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二上山の麓、奈良葛城は當麻寺(たいまでら)<br />いにしえの昔、平城京からは夕陽が沈む西方浄土だったとか…<br />数々の国宝仏と国宝建造物に会いに出かけてみました。

大和の国の古寺巡礼4 二上山の麓 極楽浄土當麻寺を訪ねて

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2021/02/06 - 2021/02/06

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風輪坊

風輪坊さん

二上山の麓、奈良葛城は當麻寺(たいまでら)
いにしえの昔、平城京からは夕陽が沈む西方浄土だったとか…
数々の国宝仏と国宝建造物に会いに出かけてみました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 晴天に恵まれた今回の古寺巡礼<br />早春の青空をに映える當麻寺仁王門<br />この門、かつては東門だったとか…<br />

    晴天に恵まれた今回の古寺巡礼
    早春の青空をに映える當麻寺仁王門
    この門、かつては東門だったとか…

  • 参拝者に睨みを利かせる吽形の仁王像<br />邪悪なものを寄せ付けないすごみが伝わってきます。<br />この木彫りの金剛力士像、江戸期の作だとか…

    参拝者に睨みを利かせる吽形の仁王像
    邪悪なものを寄せ付けないすごみが伝わってきます。
    この木彫りの金剛力士像、江戸期の作だとか…

  • 仁王門をくぐると、視界に広がる當麻寺境内<br />背後にそびえるのは「二上山」<br />「ふたかみやま」かと思いきや<br />現地の人は「にじょうさん」とも…

    仁王門をくぐると、視界に広がる當麻寺境内
    背後にそびえるのは「二上山」
    「ふたかみやま」かと思いきや
    現地の人は「にじょうさん」とも…

  • 境内で、最初に参拝者を出迎える鐘楼<br />この鐘楼に懸かる青銅の古鐘は、奈良時代前期に使用されていたとか…<br />参拝者を最初に出迎えてくれる国宝です。<br />鋳造は白鳳期にさかのぼり、日本最古だとか…<br />

    境内で、最初に参拝者を出迎える鐘楼
    この鐘楼に懸かる青銅の古鐘は、奈良時代前期に使用されていたとか…
    参拝者を最初に出迎えてくれる国宝です。
    鋳造は白鳳期にさかのぼり、日本最古だとか…

  • 正面は當麻寺の本堂<br />ご本尊が曼荼羅であることから曼荼羅堂とも…<br />参道に影を落とす金堂<br />右手に迫る白い漆喰の建物は講堂<br />参拝者の影は見当たりません。<br />春まだ浅い好天の、静粛な當麻寺の境内です。

    正面は當麻寺の本堂
    ご本尊が曼荼羅であることから曼荼羅堂とも…
    参道に影を落とす金堂
    右手に迫る白い漆喰の建物は講堂
    参拝者の影は見当たりません。
    春まだ浅い好天の、静粛な當麻寺の境内です。

  • 當麻寺の講堂<br />拝観順は決まっていて、係員に指示されます。<br />講堂 ⇒ 金堂 ⇒ 本堂 の順です。<br />春を感じさせる真っ青な空に浮かぶ白い雲と講堂

    當麻寺の講堂
    拝観順は決まっていて、係員に指示されます。
    講堂 ⇒ 金堂 ⇒ 本堂 の順です。
    春を感じさせる真っ青な空に浮かぶ白い雲と講堂

  • 角度を替えて、講堂の偉容を<br />数々の寺宝の仏像を安置する講堂<br />お堂から青い空に雲が沸き立つようです。

    角度を替えて、講堂の偉容を
    数々の寺宝の仏像を安置する講堂
    お堂から青い空に雲が沸き立つようです。

  • 二上山の上には、春光を浴びて連なる白雲<br />逆光ですが、厳かな鎌倉時代創建の金堂です。<br />當麻寺創建時には本堂だったとか…<br />白鳳期の国宝弥勒仏坐像は、この金堂の中に<br />日本最古の塑像だとか…<br />弥勒仏をお守りする四天王は西域の風貌で、これも圧巻!<br />

    二上山の上には、春光を浴びて連なる白雲
    逆光ですが、厳かな鎌倉時代創建の金堂です。
    當麻寺創建時には本堂だったとか…
    白鳳期の国宝弥勒仏坐像は、この金堂の中に
    日本最古の塑像だとか…
    弥勒仏をお守りする四天王は西域の風貌で、これも圧巻!

