甲斐 大月の山あい、1万坪の敷地に数寄屋造り露天風呂付き全16客室の「真木温泉」、女性オーナーシェフ、オステリアドラマティコの絶品イタリアン

2021/04/17 - 2021/04/18

東京に所用があり、山梨県大月市にある真木温泉に一泊しました。
途中の河口湖で、絶品のイタリアンに出会いました。

エリア 大月(山梨)

• 旅行の満足度: 4.0

ランチは、河口湖にある隠れ家的イタリアンレストラン、オステリア・ドラマティコ。
女性のオーナーシェフの山城さんは沖縄県石垣島出身で、パティシエの中沢さんは青森県出身。
２人は１５年前に、河口湖のリゾート施設で出会って以来、ずっと同じ職場で働き２人でこのお店を開店しました。
開店２周年になります。

オステリア ドラマティコ グルメ・レストラン

シックでモダンな店内です。
扉を開け、靴を脱いでスリッパでフロアへ。
Bランチ、￥3，800（税抜き)頂きます。

プレミアムモルツで乾杯。

ジャガイモのスープ、桜の花の塩漬け添え。

八ヶ岳の契約農家から新鮮な野菜を取り寄せ、前菜に。

彩りも綺麗で、美味しい。

桜のフォカッチャ。
オリーブオイルたっぷりで 外側カリッカリ 中には桜が入っていて春の香り。
美味しくておかわりしました。

パスタは３品から、２品を選べます。
オイルベース、トマトベース、クリームベース。
オイルベースは 『しらすと筍、山椒のパスタ』。
旬の筍としらすの相性が抜群のパスタでした。

２品目は、ファルファッレのパスタで、ゴルゴンゾーラチーズを使ったクリームパスタ。
パスタがもっちりで、ゴルゴンゾーラの癖のあるチーズが、美味しさを引き出す１品でした。

メインのお肉をカットするためのナイフは、スペシャルなテーブルナイフを用意。
フランスで長く愛され続けるラギオールナイフの中から好きなカラーを選ばせてくれる演出が、また楽しさ倍増です。

濃紺のナイフをチョイス。

鴨のソテー。
薄く切らずに、あえてブロックで。
火かしっかり入っており、臭みがなく、濃厚なお味。
オーナーシェフの山城千春さんが女性らしい視点で生み出す繊細で美しいひと皿は、噂に違わぬ絶品揃いでした。

パティシエの中沢さんの、繊細で美しいグラスデザートからが登場。
器が素晴らしい。
イチゴとチョコレートの相性抜群でした。

２品目、ふわっととろける絶品抹茶チーズケーキに、しっとり濃厚な口どけのショコラ。
どちらも美味しい。

お茶は、「マイティーリーフ」のオーガニックティーの中からチョイスします。
マイティーリーフは1996年、自然・健康志向の高いアメリカ・サンフランシスコで生まれたティーブランドです。

大きな茶葉・フルーツ・ハーブなど、最高品質の自然素材をブレンドし、コットンで縫われた特製ティーパウチへぎっしり詰め込むことで、まるでポットで淹れたような味わいと華やかな香りを手軽に楽しめる魔法のようなティーです。

コーヒーの場合は、セガフレード（Segafredo）。
セガフレード・ザネッティ社はイタリアのボローニャに本社を置く大手コーヒー焙煎メーカーで.本場イタリアのエスプレッソ頂きます。
料理、デザート、お茶、演出、完璧でした。
美味しく頂きました。

