2021/04/25 - 2021/04/26
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大熊500さん
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この旅行記のスケジュール
2021/04/25
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車での移動
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アクアライン経由
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車での移動
館山道
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伊予ヶ岳 登山
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和光食堂 昼食
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酪農のさと 酪農博物館 見学
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かんぽの宿鴨川 宿泊
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この旅行記スケジュールを元に
「ゴールデンウィーク前にどこかに行きたいね・・・。1泊2日でもいいよ。近間でない?」〈うーん・・・。〉
「まだ行ったことのない場所はないの? ちょっと低山に登って、そのあとのんびりできるとこ、ない?」
〈近間はだいたいもう行き尽くしたよ!〉
「探してよ!」
こんな会話が続いた末、見つけました『伊予ヶ岳』。
千葉県内、房総丘陵では唯一山名に「岳」がつく伊予ヶ岳。峻立した岩峰が頂上付近にそびえ、標高336メートルの低山で整備されたコースで、山の途中に、ロープや鎖をつたって登るポイントもあり、「山登り」気分満点です。山頂から360度の大パノラマが広がっています。
しかし、我々、低山向きの2人には、このロープをつたって登るポイントがネックとなり、山頂まであと少しなのに登頂を断念するという無様な姿に、自分自身で笑ってしまう結果となりました。とは言え、頑張りはするけど、無理はしないを信条にしている2人には、そこそこ満足の伊予ヶ岳でした。
昼食は、近くの和光食堂。地元の方たちには高評価のお店です。
その後、酪農のさと、酪農博物館を見学させていただき、かわいい子山羊に癒されました。
宿は、かんぽの宿鴨川に1泊し、翌日、初めての酒々井アウトレットでショッピングを楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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朝9:30 ここ南房総市にある平群(へぐり)天神社の駐車場に到着しました。伊予ヶ岳登山者のために駐車場を提供していただいているそうです。
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平群(へぐり)天神社は南北朝時代の1353年創建で、今から668年前に建てられた神社です。菅原道真を祀ったものとされ、学問の神として広く信仰を集めているそうです。
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登山者用駐車場はここです。すでに数台駐車していました。
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天神社の隣に並んで神照寺があります。
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身支度を整え、トイレも済ませて、さっそく出発します。
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すぐに真新しい砂防ダムが現れました。最新タイプのものですね。
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本堤と副堤の二つがあり、本堤は不透過型堰堤になっていて一度に大量に流れてくる土石流を止めます。副堤は、透水型になっており、水と土砂は流し、大きな石、流木を鋼製の支柱にひっかけて止める働きをします。
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近くに寄っては撮れませんでしたが、本堤と副堤の間隔があまりないので、本来の機能を発揮、持続させるためには、次の土石流に備えて土砂や流木をその都度、取り除いておく必要がありそうです。
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砂防ダムの隣にある看板。
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伊予ヶ岳の解説があります。
そして、ここにも気になるマムシに注意、ハチに注意の注意書き、どちらにも出会わないように祈るばかりです。 -
車も通れる砂利道を進みます。
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ここから、登山道に入ります。
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ようやく登山道らしい小道になってきました。
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針葉樹の間を抜けると、きれいなピンクのアザミが目に入ってきました。手で触れられないけど・・・。
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新旧の案内板があります。
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こんな道もあります。
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尾根筋を利用したルートなので、根っこがトラップのようになっています。足をとられないように気を付けました。これだけしっかり根が張っていると、強風でも大丈夫そうです。
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登山ルートを横切るように濁流が流れた痕跡があります。
登山道入口に新設された砂防ダムが必要な理由にうなずけます。 -
以前、富山(とみさん)に上る途中で出会った単独登山の男性が伊予ヶ岳から回ってきたんですよ、と言っていたことを思い出しました。ここから分岐して行ったのでしょう。
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登山道の崩れが補修されています。
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もうすぐ、この急傾斜も終わり。
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ここでハイキングコースは終わり…。ということは、私たちが上ってきたのは、ハイキングコースだったのか。もうちょっと難易度が高かったように思うが。
そして、この先、頂上まで大変厳しい道のりですので、体力に自信のない方はご遠慮くださいと書かれています。そう言えば、ガイドブックにもちょっとした岩場ありと載っていましたね。 -
伊予ヶ岳の頂上が見えます。もう少しです。
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こんな上りなら、いけるんじゃないの!
