みなかみの温泉で最高級クラスを誇る温泉宿「別邸　仙寿庵」宿泊＆諏訪峡紅葉巡りの旅～

2021/11/11 - 2021/11/12

こんばんはお久しぶりです。長期化してしまったコロナ渦によるストレスが深刻になっており、余儀なく休職することになってしまいました。そのため10月からのここ1月は旅行行く気力も、旅行記を書く気力もない状態となり放置状態となりました。11月中旬に入り、漸く気持ちが回復してきたので今回より旅行記投稿を徐々に再開。今回は一度泊まってみたかった、みなかみにある温泉でも最高級クラスに君臨する温泉宿「別邸　仙寿庵」への宿泊が叶ったのでそれの旅行記をご紹介します。
訪問時は紅葉も楽しむことができる季節でもあり、優雅な仙寿庵の中でまったり過ごしたり、みなかみにある綺麗な紅葉や景色にとにかく癒されたのでした。それでは出発～

エリア 谷川温泉・湯桧曽温泉(群馬)

★9：00
旅の出発はいつもの如く八高線で移動。

JR八高線 乗り物

順調に上越線へ進んで、まっすぐみなかみを目指します。

JR上越線 乗り物

今日の上牧駅の様子。良い天気ですが、ちょっと雲が多いかな？

上牧駅 駅

そして水上駅手前で諏訪峡脇を通過。いやいや良い色しますね～。こりゃ紅葉にも期待大。

諏訪峡 自然・景勝地

★11：30
水上駅に到着…すると上越線には見慣れない、青色の電車が停車中！？

水上駅 駅

こちらは相模線に投入予定の新型車両「E131系」の甲種輸送だったのです。どおりで沿線の撮影地にjrの車を停めて閉鎖していたり、揉めてるシーンを見かけた訳です。
電車のデザインはダサくなるし、撮影環境も厳しくなる一方で、どんどん撮り鉄から遠ざかってしまいそう。

水上駅 駅

ということでそろそろ出発しそうだったE131の撮影は駅構内に留めて、予定通り駅から歩いて移動開始。

駅から歩いて10分程度の利根川対岸にあるレストラン「亜詩麻」さんに入店します。

カフェレストラン亜詩麻 グルメ・レストラン

焼きカレーが名物なお店ですが、残念ながら私はカレーが苦手…なのでここに来るときはチキンオーブン焼きか、ピザなどを頼むわけ。でもこちらのチーズチキンオーブン焼きはライス付きで1600円位しますが、トマト味とチーズの組み合わせが絶妙でとても美味しく、何度もここを訪れています。

カフェレストラン亜詩麻 グルメ・レストラン

食後は水上駅から宿の送迎に乗っていても良かったのですが、せっかく紅葉が綺麗なので歩いていくことに。

見ごろを迎えて綺麗に色づいた紅葉の数々。秋のみなかみ一番の楽しみです。

谷川温泉にある多くの宿へ向かうには、ここ右側に続く県道を行くのですが…今回泊まる宿への道は左の下り坂を進みます。

こちら側にある宿は今宵泊まる宿だけなので、特別感が漂いますねぇ。

そんな道をしばらく進むと、視界が開けて宿の敷地に到着です。

広大な敷地を持つこちらの温泉宿は、私お気に入りの「みなかみ」でも最高級レベルの豪華さを誇る宿「別邸　仙寿庵」さん。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

入口もこの通りで、この地点で普通の宿とは一線を画している雰囲気が半端ないです。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

チェックイン手続きは、谷川岳を背後に見ることができる、中庭ビューのロビーでのんびりと。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

お茶菓子を頂きながら至福のひと時を過ごしていると、部屋に案内されます。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

今回泊まった部屋は2階の202号室・「和室B」と呼ばれる12畳の仙寿庵で一番安い部屋です。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

ですが雰囲気は落ち着いているし、広さも十分。高級宿らしい設備に満足できる部屋そのものです。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

洗面所・トイレは先日宿泊した伊香保の超高級宿「諧暢楼」と同じく2つ設けられていました。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

そしてトイレは「アプリコットのF1」。便器洗浄もリモコンではなく手動ということで、高級宿としてはちょっと物足りない気もあります。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

お次はいよいよ部屋温泉へ。手前にシャワールームがあって、体はここで洗うことができます。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

そして部屋の脇に設けられた露天風呂。雰囲気はまずまずといったところで、訪問時はやや湯加減が熱めでした。その為何度か加水して入ることもあり、ちょっと残念かも。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

部屋の入口にはコーヒーマシンや、牛乳等のフリードリンク（冷蔵庫に入っているものは有料）がありました。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

お茶はティーパックでなく茶葉で淹れるものだったので、味も良し。部屋に準備されてあった和の総菜（内容忘れました）と一緒に頂きました。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

その後は仙寿庵のトレードマークである、カーブを描く開放的な廊下に行ってみました。この脇には夕食時間を挟んで入れ替えになる大浴場があり、左手の方は寝湯メイン、右手の方は谷川ビューの露天風呂といった雰囲気でした。湯加減も良くてなかなか良かったです。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

