2021/03/27 - 2021/03/27
68位(同エリア155件中)
まりも母さん
コロナ禍のまま過ぎた2020~2021ウインターシーズン
冬鳥観察のお出かけも自粛しまくりでつまらん冬だった。
関東の緊急事態宣言が解かれた土曜日 久しぶりに渡良瀬遊水地へ探鳥に行きました。
今回のお目当ては、抱卵中らしいコウノトリペアの観察です。
絶滅危惧種のコウノトリを自然の中 自由な姿で見られる貴重ですばらしい春の日でした。
2021年3月30日 雛誕生を確認です!
旅行記は、誕生直前のものです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
-
野生のコウノトリを初めて見たのは2019年1月。
渡良瀬遊水地でのバードーウォッチング中
上空を飛ぶ「ヒカル」を目撃しました。
その後 野田市にある飼育施設「コウノトリの里」も見学しました。
今回は まず昨年 3月に完成した「渡良瀬遊水地コウノトリ交流館」へ行ってみました。
(コロナ禍で臨時休館もあるので、訪問の際は要チェック)
受付窓口で検温と手の消毒をして 農家の建物だったらしい展示棟に入ります。
ここに来るのは コウノトリを目的に来る人が多いでしょう。
施設の方としばらく コウノトリの話などもしました。
建物前に並んでいるのは コウノトリのデコイ。 -
靴を脱いで上がると 室内にモニターやパネルなどの展示物。
奥の部屋には昨年2羽の雛を産んだ、若いお母さん鳥「歌」の剥製が。
「歌」は2018年徳島県鳴門市の電柱巣で生まれ 2019年にオスのヒカルと一緒に渡良瀬遊水地に飛来したメス。
2020年3月に再飛来し ヒカルとペアになり 5月に雛2羽が孵りました。
雛が無事巣立った後の9月 脚に怪我をし、捕獲して治療が行われたものの
10月14日に死んでしまったのです。
東日本初の野外繁殖で 今後に大きな期待が持たれていた「歌」の死に 多くの人が悲しみました。
展示物などの撮影は禁止ですが、「歌」の剥製だけは撮影可能です。
展示物には コウノトリの特別住民票や歌とヒカルの特別婚姻届け なんてものも!
建物内の見学を終え 施設の方に 現在営巣している塔の見学場所を教えてもらいます。
ここからすぐ近くの場所です。
車でそちらに移動します。 -
交流館から車で1km程。生井桜堤の辺り。
堤防の上に駐車スペースがあります。
そこに車を停めると、土手の向こうにコウノトリ営巣用の塔が見えました。
土手からの距離は350m位なので、結構遠いです。
双眼鏡でなら観察できますが、肉眼だとキビシイですな。 -
堤防の上には観察台のような場所も一応あります。
交流館の施設の方が「行けば判りますよ」と言っていた通り
堤防の上にはカメラを構えた人や観察者が そこそこ来られて並んでおりました。
(でも適度に距離を開けて 皆 マスクもしています)
菜の花が満開で 法面は真っ黄色です。
コウノトリを見るのはこの土手上からで、降りて近づくのは禁止です! -
手前は黄色の菜の花絨毯 その向こう 遊水地内の景色は・・・
今年は例年と違います。
3月に予定されていた ヨシ焼き 3回の予定日がいずれも天候不良(強風の日も)で流れてしまい
開催中止となってしまいました。
この日 本来ならヨシ焼き後の黒っぽいヨシ原に ぼちぼち緑の新芽が出始めて来るであろう景色が
冬のまんまです。
10年前の震災の年 翌年の放射性物質飛散の恐れ、という2度の中止年もありましたが、
天候不良の日延べが2回も続いての中止は今回が初めてだそう。
2月だかに、一部 不審火で燃えた場所はあったそうですが。
丈の高いヨシが焼かれないと、小さな植物に日が当たらず、ちゃんと育つか?という心配もある訳です。 -
コウノトリの人工巣塔は小山市内に5基あります。
4基は遊水地内ではなく、人の住む町中 田んぼの脇などです。
かつてコウノトリが営巣に利用していた松の大木などが現在では少ない事や
電柱の上に巣を作ってしまう事もあるので、
代わりの人工巣塔、と言う事なのです。
で、昨年の「 歌・ヒカル」ペアはどこに新居を構えたかと言うと
5基目に建てられたこの 渡良瀬遊水地内の人工巣塔でした。
今年 死んでしまった「歌」の代わりに 新たなペアとなった 「レイ」と選んだのも
昨年と同じ この人工巣塔です。
