2021/02/23 - 2021/02/23
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大熊500さん
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立春を過ぎると、暖かい日差しに誘われ、「どこか行きたいなぁ・・・。」とうずうずし出す。外に出たくなってしまうのです。身体が鈍っていく、筋肉がお肉と入れ替わっていく恐怖がじわじわと迫ってくる感じがするのです。
外出は控えなければならない状況ですが、万全の対策の上、日帰りで出かけてきました。
千葉県の観光ガイドを見ながら、千葉県鋸南町の水仙ロードを見つけ、水仙の季節はもう終わりかな?などと心配しながらも、天気が良ければ田舎道をぶらぶら歩くのも楽しいよね!行ってみるかぁ・・・。(決定!)
これまで何度か訪れたことのある鋸南町ですが、町中を歩いたことはなかったので、あちらこちらに咲く水仙、菜の花を見ながら楽しんできました。牧場では、かわいい乳牛にも出会うことができて、いい思い出になりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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今回の出発地点は、鋸南町保田漁港近くの駐車場です。
JR内房線の踏切を渡ります。電車の往来も少なく、のどかです。 -
踏切を渡って、東に向かいます。
菜の花畑の黄色が鮮やかです。 -
小さな集落内の道路の角に、日本一「水仙の里・散策の道」の看板がありました。
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季節的にはもうシーズンの終わりかなと思っていましたが、道端に水仙が咲いており、まだまだいけるぞと嬉しくなりました。
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視線を上に向けると、ピンク色の桜が咲いています。河津桜でしょうかね。
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水仙ロードを進んでいくと、菜の花畑があちこちにあります。
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黄色とピンク色が合いますね。
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こちらは桜と水仙です。
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江月地区内に入ります。
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日本一と自負するだけあって、ちょっとしたスペースがあれば、水仙が植えられています。
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満開ですね。鋸南町の暖かい気候がうらやましいです。
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こんなところにも・・・。
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沿道にある江月コミュニティーセンター
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トイレを借ります。
ユーモアのあるトイレです。笑ってしまいます!
内部はとてもきれいに清掃されていて、汚せないです・・・。
土足で入れるトイレではありません!もちろん、スリッパが用意させていました。 -
こんなところにも水仙が・・・。
水仙愛が伝わってきます。 -
地元、江月地区の水仙トイレ清掃係の皆さんが、毎日きれいにされているのではないかと思えるくらいです。
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この看板を読むと、この周辺一帯は江戸時代から有名で、正月の飾り花として江戸の町屋や武家屋敷にとても人気があったと書かれています。
「水仙や 白き障子の とも映り」
「初雪や 水仙の葉の たわむまで」
俳人松尾芭蕉が詠んだ句が書かれています。
これほど長い歴史のある水仙の里とは知りませんでした。 -
道路の斜面も一面の水仙です。
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「デーデッポの足跡」
雲を突くような巨人、富士山に腰を下ろし、内海(東京湾)で顔を洗った、内海を跨いで房州へやってきた、その時にできたデーデッポの足跡がここ江月にある・・・。
嘘だろ!と思いながら、下方にある消えかかった添え書きを解読すると、「近頃山仕事が少なくなりましたので、デーデッポの足跡に行く道は草刈整備がしてありません。デーデッポの足跡は現在藪になっています。」
何ともほのぼのとする江月の皆さんの優しさです。
どれだけの広さなのか、見てみたい気もしますが、藪から何が出てくるか分からまいので、先に進みます。 -
源頼朝公が「武士舞」を舞った場所
馬を献上されたお礼に舞を舞い、献上した者に姓を与えたと書かれています。 -
水仙ひろばがあります。楽しみです。
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水仙が一面咲き乱れているのかと思いましたが、休憩場所でした。
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ちょっと傷んでいる看板ですが、「房州の花づくりの歴史は、江戸時代、ここ鋸南に咲く水仙が花づくりの始まりといわれています。」と書かれています。そして、「栽培しているものですので、農作物を無断で取らないで下さい。」小さな文字で書かれています。
大切にされているのが分かります。 -
馬つなぎ石
源頼朝に献上された名馬をつないだと言われる石があります。 -
石かごで作られた畑地の土手に目をやると、とぐろを巻くアオダイショウを発見!
冬眠から覚めて巣穴から出てきたばかりでしょう。温まった石の上で日光に当たりながらゆっくりと体を温めているようでした。怖いもの見たさでしばらく見ていました。実は目が合っているのです。 -
こちらの小さな池には真っ赤な金魚がのんびり泳いでいます。
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えっ、ここから富士山が見えるの?と、来た道を振り返ってみると、・・・。
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残念、何も見えません。
水仙と一緒に富士山が入れば、旅行記の表紙になっていたかも・・・。 -
海抜110mの表示 思ったより高い所にいました。
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上江月にある地蔵堂
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きれいなピンク色です。
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頼朝がくれた姓
ここにも献上された名馬にまつわる話があります。馬賀という姓を与えられたそうです。
ここからひと山超えて佐久間地区に向かいます。 -
いぼ神様
江月村でいぼが流行した時、お供えした線香の灰をいぼに塗ると、いぼが消えたと言い伝えられている。 -
どこを見ても"水仙"ですね。
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ここには電気牧柵が設置されています。イノシシ、家畜除けでしょうか。もしかしたら盗人除けかもしれません。
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ひと山超えて、佐久間地区に入りました。
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下っていくと、道路脇にソテツがありました。気候の良い房総がうらやましくなります。
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これは作業小屋なのか、別荘なのか?、建設中のようです。
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煉瓦でかまど作りをしているようです。もしかしたらピザ窯?