ロビーの奥からは外に出る扉があり、中にアクセスできます。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

そこには開放的な庭にとどまらず、足湯ならぬ「手湯」なるものもありました。試しに手を付けてみましたが、なかなか気持ちよかったです。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

手湯の脇にある建物では、リンゴやヨーグルトなどのフリーサービスも。（忘れて利用しませんでしたが）

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

そして15時からは廊下奥の非常口から出た場所（中庭とは別の場所）にある図書室で、コーヒーサービスがあるとのことで行ってみました。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

広大な敷地でゆったり寛ぐことができる、仙寿庵の各サービス。自然豊かな「みなかみ」の良さを存分に活かしているように見受けられ、まさに「大人の癒しどころ」といったところでしょう。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

★17：30
そして夕食の時間になりました。すっかり日が暮れ、月も見えた廊下はオレンジの明かりが輝き良いムードに変化していました。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

今回通された個室は、入るときにかがんで入るという、一風変わった雰囲気の部屋。ですがこれには、「廊下を通る人々と目が合わない」といったメリットもあるわけ。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

料理はコース形式で登場する和食料理。量はほどほどなので、お酒を頼んでも丁度よいレベルです。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

こちらは群馬の名物「ギンヒカリ」も入ったお刺身。これは夕食で一番美味しかったかも。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

揚げ物は登場しなかったので、ぺろりと平らげられた料理の数々。説明もわかりやすく、周りを気にしない個室食なので2時間ほどかけてゆっくり堪能。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

こちらは上州牛の鍋物。肉の霜降り具合が抜群で、ギンヒカリに続いて美味しかったです。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

食事は炊き込みご飯とすいとんのようなものが入った汁物。量はあまりありませんが、ここに泊まる客層を思えば、これで十分なのではないでしょうか。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

締めのデザートまで、じっくりのんびり堪能させて頂きだ大満足でした。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

★20：00
食後は部屋に戻って一息ついた後、再び中庭に行ってみました。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

そう。この日は月がよく見えていたということで、夜の自然の芸術「星空」を見に来たわけ。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

自然豊かなみなかみ町には、星空が良く見える場所がたくさんあります。それを宿にいながら楽しむことができる、仙寿庵の中庭。ここにもみなかみの良さが出ていると感じるポイントです。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

夕食中の布団セッティングの間に、部屋には冷たいミカンとおこわが準備されます。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

おこわはタイマーまでセットされている調理器とともに置いてある為、スイッチを入れるだけでアツアツが頂けます。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

秋が深まるこの時期。みかんがおいしい季節ですねぇ。その後は部屋に籠ってのんびり過ごし、温泉も楽しんで就寝したのでした。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

★8：30
翌朝の朝食も、夕食時と同じ個室で頂きます。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

内容はちょっと寂しさもあり、もうちょっと量があっても良い気もします。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

ご飯は水神のブランド米、「水月夜」が頂けるということで1杯目に玄米、2杯目には白米をチョイス。ただ以前食べて超絶美味しかった「水上山荘」の釜炊き米を知っているとねぇ…という感じなので、食事を重視される方にはここ仙寿庵はお勧めできません。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

ですが部屋や館内の設備の雰囲気はとても素敵で、リラックスして過ごせる感じなので、「宿内の雰囲気を楽しむ・とにかくのんびり過ごしたい」といった方には最高の宿だと思います。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

★11：20
復路は宿に着いた際に停車していた送迎車「アルファード」が気になったので送迎を頼んで水上駅へ。静かな走行音で快適でしたが、高級宿に泊まる際はこういった送迎車のグレードにも注目です。

別邸 仙寿庵 宿・ホテル

その後は歩いて紅葉狩りに行くことに。ちょうどやってきた211系を撮影するも、車と重なり顔を撮ることができませんでした…

水上駅 駅

しかし今日は当初の予想に反し、思っていたより雲が多くてひんやり…青空と紅葉の下でのピクニックを楽しむ予定だったのでこれは誤算。

★12：00
ですが朝ごはんの量がそれなりにあったので普通の食事は厳しい…取りあえず道の駅近くのスーパー「サンモール」でマグロ丼を購入し、道の駅脇のベンチで食べて昼食に。

