2021/11/16 - 2021/11/16
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ペコちゃんさん
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日帰りバス旅行でミステリーツアーに参加しました。
行先は(?)・・・群馬県・沼田市と栃木県・足利市。
沼田ではリンゴ狩りと沼田公園の紅葉を楽しみ、沼田市内も散策。
足利では「あしかがフラワーパーク」でイルミネーションを満喫。
更に、ミステリーツアーならではのお土産がドッサリ!・・・海の幸の福袋( サンマの開き・アジの開き・ししゃも10尾・殻付ホタテ・サザエの5点セット)とフルーツ福袋(りんご・柿・みかんの3点セット)。
写真は、あしかがフラワーパークの色鮮やかなイルミネーション。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 読売旅行
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地元を9時5分に出発した観光バスは、関越道・高坂SAで最初の休憩・・・何となく沼田の予感がします。
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沼田ICの手前・片品川橋から見た西側の景色・・・紅葉が進んでいます。
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やっぱり観光バスは沼田ICで降りました・・・ということは、最初の立ち寄りは、観光バス定番の原田農園(?)
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当たりでした!
7月の桃の時期に来たこともあります。 -
リンゴのこの時期、何台も観光バスが並んでいます。
私達のバスは、一番手前の西武観光バス。 -
まだ11時過ぎですが、この2階で早目の昼食。
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2つのミニコンロで特選牛ステーキ(左)とホタテとあわび(右)の陶板焼き、そしてプリプリ甘海老は何と食べ放題!
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建物の周りには、真っ赤なリンゴがたわわに実っています。
昼夜の寒暖差が大きく、日照時間も長いので、リンゴ栽培に良好な条件が揃っている沼田市・・・リンゴの出荷量は青森・長野と続き、群馬県は7位ですが、沼田市とその周辺地域は、群馬一のリンゴ産地。 -
12時からはクッキーの詰め放題のサービス・・・皆さん、必死です。
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バスで少し移動して、お楽しみのリンゴ狩り。
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原田農園のリンゴ園で、30分間食べ放題!
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自分で採ったリンゴを係の女性が機械を使って手際よく剥いてくれますが、頑張って食べても3個が限度。
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原田農園を後にして「沼田公園」へ。
群馬県北部の沼田は四方を山に囲まれた盆地・・・三方に利根川・薄根川・片品川が流れ、川岸段丘が発達した片品川の先端部に、かつては沼田城がありました。
江戸時代、沼田城は廃城となり破却され、堀も埋められてしまったため、現在は石垣の一部が残っている程度で、本丸や二の丸などの跡が沼田公園となっています。 -
駐車場から入り口に進むと、見事なイチョウが・・・
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桜の名所の沼田公園は紅葉の名所でもあります。
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ツツジと紅葉のコラボ。
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大きな石に刻まれたのは『沼田の歌』・・・これは、昭和31年にNHKラジオで「ふるさとの町 沼田市を訪れて」という放送のため、西沢爽が作詞した歌で、著作権が沼田市に寄贈されたことを記念して、昭和56年に建立した歌碑です。
♪ 春の日を 惜しむ鐘の音 暮れのこる お城の桜 わが町を 美しといくたびおもう 山の上に 町の灯つゞき 山下に 駅の灯ともる ♪ -
歌碑の先から見下ろす沼田の街・・・真ん中辺りに沼田駅、その右側に利根川、正面の山は子持山・・・「沼田の歌」のイメージ通りの眺めです。
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1634年に鋳造された「城鐘(梵鐘)」は、1899年から「時鐘(ときのかね)」として沼田町役場で時を知らせ、1964年に市庁舎改築で鐘楼が取り壊されるまで、市民に親しまれていました。
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1983年に公園内に鐘楼が復元・・・梵鐘の実物は沼田市歴史資料館で保存・展示し、ここの鐘はレプリカですが、朝夕6時には時を告げています。
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「平八石」・・・真田昌幸がこの岩の上で、沼田平八郎景義の首実検をしたと伝わっています。
沼田氏12代・顕泰と側室の間に生まれた平八郎は、沼田氏内乱で会津へ逃れ、1581年に沼田氏再興の兵を起こしましたが、再興を目前に伯父の金子美濃守などの手によって殺害されました。 -
河岸段丘上の高所にある公園なので眺望が良く、谷川岳や武尊山、三峯山、戸神山などの山々も望めます。
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村上鬼城(1865~1938)の句碑・・・『 越後路へ をれまかる道や 秋の風 』
