2018/11/22 - 2018/11/26
67位(同エリア250件中)
ヒデールさん
田舎はいいね~
アブカイ、バランガ、オリオンと、行く先々で出会いの数だけ花が咲く。
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フィリピンの旅 3日目 午前6:40.起床
今日も朝から天気がいい。
早起きした甲斐があるよ。 -
今日は隣町にある古い教会を観て 昼にはホテルをチェックアウト。
その後はオリオン港まで移動し フェリーに乗ってマニラへ戻る予定。 -
午前7:05.朝めしを食うため1Fのレストランに入る...
うわっ ガラガラ
日曜の朝でこの空き具合は意外。
このホテル大丈夫かな~? -
朝食は宿泊費に含まれていて ブッフェではなくセットメニュー。
田舎町の三ツ星ホテルに泊まってるんだから 内容はこんなもんでしょう(+カットフルーツ付き)
贅沢は言わないよ。 -
めしを食って部屋に戻り 外出の準備をする。
手持ちのペソは1,230ペソ。
よし、出発だ -
午前8:08.ホテルを出てすぐ近くの路上でトライシクルを捕まえる。
「隣町にあるアブカイ教会まで行きたい、いくらだ?」て訊くと ドライバーは「100ペソ」だと言う。
安ううう~
昨日利用したトライシクルの額が相場だとすれば 150~200ペソは覚悟してたが なんとも良心的プライス。
では お願いします! -
日本人相手でもボったくり商売をしないバランガという町は素敵だ。
そもそもオレのことを現地在住者と思ってるかもしれないが...
トライシクルは市庁舎の方へは行かず 裏道を走る。 -
その後はナショナルロードに入り 北上を続ける...
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午前8:26.目的地の「アブカイ教会」に到着。
ドライバーに100ペソを渡し降りる。 -
う~ん さすがはバターン州で一番古い教会だけあって歴史の重みと風格が漂ってるなぁ。
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しばらくの間 ルネッサンス様式のファサードに目を奪われる...
2Fのステンドグラスにはイエス様とマリア様が描かれ、3Fの窓にはこの教会を設立したドミニコ会の創設者であるサント・ドミンゴ氏の像がある。
ただ ここからだとドミンゴ氏の顔までは はっきりとはわからない。 -
1Fの壁にはサン・ミゲル氏の像がある...
って、どちら様でしょう?
あの有名なビールはこの方から取ったんかな?? -
扉のデザインもセンスを感じる。
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扉の横にあるプレートにはアブカイ教会の歴史が記されてある。
フィリピンがまだスペインの植民地だった1588年にドミニコ会の修道士らにより設立。
1647年 6/23 悲劇が起こる、マニラ及びその近隣の州に侵略を始めたオランダ海軍により 200人もの地元民 パンパンガ族が虐殺され、教会の施設にいたスペイン人司祭や役人たちは捕らえられ 当時オランダの植民地だったバタヴィア(現ジャカルタ)に囚人として連行されるということがあったそうだ。
また 1852年 9/16 には地震により大きな被害を受けたとある。 -
400年を超える歴史があれば 他にもいろんな事があったんだろうなぁ~
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右手にある建物から中へ入る...
礼拝堂とは別の場所でミサが行われてる。
外からは全くわからなかったが かなりの人が参列してる。
自分はクリスチャンではないが 讃美歌を聴いてると心が洗われる。
ここにいる参列者に悪い奴なんて絶対いない! と思わせるくらいピースフルなひととき。 -
隣にある礼拝堂を覘くと祭壇が修復工事の最中だ。
どおりで隣でミサをやってるわけだ。 -
今日は日曜日だから作業もお休みだね。
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礼拝堂の中は天井や床は新しい感じだ。
壁は古そうな箇所もあれば 新たに煉瓦で修復されたところもあるようだ。 -
2Fの窓にはステンドグラスが使われている。
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端から見ると けっこう奥行きがある。
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この通路の先がベルタワーだ。
可能なら上がってみたいが 勝手に上がっちゃまずいだろうし、かと言って誰もいないし...
