九州２県で美味しいもの巡りの家族旅行　2021.11 ～後編～

2021/11/22 - 2021/11/22

毎年恒例・家族温泉旅行、今年の舞台は九州　福岡県＆大分県です。

11月20日（土）　大阪→福岡（フライト移動）、博多プチ観光（博多泊）
11月21日（日）　柳川観光の後ＪＲ移動　博多→別府（別府伯）
11月22日（月）　臼杵観光の後 大分空港に移動、大分→大阪帰着

車椅子を押しながらの２泊３日・短期決戦は、どうなることやら・・・？

エリア 臼杵・津久見(大分)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: タクシー JALグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

１１月２２日（月）　　３日目

前編：福岡編からの続きは、ホテル白菊の朝ごはんから始まります。
朝５時に目覚まし時計をかけて起床、別府のお湯で朝風呂、ふぅぅ極楽～(#^^#)

本日の朝食は洋食スタイル。
母親の分と合わせて２人分の食事をビュッフェの行列に並ぶので、朝からけっこう大変なのです。

で、自分へのご褒美は「朝からスイーツ」。
血糖値？　体脂肪？　そんなのガン無視～。

ホテルをチェックアウトしフロントでタクシーを呼んでもらい、ＪＲ別府駅に向かいます。

ここが一番の難所になる大分・臼杵観光。

最初は大分空港にほど近い宇佐神宮観光を計画したものの、地方路線の駅舎は御多分にもれず高架式の階段のみで　エレベーター無し。
宇佐駅が駄目なら近くの駅でも・・・と調べたものの、宇佐神宮までの移動手段に難がありこれも没。

あれこれ調べるうちに、臼杵石仏の最寄り駅・臼杵駅は高架式階段で×だけど　その隣の上臼杵駅は単線で階段無しで駅の乗降が可能だとわかり、臼杵観光に方向チェンジ。

ＪＲ九州のＨＰから　バリアフリーサポートセンターの電話番号を見つけて早速お電話、鉄道の利用日時を連絡してＯＫを貰いました。

こちらが　臼杵市観光協会で紹介しているタクシープランになります。

ＪＲ別府発 08:52→上臼杵着 10:00

上記パンフの富士タクシーさんには１週間前に電話予約をして、上臼杵駅１０時～２時間コースでお願いしました。

上臼杵駅で待っていたタクシーに乗り込み、臼杵観光の始まりです。

そぼ降る雨の中、最初に臼杵石仏に向かいます。

臼杵石仏の入場券売り場に併設されている休憩所で　母親は待機。
この人、いい年こいて社寺仏閣や仏像には　てんで興味が無いんですよね（溜め息）。
ここには多目的トイレ（我が家の場合は健全な利用ですよ、健全っ！）も有るので、車椅子利用の方も安心して利用できます。

臼杵石仏はそれぞれがまとまって林の中に点在していて、パンフレットによると「１周り８００メートル・所要時間約３０分」とあります。

小高い坂を登るにはスロープと階段が混在していて、スロープで移動できるエリアは限られています。
それと残念ながら、石仏を間近で見学するには階段を５～６段登る必要があり、車椅子ユーザーの方が石仏を拝見するのは少し難しいかと思います。

我が家の母親は後で私の撮った写真を見て、「昔の人は偉いなぁー」と　それなりに感心していました。

チケット売り場で頂いた案内パンフの道順に沿って、ホキ石仏第２群から始まる石仏群を拝見します。
パンフによると「ホキ」とは、「崖険（がけ）」という意味の地名だそうです。

　

　

　

　

　

　

　

階段を登り、ホキ石仏第１群まで歩きます。

こちらの阿弥陀三尊像は、現在修復中です。

紅葉が見ごろとなり、石仏に紅色を手向けているようです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

雨も小雨に変わり、のどかな田園の景色が目に入ります。

　

　

　

