2021/11/06 - 2021/11/06
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東京から日帰りで全都道府県めぐり、満を持して最終回となる第47回目は岩手県です。
岩手県は新型コロナ感染者数が非常に少ない素晴らしい県でしたが、県独自の「岩手緊急事態宣言」なるものを勝手に発令し、観光スポットは軒並み閉鎖状態。
2021年9月16日、ようやく岩手緊急事態宣言が解除され、東京の感染者数も劇的に減ったということで本格的に旅程を検討。
今回は日帰り難易度の高い北三陸を選んでみました。
行程表は以下のように作成しました。
6:32 東京駅
↓JR東北新幹線はやぶさ1号
9:09/9:20 二戸駅
↓JRバス スワロー号
10:30 久慈駅
★久慈観光
12:00 久慈駅
↓三陸鉄道北リアス線
12:58/13:05 田野畑駅
↓乗り合いタクシー
13:25 北山崎展望台
★北山崎展望台
14:35 北山崎展望台
↓乗り合いタクシー
14:55/15:13 田野畑駅
↓三陸鉄道北リアス線
16:00 宮古駅
★宮古観光(浄土ヶ浜、本州最東端訪問証明書)
18:05 宮古駅前
↓岩手県北バス 106急行
19:13/19:38 平津戸駅
↓JR山田線
20:42/20:50 盛岡駅
↓JR東北新幹線はやぶさ48号(こまち48号)
23:04 東京駅
三陸鉄道に乗るのが一番の目的で、北山崎展望台と浄土ヶ浜で自然を楽しみ、久慈ではドラマ「あまちゃん」を思い出しつつ食事を目的としました。
宮古から盛岡へは直行で行けますが、平津戸駅は日本で一番遅い始発列車が出る駅ということで最後に記念に寄ってみることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
東北新幹線の始発でまずは二戸に向かいます。
東北新幹線
6:32 東京→9:09 二戸
乗車券+グリーン席 19,680円(えきねっと利用) -
定刻通り二戸駅に到着です。
ここでJRバス スワロー号に乗り換えます。
JRバス スワロー号
9:20 二戸駅→10:30 久慈駅
1,570円 現金のみ -
二戸駅は市内中心部から外れていることもあって、駅前はかなり寂れている印象。
二戸駅前の看板。
「よぐおでぁってけぁんした まんずゆっくりしてってやんせ」
さっそく難易度高い・・・w -
バスは定刻に出発。
出発してすぐ、二戸中心部の橋から岩にはさまった観音堂を発見。
岩谷観音といって、奥州三十三観音巡りの28番札所。
14世紀の仏像が納められているそうです。
看板によると「御開帳は百年に一度と云われており、その姿を拝むことは中々困難です」とのこと。
誰が100年に1度と決めたのか知りませんが、次は一体いつなんでしょう・・・。 -
誰も知らないカシオペア連邦の看板が!
ソ連崩壊の1991年に建国されたカシオペア連邦は、浄法寺町、一戸町、二戸市、九戸村、軽米町(すべて当時の地名)をつなぐとカシオペア座の形になることから命名されたミニ独立国だそう。 -
バスは山間を抜けていきます。この辺りは久慈渓流。「(奥)久慈渓谷」は茨城なので何気に紛らわしいです。
もう紅葉は終わり気味でした。最盛期はとてもきれいなんでしょうね。 -
10:33
ほぼ定刻、久慈駅に到着です。 -
久慈といえば「あまちゃん」。懐かしのNHK朝ドラです。
朝ドラはこういう明るいのがいいですね。
三陸鉄道の久慈駅は劇中の「北三陸駅」のロケ地でした。 -
駅構内は非常に小さいです。
-
構内にある三陸リアス亭では、予約していた「うに弁当」を引き取ります。予約は前日に電話でしましたが、快く引き受けていただきました。
食事するスペースがないのがちょっとネックです。 -
じゃじゃーん!
本当にうにがいっぱい!
こんなに一気にうにを食べられる機会はなかなかないですよね。
ミョウバンくささなどは感じずペロリです。
ごちそうさま!
