2021/03/01 - 2021/03/24
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たびたびさん
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今や世界に冠たる平和都市の広島ですが、そもそもの歴史は意外に知られていない。始めに、その辺りからご紹介したいと思います。
広島市は地形的に言えば太田川のデルタに開けた街。その平坦な土地に市街電車が走る風景は観光客にもお馴染みとなっていますが、戦後の焼け野原の中、すぐに走り始めたこの電車がいかに広島市民を勇気付けたかは語り草。今でも国内最多一日約15万人の人が利用する市民の足として欠かせない存在です。ただ、反面、これはデルタの地質なので地下鉄が造れないということもあるとかないとか。
で、このデルタについてなのですが、これは自然の力だけでできたものではない。広島湾には実は長い干拓の歴史があるのです。江戸時代の初期だと広島湾の海岸線は今の広島城の辺り。江波や宇品はまだ島でしかなく、今の市街地のほとんどはまだ影も形もありませんでした。安芸の国の国府は今の府中町ですし、国分寺も東広島ですからね。もっとも、江戸期に入り平和な時代となったことで全国あちこちで干拓が活発化しますから、広島もそうした動きと軌を一にした動きだなとは思います。
ただ、広島市の干拓は江戸時代以降、明治、大正、昭和に入って戦前、戦後と切れ目なく続きます。幕末だと今の皆実町辺りまででしたが、明治に入って、とうとう宇品までが陸続きとなることによって、広島市は鉄道と良港を備える新たな時代を迎えることになります。それが広島市の急速な発展に大きく寄与するわけですが、その流れの中で敷かれた広島駅と宇品港を結ぶ旧宇品線は陸軍によるもの。日清戦争の戦線拡大を支えるのが直接的な目的でした。つまり、そうしたインフラの整備は、広島が軍都として発展することにもつながったわけで、後の悲しい結果を生んだ遠因でもあると思います。
ただ、それはそれとして。今回触れたいのは、このデルタの遺産とも言うべき川と橋のこと。広島市街には、東から、猿猴川、京橋川、元安川、本川(旧太田川)、天満川、太田川放水路と6つの川が流れ、以下の通りそれぞれ数多くの橋が架かっています。意外に思われるかもしれませんが、広島はまさに川と橋の街なんですね。これがいつしか「ひろしま水の都リバーウォーク」と名付けられ、川沿いの整備等が進められた結果、広島ならではの美しい景観が形成されることになりました。広島平和公園の周辺もそうした代表的な景観のひとつなのですが、そうした景観はそこだけではなく広島市街のあちこち広範囲で見られるもの。観光客にはあまり知られていない広島のもうひとつの顔だと思います。
今回は、猿猴川、京橋川、太田川放水路を中心に、広島市の桜の名所(平和公園、黄金山、比治山、造幣局)とともにその美しさの一端を少しでもお伝えできればと思う次第です。
<猿猴川> (11)
駅西高架橋
駅前大橋
猿猴橋
荒神橋
大正橋
平和橋
東大橋
猿猴川大橋
仁保橋
黄金橋
東洋大橋
<京橋川> (16)
新こうへい橋
工兵橋
牛田大橋
神田橋
常葉橋
栄橋
上柳橋
京橋
稲荷大橋
柳橋
東広島橋
鶴見橋
比治山橋
平野橋
御幸橋
宇品橋
<元安川> (8)
元安橋
平和大橋
万代橋
新明治橋
明治橋
南大橋
南千田橋
元安川大橋
<本川> (13)
大芝橋
北大橋
三篠橋
空鞘橋
相生橋
本川橋
西平和大橋
中島神崎橋
新住吉橋
住吉橋
舟入橋
吉島橋
江波大橋・本川大橋
<天満川> (12)
横川橋
横川新橋
中広大橋
広瀬橋
天満橋
広電天満橋
緑大橋
観船橋
新観音橋
南観音橋
昭和大橋
観音大橋・天満川大橋
<太田川放水路> (12)
祇園大橋
新庄橋
三滝橋
竜王橋
新竜王橋
山手橋
広島西大橋
己斐橋
新己斐橋
旭橋・新旭橋
庚午橋
太田川大橋
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まずは、広島平和記念公園から。平和大通りの方から入ると正面には平和記念資料館(本館)。噴水は祈りの泉。手前は、嵐の中の母子像です。
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平和記念資料館の下を抜けると原爆ドームと原爆死没者慰霊碑が一直線に並ぶ眺め。
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原爆死没者慰霊碑に花が絶えることはありません。
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イチオシ
平和の池の西側を進んで、これは平和記念像。若い母親に抱かれた子供が、平和のラッパを吹いて、その前に三日月がかかっています。
像には草野心平の詩が寄せられていて、傍らにはその詩碑もあります。 -
さらに進んで、原爆の子の像は、佐々木禎子さんをはじめ原爆で亡くなった多くの子どもたちの霊を慰め、世界に平和を呼びかける像。平和公園でも最も有名な像のひとつでしょう。
2歳の時被爆した佐々木禎子さんは、10年後の小学校6年生で突然白血病と診断され、短い生涯を閉じる。禎子さんは「鶴を千羽折ると病気が治る」と信じて、鶴を折り続けました。いつもだと折り鶴がたくさん下がっているのですが、今はコロナ禍なので、それはありません。 -
対岸から、咲き始めの桜越しに原爆ドームを眺めます。
平和公園には桜の木がないわけではないですが、少し少な目。平和公園の桜の景色はささやかに、せいぜいこんな感じかと思います。 -
では、ここから改めて広島市内のリバーウォークのご紹介。
まずは、東の猿猴川ですが、スタートは広島駅前の駅前大橋。四隅に立つポールは高さ23mの紡錘形の照明塔。歩道部分も広いので、橋全体が広場のような雰囲気です。ただ、名前は単に「駅前大橋」。ちょっとそっけないのが残念です。
なお、向こうに見えるのはエールエール、駅前福屋です。 -
イチオシ
ここから下流に向かいまして。
すぐ下手の橋が猿猴橋。最近、リニューアルされまして、こんな風にパリの橋みたいなことになってしまいましたが、これは西国街道を通した橋。しっかり歴史のある橋なんです。 -
