと言ってくれるが、もちろん丁寧にお断りしました。
　食後はオプショナルツアーでの雑技団鑑賞。これは全員が参加らしかった。参加料は8000円ほどだったかな？きっと実費は10分の１ほどだろう。行くまでの道路は大渋滞だが無事に開演前には到着できる。

　有名な雑技団なので日本のテレビでも見たことがあったが、期待を裏切らないものだった。お陰でほとんど写真を撮ることが出来ずに夢中で見ていました。１時間半のショーが終わって、ホテル前まで送ってもらい、バスの中でまた缶ビールを売ってもらい部屋でいっぱいやって就寝。はー、めまぐるしい一日だった。今日は疲れたので湯船にお湯をはって入る。老舗ホテルだそうだが、自分ちの風呂より狭い。

2010 てんこ盛り北京ツアー２へ続く