2007/12/24 - 2007/12/30
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AandMさん
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コロナ禍で海外旅行がままならない状況が、1年以上も続いています。早く収まり、自由に旅行できる日々が来ればいいなーと思いながら、以前に行った海外旅行、微かな記憶をたよりに纏めてみました。
2007年の年末休暇を利用して、フロリダを訪問しました。半島先端部からキーウエストまで、点々と散在する島々を経由して海上に長大な橋が架けられています。10kmに及ぶセブンマイル・ブリッジが有名で、時々TVや映画の場面にも登場します。
これらの橋を車でドライブするのが、今回の旅行の主目的ですが、ついでに世界遺産に登録されているエバーグレーズ国立公園、アーネスト・ヘミングウエーの家、キーウエスト海岸の夕日、なども見学することにしました。
オーランドの国際空港でレンタカーを借り、オーランド→マイアミ→エバーグレイズ国立公園→キーウエストの往復、約1200kmのドライブ旅行です。ムービー映像からプリントした写真が多く鮮明度が十分ではないかも知れませんが、フロリダ南部からキーウエストまでの雰囲気を感じ取って頂ければと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12月24日
オーランド国際空港でレンタカーを借りて、最初に訪れたのがユニバーサル・スタジオです。家内の希望です。クリスマスの飾りつけがされ、結構多くの入場者です。ユニバーサルスタジオ (フロリダ) テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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様々なアトラクションがありますが、訪問者数が多いので、待ち時間も長めでした。人気の高い「ターミネーター」で30分程、それ程有名でもない「竜巻」でも20分程の行列に並ぶ必要がありました。
面白いけど、結構疲れます。 -
12月25日
オーランドから約400㎞車を走らせ、マイアミ・ダウンタウンに着きました。ホテル(Holiday-inn, Miami Downtown)にチェックインして、マーケット・プレイスを散歩しました。人が集まっています。ベイサイド マーケットプレイス ショッピングセンター
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港の海辺で、ライブが行われていました。クリスマスで企画された特別イベントで、無料で聞けるためか、多数の聴衆です。ラテン系のライブで、キューバやカリブの雰囲気が感じられました。聴衆もラテン系の方が多いように感じました。
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ハーバーではのんびりとボート遊びをする人もいます。
ベイサイド マーケットプレイス ショッピングセンター
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ハーバー沿いの海岸、クリスマス休暇中のためか、人が一杯です。
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波静かなハーバーと長大な橋が織りなす景観、なかなかです。
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マーケットプレイス広場に、ツリーが飾られています。
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12月26日
キーウエストまでの海上ドライブをする前に、エバーグレーズ国立公園を訪れました。フロリダ固有の自然が保たれている広大な湿地帯で、世界遺産(自然遺産)に登録されています。
アメリカン・アリゲタ―などの動物を見るのと、湿地帯をエアー・ボートで走行体験するのが目的で、エアー・ボートは家内からの強いリクエストです。 -
エバーグレーズ国立公園の湿地帯には、木製の遊歩道が整備され、歩きながら自然観察をすることができます。
エバーグレーズ国立公園 国立公園
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所々に観察スポットが設けられ、案内板も設置されていました。このスポットでは、雄大な湿原とそこに住んでいる鳥類の観察が目玉のようです。
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アンヒンガ・トレイル(Anhinga Trail)は、エバーグレーズ国立公園の中でも有名なトレイルで、多種類の動物を見ることができる遊歩道として知られています。
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遊歩道には、結構沢山の人がいます。遊歩道横に水辺があり、アリゲタ―などがいそうです。
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道路横の木に、羽が白黒で、頭が茶色っぽい鳥がいました。
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これは亀です。水辺で日向ぼっこをしています。
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白い鳥は、サギの一種でしょうか?草むらを歩き回っていました。
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フロリダで見たかった動物に会えました。
青色の水面に浮かぶ茶褐色の物体、ワニ(アメリカン・アリゲター)で、結構大きそうですが、尻尾の方は水に隠れているので全貌は分かりません。 -