  • 金堂の裏に回ると、ここにも日本最古が…<br />奈良時代前期に造られたという石燈籠

    金堂の裏に回ると、ここにも日本最古が…
    奈良時代前期に造られたという石燈籠

  • かなり風化はしているものの<br />ほぼ原形をとどめた現存最古の石燈籠だとか…<br />

    かなり風化はしているものの
    ほぼ原形をとどめた現存最古の石燈籠だとか…

  • ご本尊の當麻曼荼羅は、この本堂に<br />ゆえに、本堂を曼荼羅堂とも…<br />人影が途絶えた瞬間をねらってみました。

    ご本尊の當麻曼荼羅は、この本堂に
    ゆえに、本堂を曼荼羅堂とも…
    人影が途絶えた瞬間をねらってみました。

  • 年輪を感じさせる本堂の扉<br />この中は撮影が許されません。<br />いまは、室町時代の文亀曼荼羅がご本尊として…<br />天平期の根本曼荼羅は、普段は拝観できません。<br />根本曼荼羅、當麻寺ゆかりの中将姫が織り上げたとか…

    年輪を感じさせる本堂の扉
    この中は撮影が許されません。
    いまは、室町時代の文亀曼荼羅がご本尊として…
    天平期の根本曼荼羅は、普段は拝観できません。
    根本曼荼羅、當麻寺ゆかりの中将姫が織り上げたとか…

  • 本堂脇に立つ當麻寺ゆかりの尼僧姿の中将姫<br />根本曼荼羅を蓮の糸で一夜で織り上げたとの伝説も…<br />参道をゆく参拝者に、静かに手を合わせています。

    本堂脇に立つ當麻寺ゆかりの尼僧姿の中将姫
    根本曼荼羅を蓮の糸で一夜で織り上げたとの伝説も…
    参道をゆく参拝者に、静かに手を合わせています。

  • 厳めしい仁王像や四天王像を拝観してきた後だけに<br />穏やかな中将姫像の面持ちに、ふっと心が和みます。

    厳めしい仁王像や四天王像を拝観してきた後だけに
    穏やかな中将姫像の面持ちに、ふっと心が和みます。

  • ここからは、西塔と東塔を比べてみます。<br /><br />まずは、なだらかな石段の先に建つ国宝の西塔<br />白い漆喰が際立つ見事な三重塔です。

    ここからは、西塔と東塔を比べてみます。

    まずは、なだらかな石段の先に建つ国宝の西塔
    白い漆喰が際立つ見事な三重塔です。

  • つづいて、鬱蒼とした竹藪に包まれる国宝の東塔<br />なぜか哀愁を覚えます。<br />整備された竹垣の西塔と見比べてください。<br />ともに、国宝です。

    つづいて、鬱蒼とした竹藪に包まれる国宝の東塔
    なぜか哀愁を覚えます。
    整備された竹垣の西塔と見比べてください。
    ともに、国宝です。

  • そびえ立つような西塔<br />真っ白な漆喰に、縦横の丹色の柱が映えます。

    そびえ立つような西塔
    真っ白な漆喰に、縦横の丹色の柱が映えます。

  • 垂れ込めるような竹藪に建つ東塔<br />漆喰は、風雨で少し黄ばんでいました。<br />軒下の垂木も、西塔の色合いとは違います。<br />長い時を経て、丹色がくすんで見えます。

