Petit Voyage!「ゆるキャン▲２ロケ地めぐり」③ ～竜洋→浜名湖・弁天島～

2021/10/07 - 2021/10/07

　コロナもだいぶ収まってきて、「旅行したい！」という欲望がフツフツと湧いてきます。普通だったら「そうだ、京都行こう！」ってとこですが、残念ながらできない事情が生じました。それは、９月から仔犬（シェルティー）を飼い始めたから。１歳を過ぎればペットホテルに頼んだりできますが、まだ２か月と小さいため宿泊を伴う外出・旅行はできません。そんなわけで、ドラマ＆アニメ「ゆるキャン▲２」で主人公の「リンちゃん」が訪れた地元の「浜名湖・弁天島」のロケ地とモデル地を訪ねました。

エリア 弁天島温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

１＜竜洋海洋公園オートキャンプ場＞
　ゆるキャン▲の主人公「志摩リン」は、2020年の元日をこのキャンプ場で迎える。しかし、山梨の母から「この辺り一帯の道 凍結しちゃって　スクーターじゃ家まで帰れないのよ」と電話があり、愛知県に住むおじいちゃんがバンで迎えに来る３日まで浜松で過ごすこととなる。

竜洋海洋公園オートキャンプ場 宿・ホテル

２＜竜洋・風車　★アニメ＞
　持ち金が少なくなったリンは、安い料金のキャンプ場を探し、浜名湖の弁天島に向かう。
　※この風景は、ゆるキャン▲２アニメ版・エピソード３で登場

３＜浜名湖へのルート　★アニメ＞
　リンは、愛車「ビーノ」で天竜川の一番下流にかかる「遠州大橋」を渡り浜松市に入る。
　※アニメ版のオープニングでは、この表示板や橋を渡るシーンが登場

４＜国道１号＞
　リンは、国道150号から国道１号（途中から国道301号）に出て浜名湖・弁天島に向かったと思われる。事前にいろいろとリサーチする（でも、見落としなどのうっかりも多いが・・・）リンのことだから、きっと国道301号に並行するこの歴史ある道を通ったことだろう。

５＜旧東海道松並木＞
　浜名湖に近い西区舞阪町には、今も旧東海道の松並木が約800メートルに渡って残っており、昔ながらの風情が感じられる。

旧東海道松並木 名所・史跡

６＜西区舞阪協働センター前ガード　★アニメ＞
　ドラマ版ではこの場所は登場しないが、アニメ版のオープニングでビーノに乗ったリンが新幹線とすれ違うシーンが出てくる。

７＜弁天大橋　★アニメ＞
　弁天大橋は、弁天島に掛かる３つの橋のうち１番目の橋。リンは、法定速度を守りながらゆっくりと橋を渡る。　

８＜渚園　★ドラマ＞
　弁天橋を渡ったリンは右折し、一番北にある島「渚園」に到着する。
　※ピンクで囲った「渚園」の表示は、ドラマ版で登場

９＜渚園キャンプ場管理事務所　★★ドラマ＆アニメ＞
　渚園に着いたリンは、キャンプ場管理事務所に向かう。

▲リン「あしたまで１泊でお願いします」
▲管理人「410円です」
▲リン「やすっ！有料キャンプ場でここまで安いのは初めてだ。　けど…　非常に助かる!」

　懐具合が寂しいリンは、とても喜ぶ。　※アニメ版では、なぜか420円

渚園キャンプ場 キャンプ場

１０＜ゆるキャン▲効果恐るべし　★アニメ＞
　管理事務所入り口には、でかでかと「ゆるキャン▲」のポスター。交通の便がよく、色々なタイプのキャンプ場があることで以前から人気のキャンプ場だったが、ゆるキャン▲２放送後は「聖地」となり、土日・休日はすごく混んでいる。

１１＜渚橋　★★ドラマ＆アニメ＞
　手続きを終えたリンは、笑顔で走り出し、こうつぶやく。

▲「とりあえず 今日のキャンプ地は押さえたから…　海　見に行くぞ　海！！」

　そして、リンはビーノに飛び乗り、渚橋を渡って「表浜」に向かう。
　どこまでも海に憧れを抱く海なし県の「梨っこ」リンであった。

１２＜渚橋＞
　渚園に続く「渚橋」は、ゆるキャン▲２アニメ版・エピソード12のオープニングで、まだ浜松に住んでいたゆるキャン▲２のもう一人の主人公「各務原なでしこ」の親友「土岐綾乃」との別れのシーンでも登場する。浜松出身の作者「あfろ」先生の思い出の場所なのかも・・・。