少し遠目から見ても美しいです。
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イチオシ
さらに下流へと進んで、これは荒神橋からの眺め。
高層ビルはビッグフロントひろしま。上層はシティタワー広島というタワーマンションです。 -
荒神橋は、広島駅から広島市内に向かう市街電車を通します。
そして、これは被爆橋。 -
親柱とかそんな雰囲気がありますよね。
で、実は猿猴橋も被爆橋だったはずなんですが、あんなにリニューアルされるとよく分からなくなってしまいましたね。 -
大正橋を経て、平和橋。この先下ったところがマツダスタジアム。
広島市内の南区辺りからだとこの橋を渡ってマツダスタジアムに歩いていくことになります。
猿猴橋は、まだまだ河口まで遠いので、この辺りにして。 -
ここから同じ方向の黄金山の方に転じます。黄金山は広島市内では桜の名所のひとつです。
中腹くらいまでは住宅地なんですが、それを越えて上っていくのはけっこうしんどい。 -
やっぱり、それなりに気合を入れて上らないといけません。
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桜の方は、もう十分。見ごろに入ってきた感じかな。
山頂の駐車場はもう少しですよね。 -
駐車場に到着。
ここから左右両方に上って行けますが、高い方へ。 -
こちらに広々したウッドデッキの展望台があって、それが開放感いっぱいですばらしい。
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眺めの方も
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広島市街の北。広島駅の方から猿猴川が流れる方への眺め。
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こちらは、仁保橋とか黄金橋。もう猿猴川の下流で、
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その先すぐの河口には、十文字に橋が架かかっている海田大橋と広島大橋。
宇品から呉方面を最短で結んでいて、なかなかの景観ですよね。 -
で、反対側のこちらが
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定番というべき宇品港方面の眺め。緑が濃い半島のようなところが元宇品公園で、その先にプリンスホテルが見えています。その先が似島ですね。
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対面はさっきの駐車場の反対側。
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念のため、こちらも行ってみると
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小さな芝生広場。
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イチオシ
さっきの宇品の辺りがもう少し近くに見えています。
宇品の眺めとしては、こっちの方が近くに見える分、落ち着いた感じ。やっぱり、こっちもチェックするべき眺めですね。 -
で、帰りには黄金山緑地の駐車場脇に建つ小さな黄金山ハウスへ。広島では誰もが知っているけっこう名物のお店です。
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少し寒いし、おでんのはんぺんをいただきましたが、出汁がよく沁みていてなんかめちゃくちゃおいしいじゃないですか。おばあちゃんがやっていて、もう50年以上やっているんじゃないのかなあとか。それにしても、こんなすごいおでんだったとはね。予想外でちょっとびっくりでした。
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今度は、京橋川沿いをご紹介。
電車通りを通す稲荷橋の西詰め。京橋川オープンカフェという川沿いの気持ちの良いエリアからスタートです。 -
SANGOは、その一角のレストランカフェ。オープンテラスで優雅にパスタランチをいただきます。
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雰囲気優先のお店かなとは思っていたのですが、
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冷製パスタっぽいパスタは細めの麺のキレがいいし、ミニトマトの酸味やえびのプリピり感も悪くないですよ~
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上流に架かる京橋が見えていて、下手は市街電車が行き交う稲荷橋。
広島らしい景色を眺めながら、ゆっくり時間を使って寛ぎたいお店です。 -
イチオシ
食べ終わってから、ひとつ上流のレストランフィガロを抜けて、
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京橋をチェック。
京橋も猿猴橋から続く西国街道を通していて美しい橋なんですが、これも実は被爆橋のひとつです。 -
ここから京橋川をどんどん下って、宇品の方まで行きますよ~
広島市内を流れる川は、どれも川沿いの散策ができるように整備されていて、美しいのですが、私が思うナンバーワンは京橋川とその周辺。そのつもりでご紹介していきたいと思います。
稲荷大橋から一本下った柳橋。そこから稲荷大橋を振り返った眺めです。桜越しに行き交う電車が見えて、長閑なんですよね。 -
柳橋をもう一本下った東広島橋から柳橋、稲荷大橋を振り返ります。
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東広島橋をさらに下ります。
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稲荷大橋からの土手沿いの遊歩道には桜の並木が続きます。
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平和大通りに出てきました。
