2021/11/01 - 2021/11/01
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Octtaさん
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11月に取れる休みも事情から今年が最後、コロナのワクチンも2回打ったというわけで何かいいところはなかろうかと探して時間がなければいけず鉄道での旅が困難になるばかりの道北に出向く事としました。
旅のお供には「Peach きた北海道フリーパス」を使用しました。特急を使わない移動はもはや拷問の北海道において1万円ほどで4日間道北の普通列車はもちろん特急の自由席まで追加料金なしで乗れるイカれたきっぷです。
しかしいくら特急が使えても独り身ゆえにレンタカーが費用対効果から気軽に使えないことから広い北海道は易しくなく、最終日を除いて朝早く起きてひたすら歩くか電車に乗って観光をするストイックな旅になってしまいました。また外が何も無く寒いので暖とりに特急列車に乗るなど訳の分からんこともしていますのでご理解の上ご覧になってください(笑)
例によって設定の日時は適当です。稚内以外も観光しております。
分けるのがめんどくさいので長い旅行記ですが気楽にお楽しみください。
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おはこんばんは、ここは成田空港第1ターミナルです。
これから新千歳に向かいます。
Peachは1タミ発着に舞い戻って利便性を回復しましたねぇ、なんてことはさておき異様な画質の悪さにお気づきの方もいらっしゃるかと思います。
実はスマホが当日に故障しまして持ち合わせのタブレットで途中まで撮っております。お見苦しいですがご勘弁ください。 -
LCCお馴染みのA320です。
悪天候でなければ意外とバスで搭乗も嫌いではありません。 -
席は予約してなかったのですがなんと搭乗率7割程度なのに隣空きで4Dという良席を引き当てました。前も予約無しで国際線の非常口座席を引き当ててますのでPeachさんとは相性がいいのかもしれません(笑)
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写真には写ってませんがミニップで買ったおにぎりと共に機内販売の200円の緑茶を頂きます。
本来なら北海道に着く前に何か食べるのはご法度(笑)ですが、今回はまず観光の前に新しいスマホを調達せねばならないので暖かい飲料とおにぎりで英気を養います。 -
酷い写真ですが新千歳に着きました。なお、成田と違ってこちらはボーディングブリッジがあります。寒いのでありがたいです。
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さっそく札幌市街へと出るために駅方面に向かいます。ピーチの到着口からは割と距離があります。
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今回購入するPeach搭乗者限定のきた北海道フリーパスは窓口で購入せねばなりませんが、画面越しに特殊なきっぷを購入できる券売機がありました。
コロナ禍の今、乗客は無論、従業員も安心の取り組みと言えるかもしれません。 -
飛行機が10分早着かつ、座席が前方でしたので10:20ランディング予定の飛行機に乗っていたのにも関わらず10:30にはフリーパスをゲットし新千歳を後に出来ました。有難いものです。
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北海道では珍しいロングシートオンリーです。まあ座りごここちは良いので構いませんが。
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流れゆく北の大地を見ていたらあっという間に札幌です。
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セコマで飲み物を調達して
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大通周辺で新しいスマホを手に入れて設定も済ませましたら
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少し遅めのランチの時間になりました。
近くにあった札幌ラーメン屋さんに伺いました。ランチタイム味噌ラーメン650円と繁華街にしてはリーズナブルなのが予期せぬスマホの買い替えでいたんだ財布に優しいです。 -
味はよくあるバターコーンの札幌ラーメンと比べたらあっさり目といえるものですがそれがスマホの件で寝れなかった私にはありがたいです。
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食後、大通駅に向かうために歩きますが空を見あげると鮮明な紅葉が彩っていました。きっと寒いから色濃くなるのでしょう。
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また快速エアポートに乗ります。が、勿論新千歳にUターンではなく小樽へ向かいます。
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関西を思わせる転換クロスシートです。座り心地もよいです。
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防寒用にデッキがありますがなかなか鮮やかな色です。
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小樽に向かう鉄路は途中海が見えて30分があっという間に感じました。
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というわけで小樽到着です。石原裕次郎が降り立ったことがあるらしくパネルまでありました。
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ホームの先にはこの後、倶知安(くっちゃん)行きになるH100型がいました。小樽から先の函館本線の山線と言われる区間は北海道新幹線の敷設や1両の車両でも余すほど利用者が非常に少ない事が要因で先行きが非常に怪しいです。
もしかしたら私が見るのは最後かもしれない、など思いました。ただ、この先の旅行記でも同じ文言が残念ながら沢山出てきてしまうのが北海道の現状です。 -
小樽の駅前です。非常にしっかりとした作りの駅舎です。
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12度と10度は上回ってますがあいにくの天気と港町の風で随分寒く感じます。
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私は廃線等にはあまり興味が無いのでよく分かりませんが、廃線跡のようです。線路のある公園のような使われ方をしていました。
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以前小樽は来たことがありますが、非常に絵になる街並みだと思います。
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しかしオフシーズンかつコロナ前よりかは人が少なくもの寂しさも感じます。
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南小樽方面に進むとこれまた風情のある街並みが広がります。
港町の例に漏れず起伏はありますが、非常に歩いていて楽しい街です。 -
ここで私が来たかったのがこちらのLeTAO本店です。
全国的に有名なLeTAOは実は小樽の逆さ文字でして小樽に本拠地がございます。 -
北海道の店舗でしかいただけないチーズケーキを頂きます。
果実の如くフレッシュな風味のフレーバーティーと濃厚なチーズケーキがよく合いました。あっという間に完食です。 -
帰りは南小樽駅の方が近いので南小樽駅から札幌方面へと向かいます。恐らく国鉄時代に建設されただろうノスタルジックな駅舎ながらセブンイレブン併設と近代的な要素も兼ね備えていました。
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ホームには10年後に開業予定の北海道新幹線の広告が。小樽も通るには通るのですが、横浜に対する新横浜のような立地で建設されますので実際地元の方がどう思われているかはよく分かりません。