１３＜弁天橋＞
　表浜へは、赤い欄干の「弁天橋」を通っていくのが近道。道ばたの灯籠がいい味を出している。

１４＜表浜　駐車場入り口　★ドラマ＞
　駐車場入り口に着いたリンは、こうつぶやく。

▲「むっ？　駐車場　有料なのか…」

　何と言っても、所持金がもう僅かだからネ。

１５＜オートバイ　無料　★ドラマ＞
　しかし、次の瞬間「オートバイ　無料」の文字を見てリンの目が輝く。

▲「オッ…　ウ～ッ！」（喜びの声）

１６＜「サンキュー　オートバイ！」　★ドラマ＞
　リンは、「サンキュー　オートバイ！」とうれしそうにつぶやきながら、左の隙間からビーノに乗って駐車場内へ。
　しかし、どう見ても大・中型バイクは入れそうもないネ。

１７＜浜名大橋　★★ドラマ＆アニメ＞
　駐車場に愛車ビーノを駐め、橋を見上げるリン。

▲「アア…　浜名大橋　でかっ・・・」
そこへ「なでしこ」からの電話。
▲「リンちゃん　３日までそっちにいる事になったんだよね？　私も２日と３日浜松に行くんだけど、もしよかったらおばあちゃんちに一緒に泊まりに来ない？地元の友達も一人来る予定なんだ」

　金欠で困っていたリンは、「オッ…」と心が動く。

１８＜正月の釣り人　★アニメ＞
　リンは、組み立て椅子と本を持って表浜に向かう。釣り人を見て、
（元日から釣りに来ている人結構いるんだ）と思う。
　浜名大橋の下はよく釣れるらしくて、年柄年中多くの釣り人がいる。

１９＜浜名大橋＞
　浜名大橋は、浜名湖今切れ口に架かる国道１号の橋。全長は約632m、中央の支間長は240mあり、開通当初は世界一のプレードガーダー橋（桁橋）だった。現在では国内3位。最高地点は海抜31mもあり、橋の上から南は太平洋、北は浜名湖がよく見える。

２０＜表浜　★★ドラマ＆アニメ＞
　浜名大橋の南側にある表浜まで歩いてきたリンは、座る場所を探す。

舞阪 表浜 ビーチ

２１＜赤灯台　★★ドラマ＆アニメ＞
　海中の赤い灯台の見える場所でリンは立ち止まり、

▲「ハァ…」と一息つき
▲「この辺かな」とつぶやいて椅子をセットする。

２２＜遠州灘　★★ドラマ＆アニメ＞
　潮騒を聞きながら、リンは数時間ものんびりと読書を楽しむ。
そして、読書をしながらあることに気付く。

▲「１月なのに　砂浜が温かくて　ポカポカする」

　寒さが厳しい身延と冬でも暖かい浜松の違いを実感するのだった。

２３＜風紋　★★ドラマ＆アニメ＞
▲「やっぱ １人キャンプ好きだな　私」

と、元日からマイペースで動けるソロキャンの良さを改めて感じるリンであった。

　写真のような砂の縞模様を「風紋」（ふうもん）という。強い風が吹く遠州灘海岸では、夜に足跡が消され、翌朝には見事な風紋が見られる。

２４＜遠州灘海岸　浜松エリア　★アニメ＞
　遠州灘海岸の浜松エリアは、絶滅危惧種「アカウミガメ」の産卵地となっていて、その保護のために海岸は車両乗り入れ禁止となっている。足跡の多くは、釣り人やサーファー、恋人たちのものである。アニメで出た「犬の散歩」は少ないと思う。

