いっちゃが！宮崎　やっぱりストレスは温泉で癒すのだ。

2021/10/14 - 2021/10/16

鹿児島から宮崎のホテルまでのルートは、220号線を太平洋を眺めながら北上するつもりだった。
有名な鬼の洗濯岩やヤシの木を眺めながらのドライブは爽快でお気に入りなのだ。

ところが９月の台風14号の大雨により土砂崩れがおきて通行止めになり、その開通が翌週に決まっていたもののもちろん私たちは通れずに山の中の道を走ることとなった。

最近のお天気は極端な大雨や暴風、竜巻があったりと被害も多い。通行止めだけで済んで良かったと思うことにしよう。でもやっぱりちょっと残念だったなぁ。

エリア 宮崎

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

霧島から宮崎の都城方面へ向かい、途中の関之尾滝で車を降りた。

関之尾滝 自然・景勝地

駐車場から歩道を下っていくと幅のある大滝が見えてきた。
水量があり近づくと細かな水しぶきが気持ちいい。

都城島津家の領主にお酌のお酒をこぼしたことを恥じて、滝つぼに身投げしたお雪さんの恋人がその想いを一句岩盤に刻んだと言う。
目を皿のようにして探してみたがさっぱり分からなかった。

滝の上流まで遊歩道があり、そこでは甌穴群を見ることができる。
この平たい岩々はなんと一枚の大岩だそうで幅80ｍ長さ600ｍもある世界一の甌穴群なのだ。びっくり。

歩いてお腹も空いたのでお昼ご飯を買って景色のいい所を探した。
近くに良さそうな公園がありナビに従って走ると道がだんだん細くなりそのうち対向もできない道幅に・・・

曲がりくねった道はナビの地図では公園まで続いているものの、ほかに走る車もなく不安になってきた。どうしよう。

金御岳公園 公園・植物園

疑心暗鬼で恐る恐る進むと対向車がやってきて、たまたま退避場所があり（助かった）そこで運転手の女性に聞くと公園まで行けると言う。
どーにかたどり着いたけれど対向できない道は通りたくないのでグーグルナビに「不適切」と申告しておいた。ったく。

確かに眺めのいい公園で展望台に人が集まっていたが、反対側に普通に走れる道がちゃんとあったのだ。そりゃそうだ。

昼ご飯を食べて都城から222号線で日南方面へ向かった。

実は途中の小さな集落に母方の祖父母の家が残っていて、せっかくなので家の前で写真を撮ってきた。今は従弟が住んでいるが近く取り壊すことになったらしいので、最後に行くことができてラッキーだった。

街道沿いの飫肥城で休憩。35年くらい前に来たことがありその時もここで写真を撮った覚えが。

飫肥城跡 名所・史跡

門に続く道の入り口には存在感のある松が躍るように枝を広げていた。
なかなか素敵。

飫肥城下町は広い駐車場が整備され、武家屋敷通りや飫肥城跡、資料館をめぐる立派な観光地になっていた。35年の月日は長い。

飫肥城歴史資料館 美術館・博物館

海岸沿いのドライブをあきらめて峠を走り、少し高速道路も使って宮崎市内から青島のANAホリデイインリゾート宮崎へ。

高速を降りて調子よくバイパスを走っていたらスピード違反の取り締まりをやっていた。高速を降りたあとはスピード注意、気をつけよう。

ANAホリデイ・イン リゾート 宮崎 宿・ホテル

夜ご飯は歩いて近くの居酒屋へ。
ここはオーナーの手作りと言う立派な机や椅子が置かれている。
どうやって運んだのかと思うほどのド迫力のカウンターは必見だ。

鬼扇 グルメ・レストラン

料理はボリュームがあって美味しいし、お酒が安いのも嬉しい。

メヒカリのから揚げ。これだけでお腹ふくれちゃうよ。

あら煮を頼んだらすごい大皿が出てきた。後ろのメヒカリのお皿と比べると特大サイズだ。食べきれるのか・・・？

満腹になってほろ酔いのいい気分で海岸沿いを歩いて帰る。
ずーっと向こうに見えるのは宮崎市内の灯りだろうな～

翌朝も早くから海に入るサーファーたち。
私は温泉につかって目を覚ます。

ANAホリデイのお風呂は青島温泉のお湯で、お肌がしっとりすべすべになるので何度でも入りたいお風呂だ。

ビュッフェの朝食で目移りしていたらエッグベネディクト発見♪

今日こそは！と景観麗しい青島ゴルフ倶楽部へいざ参戦。
お天気は申し分ない。

青島ゴルフ倶楽部 ゴルフ場

スタミナ補給！とステーキを食べたけれど

こんな絶景に心躍るのもつかの間。へっぽこゴルファーは今日もたくさん球を叩いてきたのだった。やれやれ。

宮崎の最後の夜は市内のドーミーインにチェックイン。
そして行きつけの（まだ3回目だけど）居酒屋へ。

料理好きの女将がお任せで出してくれる料理はどれもおいしくて、ここへ来るだけで私は幸せな気持ちになる。

お酒もイロイロ、気分次第。
この日、釣り帰りの常連さんが持ち込んだ鯵のお刺身にありついた。
びっくりするくらい脂の乗った絶品の鯵だった。

宮崎に行くと必ず寄るお店に梯子をして、締めは釜揚げうどん。
ラーメンよりずっとあっさりしていて、柚子の効いたつゆでツルツルペロリと食べてしまう。

実は2軒目のお店で出前に取った餃子が本当に美味しかったのだけど、その時はまだ満腹で食べきれなかったのが今も心残り。宮崎は餃子が盛り上がっているらしいけど、あの餃子がまた食べたいなぁ～

最終日、この日もお天気は上々。噂に名高い宮崎県庁を訪問するが土曜日のため内部の見学はできなかった。残念。

宮崎県庁 名所・史跡

それでも敷地の中には立派な大樹がそびえ立ち、植物園のようによく手入れされていた。

生命力あふれる幹に圧倒される。
こんな巨木が県庁にあるなんてさすが南国だね。

飛行機の時間までまだ余裕があったので青島の宮交ボタニックガーデンへ。

ここは県立の植物園で温室には世界中の熱帯の植物が所狭しと植えられている。ボランティアガイドもいてとても無料とは思えない充実した施設だ。

青島亜熱帯植物園 公園・植物園

もともと熱帯植物に目がない私はガイドを聞いてもっと長く居たかったけど、夫がたいくつそうだったので一回りして温室を出た。

近くに有料駐車場はあるけれど、少し歩けば青島駅の前に無料の駐車場もある。
園内は広く海や青島神社も近くてのんびり過ごすのに最適な場所だ。

宮崎15:35発ANA346便はまあまあの搭乗率だった。週末だしね。

宮崎空港でカツサンドを食べて名古屋へ向かった。

宮崎の居酒屋で飲む焼酎は20度が多い。有名な霧島も本州で売られているのは25度で、九州の20度の霧島とは違うのだと言われた。

夫は安かったけど飫肥杉という焼酎が気にいったらしい。でも、こういうお酒はそこで飲むからよりいっそう美味しいのだ。お土産に買って家で飲むとあれっ？となったりする。

という訳で、また近いうちに美味しい飫肥杉と宮崎餃子を食べに行きたいなぁと思っている。おしまい。