伊勢・箱根。新小5男子と母の2人旅③とものきの国伊勢忍者キングダム＆絶品ディナーバケーション

2021/03/29 - 2021/04/04

コロナのぶり返しが懸念される中、ぎりぎりまで迷いながらも行ってきました。
感染防止に気をつけながら、息子と母の5泊6日の2人旅。
子どもも母も楽しめるプランを考えてみました。


宿泊①
鳥羽国際ホテル 3泊【3泊以上で、30％OFF】ワーケーションプラン（朝食付）
人数：2人 朝食付
室数：1 室
客室：オーシャンウィング/オーシャンビュー・スイート56㎡（禁煙）
大人＠ 17,990 円 x 1 名
小人A@ 12,593 円 x 1 名
3泊 合計 91,749 円 (サービス料込・消費税込)

宿泊②
天翠茶寮 2泊【セレクションセール】最大25％OFF／＜基本懐石＞夕朝食付
客室：【離れ／月】Type-A温泉露天風呂+足湯+和洋室／禁煙(和洋室)
2泊 合計　117,418円（消費税・サービス料込）


＊3日目：とものき伊勢忍者キングダムで1日遊んでからホテルのディナーを満喫しました。

エリア 鳥羽(三重)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

3日目の朝です。おはようございます。

子どもはまだ夢の中なので

お湯をわかしてお茶いれて伊勢湾を眺めます。

朝から船の往来があって通勤に使っているのでしょうか。
牡蠣いかだにも作業をしに船が向かっていました。

今日は快晴。いつまで見ても飽きない景色です。
今回は755室にお世話になりましたが、左端には松の木があるので
もう一つ隣のお部屋だったら目の前が松ビューになったかもしれません。

755のお部屋は目の前が海で左に視線を移せば松の緑もあり
レストランやライブラリー、カフェからの眺めと比べても
1番だったのではないかと思います。

お部屋からの景色が素敵すぎて落ち着いてしまい
当初行こうと思っていたあそこやあそこに行かなかったんですけれどね。
それは次回の楽しみにとっておきます。

ほどなく息子も目を覚ましたので

朝食会場に向かいました。

この日の朝食は和食をお願いしていたので『もんど岬』さんです。
エントランスはしっとりと落ち着いた雰囲気

中に入ると明るく爽やかな雰囲気。

カウンターの中から「おはようございます！」と大きな声で
ご挨拶していただきました。

窓辺に座ってメニューを拝見。

ほどなくご飯とお味噌汁、お漬物が供され

箱に入ったおかずがずらり。
どれも美しく上品ですね～。
蒸し鶏の上のお野菜は蝶の形でしたし、卵焼きはお出汁がきいた優しい味。
りんごの白ワイン煮の上には爽やかなヨーグルト。
白和えの上にはクコの実。

どれも手間を加えてあり、朝から目にもお腹にも優しい
良いお味でした。

ぶり大根は品が良く、自宅で作る味とは全く違います。
これがプロの腕なのね、そうなのね～。

焼きたてのカマスも重厚感あるお皿で出してもらえて
焼き魚一つとっても、旅先ではこういう『自宅とは異なる』空気感が
大事ですね。

ちなみに子供と大人のメニューの違いは焼き魚がつくか否かの
違いだけでした。

ゆっくり食べて、お腹も満足したので、お部屋に戻り出かけましょう。

ぶーんと車で20分。
やってきました伊勢市二見町にある『とものき伊勢忍者キングダム』。

旅の準備段階で子どもが喜ぶスポットを探していた時に見つけた場所です。
三重県は長島スパーランドやスペイン村が有名ですが、
スパーランドの絶叫系はまだ無理っぽいし、スペイン村のうららかな
雰囲気は男子はどうだろう？と逡巡していた時

三重といえば忍者じゃない？

Ninja!

それは今も昔も男子の心をわしづかみにする不思議なヒーロー。
きっと息子も大喜び。

からくり屋敷は大人も子どもも楽しめそうだけど、伊賀忍者屋敷は遠いな…

と前置きが長くなりましたが、こちらのエンターテイニングな
テーマパークに決定しました。

緊急事態宣言のあおりを受けて3月中旬まで休業していましたが
旅行前に営業再開してくれてたので行けました。

良かったよ～。

こちらの施設は敷地が広く、基本の忍者村以外にも温浴施設、
レストラン、アスレチックコース、変身レンタル、忍者ショー、
山田奉行所劇場、馬場、賭場、忍者資料館、ミニ馬場、
さらにはシャトルバスで向かう安土城を模した実物大の建物
（2021年現在は改修工事中のため外からの見学のみ）まであります。