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大抵のJR北海道のホームにはこの味のあるホーロー調の駅名標があります。この駅名標のファンも多いのではないでしょうか。
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また電車に乗りこんで
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着きました札幌で乗り換えます。どれに乗るかと言いますと
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網走行きの特急オホーツクです。札駅は窓口の改札がないのもありまして自由席待ちの列は20分前ほどから形成されてましたが、余裕で座れました。
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当初乗り込んだ自由席4号車はなんと言いますか、国鉄の色が凄いです。ただ、クッションがへたっていてアームレストもありません。
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しかし打って変わって半室が自由席になっている3号車はヘッドレストまでついているいたせりつくせりぷりです。
朝から壊れたスマホの対処で追われていたのもありまして、こちらに移りまして旭川まで快適な90分の旅路です。 -
途中寝過ごして網走にほっぽり投げられたらやばいなぁ…と思いつつ、しっかりと旭川の手前の深川あたりで覚醒(笑)しまして旭川到着です。
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旭川は本当に恐ろしいまでに綺麗な駅です。
その上、ホテルとイオンモールまで併設していて旭川を起点にすることの多い道北と道東の鉄道旅行者は旭川駅に頭が上がらないことでしょう。 -
高架になっていることもあってさながら新幹線の駅のようです。
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本日から2日お世話になるのがこちらWing International 旭川駅前です。
こちらは先程言った駅併設のイオンモールから徒歩1分の最高の立地ですが、一泊あたり3500円の破格でした。 -
目の前に旭川駅を望めるお部屋でした。
鉄道旅行をしている以上、駅チカに越したことはないので助かります。 -
部屋自体も3500円とは思えませんが、冷房と暖房が自動切りかえで変えられず11月の旭川なのに20℃の冷房になった時は「人を凍死させる気か?」となりました…
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本日の晩飯は節約も兼ねてイオンで値引き惣菜を買って部屋で軽い晩酌です。
この富良野クラシックはかなり美味でして家人向けにお土産に買っていきました。 -
おはようございます。相も変わらず天気のパッとしない道北旅行2日目です。
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朝ごはんを、と思いましてホテルから2分ところにあるセイコーマートに出向きました。
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昨日、成田で朝ごはんに買って余ったいなりと共にセコマ名物の100円台で買える麺類を頂きます。
稲荷は消費期限が切れてますが人の目を気にせずに食事できるのも一人旅の楽なところですかね(マネしないで下さい) -
腹も充ちて旭川駅に向かいます。笹かまぼこのようなオブジェに迎えられて
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今日初めに乗るは
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こちらの美瑛行きの列車です。ラベンダー色が美しいです。
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気温は7℃程でしたが薄曇りで時々雨がちらつくような気候で体感は0℃程で耐えられずお目覚めも兼ねた缶コーヒーを頂きます。
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途中学生の乗降が多い駅を通り過ぎると富良野線の名に負けない牧歌的な風景が広がり始めます。
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30分もするとあっという間に美瑛駅に着きました。
正直こんなに旭川からアクセスがいいと思いませんでした。 -
ここからバスに乗り換えまして美瑛の美しい光景を横目に25分程バスに揺られます。
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到着したのは青い池入口。
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名に恥じぬ絶景でした。
4泊5日の道北の旅路で美しい景色は幾度となく見てきましたがどこがベストかと言われればこちらを選びます。
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ターコイズの水面に負けじと艶やかな紅葉が周囲を彩ります。11月は北海道においてはオフシーズンですが、これだけでも来る価値があると思います。
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先程の青い池を過ぎると次のバスは3時間後…さすがに待てないので次の目的地、白金温泉に歩いて参ります。
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ところが白樺の並木道は熊が出るそうで…
一応パトロールなどもありますし舗装路を歩く分にはくまに襲われることは無いでしょうが、基本的には青い池と白金温泉はレンタカーさもなければ途中の道の駅で電動バイクを借りることをおすすめします。
ずっと上り坂なので健脚でなければ3km強の道程も厳しいです。そもそも歩きで美瑛を回る頭のおかしいことは普通はしないでしょうが。 -
途中滝がありました。普通観光地の滝というのは人がいて狂騒で癒し効果が打ち消されるわけですがここはその心配なくまごうことなき独り占めでした。
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信仰対象になっているみたいですね。
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道を引き返して再び白金温泉に向かいます。
施設の写真は撮り忘れましたがこちらで2時間ほどゆっくりと温泉に浸かりました。やはり旅行といえば温泉は欠かせません。 -
こちらは利用した施設の裏にあった白ひげの滝です。青い池の上流でしてこちらも光の透過で青く見える水を湛えています。
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あいにくの天気ですが帰りのバスが来るまでしばし絶景を堪能しました。
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青い池でバスを見送ってから約4時間白金温泉からバスに乗りこんで美瑛駅方面へと戻ります。
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バスの車窓もどこを切り取っても絵になります。
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戻ってきた美瑛駅前ですが、
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次乗る予定の列車までまだ1時間弱空いてますので、軽い探索に出ます。
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美瑛駅の東西連絡通路のようなものでは美瑛のベストショットといえる風景が展示されていました。
ほんとは晴れの時に来たかったのですがね…生憎天気に見放されておりまして青い池ではまあまあ晴れてましたしその後も土砂降りの雨でなかっただけありがたいです。 -
少し歩いたところで寒さに体力を持ってかれて駅構内の待合室で暖を取ります。
