2021/07/01 - 2021/07/01
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welcometoiranさん
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イスファハン街道を見下ろす鬼のゆりかごから、バザールへ向かってのんびり散策していきます。
途中には、シーア派の巡礼地、アリ・エブネ・ハムゼ廟があります。そこで一休みをした後、1000年以上前に造られた橋を渡ってバザールへと向かいます。この橋には驚きの事実がありました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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コーラン門と、鬼のゆりかごがあるクーパー山の間のロータリーの中央で、朝日に照らされているクジャク。植物を植えてクジャクの形にしてあります。クジャクは、イランでは昔から高貴さを表すとして王族の館などにそのデザインが用いられてきました。
このロータリー内の芝生には、夕方ともなれば涼しさを求めてたくさんの人たちが訪れたものです。
向かってクジャクの右側の山が、鬼のゆりかごがあるクーパー山です。
では、ここからアリ エブネ ハムゼにいくことにしましょう。 -
クジャクのロータリーからバザールまでは真っすぐ道の緩い下り坂になっています。石畳の歩道は、最近整備されたようで、まだ新しい感じがします。バザール近辺とは打って変わって、静かな通りです。だんだんと気温が上がって、すでに38度ですが、日陰を縫って歩けばさほど暑さを感じません。左側に見えているレンガつくりの壁がいかにもペルシャらしいデザインです。
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歩道の右側にカフェがあります。Estika Dela Cafeという看板がかかっています。どんな意味なんでしょうか。まだ開店時間には早いのか誰もいないので、意味を聞くことができませんでした。2階がバルコニー式になっているようで、いい雰囲気のお店のように見えました。
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アリ エブネ ハムゼの入り口で、女性はチャドルを着用しなければ入場できません。イラン人の女性たちがチャドル姿で歩いている風景を、写真などで見かけたことがあると思います。とても簡単に着ているように見えますが、なかなか難しいんです。チャドルは1枚の半円形の布でできており、直線の方が頭に、曲線のほうが裾になるように着ます。慣れないと、ずるずるはだけて、歩くことさえ、とても大変です。
そこで、ここでは、とても親切なことに、外国人用に、頭の部分がフードになっていて袖は着物のように縫い上げたチャドルを無料で貸してくれます。着用がとても簡単なので観光に集中できます。 -
シーア派8代目イマームアリや、シラーズ市内にある巡礼地シャーチェラーグに祀られているアハマド エブネ ムーサーは、ここに眠るアリ エブネ ハムゼのおじさんに当たります。
アリ エブネ ハムゼは、10世紀初めごろ、スンニ派から逃れてシラーズにやってきました。そして、コーラン門の裏山の洞窟にひそかに隠れて生活していたのですが、追っ手に捕まり、この先の橋で首を切られて殺されてしまい、橋の袂に埋葬されました。その後、シラーズを手中に収めたディアラミ朝の王によって、現在のところに廟が建てられ、15世紀ごろにはティムール王朝によって改修されたそうです。 -
中庭の脇の方に大きなイチジクの木があります。数人の男性たちが大きな声で何か言いながら楽しそうです。よく見ると、木の上から、実がポン、ポンと落ちてきています。それを落とさないように集中して取ろうとするのですが、時折、手から転げ落ちるので、それで大笑いをしているのでした。
木に登っているのは植木屋さんです。木の上から、食べるかい?と聞かれ、すぐさま、はい、というと、ポン、ポン、と実を落としてくれたのはいいのですが・・・
何しろ熟れているので、せっかく手で受け止めてもつぶれてしまいましたが、それを水場で洗っていただきました。体が喜ぶ甘さでした。 -
廟の内に入ると、きらめくガラス細工に圧倒されます。
中央にある四角の箱型がアリ エブネ ハムゼが眠っている墓です。ちょっと写真ではわかりづらいくて申し訳ないですが、箱型の4面の内の2面が女性室、もう2面が男性室に向かって配置され、中には大きな墓石が置かれています。ここに来る人達は、この箱に手をかけて願い事をします。箱の上部には小さな細い穴が設けられ、そこからお賽銭(?)が入れられるようになっているのが、なんだか日本の神社仏閣のようで面白いです。
願いが成就した際には、また、お礼参りに来なければならないといわれています。 -
バザール側から見た橋とアリ エブネ ハムゼ廟の光景です。この橋は1000年ほど前に造られました。
橋と廟の間がやけに広々としています。20年ほど前に洪水が発生し、そのあたりにあった家々や学校などが大きな被害を被り、その後、その場所には建物を建てないようになったそうです。 -
橋の上から川床を見下ろします。
シラーズの雨季は晩秋から初春ごろ、川は北から南に向って、塩湖まで下り坂を流れていきます。
いまの時期は、全く水なしの状態です。この川が氾濫するのか、と想像ができないかもしれませんが、先の洪水ではこの川にかかる近代に造られたいくつもの橋は、ことごとく何らかの被害を被ったそうですが、なんと、この橋だけは全くの無傷で残ったそうです。
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橋の側面の様子です。
アリ エブネ ハムゼが首を切られたのがこの橋の上だったといわれています。当時は、コンクリートなどがなかった時代です。石灰と卵の白身と麦の皮などを混ぜたものが使われたといわれています。それが先の洪水で何の被害も受けなかったというのは、なんとも素晴らしい技術だったと言わざるを得ません。 -
橋にくっつくようにして建つ、アリ エブネ ハムゼの名前が冠された礼拝所。遠くに廟の美しいドームが見えています。
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橋を下りて真っすぐ行くと、ヴァキールバザールのイスファハン門という名称の入り口に到着します。
廟からバザールまでは徒歩でもほんの数分で行くことができます。
入り口最初の店は、にぎやかに飾られた水パイプ専門の道具やさんです。
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今はライムの季節です。イランでレモンといえばライムのことを指します。1キロ100円程度で手に入ります。今日は2キロ買いました。サラダや料理にはもちろんですが、ライムジュースやライムケーキにと、ふんだんに使えます。
シラーズのあるファルス州は、ライムやミカンなどの柑橘類の栽培に適しており、シラーズのお土産として、果実そのものよりも、料理用に重宝するというので天然レモン果汁がとても喜ばれます。 -
こちらは薬缶や鍋の店。
豪快なディスプレイです。 -
バザールで活躍する、イラン語でGariと呼ばれる運搬専用車。人込みの中を声をかけながら結構なスピードで押していく技術は大変なものです。
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