うに弁当
1,570円 現金のみ -
駅構内では「あまちゃんなりきり衣装コーナー」なるものがあったようですが、コロナによりお休み中。
-
駅前には「駅前デパート」なる建物があります。
ここは劇中で「北三陸観光協会」として使われました。
今は見る影もなく、廃墟と化しています。 -
こんな位置関係です。
まさに駅前なんですが、いきなり廃墟のお出ましで町の廃れ具合が伝わってきます。 -
このように看板があるので、「あまちゃん」見てたけど忘れてしまった人でも、なんとなく思い出すことができてありがたいです。
看板に「あま絵シャッターアート」と書いてありますね。 -
こういうのが「あま絵シャッターアート」かな。
-
そうだそうだ!片桐はいりさん出てましたね。強烈でしたw
-
駅近くにあるこちらYOMUNOSUに立ち寄ってみました。
-
中は図書館なのですが、1階の一角にあまちゃんコーナーがありました。
-
主役の能年玲奈さんのサインもありました。
2016年9月ということで「のん」改名後に再訪されています。 -
円形の展示ではセットなどの説明がありました。
-
部屋の隅には衣装コーナーが。
ちょっとこの飾り方は寂しすぎますが・・・。 -
歩いて、やませ土風館 道の駅くじ へ。
ここも劇中では「ミス北鉄コンテスト」のロケ地だそうです。
そのシーンはまったく記憶にない・・・ -
11:00
ここでは先ほどはいりさんが食うかと勧めていた「まめぶ汁」をいただけると聞いてやってきました。 -
まめぶ汁!
元祖伝統のオリジナルバージョンだといいます。
見た目は普通・・・。 -
お団子を割ってみると、くるみと黒糖が入っていました。
これが意外とだしの風味のする汁と合う!
くるみも黒糖も少し苦みがあるので子供は好かないかもしれませんが、個人的には全然おいしいと思います。
凶作をしのぐための料理と説明されたり、劇中では「甘いんだかしょっぱいんだか」と言っていたりと、まずいものみたいに紹介されていたのである意味期待していましたが拍子抜け。
まめぶ汁 580円 -
黒豆ケーキセットもいただきました!
あれ、2切も来ちゃった!?w
岩手県産の黒豆、小麦、卵を使用しているそうです。
黒豆がしっとりしていてちょっと不思議。
豆特有のクセはあり、甘みはありません。
ケーキの生地が甘いのでちょうどいいのかも。
コーヒーとよく合います。
ごちそうさま!
黒豆ケーキセット
600円 -
駅に戻ります。
途中にあるこの商店街もロケ地とのことですが、シャッターが閉まっていたり妙なスペースの駐車場があったり、ちょっと寂しい感じ。 -
三陸鉄道久慈駅に戻ってきました。切符を購入。
今回は宮古駅まで途中下車しながら向かいます。
そんな私にぴったりな、宮古駅までの料金で途中下車可能なチケットがあるんです! -
それがこちら。
「片道途中下車きっぷ 久慈⇒宮古」
これぞまさに需給の一致!
片道途中下車きっぷ 久慈⇒宮古
1,890円 現金のみ -
変わった車両w
まずは田野畑まで向かいますが、途中の車窓もいろいろ見所があるようです。 -
事前情報によると、進行左に座った方がよいようです。
-
陸中野田駅を出るとかなり高さのある防潮堤が見えてきます。
東日本大震災の後、三陸の海岸ではこのような防潮堤があちこちに見られるようになりました。
十府ヶ浦(とふがうら)海岸というそうですが、この防潮堤のため海岸は全く見えません。 -
12:20
十府ヶ浦海岸駅に到着。
ここは2017年開業の比較的新しい駅です。
駅前は大きなロータリーと防潮堤と震災遺構という風情を感じさせない状態になっています。 -
12:22
野田玉川駅到着直前、一瞬海が見えました。
ちょっとごみらしきものが多く見えますが・・・。 -
野田玉川駅を出てすぐ、西行屋敷跡のある丘(写真左に少し見えている)を通過したところ。
野田玉川駅の愛称は「西行の庵」でした。このあとトンネルが断続的に続きます。 -
12:30
だいぶトンネルが続いた後、急に一瞬開けます。
安家川(あっかがわ)橋梁です。音声アナウンスがあって徐行していました。