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暖とりに頂いたGeorgiaのサントスプレミアムですが、本州でも売って欲しいとっても優しい味でした。
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しばしの休憩の後、再び富良野線に乗り込みます。
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目指すは富良野です。
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美瑛ではケンとメリーの木のような青い池や白金温泉とは反対方向の景勝地は観光してませんが、暖かな列車の窓から美瑛のパッチワークの丘は充分堪能できます。
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という訳で富良野に来ました。
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美瑛に劣らぬ非常に有名な観光地ゆえに盛大に歓迎されました。
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しかしこのような詰め込み旅行をしていると何かしらしわ寄せが来るもので今回は富良野観光にそれが来たと言えるかもしれません。
1時間ちょっとで雨降りの富良野を観光というより途中下車です。 -
なんでも規模のでかい北海道においてありがたいもので駅から10分程のところに直売所兼お食事処がありました。
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富良野周辺の農作物を使った商品を売る店が立ち並びます。
陰気な雨がしとど降る平日の16時前であるのにも関わらずフラノマルシェ内は結構な人気でした。 -
本当はメロンだのハスカップだの頂きたかったんですけども、生憎秋も深まりほとんど冬に足を突っ込んでいる時期でしたので、こちらの富良野の食材を使ったご飯いりハンバーグを頂きました。傘も持たずに冷えた身体に染みました。
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駅について一息ついてましたら、こんなモニュメントが。富良野は北海道の真ん中ということらしいです。
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さて本日も昨晩と同じホテルに泊まりますので普通なら北海道のローカル線としては異様に本数の多い富良野線を使い旭川に戻るのが普通なのですが…
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私が乗り込みますはこちら根室本線の滝川行きです。一旦東に移動してからまた北上して旭川に戻る算段です。
行きに来た旅路をそのまま引き返す以外の方法があるなら(なおかつ経済的なら)、別の方法で行くのが旅じゃないの~という考えを持つ変態旅行者が出ています(笑) -
私は車両には詳しくありませんが、それでもキハ40は鉄道旅をしていると一度は乗りたい列車です。
鈍重な加速と凄まじいエンジン音で昨今の新型車両の快適性には程遠いですけれど、このボックス席と相まって旅情を誘われます。 -
場面は変わりまして、滝川駅につきました。
が、旭川方面への電車は4分ほど前に出てしまいました。ゆえに1時間ほど待ち時間があったのですが、夕方5時を回り体感温度0℃の中、傘も持たず雨降る何も知らない街を徘徊するのはよくないのはさすがに分かります。しかし、駅の待合所以外に暖を取れる場所はありません。待合の硬い椅子で1時間待ちも嫌です。 -
てなわけで意味もなく札幌方面の特急に乗ります。
暖とりと柔らかい椅子目当てに特急に乗るなんて成金道楽が通用するのも、特急もOKなフリーパスが存在してくれているからこそです。 -
というわけで美唄まで来ました。
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美唄まで南下しても旭川行きの特急までまだ20分あったので駅近のドラストで使い捨てカイロ10個入りを購入しました。
これからさらに北上するのに既に寒さが厳しいのでいい買い物が出来ました。 -
さてやっとと言いますか旭川行きの特急カムイがきたので乗り込みまして、快適な1時間弱の乗車をほぼうたた寝に徹して
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旭川に戻ってきました。乗ってきた特急カムイは札幌に引き返すようです。非常に厳しい北海道の鉄路ですけど、この札幌旭川間の路線は非常に賑やかです。もっとも普通列車は滝川から先は日に8本しかないなど厳しさの片鱗は感じますが。
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ホテルに傘を取りに帰って、昨日は疲れてまともに歩かなかった夜の旭川の街に出ます。
道内NO.2の街とありまして非常に賑やかです。 -
さて本日の晩御飯ですが、こちらのお店に決めました。
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こちらジンギスカンのお店です。目の前は壁でかつ隣とはカーテンで仕切られている某ラーメンチェーンのような席に通されまして非常におひとり様に優しいです。
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いやあ正直舐めておりましたが、獣臭さがないのに脂や赤身にしっかりと旨味の詰まったいい肉です。さらにその脂をサービスの野菜が吸い込んで何を食べても美味しい状態でした。
一人で酒二杯と漬物たらふくの肉と野菜を頂いて3000円少しの会計も大満足です。 -
ホテルに帰りまして明日は出発が遅いのをいいことに寝酒に北海道限定のハイボール香る夜を富良野で買ったエゾシカジャーキーを肴に頂きました。
さすが道産コンビ(笑)でしてスルスルとグラスに手が伸びあっという間に空に。それではおやすみなさい。 -
おはようございます。3日目の朝です。
昨日のジンギスカンがかなり胃腸に来ているようで不調ですが、今日は午後に相当ハードな移動をしますのでまずは英気を養うために朝飯ということでホテル併設のカフェで食事をいただきます。 -
地元の米と卵を使った卵かけご飯セットを頂きました。私のような貧乏舌が申し上げるのも宜しくないですが、正直肝心なご飯の炊き具合がちょっとアレなのもあって期待ほどではなかったですが660円で朝から健康的な朝食を頂けました
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ゆっくりな朝といいながら朝風呂を浴びたり支度を整えたりだのでなんだかんだ時間に追われてしまいましたが、
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ホテルの立地が良いのに助けられてなんとか目的地へのバスに乗り込めました。
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なんとなくバスのラッピングからも察せたかもしれませんが、旭山動物園に来ました。
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首都圏近郊の動物園とは規模感が違いまして、名の通りひとつの山を切り開いたような作りでして動物園内でありながら非常に起伏が激しいです。
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まずはペンギン館へ。旭山動物園は動物園ですがそこらの水族館に負けないほど海洋生物の展示も充実しています。
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悠々と泳ぐペンギンに私の目も泳がされます。
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地上に上がって何かを見つめるペンギンに
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毛繕いをするぺんちゃん。愛おしくてたまりません。
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こちらも脱力感を感じるゴマフアザラシ。
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ユーモラスな顔したお魚もいます。
