2021/05/02 - 2021/05/05
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からみもちさん
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コロナ禍の中、近場の寧波とその近郊の渓口へ旅行。
渓口は、蒋介石の故郷で、関連の史跡が多く、川沿いの風光明媚なゆったりできる観光地だった。
寧波は、外灘があって、園林もあって、小上海だった。歴史ある貿易港で、大きな古寺もいくつかあり、山地も近く、強い観光名所はないけど、住みやすそうな町だった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 自転車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
渓口から路線バスに乗り、途中で下りて地下鉄2号線に乗り換え、城隍廟駅で下車した。
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月湖・盛園商業区。
石レンガ造りの建物が集まるレストラン街だ。
オシャレで高めな店が多い。 -
この商業区の中のホテルに泊まった。
角の所が入り口。
わざととても分かりにくくしてあるようだ。 -
ホテルの1階は、喫茶店になっている。
「書房」という名で、本屋をモチーフにしている。 -
2階の廊下。本棚が部屋の扉になってる。
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本棚のとある本にカードキーをかざすとドアが開くようになってる。
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部屋は結構狭い。
1泊400元強。部屋の広さに比べてやや高めの値段だ。 -
部屋に荷物を置き、裏手の食堂で小籠包と年糕を食べた。
味はそれなりでまあまあ安かった。 -
月湖公園を通り、天一閣へと向かう。
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ボートに乗って池のゴミを取っている。
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公園の中の博物館。
公園の中には古建築物が点在していて、庭園のようになっている。 -
街中にあるとても大きな公園で、非常に癒やされた。
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水路も多い。
ちょっと蘇州を思い出させる。 -
天一閣。
明代の私設の書庫が残っており、歴史的に非常に貴重らしい。 -
天一閣の俯瞰図
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さすがに労働節で寧波で一番の観光地なので、かなり混んでいた。
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古い書物が保管してある建物。
列が出来ていた。 -
ガラス越しに昔の書物が保管されている様を見ることができる。
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尊経閣。
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百鵞亭。
明朝万暦年間のものらしい。 -
敷地内は園林みたいになっている。
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天一閣。
明朝嘉靖年間の建築物。 -
中は何もない。
あった本は、先ほどの新しい建物に移して保管しているようだ。 -
軒の飾りも質素。
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敷地内には飾りの綺麗なしっかりした古建築物もある。
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この中は、麻雀博物館になっていた。
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昔の麻雀牌が展示されている。
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外では例によって観光客が記念写真に興じている。
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天一閣は、ほぼ園林だった。
しかし蘇州の園林に及ぶものではなく、遠くからわざわざ価値があるかどうかは人による。
書庫も地味な建物で、中身に比べて混み具合が過剰だった。 -
月湖・盛園商業区の夜景。
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宿泊先も夜はそこそこ目立つ。
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次の日は、午前中は宿でゆっくりし、それから宿の近くのオシャレなレストランで昼食を食べた。
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ハンバーガーセットを食べた。
マックの100円バーガー並に具材がシンプルだった。値段も高かった。 -
店内の様子。オシャレ感が漂う。
この商業区の店は総じてこんな感じで、金を出してオシャレを買うみたいなところがある。 -
それから自転車を漕いで、昔の港湾施設跡に来た。
余姚江と奉化江の合流点で、向かいには寧波老外灘がある。 -
この辺りは釣りスポットらしい。
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道元禅師が宋に上陸したという碑があった。
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橋を渡り、寧波の外灘へと向かう。
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石造りの家が並ぶ。
上海の外灘みたいな大きな建物はなく、民家のような建物が並んでいた。 -
大教会。
中はとても質素だった。 -
協会を横から撮影。
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老外灘の商業街。
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レストランやバーが並んでいる。
洋食屋はあまりない様子だった。 -
やはりスタバは何処にでもある。
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寧波美術館を見学した。
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展示物は、1階はしょうもなかったが、2階に展示されていた周燕という女性画家の水墨画はとても良かった。
寒村の風景を題材にしている絵が多く、墨の使い方やグラデーションが素晴らしく、自然と人工物がよく溶け込んでいた。 -
