2021/08/04 - 2021/08/05
194位(同エリア877件中)
玄白さん
写友のKさんに誘われて、同じく写友のNさんと3人で八方尾根に出かけてきた。目的は歩くことを楽しむというより、絶景や咲き乱れる高山植物の花々の撮影である。後立山連峰のモルゲンロートや天気が良ければ星空撮影もしたいということで、八方池山荘に一泊することにした。相変わらず、コロナ感染が収束する気配がないので山荘は空いているかと思いきや、連日満室で、8/4のみ部屋が確保できた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
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宇都宮を深夜2時前に出発。長野ICを降りてからは、国道19号経由で白馬村にいくつもりだったが、国道19号が工事のため夜間通行止めだったので、国道406号経由に変更。事前に知らなかったのだが、途中の白沢峠で、後立山連峰の絶景に出会えた。もう一時間早かったら、モルゲンロートが見られたかもしれない。ちょっと残念。
左端が鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、不帰の儉と続く。白馬三山は手前の木の陰になって見られない。 -
黒菱平駐車場に6時到着。リフトが動き出すのは7:15だが、駐車場が満杯になるかもしれなかったので、余裕を見て1時間前に到着。
しばし、あたりをぶらぶらしたり、ここから見える白馬三山を撮影したりして過ごす。 -
定刻通りにリフトが動き出した。まずは黒菱リフトで黒菱平雲海デッキへ。
リフトの下にはシモツケソウが咲き誇っている -
数分で、黒菱平に到着。すでに日が高く昇っているので、白馬村にかかる雲海はなし。あいにく白馬三山には雲がかかってしまった。
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黒菱平鎌池湿原記念撮影ポイント。柄にもなく、ここで3人で記念撮影したが、爺3人の記念写真は絵にならないので、掲載はなし。
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鎌池湿原。上の建物は長野オリンピック男子滑降競技のスタートポイントである。
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次のリフト、グラートクワッドリフトで、さらに上へ。
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リフト到着駅の向かいが、今宵の宿、村営の八方池山荘である。今回はコロナ感染対策で、敷布団のシーツを持参するという条件での予約だった。
さっそく、ここから八方池までのフォトトレッキング開始だ。 -
歩き始めるとすぐにガスに包まれてしまった。ガスに包まれた山荘とリフト駅
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ガスで眺望が利かないので、もっぱら高山植物の花々を撮影しながらのトレッキングとなった。
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何種類かの蝶を見かけたが、撮れたのは、この一匹。クロヒカゲという蝶。地味な蝶ではある。
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自然研究路は木道が整備されていて歩きやすいが、そちらは帰りに歩くことにして行きはゴロタ石の歩きにくい登山道を行く。
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まずは最初に出会う石神井ケルンに到着。標高1994m。山荘から160mほど登ってきたことになる。
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イチオシ
北側斜面を見下ろす。
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次の第2ケルン。大阪出身の牧師、西阪保治氏が息子の息(やすむ)さんが、昭和12年のクリスマスの翌日にここで遭難したのを慰霊し登山者の安全を祈願して建立したものである。
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八方ケルン
八方池まであと少しだ。 -
唐松岳方面への登山道と八方池に下る分岐にさしかかり、八方池の畔へ。
途中、まだ花穂になっていないチングルマの群生に出会う。だがルートから離れたところに咲いていたので、そばには寄れない。 -
八方池付近から天狗の頭中腹を望む。中腹から上はガスに包まれて見えない。
手前にはクガイソウの群落やクルマユリが咲いている。 -
八方池。ガスが漂い、間近の八方山も見えない。
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雪渓の八方池への映り込み
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イチオシ
縦構図でも一枚
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八方池対岸から後立山連峰遠望。手前にはクガイソウの群落
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南側の青空が映り込んだ八方池
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イチオシ
あちこちで一番目立つシモツケソウ。ちょうど見頃になっている。
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シモツケソウが咲く八方池の畔
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池の畔には、小さな祠がある。
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シシウド
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なかなかガスが取れない。白馬三山は全く見えない。
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南の空には夏らしい雲がもくもくと湧いている。こちらに移動してきて雷にならなければよいのだが。
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池の畔のトンボ君
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池を一周して唐松岳登山道に通じる坂を上り返し第3ケルン付近から八方池を俯瞰。
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第3ケルン付近は360度の眺望。
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何やら曰くありそうな仏像が彫りこまれた石碑が第3ケルンの近くにある。慶応三年と読める文字が彫り込まれている。観音菩薩or地蔵菩薩?
