秋の北アルプス、ダム巡り2021　高瀬ダム編～高瀬渓谷・湯俣の噴湯丘～

2021/10/03 - 2021/10/03

槍ケ岳を源流とする高瀬川。その上流には、「ロックフィルダム」と呼ばれる自然石を積み上げた東京電力の高瀬ダムがあります。このダムは、黒部ダムに次ぎ日本第二位の高さを誇っています。
高瀬ダムは、黒部ダムとは異なり、車でダムを上っていくことができます。普段は、一般車両は入れず、特定のタクシーか徒歩でしか立ち入れないのですが、知人が許可をとり、自家用車で高瀬ダムの奥まで入りました。

高瀬渓谷には、山道が整備されていて、ずっと高瀬川沿いを歩くことができます。今回は、高瀬ダムよりさらに奥の湯俣温泉登山口まで自家用車で行けたため、歩き始めて２時間ほどで、天然記念物に指定されている噴湯丘まで行くことができました。

この日は、雲一つない晴天。北アルプスの上部は紅葉がきれいでした。透き通った高瀬川の水、温泉のにおい、噴湯丘の熱を感じながら、自然を満喫した一日になりました。

エリア 大町(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

朝、大町市内から北アルプス蓮華岳を望む。雲一つない晴天。

七倉ダムの先に駐車場があり、ここから先は一般車両は立ち入り禁止。今回は、許可をとり、さらに先まで車で入っていきます。

ロックフィルダムの斜面を車で上ってきました。

高瀬ダムの上からの景色。雄大な山々が連なる。

登山口から歩き始めて２０分ほど。休憩場所がありました。

所々、沢からきれいな水が流れ込んでいます。

崩れた山道は、きれいなう回路ができていました。

登山道から１時間半くらい歩くと、対岸に湯俣温泉晴嵐荘が見えてきます。

晴嵐荘を過ぎて少し歩くと、発電施設があります。

急に温泉のにおいと温泉成分が沈着した河原に変わりました。

高瀬川の支流の水俣川の吊り橋を渡ります。水俣川は透き通った水です。

吊り橋の後は、綱につかまりながら崖を下ります。

すると急に空気が温かくなり、地面からお湯が沸きだしているところが現れます。湯気も出ています。

更に少し進むと、見えてきました。天然記念物の噴湯丘！！

噴湯丘に近づくには、川を渡ります。温泉っぽい色の水ですが、とても冷たいです。

目の前に見事な噴湯丘！手前から熱湯が湧き出しています。

噴湯丘の周辺には、硫黄細菌ゆらゆら。

卵をゆでてみます。

温泉成分が固まって、大きな塊に成長した噴湯丘。先の形が面白い。

湧き出ているお湯の温度は、８７℃。熱々！！

３０分ほどお湯の中つけた卵は、見事ゆで卵になりました。

かつて噴湯丘があった別の場所でも、高温の温泉が湧き出ています。

小さな噴湯丘が成長中。

噴湯丘周辺も、少しずつ紅葉が始まっています。

燕岳の裏側を望む。

山頂付近は紅葉が進んでいるようです。

帰路では、所々の紅葉の景色をゆっくり楽しみました。

沢の清流に癒されます。

秋の高瀬渓谷はとても美しいです。

帰りは、高瀬川の向こうに鉢ノ木岳が見えました。

高瀬ダムまで戻ってきました。
ここは高瀬ダムの中間あたりです。
ダムの斜面に道路が作られています。

高瀬ダムと北アルプスの紅葉。
素晴らしい一日でした。