因幡鳥取藩士の長男として江戸藩邸に生まれた鬼城は、8歳の時、高崎に移住・・・正岡子規に教えを請うて俳句をたしなみ、「ホトトギス」同人となりました。 -
1532年頃、沼田氏により築かれた「沼田城」・・・北陸から関東への要衝の地であったことから、上杉氏・北条氏・武田氏など戦国大名による争奪戦が繰り広げられ、1580年に真田昌幸が入城して城郭を整備し、1590年に昌幸の長男信幸(之)が沼田領二万七千石の初代城主となり、1597年には五層の天守や三層の櫓を造営しました。
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沼田城はその後、91年間に亘り真田氏の居城となりましたが、1681年に5代・信利が江戸幕府に領地を没収され、翌年、幕府の命により完全に破却され、その後、天守が再建されることはありませんでした。
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公園中央のこの辺りが本丸跡。
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地中に埋まっていたこの石垣と石段は発掘調査で発見されましたが、ここには西櫓があったそうです。
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西櫓台跡には「御殿桜」と呼ばれるエドヒガンザクラがあり、毎年美しい花を咲かせます。(推定樹齢:約400年)
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2015年に建立された「真田信之・小松姫像」。
小松姫は徳川四天王・本多忠勝の娘で、徳川家康の養女となって信之のもとへ嫁ぎ、関ケ原の戦いで敵対することになった義父・真田昌幸と信繁(幸村)が沼田城に立ち寄った際に「たとえ父や弟でも今は敵」と追い返した、という逸話が残っています。 -
園内を彩る美しい紅葉。
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公園内の鳥舎にはクジャクなどが飼われています。
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かつて五層の天守閣が築かれていた場所には、沼田出身の戦没者を祀る「利根英霊殿」が奉られています。
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見事な紅葉が続きます。
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旧沼田藩士の子息・久米民之助(1861~1931)の胸像・・・実業界や政界で成功を収めた久米は、1916年に故郷への恩返しとして、私財を投じて荒れ果てていた沼田城址を購入して造営工事を行ない、1926年に沼田町に寄贈・・・これらの功績から、平成元年に沼田市名誉市民となりました。
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バスで沼田市内中心部へ移動し、添乗員さんから「まちなかマップ」と「食べあるき買物チケット」を受け取って市内散策へ・・・チケットは600円で110円券が6枚セットになったお得なチケットで、お土産の購入や入館料にも使えます。
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「天狗プラザ」の巨大な天狗面・・・平成11年に商工会議所青年部が発起人となって作られた大天狗面は、顔の長さ4.3m、幅2.3m、鼻の高さ2.9m。
この天狗面は毎年8月3日~5日に開催される沼田まつりで、女性だけが担ぐ天狗みこしとして、祭りに華を添えています。 -
天狗プラザの向かいはレトロな建物が並ぶ一角・・・左から「旧土岐家住宅洋館」「生方記念文庫」「「旧沼田貯蓄銀行」。
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「旧土岐家住宅洋館」・・・江戸中期以降、沼田藩主を務めた土岐家18代目当主・土岐章子爵が、1924年に東京・渋谷に建てた邸宅の洋館部。
当初は2階建の洋館に平屋の日本家屋がありましたが、日本家屋は昭和50年代前半に改築のため取り壊されました。 -
その後、取り壊しの話もありましたが、保存を願う家族と関係者の熱意で1990年に沼田公園に移築され、2020年に現在の場所に再移築されました。(延床面積:67坪)
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本町通り(北側)からの外観・・・建物の特徴は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ドイツを中心にヨーロッパで起こった新芸術運動「ユーゲント・シュティール(青春様式)」で造られていることです。
濃茶の下見板と黄色いドイツ壁のツートンカラーの外観で、屋根窓は「牛の目」と呼ばれる換気窓。 -
玄関脇の3連窓・・・窓枠にアーチ型の装飾が施されたドイツ風の様式。
早速「食べあるき買物チケット」を使って見学。 -
玄関ドアの上部には、半円形のアーチの中に、水ガメにもたれながら音楽を奏でる天使の彫刻。
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玄関ホールのステンドグラス・・・菱形のデザインがモダンな印象です。
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玄関の壁に飾られた額・・・昭和初期の政財界人及び軍人(右から高橋是清・犬養健・渋沢栄一・犬養毅・浜口雄幸・若槻禮次郎・東郷平八郎)を『竹林の七賢』になぞらえた彫刻で、顔には象牙が使われています。
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玄関広間に置かれた座像は、土岐頼稔(よりとし:1695~1744)・・・幕政で京都所司代や老中など要職を歴任し、1742年に3万5千石で沼田藩に入封・・・以後、129年間・12代に亘り土岐家が藩主を歴任します。