２５＜弁天島海浜公園＞
　浜辺で読書を楽しんだリンは、ある目的のため「弁天島」に向かう。

弁天島海浜公園 自然・景勝地

２６＜モデル地表示＞
　弁天島は、以前はアニメ「ガヴリールドロップアウト」のモデル地としてアピールしていたが、すっかり「ゆるキャン▲２」に替わってしまった。

２７＜海水浴場＞
　夏には海水浴客で賑わう浜辺も、10月とあって小学生が数人泳いでいるだけだった。

２８＜赤鳥居といかり瀬　★ドラマ＞
　ドラマ「ゆるキャン▲２」のオープニングシーンは、赤鳥居のもう少し後ろの「いかり瀬」で撮影された。ここは天然の干潟で、渡し船に乗って行ける。いかり瀬では、潮干狩りをしたり、磯遊びをしたりできる。

２９＜日帰り温泉　★ドラマ＞
　リンがここに来た目的は、ズバリ「温泉」。せっかく温泉場に来たんだから入らないとね。ドラマでは、このライオンのアップが出た。　

３０＜ホテル「THE OCEAN」　★ドラマ＞
　ドラマでリンが入浴したのは、リゾートホテル「THE OCEAN」の浴場。
湯船につかって窓の外の赤鳥居と浜名大橋を見ながら、リンは、

▲「浜で１日本読んで 温泉つかって…　ハァ…　贅沢な時間の使い方だ　アア…」

　と、つぶやきながら、至福のときを過ごす。
　入浴後、リンは「フゥ…　いい湯だった」とドライヤーで髪の毛を乾かしながらふと外に目をやる。そこには、岸辺に集まる人たち。「うん？」と気になったリンは、岸辺に向かう。

３１＜ホテル「開春楼」　★アニメ＞
　アニメでは、リンが入浴したホテルはこちらの「開春楼」。コロナで休業中のため、ドラマでは「THE OCEAN」が使われた。

浜名湖弁天島温泉 ファミリーホテル開春楼 宿・ホテル

３２＜裏口階段　★アニメ＞
　アニメでは、岸辺に集まる人たちが気になったリンは、この階段を通って岸辺へ向かった。

３３＜冬期の絶景　★★ドラマ＆アニメ＞
　浜名湖の絶景の一つが冬期に見られる赤鳥居に沈む夕日。
リンは、岸辺にいたおじさんに人々が集まっている訳を尋ねる。

▲「あの…　すいません　皆さん何してるんですか？」
▲「ああ　みんな鳥居に日が沈むところを見ているんですよ。この季節になると　ちょうど鳥居が夕日に重なって　きれいでね」

　※これは、冬の時期に娘が撮影したものです。

舞阪町観光シンボルタワー 名所・史跡

３４＜のんびりした元日　★★ドラマ＆アニメ＞
▲リン「アア…　ホントだぁ」と感動！
▲リン「初日の出見て　日の入り見て…　本当にのんびりした元日だったな」

　と、夕日を見ながら元日の１日を振り返る。
　※これも、娘が撮影した写真です。

３５＜テントの中で　★★ドラマ＆アニメ＞
（夕食を済ませテントの中でくつろぐリン）

▲「ああっ…」（あくび）
▲「なでしことの待ち合わせは１１時に佐久米駅か…」
▲「１泊させてもらうわけだし…何か手土産とか持って行ったほうがいいよな」
（スマホで浜名湖近辺の名物を検索するリン）
▲「舘山寺に有名ないちご大福があるのか…（画像を見て）うまそう～」
▲「よし！　あしたは 途中でこれ買ってくぞ　フッ」

　最後の「フッ」がリンらしい。この後、夢の中へ・・・。

３６＜渚園キャンプ場＞
　おまけで「渚園キャンプ場」の紹介を。
　渚園キャンプ場は、東名高速道の浜松西ICから車で約30分。浜名湖のシーサイドにあるキャンプ場で、２万㎡もあるる芝生広場のフリーサイトとオートキャンプ場のほか、ペット連れ専用のサイトもある。

渚園キャンプ場 キャンプ場

３７＜管理棟内部＞
　こちらは、管理棟の内部。

３８＜バイクとテント＞
　以前は、リンのバイク「ビーノ」があったらしいが、現在は250ccほどのバイクに替わっていた。

３９＜ゆるキャン▲押し＞
　ドラマ「ゆるキャン▲２」の放送が終わって半年ほどたつが、「聖地化」とコロナ禍での「キャンプ人気」により、まだまだ人気は続いているようだ。