入場チケットは

入場のみの入場券
入場＋温泉＋変身セットが一緒になった入国手形
入場＋温泉＋変身セット＋劇場＋ゲームチケット3枚がそろった通行手形

の3種類。事前予約で最大10％オフになります。

HPで事前チェックはしていたものの、イメージがはっきり湧かないまま
9時半到着。

チケットを購入すると、あちらから忍者が走って来て検温、ピっ！
一気に忍者ワールドに引きずり込まれます。

そのまま入場すると

目の前に別世界が！

時代風の衣装を着たスタッフさんに「ちょうど忍者ショーが始まりますから
見てきて、終わったらここに戻って来てね」と言われ
忍者ショーを満喫。

俳優さんの殺陣に息子も前のめりで見入ってました。
その後入口に戻り、説明を聞き、そのままRPGカードをもらって
あれよあれよという間に忍者ワールドの世界に引き込まれました。

RPGでは、敷地全体を使ってあるミッションをクリアするのですが、
その辺りを歩いているスタッフさん（全員時代風衣装を着ている）に
話しかけてヒントをもらったり、勝負を挑んだりしながら進んでいきます。

詳しいネタばらしをすると『打首獄門』なのでここでは書けませんが
とっても楽しかったです。

スタッフさんが皆プロフェッショナルで、「勝負だ～」と
駆け寄っていく息子に江戸言葉で対応してくれたり
個別にキーパーソンと話せる小屋まであって

いやー、なんて贅沢な
これぞ日本が誇る和なテーマパークではないでしょうか。
Ninjaに憧れる外国の観光客さんなんてきっと聖地に思えるはず。

敷地が広いので蜜の心配もなく、折よく桜が満開で
時代風の建物と相まって
本当に自分がタイムスリップしているような気がしました。

息子は早速レンタルの忍者衣装に着替えてその気になって
駆け回るし、見れば大人でも衣装に着替えている人も多くて

誰がスタッフさんで、誰がお客さんなのか分からなくなる時もあって
もうなりきった者勝ちというか、本当に楽しい空間でした。

お土産屋さんもあり、こちら、時代劇ファンなら垂涎ものの
『わいろまんじゅう』。

残念ながら売り切れていたのですよ～。
販売していたら絶対買っていたのに！

諦めきれず、説明書きをパシャリ。

箱の中が2段になっていて、下の段に小判を模した和菓子が入っている
凝ってますね～！

『おぬしも悪よのう』と書かれたわいろまんじゅう、
いつかどこかで出会えますように。

お店の方の許可を取って商品を写させてもらいました。

天下布武と書かれた織田信長アイマスク！
天下布武ノート！

箱に入った小判入浴剤。

ほかにも衣装や手裏剣、忍者グッズから武将グッズまで
小さいお店なのに品ぞろえが豊富で歴史好きにはたまらないスペースでした。

ちなみにお値段は全て「〇〇両」と記載されています。
お店も「はい、500両です」なんて言うし
本当にすみからすみまで抜かりありません。

こちらは手裏剣投げブース。
通行手形に1ゲームチケットが付いてきます。

これがなかなか刺さらないんですが、私がやったとき
まぐれで2連続刺さったんです。

すると後ろのファミリーから

「うまいな～」
「上手ね～～」

という声が。

がぜん緊張して、その後は全く刺さらず（笑）
でも楽しかったです。

このあと『忍者森のアドベンチャー』という森のアスレチックコースに
挑戦することに。

全部で3コースあるのですが、通行手形でどれか1コース遊べます。
おやつタウンでアスレチックに目覚めた息子は最も長いコースを選択。
森なのでもちろん蜜の心配もなく親子で楽しめました。

ゴールすると頭上にやぐらを繋ぐジップラインを発見。
息子がどうすれば頭上のジップラインで遊べるか聞くと
全コースを全て制覇するとトライできるとのこと。

ここでメモなのですが、通行手形ではアスレチックコースの
どれか一つに挑戦できますが、ジップラインは含まれていません。

そのためジップラインをやりたい人は
「忍者の森アドベンチャー、A＋B＋C」＋「忍法むささびの術（ジップライン）」
のための別プランに新たに料金を払ってトライすることになります。
料金は小学生1,000円、中高生1,500円、大人2,000円です。


我が家は俄然やる気の息子に押され、追加料金3,000円を払い
改めてA、B、Cの全コースに挑戦することになりました。

67アトラクション、約1000mのツリートレッキングコースなので
自然を満喫しながらアスレチックを満喫しましたよ～。

アスレチックを終えると親はさすがにお疲れ。
でも子どものテンションはマックス（笑）。

相当楽しかったんだろう、ここに来て良かったよ～。

と歩いていると

忍者資料館発見。

周りには誰もおらず、ひっそりしていたので期待せずに入ったのですが
なかなか見ごたえありました。

今までの忍者博物館より身近に多種多様な忍者グッズが並べられていて
なんというか、生々しいような、温度が伝わってくるような。

忍者が暮らしていた家の表向きと裏の部屋の様子が再現されていたり
忍者梯子やすいとんの術の再現説明もあり、勉強になりました。

まだ若く背の低い桜。
目の前が満開の桜。

周りには誰もいないし、コロナの心配せずに観光できました。

RPGの謎解きもしながら、腕試し館で弓矢体験をしたり、
賭場で情報を集めたり、なんだか一日中あちこち歩いていた気がします。

事前にプランを練っていた時は、皮まで食べられるバナナを食べようとか
刀剣館も立ち寄ろうと思っていたのに、RPGとアスレチック、体験ゲームだけで
あっという間に時間が過ぎてしまいました。