石仏をゆっくり心ゆくまで拝見し、母親が待つ休憩所に戻ります。
１人で留守番する母を気遣って、運転手さんが話し相手になっていてくださいました。

これでタクシー２時間コースの中、１時間２０分ほどが終了。
臼杵市内に戻る頃には雨も止み、江戸時代から続くお屋敷と寺院が軒を連ねる街並みの　二王座の道を見て歩きます。

ちなみに母親はタクシーの車内でお留守番 (^^;)

　

　

　

これでタクシー２時間コースの観光プランは終了です。
運転手さんに色々とお話を伺って、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございました。

臼杵市観光プラザでタクシーを降ろして貰い、母親を観光プラザに残して（又かよっ・汗）１人で臼杵城址を見て回ります。

臼杵城は戦国時代のキリシタン大名として有名な 大友宗麟（大友義鎮の法名）が、府内城（大分市）から一時期　本拠地を移して築城したものです。

隣国の毛利氏との争いや、キリスト教への改宗による家臣団の造反等に備えるため、三方を海に囲まれ天然の要害となるこの地に築城したと伝えられています。

　

　

　

　

　

臼杵城もほかの城と同様に天守や本丸は破壊され、城壁や石垣で往時の姿を偲ぶのみです。

　

　

　

　

大友義鎮。

戦国大名の世継ぎとして生まれて戦乱に明け暮れ、一度は禅宗の教えのもとで出家し宗麟を名乗るも、布教のため来日したキリスト教宣教師の教えに従ってキリスト教に改宗、ドン・フランシスコの洗礼名を受けた人物です。

キリスト教の教えと共に日本に上陸したのが、火縄銃や大砲などの最新鋭の武器でした。
それらの最新鋭武器により、日本の戦国時代は終わりを告げます。
当時の大砲が復元され、宗麟の銅板の隣にあり臼杵市内を見下ろしています。

　

　

　

　

　

　

これにて臼杵市内観光は終了、前もって予約していた河豚料理の名店「山田屋」さんに向かいます。

河豚好きな大阪府民の私達、嬉し楽しの河豚ランチの始まりです♪

関東では　ふぐ刺し、と呼ばれていますが、大阪府民は「てっさ」と言います。
ぬっふっふ、てっさが１人１皿あるので、母娘で醜い「てっさ戦争」をすることもなく、Myお皿のてっさを堪能します。

あ～　めちゃめちゃ美味しいじょ～！

お次は河豚の唐揚げ、いやー本当に美味しいです。

関東では　河豚ちり、かんさいでは「てっちり」と呼ばれる河豚のお鍋。
てっさ・てっちりの語源ですが、フグは強烈な毒をもっているので江戸時代は何度か禁止令が出ていました。
それでも河豚を食べたい大坂商人たちは「あたると死んでしまう」＝「鉄砲」の意味の隠語をつくり、こっそりと河豚を食していたことがその語源だそうな。

コラーゲンがすごい～　トゥルトゥルですわ～(#^^#)

てっちりの華は雑炊。
葱が苦手な私は　葱を抜いて頂いております。

この雑炊が過去最高の美味しさでした！

最後は柿のゼリー寄せ、ご馳走さまでした。
本当に美味しかったです！！！

お会計でタクシーをお願いして、また上臼杵駅に戻ります。
ＪＲ職員さんが予め待っていて下さっていて、スムーズに乗車することが出来ました。
ありがとうございました。

木造駅舎の中には千羽鶴、コロナ終息を願っての鶴でしょうか？

ＪＲ上臼杵発 14:43→ＪＲ大分着 15:22、大分駅から空港行きバスに乗り、大分空港に向かいます。

ＪＡＬ２３６６便　　大分空港発 18:45→伊丹空港着 19:55

これで私達の温泉旅行は終了です。
車椅子ユーザーの母親連れで、航空会社・鉄道会社・バス、タクシーをはじめ各方面の皆様の親切に助けられての旅行でした。

下の画像は今回のお土産一式です。
みなさま、旅行記を見てくださって有難うございました。