    垂れ込めるような竹藪に建つ東塔
    漆喰は、風雨で少し黄ばんでいました。
    軒下の垂木も、西塔の色合いとは違います。
    長い時を経て、丹色がくすんで見えます。

  • こちらは凜として見える西塔<br />柵があって、正面からしか拝観できません。

    こちらは凜として見える西塔
    柵があって、正面からしか拝観できません。

  • 東塔の裏に回ってみました。<br />東塔の周囲には柵はありません。<br />もの憂い塔ですが、その偉容を画像に収めてみました。<br />東西の塔が現存するのは、この當麻寺だけだとか…

    東塔の裏に回ってみました。
    東塔の周囲には柵はありません。
    もの憂い塔ですが、その偉容を画像に収めてみました。
    東西の塔が現存するのは、この當麻寺だけだとか…

  • 東塔と西塔、双方が見渡せるビュースポット<br />双方の塔を見渡せるのは、當麻寺ではここだけ<br />當麻寺の奥院(おくのいん)からの風景です。<br /><br />奥院は、拝観料が500円必要です。

    東塔と西塔、双方が見渡せるビュースポット
    双方の塔を見渡せるのは、當麻寺ではここだけ
    當麻寺の奥院(おくのいん)からの風景です。

    奥院は、拝観料が500円必要です。

  • 東塔と西塔の手前に、丹色の楼門を少しかぶせました。<br />しばらくここで、足を止めたくなりました。

    東塔と西塔の手前に、丹色の楼門を少しかぶせました。
    しばらくここで、足を止めたくなりました。

  • ひときわ鮮やかな丹色の奥院の楼門<br />どこか異国情緒を感じさせます。

    ひときわ鮮やかな丹色の奥院の楼門
    どこか異国情緒を感じさせます。

  • 當麻寺宝物館脇の庭園です。<br />苔と石畳の市松模様に、冬木立の影が…<br />宝物館も、奥院の一角に建っています。

    當麻寺宝物館脇の庭園です。
    苔と石畳の市松模様に、冬木立の影が…
    宝物館も、奥院の一角に建っています。

  • こちらも、宝物館脇の石畳<br />こちらは丸い石畳です。

    こちらも、宝物館脇の石畳
    こちらは丸い石畳です。

  • 宝物館の庭園から、冬木立越しの楼門<br />さぞかし花の頃、若葉の頃は、見事なのでしょう。<br />

    宝物館の庭園から、冬木立越しの楼門
    さぞかし花の頃、若葉の頃は、見事なのでしょう。

  • 蓮の鉢が並ぶ當麻寺奥院の境内です。<br />當麻寺は真言宗ですが<br />奥院は浄土宗だとか…<br />京都の知恩院とゆかりが深いそうです。

    蓮の鉢が並ぶ當麻寺奥院の境内です。
    當麻寺は真言宗ですが
    奥院は浄土宗だとか…
    京都の知恩院とゆかりが深いそうです。

  • 奥院の本堂を仰ぎ見ました。

    奥院の本堂を仰ぎ見ました。

  • 奥院の拝観を終え、帰路に<br />講堂を背背に、中ノ坊越しに東塔を<br />流れる雲を背景に、のどかの春の當麻寺の風景です。

    奥院の拝観を終え、帰路に
    講堂を背背に、中ノ坊越しに東塔を
    流れる雲を背景に、のどかの春の當麻寺の風景です。

  • いにしえの人は、この二上山の麓に浄土を再現したのでしょう。<br /><br />のどかな春の陽を浴びる當麻寺の鐘楼と東門<br />大和の国の古寺巡礼、當麻寺のいい旅でした。

    いにしえの人は、この二上山の麓に浄土を再現したのでしょう。

    のどかな春の陽を浴びる當麻寺の鐘楼と東門
    大和の国の古寺巡礼、當麻寺のいい旅でした。

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