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階段の先で3人が上を見上げながら、待っています。
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手前にこの注意書きがありました。1区画1人の通行で。
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確かに1区画のロープに1人ずつです。ロープはあっても斜面がもろい地肌なので登りにくそうです。これは時間がかかります。
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年配のかたが登っていきます。
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さて、斜面の下で待っていた我々の番です。登り始めると、滑って登りにくい。あっという間に登り切るはずだったのに、途中まで行くと腕に力が入らなくなる…。運動不足、いや筋力の衰えを嫌でも実感することになった。もたもたするわけにはいかず、リタイアすべきか悩んでいると、下から登ってくる奥さんから「早く先行ってよ」と言われてしまう。私からの返事は「やめる、下りる!」 途中で私と上下入れ替わり、登っていく奥さんだったが、しばらく登っていくと、やはり降りてきた。(理由は上まで行けるけど、一人では寂しいから・・・だって。)
悔しい限りだが、普段の運動不足を反省することになりました。
やはり、ガイドブックにあった「山の途中にある四阿までが、ハイキングコースとなっております。そこから先は、看板に記載のとおり「ハイキングコースではありません。大変危険ですのでご注意下さい。」が現実の注意事項になりました。 -
登頂(笑い)を断念し、反対側にある東尾根コース(林道伊予ヶ岳線)の方に行ってみます。
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階段を上ると、いい眺めがありました。
この先は、熟練者向けとあるため、無理をしない二人はここまで。 -
以前、登った富山(とみさん)が見えます。
北峰、南峰の二つの峰がきれいに分かります。 -
直下には平久里天神社の屋敷森が見えます。
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休憩場所の横に、きれいなツツジが咲いています。
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ここで昼食にします。
二人分です。セブンイレブンさん、いつものおにぎり、デザート、ありがとう。 -
この軍手が役に立った!と記念の一枚。
伊予ヶ岳の岩場に跳ね返されてしまったけどね・・・。 -
休憩場所から見える立木が途中から折れています。一昨年の台風被害かもしれませんね。
そろそろ下山します。 -
こちらもひどい状態です。
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下山途中にも倒木がよく見られます。
早く倒木を片付けてあげたいですね。元気な立木にまで被害が広がってしまいます。 -
ルート上の倒木は片付けていただいていますが、登山道もだいぶ傷んだままになっています。行政もなかなか手が回らないのでしょう。
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駐車場に戻ってきました。
駐車場から目線を上に向けると、色彩豊かな木々が見られます。 -
公衆トイレもきれいでした。
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早く歩きたいと気が急くあまり、天神社周辺を見ていなかったことに気づきました。
平久里天神社と神照寺の間に日露戦掟紀念碑があります。今から100年以上前にあったロシアとの戦争にまつわるものですね。 -
歌碑
赤い布かけ さんまのひもの 平久里 天神郷で 釜こする -
平久里の祭りの情景を歌ったものだそうです。
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同じく境内にあるこの立派な記念碑は、渡辺高俊先生の生誕百年を記念した碑で、ここ平久里の出身で近代酪農の祖と言われる師を讃えたものです。
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そして、境内に2本の大きな夫婦クスノキがあり、樹齢千年と言われています。
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根元の幹の太さが分かりますかね。樹周435cm、直径140cmです。
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夫婦クスノキのいわれが書かれています。
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こんな歌も詠まれています。
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伊予ヶ岳を後にして、昼食を取りに向かいます。
近くにレストランはないかと検索してみると、当然あるはずもなく、一番に出てきたのはここ、和光食堂です。安くておいしい!と、地元の皆さんの評価もいい。1.5kmほど東に向かいます。
かつ丼をオーダーすると、この大盛りで出てきました。この他に、焼きそばも出され、オーダーしていないのに間違えかと思い、周りのお客さんを見ると、当たり前のように食べているので、そのままおいしくいただきました。 -
奥さんは、このラーメンを食べていました。
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この餃子もオーダーして、二人でおいしく食べました。
二人とも満腹です。 -
次に向かったのは、東方に8km進んだ同じ南房総市にある「千葉県酪農のさと」
実は伊予ヶ岳に登った後は、のんびりホテルに向かうことになっていたのですが、あまりにも時間が早すぎる・・・。
そこで近くに観光地(?)はないかと検索していると、この施設が目に入ってきました。平群天神社にあった近代酪農の祖と言われる渡辺先生の碑文にも引かれたことから訪ねてみることにしました。 -
国道410号沿いにあります。
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千葉県嶺岡乳牛研究所の隣りに酪農のさとがあります。
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敷地内に入ります。入場無料です。
斜面に鯉のぼりが見えます。 -
酪農のさと案内図
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千葉県立の試験研究施設 施設の概要、歴史などが書かれています。
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酪農資料館です。後で館内を見学します。
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花壇がきれいですね。よく手入れされています。
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ウエルカム広場があります。