最初人工巣塔を見た時は親鳥一羽の首から上が かろうじて見える状態。
居るな、という確認はできました。
観察していると おもむろに立ち上がりました。
くちばしを下に向けて何かしています。
この足元には卵があるのだろうと思いますが・・・。
既に雛が孵っているかは不明です。
卵を温めるのに たまに転がして向きを変えるそうで、そんな動きなのかも。 -
これはダンナが撮った写真。
こんな感じで しばらく
巣の中で立ち上がり クチバシでなにやらやってるのです。
卵を回転させたりしているのでは?と思われる動きでした。
中がどうなっているのか すごく気になりますね。
良くフクロウの巣箱に仕掛けるみたいな小型カメラをセットして欲しいとか思っちゃいました。
コウノトリの里では、巣の真上から見られるカメラがありましたね。
専門家や見守り隊の方などが 観察から産卵はしたと発表していますが
レイはまだ若いので、無精卵の可能性もあるそうです。 -
そんな せいぜい立ち上がった様子 位しか動きのない巣を眺め続け、
たまに隣で見ているおじさんと話したり。
すると、ふたり隣のおじさんが、「あれ、コウノトリだよね?違う?」と教えてくれたのは
巣より手前 水の溜まった近くの草の中。
よーく 見ると 「あ~ あの白黒 コウノトリだわ~」
もう一羽が意外と近くに居たのでした。
「なんかさー誰もあっち見ていないから違うのかと思って」とおじさん。
気づいていたのはおじさんだけだったのね。 -
今日は、望遠レンズを装着してはいますが、そもそも まりも母のカメラはそんな立派なレンズではないので、350mもあるとめいっぱいズームしても無理があります・・・。
なので、ここにあげている画像は、トリミングしてあります。
と、草むらを歩いていたコウノトリが突然飛びました!
これは小さくてもなんでもシャッターチャンス!と撮影始めたら
いきなりカメラがフリーズ!
え~マジですかー?なんでなんで??
カメラマンの方々、狙っているのはコウノトリが巣に戻ってくる所から2羽共居るあたりでしょう。
その絶好のチャンスにカメラフリーズかよ~~。
何が悪いんじゃー?と思って色々チェックしたら
カメラのメモリーカードが満杯じゃった~。じぶんばかー!
コロナでちーとも出かけないから、画像の整理もしてなくてデータ1年分いれっぱだった。
手動で数百枚 観察しつつ消して空き容量確保でしたわ。とほほ。 -
さっき、草むらに居た時 脚が見えてダンナが撮った写真を拡大し
個体識別のできるサイトで確認すると それはメスのレイでした。
コウノトリは それぞれ、足に色違いの足輪が嵌めてあり 個体識別ができるようになっています。
レイは野田市のコウノトリの里で2019年4月に生まれ 放鳥された個体です。
施設生まれの個体にはGPS発信機も装着されています。
レイは一旦巣に入りました。
卵を抱いているのはオスのヒカルです。 -
レイはその後 又巣から飛び立ち
近くをウロウロ。
この日 渡良瀬遊水地内では禁止されているはずのラジコン飛行機が割と近くを飛んでいました。
あまり長い時間ではなかったのは、誰かに注意されたのかも。ドローンも禁止です。
コウノトリに限りませんが、繁殖期の野鳥は神経質です。
音や飛行物体におびえて 産んだ卵を放棄して移動してしまう事もあるのです。 -
コウノトリは通常3歳位から繁殖を始めるそうです。
昨年お母さんとなった歌も今年卵を産んだレイも2歳(レイはまだ2歳直前)と若く
卵が無事孵るか不安視する声もあります。
昨年 2歳で2羽の雛を孵した歌の場合は、期待が薄かった分 大きな喜びとなったのに
怪我で死んでしまったのは本当に残念です。
また、ペアは生涯同じの一夫一妻。
歌を失ったヒカルの気持ちはどんなであったか・・・。多くの人が悲しんだ理由でもあります。
そんなヒカルが 後添えとして レイをgetし 今年も交尾の確認がされて
抱卵期間を考えるとそろそろ生まれても良い頃なのです。 -
コウノトリは思ったより動きがあって、ウロウロ歩き ちょっと飛んで場所を移動したりして
見ていても面白かった。 -
その後も一羽は巣の中で多分抱卵。
もう一羽はさほど遠くまでは行かずにウロウロ。
しかし、この人工巣塔 周りはヨシ原。
今年は たまたま天候が悪くヨシ焼きは中止になったけど
このあたりも焼かれちゃう予定だったのでしょうかね?