でも ちょっと気が引けるので 止めておく。 -
ミサが行われていた場所に戻ると ミサが終わったようで参列者が引き揚げて行くところだ。
熱心な信者の女子は帰る間際でも祈りを続けていた。 -
午前9:02.教会を出て少し周辺を歩いてみよう。
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教会の前にあるナショナル・ロードを渡りスーパーの方へ向かう。
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そこで年配の女性とその息子っぽい親子と目が合い挨拶をする。
「マガンダンウマガ~! / おはようございます~!」
オレが日本人だと話すと彼は「私の妹はいま日本に住んでるよ」と言う。
Wow! それはまた奇遇だ。 -
こんな田舎町でいきなり日本と縁がある方に会えるとは驚きだ。
この町とは相性がいいのかもしれない。 -
でも残念ながら長居してる時間ないんだよな~
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近辺をぐるっと回って教会の方へ戻って来ると 通りに面した教会の前に「Bataan World War 1942-1945」と書かれたモニュメントがあった。
今まで全く気付かなかった...
やはりこの地域の人たちにとっては決して忘れることのない歴史なんだろう。
その当事国だった日本人としては もっと多くの人が海外へ出て、外から見た過去の自国の暴挙な振る舞いに触れる機会を得て欲しいと思う。 -
バランガへ戻る足は 大好きなジプニーを使う。
乗り場はナショナル・ロード沿いの教会とヴィレッジ・バンクとの間、小さなストアの前だ。
しばらく待ってから乗車。 -
移動中オレの向かいに座ってる女子にタガログ語で話しかけると 何とその女子は日本で働いた経験があると言う。
おー またしても奇遇だー -
自宅もバランガだと言うので このあと一緒にランチをする約束をして終点で別れる。
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午前9:58.終点のバランガに到着。
もう少し街の中で降りたかったが 乗って来たジプニーの終点はちょっと郊外にある「Bataan Terminal」。
ここはバターン州内の主要な町とを結ぶジプニーのターミナル基地。
確かにこんなドでかい建物は街の中心には築けないわな。 -
そんな場所なのでトライシクルは容易に拾えるけど 街の中心までそう遠くないので歩くことにする。
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道端におねえさんたちの写真が並んでる...
「ミス・バターン 2018」かぁ
バターン州の各町からキレイどこがエントリーしてってやつだな。
そして ありがちなことに手が届く下段のおねえさんたちの顔には初歩的な落書きが書かれてる(笑) -
4分ほど歩くと橋があって そこを越えると随分と街らしくなる。
あ! 日本の中古トラックめっけ! -
ターミナルから5分ほどで街の中心に着いた。
涼みがてら「OCAMPO'S」という小ぢんまりとしたショッピングモールに入ってみる。
ここがいい店だからか Tシャツやポロシャツなんかは思ったほど安くない。 -
この辺りは大聖堂や市庁舎、ロビンソン・マーケットがある街の中心部。
だからと言って賑わってるほど人はいなくてのんびりしてる。
唯一 大聖堂の入口だけは人が溢れてる。
みんな普段着なところを見ると まだミサをやってるんだろう。 -
バランガ大聖堂は規模はそこそこ大きいが何か味気ない。
あくまでも外観から受ける印象だが。
設立は1714年。
バターン州では5番目に古い教会だそうだ。 -
教会の向かいには立派な市庁舎(シティホール)がある。
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市庁舎の前で草花の手入れをしていた男性2人と少し話した後、近くでトライシクルを拾いホテルへ戻る。
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午前10:37.ホテルに戻る
シャワーを浴びて荷造りしたあと ランチの約束をした女子にTELするが お互いの希望にズレがあり 残念ながらランチはお流れに...