眺めはよいのですが、日陰に入ってしまい寒々しい景色w -
12:36
次は堀内(ほりない)駅。
「あまちゃん」のロケ地で、劇中では「袖が浜駅」として何度も登場します。
ホーム南側に「袖が浜駅」の駅名看板が設置されています。
ここで3分停車して撮影時間をとることもあるようですが、この日は残念ながら停車時間はありませんでした。 -
12:40
堀内駅を出てすぐ、大沢橋梁で再びの徐行。
ここも自動アナウンスがあります。
ただ、自動アナウンスは騒音にかき消されてよく聞こえません。
沢漁港というところだそうですが、またも日陰に入り寒々しい写真にw -
かろうじて聞き取れた自動アナウンスによると、進行右側も見てくれとのこと。堀内大橋が見えていました。
堀内大橋の近くにレストハウスがあり、そこから大沢橋梁と列車を見下ろした写真が多く見られます。
撮り鉄用の徐行と考えることもできるかもしれません。 -
長いトンネルの間にある白井海岸駅。
右を見ても左を見ても海岸は見えません・・・。
民家も近くにはなさそうなナニモクな駅。 -
12:58
普代(ふだい)駅の次、田野畑駅で途中下車。
ここはあまちゃんではなく、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にちなんで「カンパネルラ」という愛称がついています。 -
しかし、駅舎内にはしっかり「あまちゃん」がw
-
13:01
ここで途中下車したのは北山崎展望台にいくため。
歩いていく距離ではないので、乗合タクシーを予約していました。
出発の1時間前までに要予約ですが、席に空きがあるかもしれないので出発前に問い合わせをとの看板が乗り場にありました。
でもこの日は1人だけで、普通のタクシー状態。
ちなみに駅前に普通のタクシーは一台もいなかったので要注意です。
乗合タクシー
13:05 田野畑駅→13:25 北山崎展望台
800円 -
13:15
予定より10分早く北山崎展望台に到着です。
ここは展望台が3ヶ所あるようです。
北山崎展望台
散策自由 -
まず、遊歩道からすぐ到着するのは第1展望台。
-
眺めはこちら!
三陸のリアス海岸のイメージ!
でも角度的にあんまり断崖の様子はわかりません。 -
第1展望台から舗装されていない階段を下り、第2展望台にやってきました。
-
イチオシ
これこれ!これが三陸のリアス海岸を代表する景色ですよね。
-
でも、実際はこの隙間からしか眺望が楽しめません・・・。
-
手前に見える穴の開いた矢越岬(やごしさき)、その奥に鵜の巣断崖、さらに遠くには本州最東端の魹ヶ埼も見えています。
-
第1展望台に戻る途中、「波打ぎわまで510段の階段です」という文字が・・・。
どうする!? -
行ってみよう!
足腰弱る前に挑戦しておかないと!w
しかしすごい階段。行きはよいよい・・・。 -
下まで到着する直前、立ち寄りスポットがありました。
看板によると机浜がここなのかな?
下までくると波の轟音がすごい! -
一番下までくると大きな岩がお目見え。
-
岩の間を荒波が殴り掛かるように通り抜けます。
ものすごい迫力!心臓に響く! -
横を見ると岩の隙間から断崖を眺められます。
とにかく波がすごい!
三陸海岸は大変な自然環境にあるということを実感。 -
13:47
大変といえば、この階段を上って戻らないといけないんでした・・・。
海外の観光名所にありそうなただひたすら階段が続くハードコース。
500段くらいでギブ・・・。心拍数がすごく、休憩しながらやっとこさ戻りました。
休憩入れて第1展望台まで20分もかかっていました。
若い健脚以外は通行禁止ですw
恐ろしい自然環境・・・。 -
疲れた足に鞭をうち、最後に第3展望台にやってきました。
-
え・・・。
ふざけないでいただきたい!w
というわけで北山崎展望台は第2展望台がベスト。
次に第1展望台。
後は行く必要なし。これで決まり! -
14:28
14:30ごろに戻ってきてくださいと乗合タクシーの運転手さんに言われていたのですが、もうすでにスタンバイ済!