４０＜色紙＞
　渚園でのロケでは、志摩リン役の「福原遥さん」だけしか来なかったようですな。

４１＜ゆるキャン▲グッズ＞
　静岡県西部にあるいくつかのゆるキャン▲ロケ地＆モデル地に行ったが、ここが一番グッズが充実していた。欲しいキャンプ用品があり「買うか、止めるか」と心が揺れたが、強気の価格設定に財布のひもが緩むことはなかった・・・。

４２＜Ｔシャツ＞
　Ｔシャツ類は、割と買いやすい価格設定だった。まあ買わんが・・・。

４３＜売店＞
　ここのキャンプ場は管理棟内に売店もあり、キャンプ用品の買い忘れがあってもここで事足りてGood！

４４＜渚園売店特製＞
　渚園売店にて土日祝日のみ数量限定て?販売されているのが、地元舞阪産ののりを使用した｢浜名湖のりうどん」。天ぷらの名店「魚あら」の天かす掛け放題がいいね。

４５＜食べてみました＞
　ラーメンみたいな細麺のうどんは、こしがありモチモチしている。浜名湖海苔の香りと味、魚あらの天かすもGood！　また食いに来たい味だった。

４６＜シャワー棟＞
　キャンプ場内には、こんな立派なシャワー棟もある。

４７＜レンタルショップ＞
　こちらは、BBQコンロやタープ、椅子、焚火台などのレンタルショップ。

４８＜キャンプブーム＞
　ほとんどのテントが真新しく、キャンプを始めたばかりという感じのファミリー・グループが多かった。これも「ゆるキャン▲」の効果か。

４９＜ウォット＞
　渚園キャンプ場のすぐ横には、「ウォット」というミニ水族館もある。小さい子どもの居る家族連れには嬉しい施設だろう。

静岡県水産試験場浜名湖分場浜名湖体験学習施設ウォット 名所・史跡

５０＜大水槽＞
　これは、深さ5メートル、天井まで曲線をえがく迫力ある大水槽。サメやエイ、ウツボなど遠州灘や浜名湖に生息する魚を展示している。

５１＜ふれあい水槽＞
　水槽のそこにある穴から手を入れて魚たちに触れられる不思議な水槽。子どもたちはこういうの大好きだよね。

　Petit Voyage!「ゆるキャン▲２ロケ地めぐり」③ ～竜洋→浜名湖・弁天島～は、以上です。次回は、りんちゃんの翌日の旅　～舘山寺→奥浜名湖～　をアップしたいと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• ｍａｒｓｙさん 2021/10/23 10:08:25

  浜名湖行かれたんですね

  nanochanさんこんにちは、marsyです。
  浜名湖行かれたんですね。
  私の場合は、電車利用だったんで、駅近くだけでしたが、
  車だと、やっぱたくさん回れますね。
  次回は佐久目、舘山寺、気賀かな、アップ楽しみに待っています。
  では失礼いたします。
  nanochanさん旅行記にポチッとな。
  
  追伸
  私も、来週山梨南部の方巡礼する予定です。
  レンタカー借りて、富士宮神社、浩庵他キャンプ場、
  学校から早川宿、身延回るつもりですが、
  １日なんで結構ハードで、全部は回り切れないかな？

  nanochanさん からの返信 2021/10/29 22:11:23

  山梨県への旅行記、楽しみにしています。

  marsyさん、こんばんは。nanochanです。
  私の旅行記に投票・コメントだけでなく、フォローまでしていただき本当にありがとうございました。お返事が遅れたことをお詫びします。拙い旅行記ですが、見てくださる方がいると励みになり「また書こうかな…」という気持ちになります。
  ゆるキャン▲２は、静岡が舞台になっているということで興味をひかれ、アマゾンプライムでちょっと視たところ、女子高生たちのまったりとしたキャンプ活動？にすっかりはまってしまい、１＆２のアニメとドラマを全部視ることとなりました。コロナ禍で遠くに行けないため、県内のロケ地・モデル地でも回ってみようか…ということで、今回いくつかの旅行記を書くことになりました。コロナも落ち着いてきたようなので、今後は、伊豆や山梨のロケ地・モデル地に行ってみようかと思っています。
  marsyさんは、今度、山梨南部の方に行かれるとか。富士宮浅間大社や浩庵キャンプ場等の旅行記を楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします。