2021/03/13 - 2021/03/14
551位(同エリア898件中)
さるおさん
日本の中にも好きな場所がいくつかありますが、その一つが山口県です。過去に何回か訪れたことがありますが、毎回お天気に恵まれて、陽光が降り注ぐ穏やかな町の雰囲気と海の青さが大好きです。
元々歴史が好きで、特に幕末が大好きで、この間から京都で坂本龍馬のお墓に行ったり新選組の屯所跡に行ったり、若かりし頃に行きたくても行けなかった場所の回収を行っております。
幕末の志士と言えば人気は坂本龍馬なのですが、ひねくれ者の私は高杉晋作押しでして、一番じゃなくて二番を押す癖があります。新選組なら局長近藤勇よりも副長土方歳三を、英国美少年映画「アナザカントリー」なら主役のルバート・エヴェレットよりも脇のコリン・ファースを押しておりました。
今回は私の歴女歴の基とも言える高杉晋作の生誕の地を訪れるべく萩へと向かいました。生憎と天気は雨。私の好きな陽光降り注ぐ萩に出会えるのでしょうか。
行程:明倫学舎→萩城下町(晋作広場・高杉晋作誕生地・菊屋家住宅・旧久保田家住宅)→萩博物館→鍵曲→萩ロイヤルインテリジェントホテル
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR新山口駅から高速バスで、観光インフォメーションセンターも入っている「明倫学舎」へ。この高速バスは「明倫学舎」の他、萩バスセンター、東萩駅にも停車します。
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「明倫学舎」
萩藩校明倫館の跡地に立地。明治18年、明倫小学校と称し開校。平成26年まで実際の学び舎として使用される。
写真は藩校明倫館の正門として建てられた「南門」。 -
まずは腹ごしらえ。「明倫学舎」内にある地産地消のレストラン「萩暦」で。鮪のお刺身が美味しくて流石は海に囲まれた町と感心。
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季節柄、あちらこちらに雛飾り。
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この教室が平成26年まで実際に使われていたとは。平成26年なんて、アラ還のオバサンにとっては、つい最近の話(笑)。私の小学校時代は教室も机も黒板も正にこんな感じだった。懐かしく、そしてこんな環境で学べた自分は恵まれていたんだなぁと50年経って思う。気付くの遅っ!
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机の中には昔の教科書。そうそう、昔の机は引き出しになってなくて、こうやって上に開けたんだよ。
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タイムスリップしたみたいな懐かしい廊下。廊下の向こうから走って来る赤いランドセルの女の子が見える気がする。私は当時三つ編みだった。母が毎朝編んでくれたんだ。両親は二人とも亡くなってしまったけど、私はあの人達の期待に応えられたのか。親が死んだ歳に近づくにつれ自問自答を繰り返す。
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「明倫学舎」は本館と2号館がありまして、本館は無料、二号館は300円の観覧料が必要です。
二号館では「幕末ミュージアム」で陣笠や当時の武器などのコレクションを見学できます。
そんなミュージアムの中に伊能忠敬さんをフューチャーしたコーナーが。山口で伊能さん?と思ったら、何でも伊能忠敬が日本行脚中に山口で病気になり山口の方にお世話になったという縁があるそうです。
実は私、尊敬している人物が伊能忠敬氏であります。理由は色々ありますが、一番大きい理由は、50まで誠実に働き自分の責任を果たし、やっと50を越えて自身のやりたかったことを始めて偉業を成したという点です。この人の事を語り始めるといくら時間があっても足りませんのでココでは割愛。 -
松下村塾をテーマにしたアニメなどもあり・・・。
この隣の部屋でしたか、VR(バーチャルリアリティ)体験できる「幕末維新VRコーナー」が開設されていました。これが面白かった!