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こちらはホッキョクグマです。写真じゃ全く伝わらないでしょうが力士二人分くらいの巨体のクマが悠々と泳いでいくのを間近に見るのはかなりインプレッシブでした。
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肉球は巨体でも可愛らしいですが、動物園の外では立派な捕食者です。
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地上で見ると寒冷地仕様の毛皮がよく分かります。
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こちらは橋の上で毛繕いをするレッサーパンダです。他にもレッサーパンダを飼育している動物園はありますが、旭山動物園はかなり開放的な環境で飼育されている印象を全体的に受けました。
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所謂花形の動物とは魅力は違いますが、フクロウもじっと見つめてしまう魅力を持ち合わせています。
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この日はまた雨が降っていてかつ気温5℃ということで猿も寒いのでしょう。暖を取り合っていました。私は毛皮と仲間をもちあわせておりませんので、ユニクロのウルトラライトダウンとカイロで暖まります(笑)
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猿山の横からは旭山動物園と旭川の遠景を拝めます。さっきも申し上げた通り、まさに山の腹にいるのを実感できます。
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こちらはカピバラです。こちらはモフモフの見た目に反して寒さに弱いようでじっとしています。
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見た目は子供ではない大の大人なので怪しまれそうでしたが、客層は子供以外も多そうでしたのでこども牧場に入園です。
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私が本当にちびっ子の時はこういうスペースは実際に触って触れ合えた気がするのですが、旭山動物園の仕様かコロナのせいか見るだけになっています。
それでも先程の動物たちと違って至近距離で眺められるのはありがたいです。ただ、動物にストレスにはなってしまっていそうです。 -
生あるものを展示している場所ですから当然死も訪れます。立派な慰霊碑がありまして足を止めました。
動物園は確かに楽しいですが、食事のような生命の維持に依存しない人間のエゴで動物の命を管理し見世物にすることが許されるのかという問題も確かにあります。それなら来るなという話でありますが。 -
さて40分程またかけて旭川駅前に戻ってきました。
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今を逃すと15時前までご飯チャンスを逃すのでこちらのあさめし前田本舗さんで昼ごはんを頂きます。
入店した時に「山頭火ではないのはご存知ですか?」と聞かれた通り、世界的に有名なラーメン店の山頭火の隣にありまして更にはオーナーは山頭火のオーナーと同じです。 -
しかし面白いことにその山頭火のオーナーが実際に厨房に立っているのはこちらのあさめし前田本舗の方でして、この時私もオーナーさんにラーメンを作っていただきました。
魚介醤油という旭川ラーメンの王道の美味しさを外さずに、マヨネーズでいただく細切りのチャーシューがアクセントになる旭川に来てよかったと思える1杯でした。 -
まだ次乗る電車まで時間があるのでしばし探索します。旭川はこの目抜き通りがあることで非常に町として歩きやすいです。
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駅に戻って駅の反対側に行くとさっきまでの繁華街とは対照的に広いガーデンスペースが広がっておりました。
札幌の大通公園もしかりですが、近代の開拓後の計画都市ゆえに非常にゆとりのある街づくりがされていて「いいなぁ…」としみじみ思います。 -
さていよいよ電車に今日も乗っていきます。
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札幌時計台のラッピングがされたライラック号です。これで深川まで向かいます。
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この区間は2回乗っているのですが、お気づきの通り旭川に着く時はいつも夜なのです。ついでに言うのならこの後、追加で2回通りますがそれも夜です(笑)
今回だけはお外を眺められますが、さすが30万都市ということでしばらく市街地が続きます。 -
市街地が途切れ長いトンネルを超えたと思ったらあっという間に深川です。非常に近代的な旭川駅から来ると深川のこのノスタルジックな案内表示が新鮮に見えます。
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はいフリーパス持った人間が深川まで来てやること、そうひとつしかありません。留萌本線に乗ることです。
留萌本線は恐らくJR北海道の路線で今もっとも廃線が間近に迫っている路線のひとつです。 -
停車時間がほとんどなく有名な恵比島や峠下といった駅をカメラに収めることは出来ませんでしたが、深川から1時間ほどで留萌に着きました。
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残念ながら営業時間を過ぎてしまいましたが、こちら有名なにしんそばを出す駅そばです。
さらにいえばここの蕎麦屋の店主さんが作る数の子とニシンの甘露煮が入ったにしんおやこ弁当という駅弁が2日前から予約で必要なこともあり幻の駅弁と呼ばれております。
私もぜひ頂きたくて実は札幌に着いた日に予約のため電話をかけたのですが、私が留萌につく日は残念ながら店主さんの都合が悪く受け取れませんでした。このことは非常に悔やまれます。
留萌で本当の駅弁としてにしんおやこ弁当を頂くことは私はもうおそらく出来ないですから。 -
しょげていてもしょうがないので、折り返しの列車が来るまでの1時間少し留萌を楽しみます。
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留萌駅はなんというのでしょう、ここだけタイムスリップしたような趣です。こういうのがいいんだよなぁ…という気分になります。
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駅から10分ほど歩いて道の駅るもいに来ました。前情報だと今は使われてない留萌駅の増毛方面のホームからショートカットできるとのことしたが、増毛側のホームは朽ち果てていて立ち入り禁止、道の駅側も鍵がかかっていました。
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ハイシーズンはトレーラーハウスが色んなものを出しているみたいなのですが、生憎ローシーズンゆえに営業はしておりません。
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美味しそうなアイスクリームを提供する売店がありましたが、いくら10℃ほどで暖かくてもアイスを食べる気にはなりませんでした。
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2階の土産屋に上がると留萌特産の数の子のキャラクターかずもちゃんが居ました。一児の母だそうで。
非常に美味しそうなものが並んでいましたがこの先の旅程からたくさん買う訳にはいかんので、苦肉の策でひとつだけお土産を買いました。後で紹介します。 -
さらにこちらの道の駅には数の子やスイーツを売る面白自販機があります。最近こういう自販機でなんでも売るのが10-15年振りくらいにブームになっている気がします。昔はおでんだのラーメンが話題になっていましたね。
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ちょうど小腹も空きましたし、こちらの豆を挽いてくれるコーヒーベンダーでコーヒーを買いまして