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芝生の小山は、牛の胃の形をした築山になっています。子どもたちが遊んでいました。
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ウサギのゲージもあります。
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小さな藤棚ですが、きれいでした。
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酪農広場に行ってみます。
入場に際しての注意書きが書かれています。山羊に触ってもいいようですね。 -
草地とはいえ、もちろんマスク着用です。
若草のいい匂いが直接嗅げないのは残念ですが、家畜を放牧している草地なら当然付きものの匂いも漂ってきますので、この匂いが苦手な人にはマスクはちょうどいいかもしれません。 -
鯉のぼりがきれいですね。
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色鮮やかな鯉のぼりがたくさんあります。
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山羊の母親たちがおいしそうに草を食んでいます。
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子山羊が昼寝をしています。遊び疲れたのか、かわいいですね。
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他のお客さんが子山羊に触れています。起こしてしまったわけではないですよ。
斜面をもっと登れば乳牛がいるのですが、かわいい子山羊に癒されたので、酪農資料館に行ってみます。 -
ここが酪農資料館です。
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古い農機具が展示されています。解説によると、昭和11年に北海道の帯広で購入され、馬に引かせて耕起した機具(プラウ)だそうです。北海道が大規模酪農の先駆け的な存在だったはずですから、海外からいろいろな農機具がまず北海道に入り、それが日本全国に広がっていったのかもしれませんね。鍬を使って人力で耕起していた時代からすれば、格段に作業効率が上がったことでしょう。
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草刈りがま、押し切り、棒ばかり、籠など、保存状態もよく展示されています。
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昭和初期の石油発動機 性能的にも現在のガソリンエンジンには到底及びません。それでも当時はどれほど効率が上がったことでしょう。相当高価だったようです。
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展示の中には昭和31年、アメリカで製造されたマイナス196℃凍結用の窒素タンクまでありました。この時代の繁殖に既に使用されていたことに驚きました。
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バターを作る機械です。牛乳から作ったクリームをこの中に入れ、低温下でかくはんしてバターを作っていました。どんどん機械化されていったのが分かります。
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紙パックの牛乳充填機
アメリカ製で昭和53年に輸入され、平成2年まで使用されていたそうです。200ml、500ml、1000mlのパックに1時間に2100個詰めることができたと書かれています。寄贈者は富津市、高梨乳業千葉工場となっています。言ってみればつい最近まで現場で使われたものが寄贈されているがすごいですね。
見学者のために製造過程がパネルになって用意されていました。 -
充填機からパッキングされた紙パックの 1リットルの牛乳が出てきました。
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2階にはパネル展示がいろいろあります。
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日本で飼育されている乳牛
いろいろいますね。日本の乳牛といえば、ホルスタイン種ですね。99%を占めているそうです。他に私の知っているのは、ジャージー種くらいです。濃厚な牛乳ですよね。 -
黒白模様のホルスタイン 実物大の模型
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売店で買ったアイスクリーム 藤棚の下でいただきました。おいしいかったですよ。
これはブラウンスイス種の牛乳から作られたものでした。 -
すぐそばを流れる丸山川は親水公園になっており、河原で遊べます。親子連れが流れの中に入って遊んでいました。
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駐車場に向かう途中にあんずがたくさんの実をつけていました。
この後、宿に向かいます。 -
鴨川市にある「かんぽの宿鴨川」が今夜の宿です。
2021年3月にリニューアルオープンしたばかりで館内はきれいです。
実は昨年、鴨川シーワールドを楽しんだ帰り、駐車場を出てから「次はどうしよう・・・。」と会話が詰まり、国道脇に止めて作戦会議をするわけにもいかず、その時、すぐ右手にわき道を発見。右折して松林の中に車を停めてみると、改修中のホテルらしく工事関係者が行き来している場所でした。
このホテルに到着してみて、初めて思い出した次第です。縁があったんですね。 -
ホテルの中庭 灯りが点くとすてきですね。
今夜泊る部屋は、禁煙の洋室ツイン、落ち着いた雰囲気の部屋でした。部屋から見える景色は松林のみ。もっと上階に行けば、海が見えたのかもしれません。 -
夕食 豪華です。実はホテルの夕食を食べるのは久しぶり。いつも外食でしたからね。
リニューアルオープン記念特別プラン「味彩」
【夕食内容】
・前 菜 三点盛り
・お造り 四点盛り
・焼 物 鮑の酒蒸し
・台 物 豚ロースしゃぶ鍋
・洋 皿 旬の魚のフライ 自家製ソースを添えて
・食 事 長狭米
・おかず 筍の佃煮
・止め椀 青海苔汁
・香の物 二点
・甘 味 いちごタルト
右上は別撮りのアワビです。
もうお腹いっぱいです。ここでゴロンと横になってしまってはいけない、お風呂に行かねば・・・。
お風呂は、1階に松林を見ながら入る庭園大浴場【松風の湯】、そして外房の海を見ながら入る7階の展望大浴場【天空の湯】がありました。ちょうど空いていて独り占め状態でした。気持ち良かったです。7階の展望風呂は男女入れ替え制です。 -
国道128号沿いは海風が強いため、防風林の役目を果たす松林があります。その奥にホテルがあり、この防風林のおかげて、国道からの交通騒音も緩和され、静かな佇まいになっています。
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翌日、朝食バイキングをしっかり食べ、酒々井アウトレットに向かいます。
チェックアウト後、玄関先の松林の木漏れ日の中に咲く可憐な花に見とれてしまいました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
大熊500
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