四万ブルーと温泉を堪能しちょっとだけ現代アートも楽しんだ家族旅行

2021/11/06 - 2021/11/07

2週間前に孫たちとの初めてのファミリーキャンプで訪れた群馬の丸沼高原
群馬の魅力をその時に改めて知って、群馬県のいいじゃない・・・
そんな印象を改めて持った我が家では、2週間後に前から行ってみたかった四万温泉に再び、息子たち家族と一緒に旅をしました。
息子家族は埼玉の和光に住んでいるため、今回も現地集合、現地解散の車を使っての旅。
コロナの緊急事態宣言も解除になり、高速道路も大渋滞するようになり、前回のキャンプでは帰り行きも帰りも4時間かかってしまい、今回は2日目は早めに切り上げ夕方には家に帰ることができました。
ここ数年一人旅が定着してしまった私ですが、改めて家族で温泉もいいもんだ、そうあらためて思った旅でした。

エリア 四万温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

コロナの関係で家族で旅することが久しくなく、ここ２年間一人旅ばかりでしたが２週間前に息子ファミリーと群馬の丸沼高原にキャンプに出掛け家族旅行もいいもんだなあ・・・
そう思って２週間後に前から行きたかった四万温泉に再び息子ファミリー出かけました。でも、現地集合現地解散のため今回もかみさんと二人でドライブ。

中之条町歴史と民俗の博物館ミュゼ 美術館・博物館

最初に立ち寄ったのは中之条
中之条では国際現代芸術祭のビエンナーレが開催中で街のあちこちで現代アートを見ることができます。
こちらの建物は、今から136年前の明治18年に開校された擬洋風建築の旧吾妻第三小学校の校舎をリノベーションした、中之条町歴史と民族の博物館「ミュゼ」。

１５００円のチケットを買えば町のあちこちの会場で開催されている現代アートをすべて見ることができるのですが、チケットがなくても屋外展示された作品を見ることができます。

こちらは車で10分ほどのところにあった道の駅霊山たけやま
岩山に向かって伸びる2本のケーブルに連なっているのもアート作品のようです。

道の駅 霊山たけやま 道の駅

かやぶき屋根のおいしそうなお蕎麦屋さんがありましたが１０数組待ちなので諦めました。

そば処 けやき グルメ・レストラン

蕎麦屋の向かいにある東屋もこんなにアートされています。

5月になるとこのケーブルには鯉のぼりが泳いだりしているようです。

四万温泉に向かう国道沿いを流れる四万川。

四万の甌穴 自然・景勝地

こちらは天然記念物に指定された「四万の甌穴群」。

ポットホールとも呼ばれる甌穴は、水の流れが渦巻き状になる川底のくぼみに石や砂が入り、それが水流の力で回転し、長い年月をかけて侵食してできた円形の穴です。
甌穴の周辺では見事な紅葉を見ることができました。

四万温泉の四万川の橋を渡って、千と千尋の神隠しのモデルになった温泉旅館の積善館に向かう途中に、お店の前に着物姿のおたふく顔の人形のあるお店があります。

高田屋菓子舗 グルメ・レストラン

温泉街には温泉饅頭のお店が何軒かありましたが、その中のひとつがこちらの高田屋菓子舗
箱入りとバラ売りがあって家族の人数分買いましたが1個100円でこしあんの入った温泉饅頭美味しかったです。

ランチは積善館の入口にあるこちらの薬膳粥の向新で。

薬膳や向新 グルメ・レストラン

かみさんは参鶏湯粥

私はと薬膳肉みそ黒米粥を食べましたが、満席で混んでいたせいかおかゆが出てくるまで30分以上かかって出てきたものは全然アツアツでなくぬるい状態。

温めなおしをお願いするとサービスで薬膳プリンを出してもらえました。
お店の雰囲気も良く味も美味しかったので、混んでなければ普通に美味しいお粥を出してもらえそうです。

今日の目的はこちらの積善館でお風呂に入ること
本当はここに泊まりたかったのですが満室で泊まることができず、せめてお風呂だけでもということできましたが、コロナの感染防止のため入浴人数制限中で１５分程待ちました。

四万温泉 積善館 宿・ホテル

こちらは資料室

こちらが浴室

小さな浴槽が５つと蒸し風呂が２つ
浴槽は小さいので一人用
蒸し風呂も一人用でした。
テルマエロマエに出てきそうなお風呂
いい湯でした。

一度今夜の宿　ホテル伊藤園四万にチェックインしてから四万ブルーを見たくて奥四万湖へ
夕方なので鮮やかなブルーには見えないですね。
明日また来るようだなあ
湖の周りの周回する道路があるので取り合えず一周します。