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広大な道の駅から鉄道の留萌駅まで繋がる芝生の公園で自販機で買ったプリンとコーヒーでブレイクタイムです。
プリンは材料にこだわっているようで固すぎるプリンの名に負けない固さっぷりなのに、口当たりは滑らかで牛乳と卵を惜しげなく使っているのがよく分かります。 -
ある時は留萌駅を眺めながら
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留萌の市街地の奥に広がる雪を抱いた山々を眺めながら
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広いを通り越した広さの公園で思い思い過ごす人びとを遠目に眺めながらプリンを頂きました。
何か特別なことをしているわけではないけれど、夕暮れの切なさも相まって何が心に残るような時間でした。 -
そろそろ列車の時間に間に合わなくなるので引き返します。
レンタサイクルは繁忙期しかやってなく沿岸の方まで行ってみることは叶いませんでしたが、留萌の夕焼けを図らずしも眺めることが出来ました。 -
近くには留萌本線の廃線跡が。留萌本線は少し触れたように増毛というところまで延びていたんですけども、営業不振につき廃線に5年前なってしまいました。
線路をもろとせず草木が育ちきった光景に自然の強さと人造物の脆さがくっきりと映し出されます。 -
留萌駅に戻ってきました。かずもちゃんとリアルかずもちゃんがいました(笑)
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行きと同じ列車に乗り込み、
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留萌を後にします。廃線の話が具体的に持ち上がっており、実際私の利用した時も学生の利用のある石狩沼田から先は地元の方の利用が皆無と厳しい現実を痛感しました。
ここに来るにしても次は恐らく車であり、非常に後ろ髪引かれる思いですが容赦なく列車は歩を進めます。 -
あっという間に終着の深川に着きました。考慮されているのか札幌行きのライラックと接続がありました。
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私が戻りたいのは旭川なのでこちらは見送ってたった20分なので待合室で素直に待ちまして
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デジャブですがカムイ号で旭川へびゅんと戻ります。
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n度目の旭川駅です。
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晩飯は迷ったのですがこちらの粉もんずさんで。
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いかにも居酒屋という店構えですが、10年前に発案された旭川醤油焼きそばを出す店で一番美味しそうだったので頂きます。お酒はこの後のことを考えるとまだ飲めないのでノンアルコールビールを1杯頼んでさっと済ませます。
米粉のモチモチとした麺がたまらぬ逸品です。このまま旭川名物として根付いてくれると次きた時に色んなところで食べられて嬉しいです(笑) -
さてもう何度見せるんだ?という旭川駅ですが、
酒好きなのにお酒を飲まなかった理由のひとつは旭川駅前のプレミアキャビンさんで日帰り入浴をしたからです。そしてもうひとつが -
実はこの後こちらのサロベツ3号に乗って
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稚内まで行くからですね。
というわけでここから約4時間このキハ261系で稚内まで向かいます。
20時に旭川を出て24時に稚内に着くという何がターゲットなのかよく分からないクレイジートレインです。私はドM旅行者なので乗りますが(笑) -
20時発でもちろん車窓は闇、車内販売はなしなのでつまみつつ飲みつつ向かいます。
特急でも割と人がいれば飲酒は控えますが、自由席は1両しかないのに旭川駅で直前に乗り込んでも全く問題がなく席が選び放題でしたので許してくださいです。 -
途中1時間ほどで名寄につきまして2分ほど停車したので気分転換にドア外からパチリ。
ここで半分くらい降りたかなと思います。ここから先は自然環境が厳しく特急停車駅以外はほとんど人の住まないエリアで宗谷北線など呼ばれたりします。 -
名寄を離れて宗谷本線が奥地に進むにつれて私も本気(笑)を出して、留萌で買った数の子のチーズ和えと共に男山のオシャレなカップ酒を頂きます。
このチーズ和え、新千歳空港でも売っているカズチーよりうまいです。結構な量が入って400円で最高のアテでしたね。 -
酒も無くなり時々鳴らされる鹿避けの警笛に驚きながらも旭川を出て3時間弱が経ったところ、天塩中川駅に到着です。
レトロ風にリノベートされた帰る列車があれば降りたい駅ですが、特急が止まるのに1日の乗降客数が10人以下という厳しい宗谷北線の現状を表す駅でもあります。
ただ私が宗谷本線を往復乗った時はどちらもこの駅で降りる明らかに地元の人がひとりいたと思いますので特急が止まらなくなることは暫くないでしょう。 -
名寄を過ぎると元から10人くらいしかない自由席の乗客は降りるばかり。
まさかとは思ってましたが、しまいには稚内の市街地に近い南稚内で私以外全員降りてしまいました。 -
結局指定席にも誰一人おらず乗務員の方と私だけが24時、日本最北の駅稚内に足を踏み入れました。
北海道の特急列車に終着まで乗っていると流れます
「ご案内は大橋俊夫でした。」
のバリトンボイスを深夜の稚内駅でひとり聞き入ってしまいました。 -
ここまでの車窓に変化がなかったのもあり、あ~来ちゃった!と興奮が隠せません。
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もちろんこのモニュメントを入れての撮影は欠かせません。
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本当はもう少し余韻に浸りたいところですが、私が最後の客なのは間違いないのでそそくさと去ります。
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駅前は当然と言いましょうか静粛が支配していました。
しかし乗り捨てされた車の回収と設置に参ったレンタカー屋のレッカー車が深夜働いており、知らないところで街が回っているのが垣間見えます。 -
緯度は高くとも海沿いだから旭川と同じくらいの体感気温だなあなんて思いながらも外に長居する理由はありませんのでさっさと本日の宿、HOTEL美雪さんにチェックインします。
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非常に広い部屋ですが、もう風呂は済ませていて明日も早いので寝るに徹します。
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おはようございます、ということでなんと朝の4時40分です。
昨日稚内到着してまだ5時間も経ってません。
お店は当然やってませんので昨晩旭川のイオンで仕入れておいた北海道のメーカーの牛乳パンを頂きます。コーヒーによく合い美味でした。 -
昨晩と何も変わらず音一つしない駅前です。夜明け前ですから寒さはより厳しくなっている気はしますが。
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さて5時間ぶりに戻ってきました。
半分目が閉じてる私と同じく駅のライトアップは消えていてやる気がなさそうです(笑) -
稚内始発の名寄行きに乗ってゆきます。
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確かなんらかの特急から移植した快適な転換クロスシートです。
1時間程度乗りましたが誰もほかに人がいないこともあり非常に快適でした。 -
列車は早朝のサロベツ原野を時々警笛を鳴らしながら進んでゆきます。
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さて睡眠時間を削ってまでこんな早朝になんのために列車に乗ってるのかという話なんですが、いつ廃止になるか分からない宗谷本線の秘境駅にいってみたく参りました。
この可愛い貨車駅舎は下沼駅です。 -
