2021/02/18 - 2021/02/19
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いい宿見つけ隊さん
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https://4travel.jp/travelogue/11683126
その1の続きです。
―――バブル絶頂の1989年、2代目社長が「世界の数寄屋ホテルを」と言い、世界中の著名なデザイナーや建築家等に依頼し建立したのがホテル川久である。
だが総工費400億円、2年の歳月を経て再オープンした時、既にバブル景気は失速し、長く続く低迷の入口へと日本は突入していた。
あらゆる贅を詰め込んだ絢爛豪華の権化ともいえる突出したホテルであるが、個人2,000万という会員権を購入した上で数十万の宿泊費を要するのは、幾ら何でも当時の価格戦略のポジション軸としては、顧客ニーズから大きく逸脱してしまっていた。
結果として稼働率が低迷したまま1995年に400億円の負債を抱えて経営破綻。その後、1998年に北海道資本のカラカミ観光が30億円で買収し、今に至る。
たった7年幾ばくかで370億円評価減した30億円という資産価値は、果たして破格なまでに割安なのか、或いは不良資産なのか。
著者程度に推し量ることは出来ないが、それでもここにあるものは全てまごうことなき"本物"で、単純に金額だけで言い表せない価値はある。とは言え、維持するのも生半可な事ではないだろう。
現在の川久単体のROIとかは凄く気になる所ではあるが......でもまあもう20年以上も経ってるわけだし、回収されてるのかな。
冗長な前置きはさて置き、会員権を払わずとも当時の楼閣を存分に経験出来るのは、やはり有難いものである。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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インペリアルラウンジに行ってみます。
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スタッフに部屋番を確認され入場。
入口すぐにフードコーナー。
円卓に軽食や甘味各種。
奥にはアルコールやソフトドリンクが様々。 -
ホテル内に大変立派なワインセラーがある川久らしく、ワインが豊富。
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シャンパンは勿論、ルーマニアのピノなんかも。
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赤は立派なワインサーバーから。
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洋酒やオリジナルの焼酎等。
バランタイン17年に富士山麓もあり、充実のラインナップ。
写真を撮りそびれ記憶も朧気ですが、ソフトドリンクの冷蔵庫も珍しいドリンクばかりでした。 -
ラウンジ。
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とても広い。
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お偉いさんの会談に使えそうなお部屋。
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和室。
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縦長の窓から海を臨むカップル席等、複数の部屋があり、各々好きな場所をチョイス出来る。
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どこに座っても、おしぼりを持ってきてくれます。
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フード類もクオリティ高し。
あと食器類の見映えがとにかくよい。 -
クラブラウンジと言うと外資系チェーンが目立つが、それらに全く引けを取らない快適な空間です。リゾート地でありながらシティホテルの様な落ち着いた空間。内装と調度品が調和しており、スタッフの方もこちらから依頼しなければ最小限のサービスで、またアクセス可能となる客室の数も少ない事から、実に静かでリラックスできました。
流石にアフタヌーンティ等は無いようですが、夜がビュッフェなので、まあ不要でしょう。 -
美術館ホテルを謳う川久。
館内は前オーナーが蒐集した美術品で見どころ満載。 -
2Fの廊下には、横山大観やダリと言った高名な画家の絵画がさもありなんと展示されている。
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2Fから金箔大天井を望む。
目を凝らすと、一枚一枚四角の金箔が隙間なく貼られている事が分かる。 -
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個人的に一番目を見張ったのが、この幾何学模様の複雑な床面。
天井も素晴らしいのだが、この大理石の床も手作業で一糸乱れず敷き詰めたと言うのだから、感嘆以外の言葉が出ない。 -
有名な1本1億円の大理石柱が26柱。
正にホテルの大黒柱と言えよう。 -
和室宴会場。
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ホテル川久が旅館川久であった頃のシャンデリアをそのまま使用している。
和室に対するこのシャンデリアが、稀代の好事家である前オーナーのエキセントリックさを想起させなくもない。 -
閑雅な絵。
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ヘンリームーアの作品を展示した一画。
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[母と子]連作
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イタリアの画家ジョルジオ・チェリベルティの[愛と自由と平和]
針の無い時計は永遠の愛を表現していると言う。高尚なアートである。とても声が通り、洋宴会場として主に使用されている。 -
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ミュゼ。
基本はここでチェックインする模様。 -
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ビザンチンモザイク。
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ビザンチン要するに東ローマ帝国が栄えた時代での美術体系をビザンティン美術と呼ぶが、2世紀となると黎明期のものであり、故にまだ動物のシンプルなモザイク画と言う事か?などと、想像してみたり。
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スタインウェイ製の見るからに高価そうなピアノ。