奥四万湖 自然・景勝地

一番奥にあったしゃくなげの滝

こちらは四万温泉発祥の湯
御夢想の湯
コロナの影響で利用時間の規制されていてもう閉まっていました。

御夢想の湯 温泉

四万温泉の一番奥にある日向見温泉に、国の重要文化財に指定されている茅葺き屋根のこじんまりした薬師堂があります。

四万温泉 ひなたみ館 宿・ホテル

お堂の中はこんな感じ

隣には先程の御夢想の湯があります。

今から430年ほど前の室町時代に領主「真田信幸」の武運長久を祈願して建立されたお堂なんだそうです。

四万温泉は3つのエリアに温泉のエリアが分かれていますが、小泉の滝は一番奥の新湯から日向見に向かう、ゆずりは地区の四万川の道路沿いにあります。
落差は６ｍと小さな滝ですが滝壺そ場まで行けないので道路沿いの滝見台から遠目に眺めるだけです。

四万温泉の小泉の滝の少し先の道路沿いに、見落としてしまうほど小さな「大泉の滝」の看板があり階段で四万川の滝の近くに下りることができます。
小泉の滝よりも落差の少ない小さな滝ですが、滝つぼは四万ブルーのエメラルドグリーンの水をたたえ、周囲の岩や木々の緑と調和され、素晴らしい景色の中でマイナスイオンを浴びながら滝を眺めることができます。

息子たち家族と2世帯の大人数の旅なので今回は宿はリーズナブルな伊藤園ホテル四万。
緊急事態宣言が解除直後の予約だったため、ネットで申し込んでいる最中に禁煙の部屋がなか満室になってしまい一部屋だけ喫煙部屋になってしまいました。
この喫煙部屋は別棟の一番奥の木造の3号館で床はミシミシ音がしてて、壁のクロスは継ぎ接ぎでだらけ、建具はシミだらけで最悪でした。
息子たちの部屋は2部屋あってまだきれいでした。
同じ宿泊料でかなりの格差
料金が2食付きで1万円を切った設定なのであまり文句も言えませんね。
予約の際は禁煙ルーム指定したほうがいいです。

伊東園ホテル四万 宿・ホテル

食事は夕食も朝食もブッフェスタイルで夜はアルコールもフリードリンクになっていました。

お風呂は夜と朝男女入れ替え制で露天風呂もあってまあまあでした。
四万温泉の温泉街から離れた一番奥の日向見地区にあって、四万ブルーの奥四万湖のダムまで歩ける場所にありました。

翌朝私たち夫婦だけで早朝ドライブ
早朝の四万ブルーを見に奥四万湖へ

奥四万湖の外周をぐるり回る一方通行の道路が巡っていて奥の展望台から見るダム方向の景色

ダムの真下には公園があってダムを真下から見上げるとこんな感じ
まるでヨーロッパの城壁のようです。

四万川ダム 自然・景勝地

紅葉も見事でした。

四万温泉は3つに分かれた温泉の総称になっていますが、温泉街には無料で入浴できる共同浴場や足湯や飲泉所があちこちに点在しています。

ゆずりは飲泉所 名所・史跡

日向見地区の国民宿舎四万ゆずりは荘の目の前にある八角形の建物のゆずりは飲泉所は、足湯と飲泉の2つ同時の癒しを楽しむことができます。

中之条ビエンナーレが開催中で飲泉所もアート作品が展示されていてなかなかいい感じでした。

ホテルに戻るとちょうど朝食の始まる時間
朝食もブッフェです

チェックアウトまでのわずかな時間で昨日終わってしまい入ることの出来なかった御夢想の湯へ
ここは四万温泉発祥の伝説の湯。
言い伝えによると源頼光の家臣、碓氷貞光が読経に明け暮れ得ていた時に夢枕に童子が現われ四万の病を治す霊泉を授けられたという伝説の湯です。
お風呂に入れるのは朝の9時から3時まで。
それ以外の時間はカギがかかっていて入れません。

平成の半ばに建て替えられた建物はきれいでお風呂もきれいでした。
石をくりぬいた浴槽は大人一人しか入れないため、待たないとすんなり入ることは難しそうです。
日向見温泉街の一番奥にあり目の前に10台ほど停められる駐車場もあるので車で行っても大丈夫です。

道の駅霊山竹山の向かいにある親都神社

親都神社 寺・神社・教会

あこちらにもビエンナーレの大型のアート作品がありました

帰り道にあったこちらの蔵はミヤマワイン蔵元直売所

ミヤマワイン蔵元直売所 グルメ・レストラン

ワインをお土産に1本購入しましたが、地ワインだとばかり思っていたらなんと輸入ワインでした。がっかり

２週間前に丸沼高原でキャンプしたときは関越の大渋滞にはまってしまい、今回は早めに帰ったので途中サービスエリアでラーメンを食べて帰りました。

家に着いたのは６時半過ぎ
ここのところずっと一人旅ばかりでしたが、たまには家族旅行もいいもんですね。
これからは年に２回くらいは孫たちと旅をするのもいいですね。