自分で一から作っていくなんて、こんなDIYを自分もやってみたいですね。 -
何ともきれいです。
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ここにも!
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しばらく進むと、牛舎がありました。
カメラを向けると、気になったのか、牛さんが振り返ってこちらを見ています。
お尻を狙ったわけではないのですが、この角度ではお尻しか写りませんね、ごめんなさいね。 -
遠くに形のおかしい山肌が見えます。
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放牧地の端に、電気柵の蓄電池がありました。"ソーラー番兵”とありました。
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土手にソテツが並んでいます。
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ここにも牧場がありました。ソテツも植えられています。
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小さな畑もありますね。
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広い運動場の端に牛舎があり、屋根の下でのんびりと寝そべっていた牛が、我々を見つけてゆっくりゆっくり近づいてきました。
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1頭がまっすぐ我々の前にやってきました。近い近い!
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その様子を見ていた2頭目もやってきました。
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「どうしたの? みんな・・・。」ついに3頭目も我々のところにやってきてしまいました。
温和で優しい性格のホルスタイン種は、人懐っこいですね。
手を伸ばせば、鼻を寄せてきてくれそうです。餌でもあれば、手から餌をあげたいくらいです。でも、防疫は徹底されているでしょうから、部外者の我々は一切触れてはいけません。 -
しばらくかわいい若牛を見ていました。朝の給餌も終わって、のんびりとしていたところに我々が通りかかり、暇つぶしに相手をしてくれたのかもしれませんね。
母牛になったら、おいしい牛乳をたくさんお願いしますね。 -
採石場が見えてきました。もう砕石は行っていないようですが、削られた山肌がそのままで、早く緑化してほしいですね。費用もかかるでしょうが、こんないい景色の所にこの山肌は合いません。
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館山道の近くまでやってきました。枝垂桜がきれいに咲いています。後ろにはソテツがあります。
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ベンチがあったので、ランチタイムです。
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ランチではなく、ランチ前のおやつでした。このカスタードクリームが入ったたい焼きがなかなかおいしい。(甘党です)
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館山道の高架下を抜けました。
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畑が広がっています。大根畑ですね。
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佐久間川に沿って西に向かい、河口まで歩いていきます。
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川筋に桜が植えられています。
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きれいな花です。
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お花見ができそうなくらいに満開です。
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コイがゆうゆうと泳いています。
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こんな注意書きがありました。
この辺りにはどんな獣が出るのですかね? -
大型のハウスがありました。ピンクのカーネーションがきれいに咲いています。今の時期なら、桃の節句に向けて出荷するのかもしれませんね。
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こちらのハウスは赤のカーネーションが咲いています。逆光でしかも、ビニール越しに撮っているので良くないですね。
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再びJR内房線を横断します。
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佐久間川の河口が見えてきました。
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河口に出て、ここ勝山海水浴場から東京湾に浮かぶ浮島が見えました。
海岸線を北に向かって進みます。 -
海岸線の岩場に根を張るこの松が、絵になるくらいに素晴らしいですね。
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遠くに三浦半島の先端が見えます。地図上で測ると、ここから15キロほどの距離です。
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この案内を見て、ハッとしました。
そう言えば、パンフに載っていました。確認するのを忘れていました。大失態です。
鋸南町の各所に源頼朝にまつわる言い伝えを見てきたのに、頼朝が上陸した地点を見なくていいのかと自問しました。1.1キロ戻るか・・・。
しかし、お腹が空いてきたので、背に腹は代えられず、先を急ぎます。ちょっとだけ悔いを残しつつ・・・。 -
先に進むと、鬼の洗濯板のような奇岩があります。
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規模は小さいですが、千葉の名勝にならないかな。
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道の駅きょなん
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道の駅「きょなん」に隣接して、菱川師宣記念館があります。ここ鋸南町出身で、江戸で活躍した浮世絵師で、浮世絵の祖と言われています。この見返り美人図が有名ですね。たくさんの展示品があり、他の浮世絵師の作品も展示しているそうです。
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造船所を見つけました。木造船を作っていました。まだまだ需要があるようです。
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保田漁港が見えてきました。
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ここが本日の目的地、食事処ばんやです。新鮮な魚料理、お寿司もおいしい、最高です。もう何度も来ていますが、内房に来たら、どこに行くにも、ここで昼食をとるスケジュールを立ててしまうほどです。ぜひ、皆さんも立ち寄ってくださいね。
今回は鋸南町を一周する日帰り旅行でした。あまりにもローカルすぎる内容で、特筆できるものもない旅行記になってしまいましたが、鋸南町ののどかな風景、歴史に残る史跡、言い伝えを楽しんでいただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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