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テラスが続く1階の応接間・・・壁は赤茶色の漆喰で仕上げられ、3方向に窓があることから明るい陽射しが部屋いっぱいに広がっています。
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角に置かれたモダンな暖炉・・・その上に飾られているのは、この館を建てた土岐章子爵の写真。
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世間から “ パンの殿様 ” と呼ばれた土岐子爵・・・無類のパン好きとして知られ、東京帝国大学では発酵学を学び、その後勤めた会社でドイツに派遣され、さらに発酵学を深めました。
そのドイツで見た建物に影響を受け、ユーゲント・シュティール様式を取り入れた洋館を建てた訳です。 -
応接間の隣は和室・・・床の間と床脇、書院窓を備えた座敷で、親しい客人はこの座敷へ通していたのでしょう。
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2階への階段はシンプルな造りですが、親柱には葡萄をモチーフにした彫刻が施されています。
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2階は簡素な造りの洋室(土岐章子爵の書斎)と、隣接するサンルーム風の部屋。
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洋間には真っ白いレースのカーテンがかかり、とても美しく光を通します。
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洋間から廊下を進むと、2階座敷の手前にある「次の間」。
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土岐家住宅が旧大名家であることを示すのが2階の座敷・・・次の間と上段の間を備え、和室には床の間があり、旧沼田藩関係の来客用に使われました。
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続いて隣の「生方記念文庫」もチケットで入館・・・ここには、沼田市名誉市民の歌人・生方たつゑ(1904~2000)の詩歌関係書や、たつゑの夫で沼田町長を務めた生方誠氏の洋書が所蔵されています。
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階段を上った2階が展示室・・・生方たつゑは戦後の女流歌人の第一人者で、1986年に開館した生方記念文庫は、本人の意志により1993年に沼田市へ寄贈されました。
” 冬やまの 痩せたる襞に おきわたす 根雪の光 きびしこの国 ” ・・・沼田公園にある歌碑より。 -
養蚕が盛んだった群馬県を中心に、鼠から蚕を守る魔除けとして信仰された「新田猫絵」・・・NHK大河ドラマ「青天を衝け」でも「中の家」の床の間に猫絵の掛け軸が飾られていました。
江戸時代に新田郡下田嶋村(現・太田市下田島町)に屋敷を構えた新田氏の当主が4代にわたり新田猫絵を描きましたが、この絵は19代目・徳純(よしずみ)が描いたもの。 -
生方記念文庫の右隣が「旧沼田貯蓄銀行」・・・1898年に開業した沼田貯蓄銀行が1908年頃に建てた建物で、老朽化のため2012年に解体し、2016年に現在地に移築復原しました。
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1934年まで現役店舗だった店内の1階は、手前が営業室、奥には畳敷きの事務室、2階は店長室と和洋折衷の大広間になっています。
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3棟の裏手にある「旧日本基督教団沼田教会」・・・1914年に建てられ、2016年に沼田市へ寄贈された後、解体・修理を行い、2020年に現在地に再移築しました。
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中心地の観光スポットを見学した後、チケットがまだ残っているので、洋菓子工房「樫の木」へ・・・ここは、作家の吉本ばななさんをはじめ、多くの芸能人や著名人が絶賛する大人気のバウムクーヘンの店です。
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店内はバウムクーヘンを焼く良い香り・・・ショーケースには、焼きたてのバウムクーヘンをはじめ、様々な洋菓子が並んでいます。
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チケット3枚で手作りの深い味わいのバウムクーヘン2個と交換・・・美味でした。
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駐車場に戻る途中、明治32年創業の「荒木屋」へ・・・看板商品は栗ようかんですが、沼田市の花である桔梗の花をかたどった「桔梗もなか」を買って食べました。
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散策を終え、沼田の街をバスで走っていると、谷川岳がよく見えました。
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沼田ICから関越道の高崎JCTまで戻り、北関東自動車道に入って太田強戸PAで小休止し、足利に向かいます。
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17時前に「あしかがフラワーパーク」に到着・・・藤の花の時に来たことはありますが、イルミネーションは初めてなので楽しみです。
2002年に6万球から始まったイベントは、今年で20回目・・・夜になると約500万球の美しい光の花が園内を彩ります。 -
