2021/05/05 - 2021/05/05
799位(同エリア1031件中)
K2さん
この旅行記のスケジュール
2021/05/05
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南矢名八幡神社(9:00)
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徒歩での移動
弘法山(9:30)
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徒歩での移動
善波峠(10:00)
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徒歩での移動
善波トンネル(10:10)
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徒歩での移動
矢倉沢往還
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徒歩での移動
吾妻山登山口(10:50)
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徒歩での移動
めん羊の里(12:00)
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徒歩での移動
森のセラピーロード
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南矢野八幡神社(13:30)
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この旅行記スケジュールを元に
5月の連休に丹沢連峰の前衛にある手軽な弘法山に登り、尾根伝いのハイキングコースから善波峠を越えて旧街道の矢倉沢往還を散策しました。矢倉沢往還は東海道の裏街道で江戸と沼津を結んだ食料物資の動脈です。ゆったりとした古の道を新緑のフレッシュな空気の元で散策後に、麓の牧場のジンギスカン料理を腹いっぱい食べて、健康的な1日を過ごすことができました。
[順路]
南矢名八幡神社→弘法山→ハイキングコース→善波峠→旧善波トンネル→矢倉沢往還→弘法山ハイキングコース→めんようの里(木里館)→森林セラピーロード→南矢名八幡神社
南矢名八幡神社へは東海大学前駅→瓜生野(バス停)で行けますが、秦野駅と東大大学前駅から幾つもバスが出ている弘法山を登って、本コースのルートを辿った方が良いかもしれません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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弘法山は丹沢山地の南端にある低山(235m)で手ごろなハイキングコースとして良く知られています。今年に秦野市民になった友人がいて,新居を訪問した際に天気が良いので是非案内したい処が有るからと,裏手から直ぐ登れる弘法山へのハイキングに誘われました。住宅地の山際に石段があり、その奥に南矢名八幡神社の鳥居が見えてきました。
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鳥居をくぐった森の中に神社の本堂が現れ、元禄3年建立の神社で正面に柱が4本ある三間社入母屋造りの市指定重要文化財になっています。本堂の左脇から山道が始まっています。
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直ぐに急登が始まったので、道端に落ちている枝や細竹を拾ってにわか登山用ポールに仕立てました。緑豊かな森の中を爽やかな風と鳥の声に包まれながら登っていくと、視界がひらけ始めました。
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見晴らしが良く、眼下に湘南方面が望め、遠方に三浦半島が、手前に相模湾に浮かぶ江の島がくっきりと見えました。
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山道を30分程登って少し息が荒くなった時には、弘法山の頂上にある鐘つき堂が現れました。
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弘法山頂上には弘法大師を祀った釈迦堂があり,頂上一帯の尾根道は桜の名所で,例年春先には多数のハイカーで賑わいます。さすがにコロナ禍で人は少なかったです。
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一息するにちょうど良く、手こぎポンプの井戸があります。この井戸水は昔から「弘法の乳の水」と呼ばれ、夜中に登ってきてこの水を飲むと乳がどくどく出るようになると言われているそうです。山頂に井戸水が出るのは不思議で、弘法さまのお力だと言われています。御利益を期待して、一口飲ましていただきました。
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山頂を後にして尾根道を吾妻山に向けて進みます。新型コロナ禍で行き合うハイカーはまばらでしたが,お互いにマスクはしっかり着用です。友人が案内したいのは,どうやら尾根道のハイキングコースの先にあるらしく,それは行ってのお楽しみと告げられました。
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くぬぎなどの新緑で明るい尾根道をしばらく進み,友人は尾根のハイキングコースから外れた薄暗い細道に入って行きます。
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すると,朽ちた御夜燈なる石道標が現れてきました。文政10年に峠を越す旅人の安全のために道標として建てられ、明治末期まで点灯され続けていたとのことです。
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細道を下りたところに6基の石仏が並ぶ峠が現れました。友人が案内したかったところの善波峠だと説明してくれました。
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善波峠の名は初めて知ったのですが、矢倉沢往還(街道)の要所で,江戸時代には東海道の裏街道として人馬の往来が盛んであったそうです。生活物資、特に伊豆・沼津から炭,魚,茶が,秦野から煙草が人馬で江戸に運ばれ,大山・阿夫利神社に詣でる道でもあるために大山街道の名でも親しまれていたとのことです。今は峠に人や車がほとんど通らないのか、切通しには倒木がそのままでした。
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善波峠から見晴らしの良いところにでるとまだ雪を被った富士山が現れました。あいにくの曇り空でしたが、晴れていたら絶好の景色だったでしょう。
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峠を道なりに下っていくと一般道にぶち当たり、左に曲がった先に峠の下を抜けるトンネルが現れました。あまり車が通らない旧246号線の善波トンネルです。灯りが点々と天井に並んでいる薄暗いトンネルの先の出口が、やたらカラフルに明るく見えます。
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トンネルを抜けると、いろいろな趣向を凝らしたカラフルな宮殿の建物が乱立しているラブホテル街でした。意外な景色の出会いにまごつきながら、現代の宿場街?を抜けて森へ入って行きます。
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すぐに東海道の裏街道と言われた矢倉沢往還の面影が残る古道に出ました。