RPG、最後の最後まで行ったのに、あと一歩のところで
帰らねばならない時間になってしまいクリアならずでした。

残念、でも次回はクリアしよう。
また来ようと言いながら退場。

午前9時半から午後4時半までたっぷり遊びまくりました～。
楽しかった。

忍者について、あれこれ会話をしながら車でぶーんと帰ります。

ただいまー。

ぶーちゃんはベットの上で休んでいました。

さて鳥羽で3泊目となる最後の夜はメインレストランシーホースで
ディナーの予約をしています。

少し早い午後5時半からだったのですが忍者キングダムで
夢中になって遊んでいたのでランチをしていませんでした。
アスレチックでたくさん運動して、いい流れでしたね～。

せっかくのディナー。
レストランに敬意を表して私は少しドレスアップ。
息子もきちんと襟付きシャツにお着換えしました。

予約は事前に一休.comから

大人1名　プレミアムブイヤベースコース全5品＋グラスシャンパン
小人1名　グルマンコース

を予約していました。

当初はホテルに直接予約するつもりでしたが、
一休.comのHPでコースの内容とお値段は変わらず、
さらに3,000円相当のグラスシャンパンがつくプランがあったので
そちらを選択。

入口で名前をつげるとすぐに案内してもらえました。
案内をしてくださった紳士が
「たしか昨日はアフタヌーンティーを利用してくださいましたよね」
とにこり。

あああ～～～
さすが格式あるホテル。

サービスが洗練されすぎています。
庶民の自分は床から数センチ舞い上がってしまいました。

お席でメニューの説明をうかがいます。
ふむふむ

そういえば、こちらのレストランのメニューには
名前と日付を入れてくれていました。

Traveler samaと変えている箇所に名字を入れてくれていて
お話をすると「なかなか気づいてくださる方がいないので嬉しいです。
よろしければ記念にお持ち帰りください」と笑顔でこたえてくれました。

いえいえこちらこそ、ありがとうございます。

ふむふむ。
食材マップがまた楽しい。

大人のメニュー

海の幸と林檎、カブのメランジェサラダ
ドライトマトときのこのソテー
伊勢海老のブイヤベース
三重県熊野産　美熊野牛のロースト　赤ワインソース
本日のデザート
コーヒーまたは紅茶
自家製パン

こちらの美熊野牛は県外にはほとんど出ないという
貴重なお肉らしいです。

子どもメニューは

ミニヨン（6歳までの子を対象にしたお子さまプレート）
アンファン（対象12歳以下）
グルマン（対象12歳以下）

の3種類あり、今回はグルマンをお願いしました。

アミューズブーシュ
海の幸のサラダ仕立て
野菜のクリームスープ
伊勢エビのヴァプール　ソース　カルディナル
牛フィレ肉の低温ローストに小さな野菜をあしらって
本日のデザート
コーヒーまたは紅茶
自家製パン

立派なコースになっています。

メニューを見ながら話していると
ソムリエさんが「ポンという音が聞こえましたでしょうか。
ちょうど新しいボトルを開けさせていただきました」と
グラスにシャンパンを注いでくれてました。

目の前は鳥羽湾で
グラスの泡はよどみなく

こんな時間が過ごせるなら
私はまた頑張れるなあ。

シャンパンを一口いただいて
（アスレチックの大冒険もあり）
もはや脱力です。

そこへ綺麗なお皿が

これ、もはや絵画ですね。

しつこく写真を撮ってすみません。
あまりにも美しかったもので。

お味はいわずもがな。

2皿目。

きのこの香りが芳醇。

子ども用の食器も美しく、目も喜ばせてもらいました。

ゆっくり時間が流れ、空の色も変わっていきます。

甲殻類アレルギーの私も火をとおせばノープロブレム。
はじめにスープで風味を楽しんで、そのあと魚介をぱくり。

良いタイミングで次の飲み物を尋ねてくれたのでお任せしました。
ロゼのスパークリングワイン。

こちらではコース料理に合わせてペアリングワイン
（シャンパンを含むことも可）を提案してくれるので、
お任せしても間違いないと思います。

メインのロースト。
美味しすぎて最初に写真を撮ることを忘れました。

このあと息子に半分とられた事を少し根に持ってます（笑）。

グルマンのデザート

こちらは大人用ですね。
ピスタチオのアイスクリームとラズベリーソースが効いた
ショコラムースの相性は完璧でした。

コーヒーが飲みたいな

と目を合わせたタイミングで
「そろそろよろしいかと丁度ドリップをしていました」と
笑顔でコーヒーを持ってきてもらえました。

まだお若い方でしたが、丁寧で、子どもにはフレンドリーで
本当に良い時間をありがとうございました。

あっという間に日も暮れたので、
部屋に戻り満足な眠りにつきました。

翌日は箱根に移動します。
よろしければ続きもご覧ください。