横浜山ノ手西洋館歩き

2021/10/14 - 2021/10/14

　東京世田谷生涯大学35期の仲間達と横浜の山ノ手西洋館歩きを行いました。
この計画は当初今年の1月に計画されたのですが、コロナの為延期が続き4度目に漸く実行出来ました。
私を含め幹事は、コロナの状況に合わせるべく其の度に、西洋館の対応確認、中華街の状況下見に追われます。
　従いこの旅行記は今年1年下見を含め4回の横浜訪問の集大成で、本番を中心に一部下見時を追加して纏めました。
　尚建物内部はコロナに伴い入場制限中、しかも原則10分以内、写真撮影は禁止となっています。
　それでは回った順にアップします。

　　　　　　表紙は外交官の家

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

集合は JR石川町駅元町口改札午前１０時、本日の天候は晴。

　駅からの急坂を登ると、頂上近くに慎ましやかな、こんな門があります。
イタリア山庭園、ブラフ18番館、外交官の家の裏門になります。
ここから入場。

　門を入り階段を登ると、先ずブラフ１８番館。
大正末に建てられた住宅で、山手教会の司祭館として平成３年迄使用されていた家です。

　庭からはベイブリッジやマリンタワーが見えます。

　次に庭続きの階段を登ると外交官の家。
明治43年に時の外交官内田定槌が、アメリカ人設計士に依頼して東京南平台に建てた家、平成9年ここに移築、同時に国の重用文化財に指定されました。

　この写真は昨年12月の第1回下見時のもの。
黄色の壁面に庭の銀杏が良く似合います。

正面、崖上に建ち見晴らし最高。

　玄関。

前庭（イタリヤ山庭園）

　外交官の家を正門から退出、山手本通りを進むと右手にカトリック山手教会の尖塔が見えて来ます。

　庭にあるマリア像。

　教会ではミサの最中。（10月３日の下見時）

　 教会の角を回ると緑豊かな公園、公園の入口に日本庭球発祥地碑が建っています。
明治９年この地にテニスコートが２面造られ、これが日本テニスの事始め。

　現在も元気に活躍中です。

　一帯は山手公園、コートに面してテニス発祥記念館があります。

　奥には山手６８番館、昭和９年築、現在はテニスクラブのクラブハウス。

　山手本通りに戻って来ました。
通に面して日本郵船横浜山手クラブ、郵船の船員用施設で世界主要港にあります。

　通りの下には現役の西洋館が。

　この家のドアには４６の標識が、現役なのでしょう。

　山手地区は最初の外人居留地、教会が多くあります。
ドアが開いている教会を覗いて行きましょう。

　ベーリックホールに到着。
昭和５年英国人ベーリックにより建てられた家、個人住宅では最大の広さです。

　玄関

　向かいはエリスマン邸。
大正１５年、近代建築の父と呼ばれたレイモンドの設計により建てられました。

　山手２３４番館。
昭和２年に建てられた外国人向け共同住宅。
4戸の同一形式の住戸が中央の玄関ポーチを挟んで向い合い上下に重なっています。

えのき亭、個人の住宅でカフェ営業中。

　西洋館を改装したのでしょう。

　通りには電話ボックスが、今でも使えます。

　山手史料館、唯一有料の施設です。

　元町公園。

　外人墓地に到着しました。

　説明板
隣接する史料館にも入ります。

　墓地正面

　港の見える丘公園に到着。
向こうに見えるのは山手１１１番館。

　山手１１１番館。
大正１５年アメリカ人ラフィン氏の住居としてここに建てられました。

　神奈川近代文学館。

　大仏次郎記念館

　入口を飾る猫の彫刻。

　イギリス館、昭和１２年に英国領事公邸として建築された建物。

　港の見える丘公園よりベイブリッジを望みます。

　山下公園　氷川丸。

　昼食は中華街。

ま（女編に馬）祖廟。

　女性の神様です。

　関帝廟

　関羽

　これで横浜山の手西洋館歩きは終了です。
JR石川町駅から帰途に着きます。
　最後は石川町駅の高架橋から眺めた外交官の家。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終