帰りも1人だけの普通のタクシー状態でした。
5分早く出発し、結局14分も早く駅に戻りました。
帰りは疲労がどっと出て、運転手さんともほぼ会話にならずw
乗合タクシー
14:35 北山崎展望台→14:55 田野畑駅
800円 -
15:12
特に何もすることがなく30分ほど駅で待ちぼうけ。
定刻通り、宮古へ向けて出発です。
15:13 田野畑→16:00 宮古 -
田野畑から先は実はほとんどがトンネルで、車窓を楽しむ区間というわけではなさそう。たまにこのように景色が広がっても、防潮堤のコンクリートや工事現場のような光景です。
こちらは島越(しまのこし)駅。東日本大震災では駅舎から線路からほぼすべてが津波で流された駅です。 -
駅前には島越ふれあい公園なるものができていました。
左に見えている青い屋根は、中央アジアのモスクの脇にありそうなデザイン。なぜw
写真手前のコンクリは線路を支える高架。防潮堤の役目も兼ねているようです。 -
トンネルが多く、見所に欠ける区間が続きます。
こちらの新田老(しんたろう)駅は2020年5月に開業した三陸鉄道で最も新しい駅です。
元からあった田老駅のすぐ近くにありますが、災害公営住宅などの建設地に近くに駅を造ったという経緯のようです。
元々田老の中心地はこの駅の方が近いです。
「たろう観光ホテル」という震災遺構にもこの駅が最寄りになります。 -
田老駅前は震災前からそんなに栄えていないようですが、現在は防潮堤と太陽光パネルが広がるばかりとなっています。
調べると田老は昔から何度も津波の被害にあう場所だったようで、防潮堤がすでにあったようです。
新聞記事などでは旧防潮堤の安心感が東日本大震災の津波から逃げるのを遅らせたという話が散見されます。
津波で田老は集落ごとほぼ全滅状態となり、車窓から見る限り現在も空き地が多いです。 -
田老を出ると山間部を通り、ほとんどがトンネルです。
一の渡駅。
周囲に民家はあるにはありますが、数軒のみ。
列車の交換のための駅なのでしょうか。 -
16時、宮古駅に到着しました。
栄えているように見えますが、町中を移動すると売地だったり駐車場になっている場所があり、流された家が多かったことがわかります。
まずは浄土ヶ浜へ向かいます。
この時間はバスはないので、タクシーで。
道中、巨大な防潮堤脇を通過。
近くで見ると威圧感がすごい!
所々小さな窓がついていたのですが、運転手さんの話では海を見たいとの声に応えたものとのこと。
海を見せるために小窓をつけるセンスとは一体。
タクシー
16:05 宮古駅→16:17 浄土ヶ浜
1,820円 -
ビジターセンターは素通りし、直接浄土ヶ浜まで向かってもらいました。
途中にあるホテルの近くから。
すでに絶景の予感。 -
浄土ヶ浜到着!
-
16:18
奇岩が並ぶ変わった風景。
日没7分前。白い流紋岩が夕陽で赤くなっています。 -
穏やかに見えますが、波はそこそこありました。
-
16:28
日没になってしまったので、ビジターセンターに戻ります。
海沿いの遊歩道に沿って戻ればいいようです。 -
帰り道の途中、御台場展望台なるものがあったので立ち寄り。
名前の由来になった「さながら極楽浄土のごとし」という表現、あながち間違ってない気がします。 -
ビジターセンターに戻るころには真っ暗になっていました。
街灯がほぼないので夜は結構危ない気がします。
帰りもタクシー。
タクシー乗り場に電話番号が掲載されている親切仕様。
タクシー
17:25 浄土ヶ浜ビジターセンター→17:35 宮古駅
1,500円 -
宮古駅併設の総合観光案内所では、「本州最東端訪問証明書」なるものが入手できました。
本州最東端訪問証明書 100円
本州最東端ステッカー 200円 -
ついでにお土産品もここで書いてしまいます。
かもめの玉子は超有名、解説不要ですね。ホクホクした食感の黄色のあんとコーティングされたチョコが絶妙なのは相変わらず。
浄土ヶ浜というのは、やさしい甘さのあんを脆い生地で包んだお菓子。
アルミホイルに包まれていますが、ポロポロする上生地がアルミにくっついているのでそのままでは食べにくい・・・。
アルミホイルを開けた状態でフォークで食べるのがいいのかも。
するめいかが入っているそうですが、食べた感じではまったく気になりません。 -
こちらは衝撃的な響きで一回聞いたら忘れない「ぶすのこぶ」。
アイヌ語の地名からとった名前だそう。
中にポロポロしたあんこが入っていて、全体的にしっとりとした仕上がりの焼き菓子。
おいしいのでおすすめです。 -
さて旅行記に戻ります。
宮古からはそのまま盛岡に戻ってもいいのですが、途中の平津戸という駅が全国の始発時間で最も遅いということで立ち寄ってみることにします。
バスだと19:13着、JRは19:38発なのでいい感じに乗継げます。
バスが入ってきました。が「回送」!?
運転手さんに平津戸行くか聞いたら特急は行かないとか言っています。
本当は、回送でも特急でもなく「急行」。それに気づいた運転手さんが「平津戸行く!大丈夫!」と訂正してくださいました。
出発前に車両トラブルがあったから混乱したと言っていました。
とりあえず安心・・・。
岩手県北バス 106急行
18:05 宮古駅前 → 19:13 平津戸
1,260円 -
もう真っ暗で車窓からは何も見えませんw
途中、やまびこ産直館で5分間のトイレ休憩がありました。 -
もはやバス停も見えるかぎりぎりの暗さですが、平津戸に到着しました。
真っ暗の山の中降りるのは当然一人だけです。
時刻表では19:13着ですが、実際は13分遅れの19:26着でした。
それでも列車まで12分あります。 -
これが噂の平津戸駅。
かろうじて駅舎があって安心w
ポストもあるので何かあったら郵便も出せますw -
駅舎に入ってみました。
必要最小限って感じ。 -
ウワサの時刻表をチェックします。
確かに下りの宮古行き始発が19:09!
これは全国で一番遅い始発で間違いなさそうです。 -
ついでに料金表も掲載。
盛岡方面、2駅先の区界(くざかい)と、3駅先の上米内(かみよない)との料金差が激しすぎ!
実はこの駅間は2つの駅がありました。
廃駅後、営業キロが25.7kmもあるJR東日本在来線では最長区間になっています。
区界駅は何気に東北地方最高地点の744mにある駅です。 -
時刻表も撮ったしあとは戻るだけだなー、などと思っていたら突然スピーカーからアナウンスが。
「宮古行きは車輪空転のため大幅に遅延しています」
宮古行きか、それなら関係ないや。と思ったら
「盛岡行きは、車輪空転のため宮古行きが遅れている影響で、大幅に遅延しています」
・・・はい!?
張り紙にはバスで振替乗車的なことが書いてあったので時刻を調べてみるも、さっき乗ってきたのが最終便。
「大幅」ってのはいったい何分くらいなんだ・・・? -
最初のアナウンスから30分以上して新しいアナウンスがあり、「大幅」は60分程度と判明。
ぽつんと列車待ち決定!
バスの運転手さんが平津戸停車しないって間違えて言ったことが、この展開を暗喩していたかのように思えてきます。 -
やることもないので、ここが海抜466.26mということを知ったりして時間をつぶします。
幸い携帯の電波が入ったのが救い。
ネット見ながら時間つぶせたのは大きいかも。
JR東日本のTwitterで山田線遅延って出てる・・・。
19:27配信で、バスを降りた直後だったからどのみち無理だったかな・・・。 -
20:14
突然、列車キターーー!
しかし、残念ながらこちらは宮古行き、この日の始発列車です。
20時台の始発というのもなかなか。
時刻表から65分遅れでした。
盛岡行きはいつ来るんだ・・・。 -
再びぽつんと列車待ち。
駅舎には誰も来ないし、並行する道路も車すら滅多に通りません。 -
そして今度こそ列車キターーー!
まごうことなき盛岡行きです。
66分遅れでした。とりあえず盛岡に行けるので感激もひとしおw
JR山田線
20:43 平津戸→21:44 盛岡
990円 -
一時はどうなることかと思いましたが、ちゃんと無事乗れて一安心。
平津戸駅は無人駅なので、料金は車掌さんから購入します。
Suicaが使えるのもポイント高いです。 -
列車は轟音をあげながら、真っ暗な景色の中を1時間かけて一生懸命盛岡駅に到着。
ちゃんとしたホームを見て帰還の喜びをかみしめます。 -
しかし!
勘のいい方はお気づきのことでしょう。
この旅行は東京から「日帰り」。
新幹線の時刻表を見ると、すでに東京行きは終わっていました・・・。
・・・これにて万事休す。
教訓
その1:11月の山田線はあてにならない。
その2:JRに乗る前に運行状況をTwitterで確認する。
日帰り47回目にしてすぐさまPDCAします。 -
というわけで、東京から日帰り全都道府県巡り最後となる岩手県は、まさかの日帰り大失敗!!
本当にお気の毒様でした。
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