清流公園 公園・植物園

その後は諏訪峡を歩いて銚子橋方面へ抜け、バスで南下する作戦に出ることに。

清流公園 公園・植物園

諏訪経大橋の下にある小さな橋、笹笛橋を渡り、諏訪峡遊歩道へ進みます。

清流公園 公園・植物園

そしたらこの諏訪峡が、丁度もみじのトンネルになっていてとても綺麗…

諏訪峡 自然・景勝地

ついつい足を止めてカメラを向けたくなってしまう景色のオンパレードですねぇ。

諏訪峡 自然・景勝地

階段を上がったあたりが「もみじ峡」と呼ばれるもみじの名所。この辺りが一番紅葉が綺麗でした。

諏訪峡 自然・景勝地

東屋のある休憩スペースまで行ってみました。ここまで来ると利根川の清流も見ることができます。

諏訪峡 自然・景勝地

赤とオレンジ、緑色のコントラストが美しい、諏訪峡の見事な紅葉。

諏訪峡 自然・景勝地

川から出るマイナスイオンもたっぷりで、後閑で癒されますね。

諏訪峡 自然・景勝地

もみじ峡を抜けると、いったん坂道を下り利根川が見渡せる場所へ。

諏訪峡 自然・景勝地

それの突き当りにある「見晴」から先は急峻な渓谷を通る狭い道になり、通行止めになることもあります。足元も良くなく、ゆっくり進みます。

諏訪峡 自然・景勝地

紅葉の景色に時間を取られ、予定していたバスの発車時間ギリギリに諏訪峡遊歩道出口にある銚子橋に到着。

諏訪峡 自然・景勝地

★12：56
何とか間に合い上毛高原行バスに乗車。晴天を求めて南を目指したのでした。

★13：20
バスに揺られること暫し。上毛高原駅の下にある道の駅「矢瀬遺跡」に到着。

矢瀬親水公園 公園・植物園

11月も中旬ということで、みなかみでも一番温暖な地域であるこのあたりが一番紅葉が見ごろになっていました。

矢瀬親水公園 公園・植物園

売店で打ってたリンゴジュースを頂き一息。しかしながら今日はこの辺でも雲が多くて微妙な天気…

矢瀬親水公園 公園・植物園

その為少し休んだ後に再び出発。

矢瀬親水公園 公園・植物園

道の駅南側に続く道路に植えられた木々は、見事な紅葉でとっても綺麗に。

矢瀬親水公園 公園・植物園

この道は現在利根商高校にぶつかった場所で行き止まりになっているのですが、現在延伸工事が行われているようでした。

矢瀬親水公園 公園・植物園

今はまだここから右に行かなくてはなりませんが、道路開通の暁には後閑駅の近くにある月夜野橋の近くまで一気に行けるようになります。川向の県道でも行けるのですが、こちらの方が良い道なので。

★14：00
その後は新幹線高架下にある黒岩八景を見学していこうかとも思いましたが、この界隈に休憩できる店が一切ないこと、14時台の電車を逃すと1時間半も電車がないことから断念。後閑駅に直接向かったのでした。

ということで予定より早い電車で高崎方面へ。

岩本駅 駅

傾き始めた太陽の日差しが、上越線の長閑な景色を綺麗に照らしていました。

棚下の不動滝 自然・景勝地

渋川までで利根川沿いの渓谷を抜けて、後は平野地帯をスピードを上げて快走。高崎の市街地まではあっという間です。

棚下の不動滝 自然・景勝地

★15：20
今日はバスの予約があり、このまま高崎に行ってしまっても早く着きすぎるだけ。なので1駅手前の問屋町で下車し、近くにあるデニーズへ。

高崎問屋町駅 駅

なぜこんな場所のデニーズに来たかって？高崎駅の近くにはロイホしかなく、フリーWi-Fiがなかったことと、キャンペーンの都合上から。

スイーツを食べつつのんびり過ごした後、高崎駅まで歩いて移動。

★17：20
高崎駅東口から、11月に走り出したばかりの八王子行き高速バスに乗車。群馬方面へ向かうバスでは珍しい、「フリーWi-Fi」が装備されてるのがポイントで、八王子までどれくらい掛かるか？ということが気になっています。さてさてお手並み拝見といったところ。

高崎駅 駅

★18：30
そしたらこの日の高速道路はリバウンド需要の影響か、日曜日のような大渋滞！しかもいつもはがらがらで快走できる圏央道の「入間」まで渋滞ということで、どのくらい掛かるか分からない…

道なか食堂げんき グルメ・レストラン

ということで20分あった高坂SAで夕飯タイムに。注文した肉つけうどんはオーダー後3分程度で運ばれてきて、短い休憩時間でも美味しく頂くことができました。

道なか食堂げんき グルメ・レストラン

★18：50
その後バスに戻って高坂ＳＡを後にしましたが…
鶴ヶ島までちっとも着かないってどういうことだ！？

高坂サービスエリア 道の駅

結局いつもならあっという間に着いてしまう、県央鶴ヶ島まで35分も掛かってしまいました…

★20：00
ようやくあきる野インターから八王子方向へ。17時07分発の八高線の八王子到着が1935なので、それに完敗している計算になり、土日はもっと遅れる可能性もあります。

★20：21
その後の新滝山街道は順調に走行し、八王子駅には定刻より1時間遅れて到着。Wi-Fiやトイレが付いているので乗車中は結構楽に過ごせますが、所要時間は鉄道に軍配といったところでしょうか。でも東京西部から群馬の温泉地まで直行できるバスの誕生は、選択肢の1つとして十分有用であると思います。ただ紅葉などハイシーズンの週末利用は控えた方が良いかな…

八王子駅 駅