運賃表に妙な切り貼り跡がありますがこれは近年に廃止された駅があるからです。
実を言うとこの下沼駅も一日の利用者が1人以下であり、廃駅の危機になったところを自治体が管理してどうにか維持している有様です。 -
特急もないので列車は日に3.5往復しかありません。
それゆえこの駅に降り立つとなるとハードルが高いのですが、幸い稚内からであれば6時15分に下沼について7時7分に稚内に戻るルートが使えます。
本当は物置駅舎の糠南駅に行きたかったのですが、そうなるとn時間何も無いところに置いてかれるので断念です… -
自治体管理になったからか、隣の駅は両方とも特急停車駅でもう変わりようがないからか真新しい駅名標が付けられてました。
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駅を出るといきなり「権左衛門」なんて看板がありまして意味がわからないのですが、
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実は湧き水の汲み場です。地元の方が管理してくださっているようです。しっかりペットボトルにいれていきました。
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探索をさっそくしていきますが、ここらは牧畜地ですのでサイロがあったり
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もちろん牛もいます。ここらの乳牛は豊富牛乳として名高い牛乳を生産しています。
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牧畜という人の営みがあるからか、秘境駅ランキング18位とかなり上位にありながらそれほど秘境駅らしさを感じませんが駅からずっと通りを歩いていくと何も無いを具現化した景色に変わりました。
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踏切を超えて道道に入りましたが一応農道らしいです。ただ早朝にも関わらず体感80-100km/hほどでトラックや自家用車飛ばしていきます。
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また道なりにしばし歩くとこのようなドライブインのようなところに当たりまして、階段を昇っていくと
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サロベツ原野とパンケ沼を一望できる名山台展望公園に着きます。
朝6時にこんなところに来る人はいませんのでまさに独り占めです。 -
何か忘れましたがどなたかの詩をしたためた石碑でしょう。
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下沼駅に戻って列車を待っていると凄まじい音のアナウンスが。
何かと思いきや、私が乗る予定の音威子府から来る列車が鹿と激突した影響で30分遅れだそう。待てば来るのでそれはいいのですけど、驚いたのは「下沼駅ご利用のお客様」と放送が入ったので私が下沼で降りて利用していることをJR北海道側が確認していらっしゃるのですよね。
冬はマイナス20℃を下回り周囲に何も無い無人駅で遅延の連絡がないと下手すると利用者が凍死しかねないので、つくづく日本の鉄道網は優秀です。 -
30分下沼駅を楽しむ時間が増えたので秘境駅恒例の駅ノートを拝読しました。
秘境駅ランキング7位の糠南でクリスマスパーティーをしている謎の一団がいるらしきことなど興味深いことも沢山あったのですが、何よりこの駅ノートが地元住民さんから提供であることがいかにこの駅が愛されているかがよく分かります。 -
こんな歴史をまとめた紙もあって全く飽きません。
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さらにさらに言えばこの「ぬまひきょん」というキャラクターが描かれた非常に可愛らしい駅舎も地元の人によってデザインされ塗り直されたものなのです。
下沼駅が位置する幌延町の秘境駅への熱量が窺えます。 -
本来の列車に乗ってれば見れなかったサロベツ2号の通過を見届けておりましたら
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そろそろ列車が来るとの放送が入りましたので下沼駅を後にします。バイバイぬまひきょん。
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予期せぬトラブルで90分の滞在となりましたが、何も無いが魅力の秘境感と地元に愛される駅のふたつの要素を味わい尽くしましてキハ54に乗り込みます。
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今朝は暗すぎて豊富から北の駅は全く見ることが出来なかったのですけど、もう8時を前にしてやっと姿をおがめます。
これは日本一北の無人駅として有名な抜海駅ですが、非常に渋くてシビレます。ゆっくりと写真に収められたので無理してでも宗谷北線を普通列車でも旅してよかったと思いました。 -
この抜海から南稚内までの区間が恐らく宗谷本線で最も風光明媚なところでして、宗谷丘陵と雲隠れしてしまっていますが利尻富士が見えるビューポイントです。
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昨日稚内に降り立った時と違って「日本最北端の駅、稚内です」という駅内放送に迎えられながら稚内駅にまた戻ってきました。
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サボ(行き先案内板のようなものです)に掲げられた牧草地帯の絵がまさに先程訪れた下沼に重なりました。
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既に二度この駅には来てるはずなのに暗すぎてよくわからなかったポケモン柄のマンホールであるポケふたがこちらにはありました。
ポケふたコレクターではありませんが、稚内らしい絵柄で来た価値があるというものです。 -
ホテルをチェックアウトして、荷物を預けて稚内市街の観光に出ます。
ロシア語の表記があって海を越えて50kmほどでロシアであることを実感します。まあ実際ロシアから稚内に来られる方ってどれほどいらっしゃるのですかね?一応サハリンに航路はあるみたいですが。 -
ホテルから5分ほどで防波堤を兼ねたドームに着きました。
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思ったより大規模でしてひたすら無機質なドームが連なる姿にシャッターが止まりません。
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外からも壮観ですが、生憎工事をしていて満足のいくビューは取れませんでした。
最も防波堤なので他所のもんの写真の写りより防波堤としての役目を全う出来るかのほうが数百万倍も大切なわけですが。 -
稚内で有名な公園はひとつ山を登らないと辿り着けないので諦めて再び稚内駅に戻ってきました。
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明るい中で気づかなかったオブジェを撮ります。
関東在住ゆえに指宿まで足を伸ばすのは厳しいのですが、鹿児島から稚内まで鉄路が続いているのは本当に凄まじいことです。 -
特急の接続がこの時間はあるのでまた普通列車に乗って幌延あたりまで行ってもよかったですけど、朝に鹿で30分遅延が出ていることからわかる通り、宗谷本線は定時運行が難しい路線故に次の予定が叶わない可能性も大いにありますしなにより疲れた(笑)ので稚内市内の観光を引き続きします。
というわけで稚内の中心地、南稚内まで来ました。 -
駅前にこんな派手な店構えをした小屋があったので何かと覗いて見たら
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私の呼び方ですと今川焼きを売っていまして腹も空いていたのでセコマの豊富牛乳と共に頂きます。
こちらですと「おやき」として売られていましたが、この食品は日本全国で多種多様な呼び名がされていて非常に興味深いです。 -
南稚内から稚内方面にしばらく歩いてゆくと大規模な施設群がありまして、その中に樺太記念館なんてものがありました。
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こんなファジーなマトリョシカの顔出しパネルがありましたが、独り身ですのでスルーさせていただいて