午前11:55.チェックアウト。 -
なのでホテルの向かいにある Chowkingでお1人様ランチ。
暇なので昨日スラム街で知り合った中学生とチャットしながら過ごす。 -
「ロミ」という名前の餡かけヌードルに初挑戦。
お~ 美味い~ -
やっぱハロハロも食っとかんとな。
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めしを食べたあとホテルに戻り 昨日も世話になってるトライシクル・ドライバーのJ氏と合流。
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約束どおりオリオン港まで送ってもらう。
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昨日上ったサマット山を右手に見ながら 国道301号線を南下...
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国道沿いには町が少なくバランガをぬけると交通量も激減。
の~んびりした中をトライシクルは進む。 -
午後1:45.バランガのクラウン・ロイヤル・ホテルから30分かけてオリオン港に到着。
J氏に500ペソを支払い FBで繋がったっところでお別れ。 -
帰りのフェリーチケットも既にオンラインで予約済みなので窓口で控えを出してチケットを入手。
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乗船まで時間があるので 周辺をうろついてみる...
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その前に喉が渇いたので近くにあったサリサリストアでコーラを買う。
その際 店のおばさんに「プエデンクーナン ナンレトラート? / 写真撮ってもいいですか?」て訊いて写真を撮り、画像を本人に見せて「アン ガンダ ガンダモー! / あなためっちゃキレイだよー!」て言うと、もう周りの人も含めて場は和やかな雰囲気に。
そもそもこんな田舎に下手っぴなタガログ語をちょっと話す変わったアジア人がいるってだけで結構注目浴びてるっぽい。
傍にいた別の女子にも同じ手段を使い笑い合う。 -
さて、民家がある方へと散策を始める。
むむっ あの看板が本当なら ここんちは家電修理店...
ここに修理を依頼する勇気はオレにはない(笑) -
坂道を上って行くと路上に人がいる。
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「マガンダンハポン!クムスタカナ? / こんにちは!お元気ですか?」とオレが愛想良く挨拶をすると相手も同じように柔和な笑顔で返してくれる。
彼の名はJさん。
彼が座ってる隣の椅子にオレも腰掛け「ひとりなのか? いつフィリピンに来たんだ? 今晩はどこに泊まるんだ?」といった類いの会話を交わす。 -
少しのタガログ語と英語でコミュニケーションを取りお互い打ち解けたところで彼は娘さんをオレに紹介してくれた。
フレンドリーでほんわかとした 感じのいい人だ~ -
乗船の前にちょっと気になった場所へ寄ってみる。
坂道を下り港の入口の手前右手にボートが数台置いてあるところがある。
行ってみよう... -
小さな入り江の岸辺にはボートが3艘並んでる。
その傍らに網が置いてあったりボートに積まれてたりで どうやらこれらは漁をするためのボートらしい。 -
浅瀬には原始的な造りの水上小屋がある...
その背後にフェリーが現れた。
あのマニラからやって来た便の折り返しに これからオレが乗るってわけだ。 -
ジャボン!
いきなりオレの傍にいた男が海にダイブしたー
濁った水でもお構いなしだ。 -
潜ったり泳いだり ひとりなのにめちゃ楽しそう。
その天真爛漫な姿は ちびまる子に出て来る " 山田 " のようだ。 -
近くにはそんな " 山田 " の仲間たちがジンを飲みながら集まっていたので オレも仲間に入れてもらう。
みんな陽気でノリがいいね~
大した会話は出来ないが この国の人たちとは何か波長が合う。
自分は順応性がある方なので どこの国へ行ってもすぐに馴染んで楽しくやれるが フィリピン人といて感じる楽しさ、心地良さは格別だ。
ローカル度が増すほど いい人ばかり。
裕福かどうかなんて関係ない。
家族や仲間との絆の大切さを痛感する。
名残惜しいが そろそろ時間だ。
「サラマット! マキタターヨ ウリッ! / ありがとう! また会いましょう!」 -
午後3:01.オリオン発マニラ行きのフェリーに乗船。
ここではマニラのような荷物チェックや身分証明書の提示を求められることはなかった。
15分後 出航
さいなら~ バターン!
NEXT旅行記「帰国寸前の大失態 パスポートを車内に忘れた...@マニラ」へつづく。
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