検温と手の消毒をして正面ゲートから入園・・・10月16日~2月14日まで「光の花の庭~フラワーファンタジー2021~」が開催されています。
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園内に入ると、そこは光と花の世界・・・さっぽろホワイトイルミネーション、 ハウステンボス光の王国とともに「日本三大イルミネーション」に認定され、夜景観光士が選ぶイルミネーションランキングでは6年連続で全国1位を受賞しています。
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目の前には大きな「レインボーマジック」・・・未来へと続く、夢と希望のかけ橋となる魔法がかかった虹のイルミネーション。
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水辺を華やかに彩る「光の睡蓮」・・・まるで花の妖精達が集まった様な幻想的な世界。
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「光のバラ園」・・・本物のバラとイルミネーションのバラのコラボ。
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高さ25mの「イルミネーションタワー」。
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あしかがフラワーパークは「花のテーマパーク」なので、多くのイルミネーションも「花」がモチーフ。
これは、本物のパンジーの間に光り輝く水仙。 -
「光のふじのはな物語」・・・1本の大藤に4色の光が音楽と共に移り変わっていきます。
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すべての木々も光で輝いています。
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イルミネーションタワーの色も次々に変わります。
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「奇跡の大藤」の輝き。
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山の斜面を利用して作られた光の壁画「スノーワールド」・・・冬の雪山に静かに佇む教会の周りに、サンタクロースの物語とオーロラの世界が美しく輝きます。
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2017年に登場以来、絶大な人気を誇る「フラワーキャッスル」・・・花と光に彩られた幻想的な城です。
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城の中や2階のバルコニーから写真もOK。
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城の前には、次々と色が変わる35,000本の花畑が広がり、城壁と共にメルヘンチックな城を鮮やかに彩ります。
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日本の四季「こころの故郷」・・・次々と変わる古き良き故郷の情景を、光と音楽で演出。
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「光のピラミッド」・・・水鏡に映るシンメトリーが神秘的!
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光のピラミッドと白藤のコラボ。
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きばな藤のトンネル。
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圧倒的なスケールと幻想的な美しさの「奇跡の大藤」。
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水面に浮かぶ妖艶な花。
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「うす紅橋」の藤。
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よく見ると、うす紅藤の花弁を細部まで再現・・・製作者の拘りを感じます。
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水辺に造られた「水上花壇」・・・イルミネーションとは違った、優美な灯りと花の世界。
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「奇跡の大藤」・・・まるで春の藤を見るかのように、大藤の咲き始めから満開、そして舞い散るまでを見事に表現した、見応え十分の「光のショー」。
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空を飛ぶサンタさん・・・メルヘンの世界です。
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「みんなの地球」・・・青く丸い地球と賑やかな動物たちが可愛らしいイルミネーション・・・水面にも映る幻想的な空間演出が素晴らしい!
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押すスイッチで色が変わるバラのイルミネーション。
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「光の花手水」。
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これは、上空から見た園内の全景。
沼田の散策とあしかがフラワーパークのイルミネーションで、秋の1日を楽しみました。
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