それからまた橋を渡り、次は慶安会館へ行った。
川の向こうは老外灘。 -
慶安会館。
ここが寧波の観光地で一番良かったかも知れない。 -
150年以上前に寧波の海運商人達が建てた会館で、当時の寧波商人の隆盛を物語る立派な建物で、昔の船舶なども展示してある。
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柱や梁の隅々まで装飾を凝らしている。
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宋の時代に寧波で作られた船の模型。
造船の歴史やら構造やら、他にも色々展示されていた。 -
装飾がとにかく行き届いている。
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中華民国以前の寧波の一端を知ることができるという点で、貴重な施設だと思う。
寧波は1000年以上歴史のある港町のはずだが、街中にはその面影がほぼ全くないのが面白くない。 -
それからまた自転車を漕ぎ、宿へと帰った。
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宿の近くの香港料理屋で、ワンタン麺とエビシューマイを食べた。
どちらも味が薄かった。
水も、水道水を沸かしただけなのか、ちょっとドブっぽかった。
この商業区界隈の店はどれもイマイチだ。 -
店内の様子。
オシャレ感だけはある。 -
ホテルの朝食。
穀物多めだが、あっさりしてて悪くなかった。
この日は朝から天童禅寺に行く。 -
天童禅寺は、寧波の東郊にある。
1号線の宝幢駅で下車し、バスに乗り換えて約1時間で着く。 -
この日は雨に降られた。
天童禅寺の敷地はとにかく広く、閑散としていた。 -
案内図。
参道を山の方へ上っていき、高地に本殿がある。 -
天童禅寺は、創建以来1700年もの歴史があり、中国の禅宗五大名刹の一つだ。
道元や栄西や雪舟など、日本を代表するような僧が数々訪れているとても由緒あるお寺だ。 -
真っ直ぐな広い参道をしばらく歩く。
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沿道には線香などを売る店が並ぶ。
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腹が減ったので、屋台で軽食を食べた。
タケノコとか臭豆腐とか、意図せず菜食になった。 -
境内の池。
奥にある塔には、工事中のため行けなかった。 -
商売っ気が少なく人が疎らだが、やはり風格がある。
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法堂。
ここには何やら道服に身を包んだ人がたくさんいる。 -
法堂の中で皆でお経を読んでいた。
坊主の木魚と読経のリズムに合わせて跪いたり立ち上がったりと、なかなかハードそうだった。 -
スケジュールを見ると、朝から晩まで何セットもやるらしい。
女性が重そうな服を着ながら、とてもキツいエクササイズだ。
休み時間に出て来て汗だくになってる人もいた。
僧侶たちも一応やる振りはするけどほぼ屈伸せずに流していた。
外部の人の方が得てして真面目で信心深いのは、どこの組織でも同じだ。 -
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上の方にある羅漢堂まで上ってきた。
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食堂もあった。
食べたかったが、営業時間外だった。
朝昼晩のそれぞれ1時間半程度しか営業していないようだ。 -
晴れ間が出てる間に池を撮影。
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池の周りの仏塔と竹藪
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仏塔も歴史がありそう。
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お寺の隣に自然保護区みたいな場所があったが、工事中で入場できず、寺だけ見て帰った。
簡素だが広々していて、こういう所で道元や栄西が修行してたんだな、と感慨に浸りながらのんびり歩くのによい。 -
それから、付近にある阿育王寺に行った。
しかしもう閉まっていて、入り口だけ見て帰った。
ここも1700年もの歴史があり、インドのアショーカ王の名を頂いたとても由緒あるお寺で、本物の仏舎利を奉った宝塔があるらしい。 -
宿の近くに戻り、串焼きの店で食事を取る。
アサリの炒め物とナスの肉詰めと羊串と何かとコロナビール。
特に個性のない、上海でも食べられる食事だった。 -
この日は朝から市内を散策した。
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自転車で走ってる途中で、やたら混んでる日本料理屋を見つけた。
興味があったが混んでるから入らなかった。 -
それからしばらく進み、鼓楼へとやって来た。
この鼓楼は、寧波のランドマークらしい。
中国の伝統的な鼓楼の上の時計台が特徴的だ。 -
隣にあった遺跡から撮影
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鼓楼の北には中国伝統建築風の商業街がある。
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その北側には公園がある。
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例によって将棋を指している。
公園は老人達の憩いの場所だ。 -
川沿いまで歩いて来た。
川沿いは、現代的に整備されている。 -
謎のオブジェ
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オシャレな場所を見逃さないスタバ。
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銭業会館。
休業中だった。
それから散策を終え、宿付近へ帰った。 -
月湖・盛園商業区の南にある麺屋で牛骨ラーメンを食べた。
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牛骨ラーメン大。27元。
スープが濃厚で肉もとても柔らかく、食べる箇所も意外に多く、麺も二郎系の縮れ太麺で負けてなく、とても満足した。
寧波での食事で一番良かったかも。 -
鉄道の予約時間まで、宿でしばらく時間を潰した。
コーヒーを頼んだら、サービスでタダにしてくれた。
味はタダ苦いだけでイマイチだったが。 -
部屋代が高めでトイレもすぐ詰まるが、位置や内装なんかは悪くなかった。
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寧波は、全体的に悪くはなかったけど、観光地としては少し物足りなかったかな。
自然も旧跡もそこそこ良いけど、絶景というほどでもない。
小休暇に気分転換で行くくらいが丁度良いのではないか。
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