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帝国時代のサハリン、樺太に関する資料を読み込みます。
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ちょうどこの時に一家で樺太の豊原(現ユジノサハリンスク)にお住いになっていて後にお父様がシベリア抑留された老婦人がいらして話を聞けたのですが、豊原は札幌よりよっぽど栄えていたなど本当に歴史的に貴重なものでした。
いつか先の戦争を生で体験してナラティブを語る人が日本からいなくなるのでしょうけど、複雑な気分です。 -
この記念館のとなりは大きな土産屋になってましたが、まだ2日弱旅程を残していて土産は買えないのでスルーです。
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また稚内方面に向かっていて昼ごはんはどうしようかと迷ってる最中、北海道ローカルチェーンを見つけたので入店です。
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ザンギ丼を見つけたので頂きました。不届き者なのでザンギと唐揚げの違いはよくわかりませんが、ざっくりと揚げられたザンギが非常に美味でした。
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お腹もいっぱいになって、初めて稚内に来てあそこに行かんわけがなかろうということで宗谷岬に向かいます。
という訳で廃線になった天北線のバスver.に乗って向かいます。一日一本だけ天北線の終着音威子府(おといねっぷ)まで行くようですが、このバスは途中までです。 -
睡眠不足からウトウトしていたらいつの間にか市街地を抜けて荒涼としたオロロンラインに突入していました。
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稚内駅から50分、宗谷岬のバス停に来ました。
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はい、来てしまいました。北方領土を除いた日本最北端の地、宗谷岬です。
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樺太探検に貢献した間宮林蔵が見つめる地は
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(天気ゆえほとんど見えませんが)今はロシア領のサハリンです。
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恥ずかしながら存じていなかったのですが、宗谷海峡でも太平洋戦争時に衝突が起きたようで慰霊碑が建立されていました。
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平和の碑というのもありましたがつい2時間ほど前に樺太記念館で戦争に翻弄された女性の話を聞いておりましたので重みが感じられます。
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宗谷岬の南側は宗谷丘陵がすぐに迫っておりまして
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1kmほど歩くと宗谷丘陵が俯瞰できるスポットに来ました。天気も相まって最北に相応しい荒々しい大自然です。
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もちろん最北到達証明書を発行いただいて
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一路、稚内に戻って直ぐにバスを乗り換えます。
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また鄙びたバス停に来たという感じですが、
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水族館もあるこちらは
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ノシャップ岬です。
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こちらは稚内駅からバスで10分程の立地ながら
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サンセットで有名な岬です。
生憎の天気でしたが、スマホの写真よりよっぽど立派に夕暮れと雲隠れの利尻富士を堪能出来ました。 -
また稚内駅前に戻って切れてしまったコンタクト洗浄液を買い足して
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いよいよ稚内を去ります。
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旅のお供は昨日さんざん乗ったよっていうキハ261です。
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しかしいくら乗り飽きたといってもこちらの宗谷号は稚内から旭川を超えて札幌まで直行し5時間超のロングラン特急です。
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17時過発なのでもちろん景色も楽しめないですが、昨日と逆方向の席を取ったのでログハウス調の音威子府駅などを写真を納めました。
こちら真っ黒な音威子府蕎麦で有名で朝一普通列車で行ってそばを食べて特急で稚内に帰る案もあったのですが、生憎店主の方が永遠の眠りにつかれまして駅そばとして頂くことができないという悲しいニュースが。 -
蕎麦は食えませんが、札幌まで5時間超の旅路で何も胃に入れないわけがないので稚内で購入していたセコマのカツ丼を頂きました。
コンビニの店内で作っているとは思えないお味でした。なお、稚内を出る20分前にもう宗谷号の待機列ができてたので飲酒は控えてます。 -
途中鹿と激突してとんでもない衝撃がありましたが、日常茶飯事だからか20分程の停止で直ぐ復帰しまして、列車は順調に名寄を過ぎ高速運転を開始しまして
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つい一日ちょっと前に稚内に向けて旅立った旭川に到着しましたら宗谷号の旅もあと3分の1も無いほどです。といっても全体の時間がかかりすぎてまだ1時間半はかかるのですが(笑)
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18切符の旅などで長い間列車に乗りなれてる私ですが、非常に車窓が単調であるのもあって「長かった…」と思わずこぼしてしまいました。それでも乗ってれば着くもので遅延含めて5時間20分程で札幌に帰還しました。
途中人が乗ってきたので人自体はいましたが、自由席で稚内から札幌まで乗り通したのはおそらく私しかいなかったと思います。大半が名寄か旭川で降りてしまいました。 -
3日ぶりの札幌駅に思わず安堵してしまいます。
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といってもここで終わりというわけに行かず、ここから本日の宿泊地に向かいます。
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23時も過ぎているのに10分単位で来ることに道北からのカルチャーショックを覚えつつ(笑)、地下鉄の南北線に乗りまして
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中島公園駅につきました。
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本日の宿、ベッセルイン中島公園さんです。
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1人では泊まるのが勿体無い広さです。
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つい6時間前まで稚内にいたのに、窓の外から見える遠くまで途切れぬビル群に大都会に来たのだとしみじみ思います。