状態良くずっと保管していたら、資産価値が上がったりするのだろうか? -
部屋で休憩し、夕食へ。
赤ちゃんが居るからか、ビュッフェ会場から少し奥まった場所にあるレストランに案内してくれました。 -
と、思ったが、ラウンジに居た別の宿泊者方も案内されていたので、もしかするとプレデンシャルスイート宿泊の特典かもしれない。ビュッフェにも関わらず、コース料理も出る。何れにしても、こう言う差別化は嬉しいものです。
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そして、スタッフの方のサービスが、もうファーストクラスのCAさんか何かと思うくらい気遣いに溢れている。感動的でした。後述します。
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前菜は撮り忘れました。
こちらはお造り。普通に美味い。 -
メインディッシュ。
フィレ。上のやつは飴細工ならぬゴボウ細工。美味しかったです。 -
ケーキ。どっしりとしたサイズ。
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既に腹八分目くらい笑
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王様のビュッフェは品数豊富でどれも上品で繊細。
人が多かったので写真は殆ど撮らず。 -
サービスで感動した点。
1,静かな別会場を用意してくれた。
2,ビュッフェを取りに行く際、スタッフの方が一緒に付いてきて下さり取り皿にリザーブ頂いた。
3,この写真の左に写っているのがカフェディアブルなるコーヒーなのだが、淹れるに辺りオレンジキュラソーでフランベしたりオレンジの皮を螺旋に剥いてラム的なのを垂らしてそこに点火しフランベしたりと言った演出があり、王様のビュッフェの目玉でもあるようだ。それをわざわざビュッフェ会場の席でどうですかと案内頂き、良い席で拝見する事が出来た。その後、演出を担当された方が挨拶に来られるという粋。
4,皆さん気さくに話しかけて頂き、心地良い時間を過ごせた。
この日は恐らく我々含め2組しかプレデンシャルの宿泊者が居なかったと思われるが、それにしても格別な心配りである。素晴らしいとしか言いようがない上質なひとときを過ごす事が出来ました。 -
食事を終え、再度ラウンジへ。
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夜は日中とは少しフードメニューが違うようです。
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取り敢えずワインは制覇。
夕食で日本酒も飲んで昼も飲んでと久々に呑兵衛な一日。 -
明日に響きそうだったので蒸留したお酒は我慢!
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夜の露天風呂デッキからの景色は闇一色。
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宿泊したのが2月だったので、寒風が吹きこむ。
ただ泉質が良く体の芯から温まるので、丁度良い。 -
おやすみなさい。
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おはようございます。
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デッキで寛ぐ。
優雅な朝。 -
兎角普段の朝と言うものは画一的であるから、旅行先で迎える朝が、個人的には好きな瞬間。
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朝食に向かいます。
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朝食も昨晩と同じくビュッフェ会場から少し奥まったレストランの席を用意頂きました。
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「宜しければ持ってきましょうか」と、スタッフの方が片っ端から料理を取ってきてくれました。
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凄い量!そして美味しい。
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フレンチトーストとイクラご飯が一番美味しかったかな。
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朝食も終わり、名残惜しいがそろそろチェックアウトです。
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総評
★5:王様、★4:良印象、★3、値段相応、★2:改善要望、★1:裸の王様
【部屋:★5】
圧倒的広さ。3人ではまず持て余すその平米を贅沢にかつセンス良く使用したオープンデッキや、客室。浴槽や洗面所など一部多少の古さが目立つ節もあるが、値段を考えると特段気にはならない。
【料理:★4】
味と言う観点では、ビュッフェに過度な期待を持たないようにしているので、良い意味でそのハードルを超えてきてくれました。プレデンシャルではコース料理もあり、全てを味わうのは余程の大食漢でないと無理だろう。
【サービス:★5】
言う事なし。★6でも良いくらいに素晴らしいスタッフの方々です。このようなサービスには、こちらも自然と襟を正される思いになります。
【館内の清潔感や設備等:★5】
古さには目を瞑りましょう。最安であれば3万円弱からこの施設を体験できるのであれば、古さなどは補って余りある価値があると思料します。
温泉については、午前午後で1F2Fの浴場が男女交代制となる。2Fのロイヤルスパが素晴らしいが為に1Fの浴場は見劣りするが、悪いと言う訳ではない。無料のアイスキャンデー等もあります。白浜温泉の泉質は保温性が高く、冬に適しておりGood!
【コスパ:★5】
オフシーズンのド平日と言う事もあり、46,500円/1人で宿泊出来ました。
川久の客室グレードは非常に多いので、色々とニーズに応じて選択できる楽しさがありますね。
※1,クレジットカード特典でRelux予約7%OFF
※2,乳児無料
【感想】
新進気鋭でスタイリッシュなホテルや誰もが羨むラグジュアリーホテルも良いが、こういうマーケティングもへったくれもない個人オーナーの夢と金をありったけ詰め込んだホテルと言うのは、知る限りでは川久を置いて他になく、もう見ただけで「どんなもんじゃい!」と訴え掛けてくる様なイメージが湧いてきて、そう言う楽しみ方が出来きるのが好きだ。
尤も、それらハードに甘んじるのではなく、サービスも著者が受けた分には実に良く、文句の付け所が無い旅行となった。
リピート確定!おススメです。年に何回もと言うのは流石に濃いが笑
ここまでお目通し頂き、有難うございました。
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