昨年はヨシ焼きが行われ、巣塔の周りは前もってヨシを刈っておく防火帯にはしてあったようです。
だが、今年は卵を産んだ時期が昨年より早く予定日は 抱卵中に当たっていたっぽい。
ヨシ焼きが中止になったのは、コウノトリにとってはラッキーだったように思います。
と、言うか、防火帯にしておく位で本当に大丈夫なのだろうか?という疑問。
来年以降が心配や~。 -
又巣に戻って来ました。
翼を広げると2m近くになる大きな鳥。
クチバシが黒くて長いです。目の周りが赤くて近くで見ると かわいいとは言い難い。
昔は鶴と混同されていて 掛け軸で見かける 松に止まった鶴の図っていうのは
めでたい感満載の画面なれど 実はコウノトリとの勘違い。
鶴は基本的に木には止まらないのですよ。 -
巣に戻って来たレイは 何かをくわえていました。
抱卵は雌雄協力して行います。
抱卵中のペアがお互いの為に餌を運んでくる事は無いそうで、
これは、巣の補修の為の材をくわえて来た所でしょう。 -
昨年 歌とのペアの際も 卵を抱えている時間はヒカルの方が長かったそうです。
イクメンヒカルだったのですね。
今年 ペアの相手は変わってもイクメンぶりは同じなのかな?
周りの人たちも「 やっぱ かーちゃんにその位しないとダメなんだな~」
「そういうヒカルだから、直ぐに相手が見つかったんだろうよ」と納得の様子。 -
と、今度はヒカルとレイが交代しました。
レイを残してヒカルが巣塔から飛び出しました。
ヒカルのお食事タイムかも。
昨年の雛の誕生は5月末頃。今年はもう秒読み状態で2か月も早いのです。
近くの水田はまだ水も張られていなくて、餌になるカエルやヘビを捕まえにくいのでは?と
交流館の方が心配されていました。
でも、遊水地内には谷中湖の他にも池みたいな水たまりも川もあるし
頑張って欲しいです。 -
ヒカルは近くの草むらへ降りていきました。
そろそろ私たちの観察も終了です。
昨年 この巣から巣立った2羽はメスの「ゆう」とオスの「わたる」
どちらも巣立ち前の段階で 高所作業車で足輪がつけられています。
わたるは、今年の1月現在 香川県丸亀市で目撃されています。
随分遠くまで行くのですね。
ゆうは・・・どこにいるのかしらね? -
人工巣塔を観察できる生井桜堤から移動する直前 チョウゲンボウが来ました。
ここに来てすぐにも見かけた個体でしょう。
ヨシ焼きが行われていたら、もう他へ移動してしまい会えなかったであろう冬鳥
コミミズクやチュウヒは もう 移動してしまったでしょうね。
今年の秋までさようなら。 -
帰る前に 北ゲートから谷中村史跡の方へ移動して少し歩きます。
春の野草がいっぱい咲いていましたね。
ムラサキゴケ。 -
ホトケノザ。
日を浴びてグングン伸びてます。 -
ヒメオドリコソウもワサワサに。
タンポポも咲き始め。
他に ナズナ、オオイヌノフグリ、ヘビイチゴなども
どれも良く見かける 春の野草たち。 -
そして、こちら 冬鳥アトリ。
今冬はちっとも会えなかったなぁ。
春を感じる暖かいこの日 やっと見る事ができました。 -
谷中湖と通路の間のヤブでカサカサ音がします。
そっと覗いてみると・・・キジのオスが。
メスも居たようです。
キジたちもそろそろ繁殖期ですね。
今日は、コウノトリが見られて良かった。
久しぶりに屋外でのんびり鳥を観察しながらお弁当を食べ
遠くて良くは撮れなかったけど写真も撮って、
バードウォッチングは 楽しい時間でした。
本当に雛が孵るのか?は まだ判りませんが、どうか元気な雛が産まれ 育ちますように。
また、渡良瀬のコウノトリに会いに来たいです。
4月2日追記
観察の二日後 3月29日 雛が孵化した時に見られる親鳥が餌を吐き出す行動が観察され
3月30日 雛の姿が確認されたそうです!
少なくとも1羽は誕生です!
小山市は 早くも雛の名前を募集し始めたそう。(雌雄未確認)
二年連続!ヒカル レイ よくやった!!おめでとう!!
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