トレイルを少し進むと、陸上に寝そべっているアリゲタ―に出会いました。全長、3mはありそうです。
アンヒンガ・トレイル(Anhinga Trail)を数百メートル歩いただけで、多くの動物を見ることができました。観光客に人気の高いトレイルであること、納得です。
エアー・ボートは、営業していませんでした。26日は、クリスマス明け休業だったようです。家内は、ボートに乗れないことをとても残念がっていました。
そこでキーウエスト訪問した帰りに、再び、ここを訪れ、エアー・ボートに乗ることにしました。 -
12月27日
1号線を走り、セブンマイル・ブリッジに到着しました。ブリッジに入る手前のパーキングに車を停めて、橋を見学することにしました。現在使われているのは、左側の新しい橋で、右側には1912年に架橋され現在は使用されていない鉄道用の橋があり、歩行者が自由に見学できるようになっていました。
旧橋の脇に、セブンマイル・ブリッジの記念碑がありました。 -
パーキングに赤色ハーレーダビットソンがありました。草地にスタンドを伸ばして、駐車されています。重量感のある大型自動二輪、迫力ありますが、もし倒れたら一人では起こせそうにありません。
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左側が現在使われている新橋のセブンマイル・ブリッジ、全長6.76マイル(10.9km)です。右側が鉄道橋として1935年まで使用されていた橋です。
セブン マイル ブリッジ 建造物
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旧橋から眺めた新橋のセブンマイル・ブリッジ、前方の方は霞んで良く見えません。
暫く眺めてから、セブンマイル・ブリッジを渡りました。
海の上にひたすら続く道をドライブする快適さ、とても印象的で、記憶に残りました。セブン マイル ブリッジ 建造物
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キーウエストのホテル(Marriott系)にチェックインし、ヘミングウエイ(1899-1961)が住んでいた家を訪れました。キーウエストのホテル、しょぼい割に価格がメチャ高だったこと、今でも時々思い出します。
ヘミングウエイ旧居は、博物館として一般公開されていました。入口に行列が出来ていました。入場料大人$12(2007年価格)です。ヘミングウェイの家と博物館 建造物
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ヘミングウエイ旧居の家と庭園が公開され、屋内はヘミングウエイが住んでいた頃の状況が保存されています。
ヘミングウェイの家と博物館 建造物
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屋内、屋外に沢山の猫がいました。ヘミングウエイは猫好きで猫を飼っていましたが、その子孫が今でもここで飼い続けられているとのことです。
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ヘミングウエイ博物館から南に数百メートル進むと海岸に至ります。ここに「アメリカ本土最南端であることを示す記念碑」があり、観光スポットになっていました。記念碑の横にクリスマスツリーが飾られ、観光客で一杯でした。
樽形状で、赤、黒、黄で縞状に塗り分けられ、米国人が好みそうな記念碑でした。サザンモースト ポイント 海岸・海
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碑文を刻んだ石碑も設置されていますが、こちらは目立っていないためか、大部分の観光客は素通りでした。
碑には、「フロリダのキーウエスト市が、1983年9月10日、この場所が米国本土最南端の場所であることを宣言した。・・」といった内容が記されています。サザンモースト ポイント 海岸・海
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ただ、実際の最南端は、碑が建てられている場所の数百メートル西ですが、軍用地内で一般人の立ち入りが禁止されています。
写真でアンテナ塔が建っている箇所が、本当の最南端、と団体さんを案内していたガイドさんが説明していました。多分、真実でしょう。 -
キーウエストで眺める夕日は、美しいことで知られています。夕日鑑賞のベストスポットとされるマロリースクエアから日没を眺めることにしました。
海岸沿いは人で一杯でしたが、何とかスペースを確保して、日が沈みゆくのを眺めました。日没が近づくと、パグパイプ演奏によるスコットランド民謡が流れ始め、雰囲気が盛り上がってきます。サンセット・セレブレーションというそうです。マロリー・スクエア ビーチ・海
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もう少しで太陽が水平線の彼方に沈むとき、左手から大型船が進んできました。
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大型船はクルーズ客船で、我々の目の前で停泊しました。クルーズ船客は、日没を鑑賞しているかも知れませんが、我々は視界を遮られ、太陽が沈む瞬間を見ることができませんでした。
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我々の隣で日没を眺めていたご婦人、憮然たる表情です。マロリースクエアを埋めていた人たちからブーイングが起こりました。
盛り上がったロマンチックな雰囲気に、大型クルーズ船の邪魔が入り、サンセット・セレブレーションが突然中断されてしまいました。残念な出来事として、記憶に残っています。マロリー・スクエア ビーチ・海
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マロリースクエアから数百メートルの場所に、ヘミングウエイが足繁く通ったバーがあると「地球の歩き方」に書いてある、"行ってみたい"との家内情報に従って進むと、通りに看板が吊り下げられていました。”Sloppy Joes"と書かれ、ヘミングウエイらしい似顔絵も付いています。
