2021/10/21 - 2021/10/21
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カメポンニュさん
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10月になってコロナの感染者がどんどん減ってきた。そろそろ大丈夫かと思い1年8か月ぶりに電車に乗って山に行った。私の所属する自然観察グループの観察会が奥池で開かれるのだ。バスで奥池まで往復したら楽だけれども、自分の足で歩いて往復するほうが楽しい。
JR芦屋駅から芦屋川右岸道を行こうとするが通行止めであった。気を取り直して少し引き返し、柿谷からゴロゴロ岳を越えて奥池に行って皆さんと合流した。
ここから行った剣谷湿原はリンドウやウメバチソウがきれいに咲いていた。ミミカキグサを皆さんは一生懸命に探されていたがあまりに小さいので私の興味からは外れていた。
久々の山歩きはとても気持ちがよかった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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21日は自然観察会のメンバーで奥池の剣谷湿原を観察するとのことであった。コロナがだいぶ落ち着いてきたので久々に参加することにした。よく考えたら2020年の2月以来の公共交通機関だ。1年8か月ぶりだ。快速電車でJR芦屋駅に7時過ぎに着く。
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ここからは芦屋川右岸道を登る予定である。集合が10時15分なので余裕で着くだろう。7時20分に出発する。阪急の芦屋川駅を通り、高座の滝へと続く道を登る。休日はハイカーでいっぱいだが平日は誰もいない。
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住宅街の中を登っていくと城山への分岐に着く。ここは右手の城山へと進む。
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少し行くと道路が終わり山道となる。山道を少し進むと芦屋谷に入る道が分かれている。・・・・はずだったのに。
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なんとロープが張ってあり、「立入禁止」だと無情の看板が出ている。手前の黄色の看板に何やら言い訳が書かれている。
とりあえず、この道は行けないということが理解できた。さあ、どうしたものか。今は7時45分だ。いろいろな選択肢が頭に浮かぶ。
①験が悪いので、もう家に帰る。・・・いやいや、せっかく弁当を作ってきたのにもったいない。
②会に合流せずにこのまま登って最高峰を目指す。・・・なかなか魅力的だ。
③引き返して車道を歩いて奥池へ向かう。・・・車がうっとおしい。
④引き返して水車谷バス停の先からゴロゴロ岳へ登る道を行く。・・・初めてのコースで道の状態がわからない。また、時間に間に合うのか。
⑤引き返して喫茶店でコーヒーを飲み、バスで奥池へ上がる。・・・ちょっと自分を甘やかしすぎだ。
ちょっとパニック気味になりながら考える。まあ、集合に遅れても行先がわかっているから何とかなるということで④に決めた。 -
方針が決まったら引き返す。下の橋に着いたのは8時15分。ここから坂を上る。小学生がマスクを着けて上っている。この子供たちは健脚な子に育つだろう。
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水車谷バス停を過ぎて次のカーブが山道の入り口だ。しっかりとした道がついているので安心した。
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柿谷コースを登る。なかなかの登りが続く。時間が気になるのでとにかく進む。最初の鉄塔に到着する。8時55分だ。送電線の鉄塔からは眺めがいいことが多いがここは木が茂っていてあまり見えない。
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鉄塔の周りには白い棒がたくさん生えている。中をのぞいても枝や葉が詰まっているだけである。何か目的がありそうだがよくわからない。時間が気になるので前へ進む。ここからは勾配は緩くなる。
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9時15分に2番目の鉄塔に着く。ここは前山遊歩道との分岐になっている。帰りはこちらを通ることにする。
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時間は時間は大丈夫みたいなのでちょっとペースを落とす。9時25分にゴロゴロ岳に着く。5分ほど休んで奥池バス停へ下る。
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奥池を回り込んでバス停には9時50分に到着。3名の方が早いバスで来られていた。10時15分前のバスが到着。バスからは会のメンバーがぞろぞろと降りてきた。ほぼ貸し切りだったらしい。26名が顔を合わせて出発する。
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出発して池に着く手前の道端に黄色い花が咲いている。私だけなら「変わった花だ。」で終わりだが、会の皆様はあーだこーだと意見を述べている。スマホで検索したりしている。ホソバウンランとキバナウンラン派に分かれた。どっちも同じものだという人もいる。私は花が咲いていたらキバナウンラン、花がなければホソバウンランでいいんじゃないかと心の中で自分勝手に意見をまとめた。
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池沿いに北上する。このツツジは葉が大きい。オンツツジだ。オスのツツジいう意味だそうだ。花がないのであまり興味がわかない。花が咲くころにチャンスがあれば見てみたい。
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山道に入り、タムシバだとかコシアブラだとかいろいろと観察をする。地面にへばりついた葉を見てシライトソウだ。葉の鋸歯が特徴だ。と教えてくれる。家に帰ってネットで花を見たらとても美しい。でも今は葉っぱだけ・・。5月ごろが花期らしい。来年まで覚えているかどうかよくわからない。
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いろいろと見ながら湿原に近づく。湿原の入り口にはサワシロギク。
咲いてすぐは白色をしている。 -
受粉をすると赤くなる。
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最後は種になる。ピンボケだけれども…。
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センブリが大きく咲いている。
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ホソバリンドウが青いアクセントを撒いている。
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ウメバチソウは雄しべの付き方が独特で面白い。いっぱい咲いている。 この花が私は気に入った。
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私はこのウメバチソウを見つけて一人喜んでいた。種も面白い形をしている。
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会の皆さんはミミカキグサ・ムラサキミミカキグサ・ホザキミミカキグサなどを探している。1から2mmほどの小さな花でよく見えない。この写真で花がわかるかな?。ムラサキミミカキグサが写っているはずだ。
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これが湿原だ。この中でいろいろと観察をした。
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ここからはひたすら歩いてゴロゴロ岳へ登る。
あっ、この景色。初めての場所だが何日か前の朝日新聞に出ていた。『村上春樹の短編に現れる「神戸の山」 足で探した記者が出会った景色』という題で、「村上春樹さん(72)が昨年に出した最新短編集「一人称単数」に、舞台が「神戸の山」と明記された作品がある。その山はいったいどこなのだろうか。作品を読み込んだ記者が、作中にちりばめられたヒントを元に歩いて探してみた。」という文だ。私はこの作品は読んでいないが、この記事では六甲ケーブル下の公園とここの公園が紹介されていた。暇なことをする記者がいるもんだと感心しながら記事を読んだ覚えがある。まさかこの場所に来るとは思わなかった。何か儲けたような気分で駅へと下った。
ここからも思ったより距離があり、15時20分にJR芦屋駅に着いた。なかなか楽しい一日であった。 ゴロゴロ岳で休憩をして13時55分にバス停へ向けて移動する。私はここで皆さんと別れて尾根道を下る。柿谷コースとの分岐鉄塔を14時05分に通過する。ここから前山遊歩道を進む。尾根道だが見晴らしはほとんどない。急な下りが続く。ぐんぐん下り15時に前山公園に出る。
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