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この先が平和公園ですが、ここからだと少し距離がありますね。
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ここは、鶴見橋の西詰めです。向こうに見えるのは比治山です。
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このまま京橋川沿いにどんどん下っていきますよ~
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対岸奥にはしばらく比治山の眺めが続きます。
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比治山橋に到着。
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比治山橋を渡りながら、上流の鶴見橋を眺めます。
川に青空が映ってきれいですよね。 -
橋を渡って、東から振り返ります。
古そうな親柱ですが、これも被爆橋です。 -
比治山橋の西詰に戻って、下流へ進みます。
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比治山橋から一つ下手の平野橋へ向かう遊歩道も桜が見事ですよね。
もうすぐ平野橋です。 -
イチオシ
平野橋は、国道二号線を通す橋。交通量が多くて、ダンプとかがぶんぶん通ります。平野橋から比治山橋を眺めます。この橋から上流を見る眺めは、平野橋からも、比治山橋からも見事ですけど、下流に域に従って川幅が広くなる分、少しづつダイナミックになっていくように思います。
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で、この平野橋から一つ下手の御幸橋の間は、一周回れるジョギングコースになっていて、京橋川でも一番景色がよいところです。
西側の遊歩道を振り返りつつ、 -
進みますよ~
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で、正面に見えてきたのは似島。河口の先の真正面に見える富士山のような形の島です。
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御幸橋の西詰めです。御幸橋は電車道路を通していて、西に向かって電車道は紙屋町までをつなぎます。
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御幸橋を渡ります。
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御幸橋から上流の平野橋を眺めます。
川幅がすっかり広くなって、川を臨むマンション群も優雅ですよね。 -
そのままジョギングコースを進んで、京橋川の東側を上流に向かいます。
対岸のマンションの奥に見えるタワーマンションは千田公園のマンションです。 -
ジョギングコースをほぼ一周して平野橋まで帰ってきました。
平野橋は赤い橋脚もなかなか美しいんですよね~ -
御幸橋からさらに下流を目指して、
これは宇品橋。
御幸橋までの橋は戦前からあった橋ですが、宇品橋は平成12年に開通した新しい橋。御幸橋までの橋とは一線を画した近代的でダイナミックな構造です。 -
そして、一番下流は元安川大橋。広島高速3号線の橋。宇品港から商工センターを最短距離でつなぎます。これが最下流の橋です。
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ここまで来たら、宇品港の辺りも紹介しないといけませんよね。
宇品港の後背地といった場所になるのが広島みなと公園です。宇品旅客ターミナルを陸地側に出てすぐの広々とした公園なので、港と一体になって使われることも多くて、イベントなんかもよくここで行われることになります。 -
その公園の一角にあるのがすっかり有名になったかき小屋。
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がらんとした建物内で、焼き牡蠣をいただきます。
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緑の容器に入った8~9個の牡蠣1000円と席料が別途430円。一人で食べるとちょっと割高になりますね。
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牡蠣の平たい方を3分、ひっくり返して反対側を3分。さらに30秒と細かく指導を受けて自分で焼きます。軍手をしてトングとナイフも使ったりとけっこう本格的なBBQかな。大きなふたをしますが、これは牡蠣が焦げたりして弾けるから。かなり大きく弾けたりすることもあって、ちょっとびっくり。ふたは必須ですね。
さて、焼き牡蠣の方ですが、何もつけないでもしっかり塩味があるし牡蠣の旨味が濃いですね。ただ、たまにこうした焼き牡蠣もいいけど、牡蠣のフライとか鍋とかと比べて、焼いたのがはるかにうまいかと言われればそうでもないかも。ただ、こうして食べるのはちゃんと施設が整っていないとやっぱり難しい。そこは確かに価値があるのかなとは思います。 -
広島みなと公園から元宇品入口に進んで、さらに海岸沿いに西に向かうのが宇品海岸プロムナード。以前は建物の敷地とかの関係でつながっていなかったものを最近整備したみたいです。ヨットバーバーみたいな一角とか眺めの良い場所もあるし、ぷらぷら歩くと楽しいです。
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で、ほどなくアクタス 広島店に到着。この辺りは、宇品の海岸にあった倉庫群を新たに整備したエリアで、一帯は宇品デルポトピアと命名されています。アクタスはその中核施設。
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悠々とした空間を利用して家具のお店が入っていたり、パン屋さんやレストランなども。そして、それぞれ海に面した立地そのままにおしゃれな雰囲気が漂って、そこにいるだけで優雅な気持ちにさせてくれますね。