スラッピー ジョーズ バー バー
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バー内部ではライブ音楽演奏が行われ、客で一杯。生演奏を聴きながらビールを飲みたいと思いましたが、空き席も無いので、バーの雰囲気を味わうだけで店を後にしました。日没鑑賞に続いて、これもチョッピリ残念だった思い出です。
スラッピー ジョーズ バー バー
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12月28日
今日はキーウエストからエバーグレーズ国立公園に向かいます。湿地帯でのエアー・ボート乗船に再挑戦します。
その前に、ヘミングウエイが愛したキーウエストの海岸をじっくりと見学することにしました。ここはキーウエスト島の浜辺、デッキチェアーが並び、人々が長閑な景観を楽しんでいます。 -
浜辺から、所々に長い桟橋が突き出ています。
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キーウエストからフロリダ半島に向かって1号線を走ると、島々を通過します。幾つかの島に長めの良い浜辺があり、公園として整備されています。
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木立と砂浜のある浜辺で、沢山の人が水遊びを楽しんでいました。
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公園に草葺きのバンガロー風の小屋があり、木製ベンチとテーブルが設置されていました。ベンチで休憩していると、足元にリスが現れ、床にあったお菓子の欠片を愛らしい仕草で食べ始めました。
米国の中部や北部の公園でリスを見かけることは頻繁ですが、キーウエストで見るのは初めてです。 -
公園の駐車場のレンタカーに戻り、エバーグレーズ国立公園に向かいます。
今回利用したレンタカーは、トヨタ製のカローラです。レバー表示などが英語で、左ハンドルである点は異なりますが、日本国内で見かけるカローラと同様でした。フォードなどの米国車より、燃費効率が良い印象です。 -
エバーグレーズ国立公園に到着しました。天候も良く、今日はエアーボートが営業しているとのこと、乗り場に向かいます。
エバーグレーズ国立公園 国立公園
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木製の遊歩道を進んだ先に、ボート乗り場があります。
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ボート乗り場は桟橋の先端部、先に出発していたエアーボートが戻ってきました。
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我々が乗船するエアーボートです。係員の指示に従って、乗船します。
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ボートの駆動は船尾に付いている大型扇風機のようなプロペラです。動作中、相当な騒音が発生しますが、葦や水草などをものとせず、湿地帯を走るエアーボートツアー、面白いと思いました。
湿地帯の中にある島に立ち寄って、草葺き小屋のお土産店などに立ち寄って、もとの桟橋に戻りました。念願のエアーボートツアーを体験出来て、家内も満足そうでした。 -
12月29日
オーランドの近くにケネディー・スペースセンターがあります。立ち寄ってみました。ケネディ宇宙センター 博物館・美術館・ギャラリー
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スペースセンターは米国航空宇宙局(NASA)の施設で、ロケット発射が行われる施設が見渡せる展望塔や展示室などが一般公開されています。
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クリスマス休暇中であったため、展望塔は大混雑。塔上から見たロケット発射場です。
ケネディ宇宙センター 博物館・美術館・ギャラリー
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TVなどで、これまで何度もロケット発射が行われる様子を見たことがありましたが、本物を直接みることができ、感激しました。
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こちらは別の発射場。
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展示場に、スペースシャトルのエンジンなどがあります。写真と説明図付きです。
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エンジン噴射部の様子を間近で見学することができました。
NASAスペース・センターは広大な領域を擁していますが、観光客輸送用のバスも循環しています。ユニバーサル・スタジオ、ディズニー・ランドとともに、魅力的な観光スポットです。ファンタジーよりサイエンスに興味のある方にお勧めです。
この後、オーランド国際空港からシカゴ経由で帰国しました。
フロリダ半島先端部からキーウエスト島まで島伝いに160kmほど続く国道1号線(U.S. Route 1)は、まさに海上のハイウエーでした。長さ10kmに及ぶセブンマイル・ブリッジの他にも、沢山の長大橋が続きました。思い出深い経験をしました。
日本でも宮古島などで海上に架かる長大橋がありますが(https://4travel.jp/travelogue/11575266)、スケールが違います。車ドライブが趣味の人なら、キーウエストまでの1号線走行は、一度は経験してみたい海上ドライブであろうと思います。
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