真木温泉に到着。
1984年開業の、自然豊かな一軒宿です。

真木温泉 宿・ホテル

全室に専用の露天風呂があるくつろぎの宿になります。

風情のある格子戸を開けて中に入ると小ぶりの築山があり、その築山を廻り込むようにして進むと、落ち着いた佇まいの玄関が迎えてくれます。

都心から1時間の圏内にある、甲斐の山あいの温泉宿です。広大な敷地のなかに16室のみ客室。東京から最も近い奥座敷。

チェックインはロビーで。
薄暗く、老朽化してるのが少し残念です。

抹茶とお菓子でお出迎え。

敷地は約1万坪という広大。
川沿いにお部屋が配置されてます。

お部屋にご案内。

離れ露天風呂付客室河鹿亭、「あやめ」です。

和室１０帖＋６帖＋広縁＋露天風呂のお部屋になります。

和室の６帖。

畳の汚れが気になりました。

和室１０帖には、既に布団が敷かれてます。

コロナ渦中ですので、仕方がないですが、少し残念。

広縁にはマッサージチェア。
旧式ですが楽しめました。

半露天風呂です。
４帖ほどスペースがあり、広々してます。
簾で川が見えません。
内側からのブラインドにしていただければ。

化粧台。

アメニティーは標準点。

浴室。

トイレ。

お楽しみのお風呂へ。

まずは、離れ貸切の湯「星影」と「月代」へ。

左側の「星影」へ。

脱衣室。

石づくりの清潔感のあり浴槽です。
川沿いですが、完全に遮閉されてるのが残念です。

温泉は加水・加温されて循環併用の掛け流しです。温泉らしい成分はあまり感じませんでした。

右側の「月代」へ。

「星影」とほぼ同じ造りです。

次は、大浴場へ。

屋ね付きの渡り廊下を登ってゆくと、

小さな滝と池のお庭が現れました。

風情のある窓。

中庭を見ながら、蔵造りの浴室棟に到着。

霊峰富士に続く地下500mの地層から湧く源泉は、世界的にもまれなPH10の強アルカリの名湯。その地層は武田信玄が甲斐の金塊を産出した金脈に連なり泉脈を併せ持つ。

●泉質　単純硫黄冷鉱泉　pH10.0
●泉温　15.6度
●主な成分　ナトリウム・メタケイ酸・炭酸イオンなど　
　硬度　3.5mg/L（リットル）
●効能　神経痛、筋肉・関節痛、慢性皮膚病、高血圧・
　動脈硬化症など

内湯を楽しみ露天風呂へ。

岩風呂です。

真木川のせせらぎをききながら、

露天風呂を楽しみました。

お楽しみの夕食。
お食事処　斐路炉亭で頂きます。
山里ならではの「山河会席料理」。

食前酒　にごりワイン 赤

地酒をぬる燗で頂きます。

甲斐サーモン２味盛。
右側がたたき。

虹鱒汐(しお)焼き

筍と鴨団子の土瓶蒸

松茸以外の土瓶蒸しも良いものです。

稚鮎とふきのとうの天ぷら
藻塩とレモンで頂きます。

春独活(うど)の酢味噌和え

和牛朴葉(ほうば)温石焼き

山菜と鰻の蒸寿司

結構なボリュームでした。

旬の果物

翌朝。
朝のお庭の散歩。

庭園「みちくさ」の新緑を楽しみます。

真木川沿いを散歩。

東屋が発見。

風情のあるたたずまい。

室内はこんな感じ。
周辺観光施設の案内パンフレット、旅行雑誌が置いてあります。

遅咲きの八重桜が、

満開でした。

真木川にかかる亀橋を渡ります。

川沿いに建つ真木温泉の全景です。

南側が宿泊した河鹿亭。

対岸からの景色。

朝の散歩の後は、

真木川を眺め、お楽しみに朝食です。

夕食と同じお食事処で朝食頂きます。

シャケを炙ってだべられるのは良いですね。

豆腐が絶品でした、

朝食後は、真木川の亀橋を渡り、坂道を登り弥生の舞工場にある富士見テラスへ。
宿泊者特典の、絶景の富士山を眺めながらのコーヒーサービスがあります。

真木温泉の源泉を使用したミネラルウォーターが飲む温泉水「弥生の舞」です。

モンドセレクション最高金賞を３年連続受賞した世界に誇れる名水です。

弥生の舞工場には晴れていれば富士山が綺麗に見える富士見テラスがあり、ご宿泊いただいた大人のお客様には「弥生の舞」を使用したコーヒーのサービスと「弥生の舞」がプレゼントされます。

とってもラッキーな快晴です。

富士見テラスから富士山です。

旧500円紙幣の裏側に印刷されていた富士山の絵の原画は、雁ヶ腹摺山から1942年11月3日に名取久作氏によって撮影されたもので、雁ヶ腹摺山はここから北側になります。
一番綺麗な富士山だとか。

美しい富士山を見ながらの朝カフェタイム。
とても贅沢なひと時でした。

東京へ向かわねば。