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今度は少し離れた波止場公園の側からの宇品デポルトピアの眺めです。
波止場公園から海岸べりの広い岸壁の歩道に、海に向かって建つアクタスという商業施設も。広さもあるし、とってもおしゃれに整備された一角。いい感じですよね~
広島でもまだまだ認知度は低いと思いますが、このおしゃれ度はかなり誇ってもいいレベルだと思います。 -
振り返るとそこが宇品波止場公園。この公園は、宇品港の旧コンテナヤード2haを整備して作られた公園。銀色の尖塔がシンボルですが、その奥にはけっこうな広さの芝生の広場。芝生の整備がとても良いので小さな子供連れにはぴったりの場所かと思います。
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宇品中央公園は宇品の海岸通り沿いまで戻ったところ。少し海からは距離があって、地味な感じもあるんですが、
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ここは陸軍船舶司令部(通称「暁部隊」)が置かれていた場所。
暁部隊は、陸軍の海上輸送などをおこなう部隊なんですが、明治27年、日清戦争開戦を受けて輸送のため軍用鉄道宇品線と宇品港が完成して、それを管理するための司令部だったんですね。この辺りの流れは、冒頭に触れたとおりです。
公園内には、その跡の碑や -
広島駅と宇品港を結ぶためにわずか17日で作られたとか宇品線に関する説明版も。ちょこちょこと歴史の跡をとどめる公園です。
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ほか、明治天皇の来広や
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「港」の歌碑もなにやらそれなりのもののようですね。
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そして、ここからは桜の名所。比治山です。
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比治山はあちこちどこからでも上れるのですが、今回は産業会館の方から。
いい塩梅に桜が咲いて見ごろなんですが、あいにくのコロナ禍で人影は全くありません。 -
桜はそんなのおかまいなしに咲いているんですが、
本当に残念なことになっていますね。 -
ほどなく、比治山陸軍墓地。比治山の南側です。
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墓石がぎっしりと並んでいて、それを見ると戦争の犠牲者は本当に全国あちこちの県出身者。日本全体が戦争に巻き込まれていた時代です。
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この辺りは比治山でもまた特に美しい桜の名所。
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なぜだかわかりませんが、
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お墓に咲く桜はきれいなことが多いような気がします。
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一番奥に展望所があって、
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正面には宇品や似島が遠望できます。
黄金山から宇品、比治山。そして、京橋川も。この辺りは、広島の匂いがとっても濃い場所。原爆投下の際は、この比治山が防御になって、裏側の段原、東雲が被害を免れたとも言われています。 -
イチオシ
現代美術館前のモニュメントもチェックして、
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比治山公園から
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それを抜けて
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段原の方に下ります。
以上で、比治山はおしまい。 -
再び、水の都リバーウォークに戻って、京橋川の次は太田川放水路をご紹介。下流から上流へと辿ります。
太田川放水路の河口の橋は、太田川大橋。広島高速3号線の橋でこれを渡ると商工センターはもう目の前です。 -
ひとつ上手が庚午橋なんですが、庚午橋をスルーして次の新旭橋まで遡ります。
これは、新旭橋の東詰めから下流の庚午橋方面を眺めたもの。太田川放水路は、広島市街の川の中では一番水量が多いので、景色もダイナミック。庚午橋の向こうには宮島が見えています。 -
新旭橋は国道二号線を通す橋。
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新旭橋の途中から再度下流を眺めます。
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イチオシ
対岸の街並が川面に映って
これもなかなかの風情ですよね -
新旭川に並行して架かる旭橋。二号線の旧道といった感じかな。
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イチオシ
旭橋から見た上流の眺め。
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新己斐橋が見えているんですが、ちょっと分かりにくいかな。
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新己斐橋までやってきて、新己斐橋からもうひとつ上手の己斐橋を眺めたもの。
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今度は新己斐橋の東詰めから上流の対岸を眺めます。西広島の己斐地区ですが、JR西広島駅があって、広島市内では中心部のひとつです。