私が、その部屋の前を通った時は誰も体験している人が居なくて。普段なら行列とかできて体験したくてもできないかなぁと思って、思い切ってトライしてみました。有料で100円です。でも、これで100円は安い。
内容は、幕末の長州へタイムスリップ、幕末維新の名シーン(松下村塾、功山寺挙兵、長州ファイブ)を体感することができます。登場人物は実写じゃなくてアニメです。コレ、実写だったら、もっとリアリティあったのにと思うけど、実写はお金がかかるからアニメでもしょうがないか。
でもね、アニメでも吉田松陰先生に"新しい塾生の方か、ようこそ松下村塾へ!"と声をかけられると"よろしくお願いします"と答えそうになる(笑)。360度、松下村塾の中に自分が居る。人知れず興奮。功山寺挙兵のシーンも迫力あったぁ~。 -
色々と面白かった「明倫学舎」を後にして「萩城下町」へと向かいます。「明倫学舎」から歩いて10分程。荷物は「明倫学舎」のロッカーに入れてきた。学舎が閉まるのが17時までだから、それまでに行って帰って来なくっちゃ。現在14時過ぎ。残り3時間。城下町入口では「久坂玄瑞像」がお出迎え。
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「晋作広場」の「高杉晋作像」。晋作20歳の姿だそうです。この広場、この像以外に何もありません(笑)。
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昔ながらの白塀の風景。夏蜜柑の樹が萩らしい。晋作や桂小五郎もこの道を通ったのかな。青春群像。
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「高杉晋作誕生地」
高杉晋作は下級武士が多い志士たちの中では珍しく二百石の藩士の家の出だった。藩主の世子の小姓役も命じられている。上海渡航をきっかけに尊攘論を唱え奇兵隊を設立した。幕府による長州征伐では全藩を指揮するなど活躍したが志半ば29歳の若さで病死。 -
晋作の辞世の句は"面白きこともなき世を面白く すみなしものは 心なりけり"。
但し、死の床にあった晋作が詠んだのは"面白きこともなき世を面白く"まで。下の句は看病に当たっていた野村望東尼が詠んだとされています。
私は晋作の人柄や人生から考えると上の句の"面白きこともなき世を面白く"だけで晋作の思いは表現されているのかなと感じています。 -
産湯に使った井戸。
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家の内部。
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高杉晋作写真。残念ながら・・・イケメンではない(笑)。お笑い芸人のエイトブリッジ別府ちゃんに似てる。
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「菊屋横丁」の名前の語源になった御用商人「菊屋」の屋敷を囲む白壁となまこ壁。
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「菊屋住宅」
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流石、豪商。先ほどの高杉晋作生家より立派。
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お家の中に電話室。
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帳場。
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「菊屋住宅」前の「旧久保田家住宅」。
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「萩城下の古き雛たち」開催中。
昔、我が家のお雛様も御殿付きでした。アホな私は御殿の中に箪笥や台子を並べて遊んでました。リカちゃんハウスじゃないっつうの。そんな罰当たりな遊び方をしたせいか未だに嫁に行っておりません。今後も行く予定なし。雛の呪い・・・? -
萩の観光名所にはボランティアガイドと思われるシニアの方がいらっしゃいまして、皆さん親切にガイドをしてくれます。この「旧久保田家住宅」然り。
良い制度ですよね。観光客は色々質問が出来るし、シニアガイドの方々も余暇を使って色んな方と触れ合える。観光名所の多い萩ならではと思います。説明を聞いているとシニアガイドの方々の"我が町"への愛着を感じました。 -
殆どの雛人形は寄付だそうです。でも今は増えすぎてお断りしているとか。シニアガイドさんに教えてもらいました。こんな裏話が効けるのもガイドさんが居てはこそ。
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雛人形、これだけ並ぶと圧巻だわ。
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夏蜜柑・・・萩らしい。
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「萩博物館」
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博物館の一角に高杉晋作の資料を展示したコーナーあり。自筆の手紙や使用した木刀などが展示してあります。その入口にある高杉晋作と久坂玄瑞の像。松下村塾を代表する二大英傑。
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まだ時間があったので、雨の中城下町を散策。大雑把な地図だけを頼りに「鍵曲」まで歩いてみる。そしたら帰りに道に迷った(笑)。
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「鍵曲(かいまがり)」は、左右を高い土塀で囲み道を鍵の手(直角)に曲げた独特な道筋。戦いの際に敵の見通しを悪くするのが目的。堀内地区は藩政時代の城内三の丸にあたり、藩の諸役所や大身の武家屋敷が並んでいた場所。城下町特有の街路の姿が今も残っており昔のままの萩らしい風情が楽しめる。この風情が長閑で穏やかで私は好きなんだなぁ。
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萩は昔の風情を残した景観が広い範囲で残っているんだよね。私の地元も城下町なのだけれど、昔の風情を残すのはお城回りの一部分だけ。だから萩みたいな独特の雰囲気は出ない。
何だろうな、やっぱり地元の人が、この町を愛しているんだろうな。この風景をそのまま残すことは、住んでる人には不便なことが多いだろうに、それでも変えないのは沢山の志士を生み出したこの町が、やっぱり我がの自慢なんだろうな。 -
今夜のお宿「萩ロイヤルインテリジェントホテル」。東萩駅真横にあります。駅直結で便利だったけど、駅の周りには何もない(笑)。
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飲食店もあまりなくて、ホテルスタッフに聞いても"この辺は何も無くて・・・"という回答だった。それでもホテルと同じビルに入っている居酒屋さんと焼鳥屋さんを教えてくれたので居酒屋さんを選択。地元のお酒と日本海の刺身で一人宴会。
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最後は観光パンフのクーポンで頂いた夏みかんジュースで締める。お陰で刺身刺身していた口の中がさっぱりました。
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