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道すがらセコマで調達した野菜スティックを肴にミントハイボールを頂いておやすみなさい。
本当にこの旅ではセイコーマートにお世話になりました。 -
おはようございます。濃かった道北旅行もいよいよ最終日です。といってもきた北海道フリーパスは昨日で期限切れで今日は出発までゆったりと札幌探索をするのみです。
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朝食で有名なベッセルインに泊まっているので
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朝からもりもりと食べていきます。海鮮丼にスープカレーです。このスープカレーはかなり美味しかったのでおかわりしても良かったかも。
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このフリースタイルで海鮮丼が作れるのはなかなかテンションが上がります。というわけでおかわり。
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フルーツと道産の飲むヨーグルトで〆です。評判がいいだけあって何食べても美味しかったです。
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昨年ベッセルカンパーナに泊まった時も思いましたが、このお部屋にお持ち帰りドリンクは助かります。
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お部屋が広いのもあってチェックアウトまでゆったりとコーヒーブレイクを楽しめるからです。
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この度では珍しくチェックアウト11時ギリギリまでくつろいで街に出ます。
ベッセルグループは2回泊まって間違いがないのを確信したので今後も愛用していきたいですね。 -
ホテルの最寄りは中島公園駅ということでもちろん近くには中島公園があります。
非常に美しい黄金色の銀杏並木です。朝からテンションが上がります。 -
そのまま通りを札幌駅方面へと引き返します。
なにげ初めてちゃんと来たススキノです。繁華街で夜遊びする趣味はないんですが、このニッカの広告は味があっていいですね。 -
旧北海道庁です。
札幌といえば時計台が有名ですが、個人的にはあのごちんまりとした肩身の狭そうな建物より庭園も広いこちらの方がより札幌らしいかななんて思ってます。 -
札駅まで来ました。大都会ですが整然とした街並みです。
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駅の東西だか南北の通路をぬけて
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北海道大学に来ました。
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一般向けに解放されているカフェがあったので入ってみます。
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空間が広く取られたオシャレな内装です。
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有機栽培のブレンドと北大生産の牛乳を使ったマドレーヌを頂きました。
本当は店頭販売されていたカヌレが食べたくて受付の方に「カヌレはカフェでいただけるのですか?」と聞いて「はい」と返事を貰ったので20分以上並んだのですが、結果としてはカフェで食べれず代わりに頼んだマドレーヌとコーヒーも20分は待ちました。
正直かなり杜撰な接客とオペレーションに落胆しましたが、急いでないですしこちらのマドレーヌもコーヒーも非常に美味でしたので結果OKです(笑) -
早めのお茶を済ませてまた札幌をぶらりです。
今度はホテル方向の大通公園を目指します。途中空がきれいで思わずパシャリ。 -
本当はとうきびを食べたかったんですけど、とうきびはもうシーズンでないようでテレビ塔前のワゴン販売は終わってました。
それでも大通公園が私は好きなので歩くだけで非常に満足です。 -
今回は乗ってませんが札幌といえば、路面電車も街に華を添えてます。今度来る時はまた乗ろうかしら。
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大通公園から中島公園に向かうとすすきのをもう一度通ります。15時前とのことでまだ飲み屋や風俗店は営業してませんが、酒を運ぶトラックは配達をこなしていました。
稚内でもありましたが、まさに誰かの仕事で世界は動いております。なんて変な旅行者が言っても意味ありませんが(笑) -
ホテルで荷物をピックアップして札幌駅に来ました。いよいよ新千歳空港に向かいます。
悩みましたが乗る予定の電車は小樽から来ているので、荷物も大きく万が一ロングシートに当たると肩身の狭い思いをしそうで北海道版グリーン車のuシートに課金です。 -
乗る電車までまだ少し時間があるのでプラットホームを少し探索。
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こちらは札沼線、いや今は学園都市線と言った方がいいでしょうか。
つい1年前に前日に予告がされて半分近くが廃線になってしまったショッキングな路線です。私が今回乗った路線のいくつかもやがて廃線になってしまうのでしょうが現実味がありません。 -
話を戻してこれから乗る新千歳空港行きはクロスシートだったのでuシート課金の意味は薄かったですが、経営難のJR北海道に少しのお布施になるでしょうか。
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快適なシートに腰かけるとたちまち札幌駅周辺の高層ビルが遠ざかっていきます。
鉄道に多く乗ったこの旅ですが、北海道内で乗るのはこれが最後です。 -
もちろん鹿に激突することも無く40分ほどで新千歳空港に着きました。
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特急を使い放題の割に随分と列車に長く揺られてた気がします今回の旅行ですが、この本州と北海道の対比を見ればすぐ訳が分かります。
今回最も移動した稚内→札幌だと東京から岐阜まで、比較的楽だと言ってた旭川→稚内も東京から福島までくらいの距離が鉄路だとあるのですから。それを新幹線もなく移動したらそりゃ「でっかいどう」です(笑) -
かなり余裕を持って新千歳に着いたのでバックパックの重量に気をつけながらじっくりとお土産を吟味します。
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自分向けにはこちらのきたキッチンで根室名物のオランダせんべいを買いました。根室には1ミリも足を踏み入れてませんが、妙に癖になる味なので買ってしまいます(笑)
しばらく先になりましょうが、道東も旅してみたいものです。 -
時間が余ったのでこちらのラウンジでゆっくりします。
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ピーチの搭乗口からかなり離れてるのは難点ですが、道産の牛乳を扱っているのはポイントが高いです。
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400円で有料ですがおつまみ付きで生ビールが飲めるということで勿論最後に一杯!
いやあ染みますねぇ… -
保安検査で何かあったみたいで20分ほどディレイしました。そうはいっても成田はバスでターミナルまで運ばれますし行きと違って席も20番台で定時でも乗れる電車は変わりませんので気ままに。
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というわけで無事に成田について京成に乗って帰宅です。
11月の北海道はオフシーズンに入ってしまってやってない施設も多く、特に旭川以北は寒さも堪えましたが美しい紅葉、人がいないが故に占拠できる雄大な景色や美味なご飯は旅をしていてよかったと何度も実感したものです。
ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました。
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