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新己斐橋は、そのJR西広島駅から正面の橋。市電を通していて、電車はここから紙屋町・八丁堀方面へと向かいます。
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太田川放水路をどんどん遡って、太田川が分岐する最初の場所。それが大芝橋。大芝橋には大芝水門が設けられていて、これを閉めると本川、元安川、京橋川、猿猴川への水の流れが絞られて太田川放水路の方に水が流れるという安全弁の仕組み。広島市の中心部が水没しそうになった場合はここで防ぐことになります。
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そのひとつ上手が祇園新橋。アストラムラインも通して、ちょっと雄大なスケールです。
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ここから上流は、太田川そのもの。
河川敷にはゴルフ場が整備されたりしています。 -
最後は、八重桜の名所。広島造幣局 花のまわりみちで締めたいと思います。
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ところで、造幣局は大阪が有名ですが、日本には三か所あって、大阪と東京から移った埼玉、それと広島です。で、八重桜を公開するイベントをやっているのは、大阪と広島。
大阪の通り抜けと比べるとさすがに規模は小さいですが、60種類くらいはあるそうです。 -
初日の4月7日の訪問でしたが、すでにもう真っ盛りでした。満開の八重桜は枝がしなるほどにこれでもかというほどの花をつけて、そのぼってり重量感のある豪華さはさすがですね。
さっそくいきますか。
これは、松月。花が団子になって、これでもか!って感じですよね。 -
大島桜
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楊貴妃
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紅玉錦
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普賢象
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一葉
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八重桜はぼってりしているんですが、それでも桜のどこか可憐な感じはやっぱりあって、それが独特の魅力です。
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関山
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紅普賢象
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これも全体はだんごになってすごい密集度ですけど、こうして花をじっくり見ると清楚で可憐な感じがありますからね。
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全体を眺めて
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また一つ一つの花を見る。
そうやって楽しめるのがいいですよね。 -
花笠
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木はまだ細いですが、
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イチオシ
近づいて眺めると何ということはないですね。
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紅手毬
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同じように見えていた花もやっぱり個性があるし、違いはあっても目が慣れてくるとどれもこれが一番みたいに思えてくる。面白いです。
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一葉
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同じ桜でも、八重桜は
可憐な表情と -
豪華な表情。その両方を備えていますからね。
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再び、松月
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青空に映えていい感じ。
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白妙
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糸括り
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花弁のギザギザが華やかさをいっそう引き立てます。
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蕾のピンクが濃い部分もいいアクセントです。
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さてさて、大阪の通り抜けと比べると規模が小さいと言いましたけど、まあこれくらいで十分かな。大阪と違って、立ち止まったり、行ったり来たりも自由だし。
では、この辺で。コイン通りからまたぶらぶら歩いて帰ります。
以上、桜の名所とリバーウォークのご紹介でした。お疲れ様でした。
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