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四方を緑に囲まれた中を1本の道が程よく曲がりながら延びて行き、その道を小鳥のさえずりを聞きながら歩いて行く心地は最高の贅沢です。こんなに豊かな里山の風景が広がっているとは思いもしませんでした。
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道の途中で唯一出会ったのがサイクリングの若者でした。無粋なと言いたいところですが、後姿は景色になんとなくマッチしていました。
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道端には野イチゴが沢山実っていて、甘くておいしいです。しばし、野イチゴの食べ放題を楽しみました。
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さらに歩いて行くと道端には朽ちた石の馬頭観音が幾つも現れました。この古道を偲ばせる区間は関東触れ合いの道と名付けられて,馬頭観音や夜泣き石等の旧跡を巡りながら,ゆったりとしたハイキングを楽しむことができます。
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ところどころに矢倉沢往還の立て看板があり、奈良時代から箱根越えの東海道ができるまで、伊豆・沼津から江戸に炭、茶、魚やたばこの生活物質を馬の背に乗せて運んだ東海道の裏街道としての役割を担っていたことが記されています。
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後で調べると矢倉沢往還は江戸赤坂御門から沼津まで伸びていて、江戸幕府の公用の旅人たちの荷物を宿場から宿場へとリレー方式で受け継いで送る伝馬宿の仕組みが存在していたのです。それで近隣の村には人馬を出す助郷の組織が作られ,矢倉沢往還では20以上の助郷組合の村々に少なくとも人足2人と馬一頭を常備させたとのことです。だから命を落とした馬のために石の馬頭観音が道端にいくつも並んでいるのですね。
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途中の山際に荷物を上げるモノレールを発見しました。どうやら先頭駆動車が2台の貨車を牽引しているようで、跨いでいるモノレールが不思議なので、構造を見ようと登って行って調べて見ました。
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レールの下部にラックピニオンのギヤが並び、先頭車(右写真)は上部エンジンからの駆動チェーンで下部歯車を回して、そのギヤを噛みながら動いて登って行く仕組みです。荷台の下では上下のプーリーでレールを片側から挟み込み、レールに沿って動きます。左右のバランスを取って重い荷物を積み、山上に運び上げていることはわかりましたが、先頭車に人が乗って運転するのか、無人で走らすのかわからないので、是非動いているところを見たいです。いや、乗せたもらいたいです。
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善波トンネルを抜けて40分くらい矢倉沢往還を歩いて民家が見え始めたところで、右手に吾妻山への登り口が出てきました。ここで矢倉沢往還とはお別れで、再度弘法山へのハイキングコースへと登って行きます。
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登山道の途中に先程のモノレールが横切っています。頼りない支柱で支えられているレールが吾妻山頂を向けて延びています。そのレール上を先程の車両が動いて行くとは思えない・・・・、でも先を急ぎます。
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しばらく登ると尾根道の弘法山ハイキングコースに出ました。ここからは楽なゆったりとした道が続きます。
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しばらく行くと大きな高圧線の鉄塔があり、その下にクマ出没の注意書きが目に飛び込んできました。ハイキングコースの結構、随所にこの看板が現れます。最近、里山にクマ出没のニュースが多いので、多少気持ちが引き締まります。
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尾根伝いが弘法山へのルートですが、右手に折れると大山へ行く道標が現れてきました。
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ここから野菊と信仰のみちコース(6.3km)へ進められ、念仏山経由で鷹取山へのルートです。一度、群生する野菊の中を歩いてみたいものです。ところで弘法山のハイキングコースにはやたら沢山の道標が立ち並んでいるので、かえって思わぬところに行かないように注意が必要です。
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ハイキングコースの尾根道を進むと、大山から始まる丹沢山系の山々が現れました。お昼に予定のめん羊の里へはもう少しです。
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ロッジ風の三角屋根の建物が見えてきました。以前は羊牧場が周辺にあったのですが、今はジンギスカンレストランの木里館だけになっています。手軽に車でも来れるので、景色が良く弘法山、権現山に近いので人気の店になっています。
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途中で到着時間を見計らってスマホから昼食の予約を入れておいたのが正解でした。店は車で来た客でごった返していましたが、待たずにテラスの焼肉席でお目当てのジンギスカン料理を腹一杯食べました。
めん羊の里 木里館 グルメ・レストラン
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セットメニューの定食(1,320円)はご飯と汁物がついて、この肉量で一人分。ラム肉は上質の肩ロースで、野菜の上に乗せて焼きあがるまで待って食べるのが、このレストランの流儀。柔らかくて臭みが無くて美味しいジンギスカン焼肉で、お勧めです。
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お腹が一杯になり、腹こなしと森のセラピーロードを登って、弘法山へのハイキングコースに戻りました。
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いよいよ下山です。東海大学駅前方面と標された道標に沿って下り、出発点の八幡神社前まで戻ってきました。ハイキングは手ごろな3時間強の距離でしたが、矢倉沢往還という歴史的な古道を散策したメモリアルなハイキングになりました。
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かなり一般的でないハイキングルートを紹介したのでので、全体コースをMAPにしました。南矢名八幡神社へは東海大学前駅→瓜生野(バス停)で行けます。下記市のサイトをご参考にしてください。
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000002246/index.html
秦野駅と東大大学前駅から幾つもバスが出ている一般的なコースで弘法山へ登って、そこから本コースのルートを辿った方が良いかもしれません。
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