岡山県日帰り滝めぐり（２）　滝メグラーが行く２２７　井原市美星町のお手軽滝めぐり

2021/05/04 - 2021/05/04

５連休はほぼ引篭もりの予定でしたが好天が２日続いたため滝めぐりを敢行することにしました。久しぶりの登山も考えましたが、最近サボっているため体力に自信がありません。緊急事態宣言下の兵庫県から県外に出ることは抵抗がありましたが、県内の主な滝はすでにほぼ制覇しており岡山県の滝めぐりをすることにしました。

鳴滝峡の滝群を見た後、井原市美星町（びせいちょう）の滝めぐりです。美星町とは美しい町の名前です。町を流れる美山川と星田川、それぞれの先頭の文字を合わせて美星町となったそうです。そして全国に先駆けて光害防止条例を制定し、地域一丸となって星空を守っています。市町村合併で井原市に編入されましたが、その名は地名として残されています。

白糸の滝滝見難易度：１、白簾の滝滝見難易度：１、孤渡の滝滝見難易度：１
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 総社・吉備路(岡山)

• 旅行の満足度: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

白糸の滝は県道１６６号線沿いにあります。県道１６６号線は町の名前の由来となった美山川に沿って設けられており、白糸の滝の前にこの看板があります。山側には駐車場もありました。

前の写真の看板のところに美山川に架かる橋があります。

橋を渡ると石碑があり、その奥に白糸の滝があります。詩人・西条八十が命名した滝です。

悲しいぐらいに水が流れていません。

そして悲しいぐらいに水が汚いです。

滝の左側にルートがあり、滝の上部へ登ることができます。その途中から滝を見下ろした姿。

行ける所まで登るとさらに上に滝があります。

上から二段目の滝口。

下まで降りて下流側へ行くとさらに段になっており滝壺もあります。

美山川に流れ込むところにも段があり、全てで五段の滝となっています。総落差は２５メートルです。次の滝へ移動です。

白糸の滝を出て県道１６６号線から県道３５号線に入ります。県道３５号線を南下して「烏頭４ｋｍ」の行先標識のある交差点を右折して５００メートルほど走ると白簾の滝の看板があります。

滝の看板のところには駐車スペースがなく（軽自動車ならギリギリ駐車できるかもしれません）、５０メートルほど行ったところに路肩の広くなった場所がありました。ここに駐車します。

滝の看板のところから林道が延びています。

３分ほどで赤い岩肌が印象的な滑滝が現れました。その先には橋が架かっています。

滑滝。

橋の上流に白簾（はくれん）の滝があります。２００３年ＮＨＫ大河ドラマ「武蔵」のロケ地となりました。ＮＨＫ大河ドラマでは滝がよく使われています。例えば、同じ「武蔵」では同じく岡山県の山乗不動滝がロケ地として、「軍師官兵衛」のタイトルバックでは兵庫県の飛龍の滝、「毛利元就」のタイトルバックでは広島県の女王滝、最近では「西郷どん」では鹿児島県の雄川の滝がオープニング映像で使われました。

白簾の滝は落差２５メートルの渓流瀑で、烏頭川に懸かる滝です。残念ながらこの滝も水量少な目でした。

白簾の滝の下流で赤い岩肌の滑滝へと続いています。水質はこの日回ってきた滝の中では幾分ましでした。

支流から烏頭川に流れ込む孤渡（こと）の滝。

孤渡の滝は落差１５メートルです。孤渡の滝の沢はこの滝壺を見る限りでは水質はそこそこ良いものでした。これで滝めぐりを終えて帰るつもりでしたが、お隣の総社市で、比較的近くに塩掛の滝があるようなので寄り道してから帰ることにしましたが、これがドタバタ劇を呼ぶことになろうとはもちろん知る由もありませんでした。