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イチオシ
この日はガスが取れず、白馬三山の映り込みは見られなかった。明日夜明け頃、モルゲンロート狙いでまた来るので、今日は早めに撤収しよう。
帰りは木道が整備された自然研究路を歩いて下る。 -
わずかだが、残雪が残っている。
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その先にはチングルマの群落が広がっているのだが、遠いのが残念
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ハクサンシャジン。高山植物の花々はいろいろな種類が見られ、一枚一枚投稿するときりがないので、最後にコラージュでまとめておくことにしよう。
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さて、翌日は3時前に山荘を出発し、八方池へ。
ところが到着すると、辺りはガスに包まれて後立山連峰は全く見えない。風はないので、ガスが取れればきれいな映り込みが見られるはずなのだが・・・ -
30分ほど待っていると、ガスが薄れて朝焼けの後立山連峰の頂上が姿を現した。お待ちかねのモルゲンロートだ。
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ちょっとガスっぽいのでくっきりとした山容ではないが、オレンジ色に染まったガスが良い感じだ。
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八方池の横に小さな別の池があるが、その先の八方尾根からオレンジ色の朝日が昇ってきた。
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イチオシ
しばらくすると、山の姿がくっきりと見え、きれいな映り込みになった。難所として有名な不帰の儉と天狗の頭である。
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ガスは刻々と形を変えていく。
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山荘には20人以上の泊り客がいたが、この時間に、ここにはだれも来ていない。この絶景を独り占め(3人占め)
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少しずつ朝の光から昼の光に変わっていく。
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徐々にガスが薄れていく。白馬三山もくっきり。右端から白馬岳、杓子が岳、白馬鑓ヶ岳、天狗の頭と続く。
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見事な映り込み
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イチオシ
クガイソウの群落と後立山連峰
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若い女性トレッカーがやってきた。
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低い高度から日が射しているので、白馬三山の山肌には陰影が濃く出ている。
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自分の影を入れてみた
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逆光で、草についた水滴がキラキラ輝いている。
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シモツケソウ。背後の花はワレモコウ
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葉っぱの端に水玉が並んでいる。霧の水滴か、スギナのように葉っぱが余分な水分を放出したものか、どちらだろう。
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池の畔の小さな花畑
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イチオシ
ふたたびガスが出てきた。紫の花はマツムシソウ、黄色はハクサンオミナエシ、クリーム色の花はヤマブキショウマ
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狙っていたモルゲンロートの映り込みは撮れたので、大勢のハイカーが来る前に撤収しよう。
第3ケルンに登る木道脇のチングルマの群生。 -
オヤマソバ
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西側斜面からのガスが沸き上がってくる。
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八方ケルンと第3ケルン遠望
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自然研究路の木道中間付近で一休み。このころになると大勢のトレッカーが昇ってくる。夏休みなので小さな子供連れのファミリーも多い。
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ガスっているが、飽きもせず花の撮影をしながらのんびり下っていく。
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ガスに煙る木道
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九十九折りの木道
八方池で、ガスが取れるのを待っていたり、途中で花の撮影をしつこく撮ったりして、八方池山荘前に戻ったのは午前9時。
同行のKさん、もう80歳なので、さすがに疲れたようなので、早めに帰宅することにする。 -
最後に、トレッキング中に出会った様々な高山植物の花々を図鑑風にまとめておこう。同定した花の名前を写真の中に書き入れたが、ひょうとすると間違っているかもしれないので、ご指摘いただければ幸いです。
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花図鑑その2
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花図鑑その3
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花図鑑その4
見逃した花や別の季節に見られる花も合わせるとずいぶん多くの花が咲いているのが八方尾根だ。特有の蛇紋岩質の土壌が、数多くのここでしか見られない固有種を生んでいる一因のようだ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2021/08/12 01:09:24
- やっぱり八方は花畑
- 玄白さん、こんにちは
八方尾根の高山植物はやっぱりすごい
何と言っても種類の多さ、固有種も沢山
以前、私はあの尾根筋で花の撮影に時間を取られて唐松に行けなくなったことがあります(笑)
それでも、溢れるような高山植物と八方池の景色を堪能できて、不思議と後悔はありませんでした
早朝の八方池、白馬の山々、壮観です
これは八方池山荘に泊らなければできないことですね
しかしこの時期、あの山小屋がこれほどまでに賑わっているとは驚き
唐松山荘が宿泊休止しているのも関係しているかも、です
---------琉球熱--------
- 玄白さん からの返信 2021/08/12 10:26:17
- Re: やっぱり八方は花畑
- 琉球熱さん、コメントありがとうございます。
山荘はコロナ対策で宿泊客の定員を絞っていたことも、なかなか予約が取れなかった要因でした。それにしても宿泊客の多さは、緊急事態宣言どこ吹く風といった感じでした。緊急事態といっても、相変わらず飲食店いじめとお願いベースの外出自粛、かたや世論を無視して五輪強行なので、庶民は政府のいうこと聞くわけないですがね・・・
5年ぶりの八方尾根でした。前回は、夜中に星空撮影で、撮影ポイントを求めて尾根をホイホイと行ったり来たりしましたが、5年間で体力の衰えを痛感した旅でもありました。
前回は秋だったので、今回は多くの高山植物が見られたのはよかったです。
玄白
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