北の国からのロケ地　そして　レナード・バーンスタイン縁の地　ニドムリゾート

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2017/11/29 - 2017/11/29

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エリア

新千歳空港から車で15分、苫小牧東ICのすぐ隣にニドム・リゾートはある。ニドムとはアイヌ語で「豊かな森」と言う意味らしい。

その一角にあるこの教会。
ここは「北の国から」のロケで使われた所。

ホテルニドム&クラシックゴルフコース宿・ホテル
石彩の教会

「北の国から '95秘密」で、｢れい｣が結婚式をあげた教会。

なんか、アイルランドやスコットランドの片田舎にでもあるような教会だな。行ったことないけど。
ロケ当時は冬で、ここは一面真っ白な雪の中。純が遠くから彼女のウェディングドレス姿を見ていた。れいは純の初恋のヒトだった。

「ダスティン・ホフマンに　俺は　なれなかった」

そんな純の台詞があったような‥
BGMが大塚博堂だったか、尾崎豊だったのか、それともサイモンとガーファンクルだったのか‥
すっかりと忘却の彼方だ。
教会の入口

やっぱりBGMはサウンド・オブ・サイレンスがいい。
中へ

渡り廊下の奥にあるのが‥

オープニング・コンサートは彼の曲、キャンディード序曲で始まるのが恒例。
彼がこのヴィラで使用していたピアノ
メーカーは？
ベーゼンドルファー

スタインウェイを弾くのかと思っていた。アメリカ人だからアメリカ製のピアノって事ではなく、バーン“スタイン” だから “スタイン”ウェイ。

洒落で音楽ができるか！って怒られそうだ。
ピアノにある彼のサイン

　両隣は誰のかワシには分からない。

更にさかのぼること1979年の夏、彼の指揮を上野の東京文化会館に聴きに行った事がある。演奏曲はショスタコーヴィチの「革命」。この時、彼はもう若くなかったので、さすがに指揮台で飛んだり跳ねたりしなかったけど、（あっ、ちょっととんだかな）終わった時はシャワーを浴びた様に汗びっしょりになっていた。
考えてみたら、人生で一番最初に買ったLPが彼のアルバム。ホルストの組曲「惑星」だった。それが最初の彼との出逢い。

そのレコードも含め、所蔵のLP全てを小倉の旦過市場で出逢った女学生に託すことにした。それらは学生たちが運営するレコード喫茶で使われる事になる。なんの疑いも持たず個人情報を教えてくれた彼女。これも一つの出逢いだ。
でも、送り賃が嵩みそうだな。
ニドムで撮られた彼のスナップ。
滞在の様子はTVでも放送された。NHKだったか。
彼は自分の死期をさとっての来日だったのだろう。

最後の夏　最初で最後のPMF
彼が亡くなったのはその年の秋だった。
彼の指揮で一番印象的なのはブランデンブルク門の前で行われたコンサート。

※写真は2013年3月に撮影
1989年、彼が亡くなる丁度一年前の11月9日、ベルリンの壁が崩壊する。そして12月25日のクリスマス。東西分断の象徴だったブランデンブルク門の前で、「ベルリンの壁崩壊記念コンサート」が開かれた。曲目はベートーベンの第九、指揮：レナード・バーンスタイン、演奏：６つのオーケストラからなる有志連合 (西ドイツ・東ドイツ・アメリカ・ソ連・イギリス・フランス)
最高のクリスマスプレゼントになった。
札幌コンサートホールKitara

札幌コンサートホールキタラ名所・史跡
その前にある「レナード・バーンスタインプレイス」
「レナード・バーンスタインプレイス」とは元々、ニューヨークのセントラルパークのウェストサイドなど、彼に縁のある複数の地を指して命名されたもの。

札幌のこの場所も、そこに加えて頂いたと言う事らしい。

来年のPMFは絶対に聴きに行くぞ。
でも、その前にスピルバーグのミュージカル映画だな。