緊急事態宣言発令下の築地の風景

2021/05/01 - 2021/05/01

新型コロナウイルスの感染拡大に対応して、東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に対し緊急事態宣言が発令されました。

期間は4月25日から5月11日の17日間で、ゴールデンウイークがすっぽりと入ってしまいます。
サービス業に従事する私には、従来からゴールデンウイークの連休は縁遠いのですが、毎年この時期を楽しみにしていらっしゃる方にとっては、行動が制限されてお気の毒に思います。

ただ、休日を家でじっと過ごすのも退屈なので、感染対策を万全にしながら、県境をまたがない築地に行ってきました。

エリア 築地(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

築地に向かう途中、駅で電車が来るのを待っていると、小田急線特急「ロマンスカーGSE（70000形）」が小田原方面に向かって通過しました。

連休初日の土曜日ですが、電車内はかなり空いています。

東京メトロ日比谷線の築地駅に到着。

駅の地上出口の道路を挟んだ反対側には「築地本願寺」があります。

人影はまばらです。

築地場外市場前の交差点です。

大きいマグロの看板が目を引きます。

「もんぜき通り」沿いの歩道に掲げられた「築地場外市場」の看板を潜って場外市場に向かいます。

立ち食い寿司「すし処　おかめ」は、感染拡大防止のため「当分の間 臨時休業」です。

おかめ グルメ・レストラン

ここには、ラーメンの名店「井上」等の店がありましたが2017年8月の火災で閉店し、その後にインバウンド向けも海鮮の飲食店が出来ましたが、昨年の早いうちに閉店しました。

場外市場を東西に横切る「築地横丁」です。

人が少ないですね。

串に刺して鉄板で焼いたマグロステーキが人気の「とんぼや」の前にも人影がありません。

とんぼや グルメ・レストラン

海鮮どんぶり「どんぶり市場」にはお客がいませんね。

その奥、寿司屋の海鮮問屋「つきじかんの」では、店員が客の呼び込みに精を出しています。

築地 どんぶり市場 グルメ・レストラン

「つきじかんの」のウニの売店です。

つきじ かんの お番菜 グルメ・レストラン

報道では、飲食店の需要の減少で海産物の価格が下がっているということでしたが、ウニの値段は以前とあまり変わっていない印象です。

ホルモンの煮込みが有名な「きつねや」です。

いつも長い行列ができる人気店なのですが、今日は直ぐに買うことが出来るようです。
それでも、歩道に置かれたテーブル（台？）は利用客で一杯です。

大きな鍋で煮込んでいる「ホルモン煮」が美味しそう。

きつねや グルメ・レストラン

緊急事態宣言発令により、飲食店では酒類の提供が終日停止されたため、この店でも表示されたメニューの日本酒とビールが黒く塗りつぶされ、販売していません。

この店では「ホルモン煮」の単品販売をしていないので、いつもは日本酒と一緒に注文していたのですが、現在は「ごはん」か「ノンアルコールビール」とのことでした。

久しぶりに「ホルモン煮」を食べたかったのですが、この後にお寿司を食べる予定があり、「ごはん」まで食べるとさすがにお腹一杯になってしまうので今回は断念しました。

これが「ホルモン煮」です。

＊2020年12月撮影

まぐろどんぶりの「まぐろどん瀬川」は臨時休業中です。

その奥の中華そば「築地若葉」も空いています。

ここは、「波除通り」沿いにある商業施設「築地にっぽん漁港市場」です。

築地にっぽん漁港市場 グルメ・レストラン

北海道、新潟県、高知県3ヶ所の漁協による産直市場です。
以前は静岡県と長崎県もあったんですが・・・。

ここは価格が安めなので、そこそこ賑わっています。
私は、高知県の「高知家」で、その場で藁焼きして販売している「鰹のたたき」を購入しました。

高知家 グルメ・レストラン

場外市場の南北を結ぶ「築地中通り」です。
奥が「晴海通り」方向です。

手前左側が玉子焼の「築地山長」で、通りを挟んだ反対側奥が玉子焼「つきじ松露」ですが、店の前が寂しいですね。

「波除通り」沿いにある玉子焼「大定（だいさだ）」は、営業時間を6時から12時30分まで縮小して営業しています。

「大定」の両隣の店舗には、「テナント募集中」の紙が貼られています。

「築地中通り」と並行する「築地東通り」です。

左側は「築地寿司清 本店」ですが、並ばずに入れるようです。
通りにも人がいませんね。

ここは、築地市場移転後も築地の活気とにぎわいを将来に向けて継承するため、中央区が設置した商業施設「築地魚河岸」の小田原橋棟です。
「波除通り」を挟んで反対側にも海幸橋棟があります。

仲卸を経営母体とした小売店など約60軒が入居する海鮮市場として、平成30（2018）年10月にグランドオープンしました。

いつもなら、通路を通る際には体が触れるないではいられない程の混みようなのですが、今日はゆっくり買い物できそうです。

「築地西通り」の飲食店です。

ここでは酒類の提供を停止していないようです。

ここは、新春恒例のマグロの初競での高値落札がテレビで報道されることで有名になった寿司チェーン店「すしざんまい」の本店です。

お昼時ですが、入店待ちのお客がいませんね。

すしざんまい 本店 グルメ・レストラン

入口の横には「緊急事態宣言期間中　酒類・販売中止とさせて頂きます」の表示があります。

場外市場を出てやってきたのは、立ち食い寿司「すし兆」です。

周囲の店が閑散としている中で、この店だけは入店を待つ人が沢山います。

築地 すし兆 グルメ・レストラン

店の入口ですが、間口が狭いです。

メニューです。

立ち食い形式だけに、価格はリーズナブルです。

「都の要請により酒類の提供は中止させて頂きます」の表示。

ここも例外なく種類提供していません。

寿司屋でお寿司を食べる際に酒類が飲めないメリット？。
①間が持たないので、お寿司をどんどん食べてお茶を飲んで直ぐにお腹一杯になり、食べ終わるのが速い。
②酒代がかからないので料金がとても安く感じる。

でも、これではつまらないです。
新型コロナウイルスの早期終息を願わないではいられません。

家に帰り、購入した「鰹のたたき」を皿に盛りつけて、それを肴に「酒類」を飲みました。
美味しかったです。

最後までご覧いただきありがとうございました。