晴れおじさん「コロナ自粛お見舞い」山寺案内

2021/03/05 - 2021/03/05

首都圏の緊急事態宣言が延長されることになりGoToトラベル再開の見込みも立たない中、フォートラベル会員の皆様は、旅行できない自粛生活にさぞストレスが溜まっていることでしょう。
そのお見舞いに、晴れおじさんが今日散歩代わりに登って来た山寺立石寺の写真をアップ、いくつか参考となる事柄をコメントして御案内することにします。

エリア 山形市(山形)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

山寺立石寺は、山形県を代表する観光地の一つですが、我が家から１５キロほどと、晴れおじさんの最も身近にある観光地でもあります。

駐車場は１日(１回)５００円の所が多いですが、探せば、このような1日３００円のところもいくつか見つかります。

冬場の平日とあって、人影はほとんどありません。

立石寺入口を上ると、

まず、根本中堂(こんぽんちゅうどう)。立石寺の本堂で、国指定重要文化財になっています。

扉は閉められていましたが、賽銭箱の所に招福布袋尊の像が置いてありました。
「冬場もお賽銭は抜かりなくいただきましょう」ということのようですね。

左(西)に歩いていくと、こけし塚。

そして、芭蕉・曽良像

芭蕉像のアップ

曽良像のアップ

左手の茶店は冬季休業中

念仏堂

寿命が来た時に苦しむことなく「ころり」と極楽浄土に往生させてくださる阿弥陀如来像が安置されているとのこと。
なんと有難い仏様。「南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏」
でも、「コロナ」で「ころり」はゴメンだな。

山門

案内看板

山門から千段余りの石段を上って参拝するようになっています。

石段には、まだ少し雪が残っています。

同上

同上

360段余り上ったところにある標識

これが四寸道。
慈覚大師が山寺立石寺を開山した当時のままの狭い道なので、慈覚大師もここをお歩きになったに違いないとのこと。
３０年ほど前、当時有名だったガイドのお婆さんは、「ここは狭くて一人ずつしか通れないんだっす。人は、生まれる時も一人、死ぬ時も一人だべ。」と言っていたっけな。

せみ塚

松尾芭蕉の俳句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」をしたためた短冊が下に埋められているとのこと。

左脇の岩肌は、なかなか迫力があります。

少し先に「弥陀洞(みだどう)」

さらに上って「仁王門(におうもん)」
ここで、後から上ってきた若い人たちに追い抜かれました。

仁王門のアップ

運慶の弟子が作製したと伝えられる仁王像(向かって右)

同上(向かって左)

さらに上ると分岐点があって、

左に進むと、

納経堂(のうきょうどう)。
写経を納めるもので、山内で最古の建物だとのこと。

そして、五大堂。

これの外側はこんな風です。
※後で山寺芭蕉記念館の敷地から望遠ズームで撮影したもの。

五大堂からの眺め

JR山寺駅をズームアップ

引き返した先にある売店。
冬季休業中ですが、自販機とトイレがあります。
山門を入る時、「この先にトイレはありません」と案内されますが、実際はここでトイレを借りられます。年配の方が途中で尿意を催しても山門に引き返す必要はありません。

さらに石段を上ると、右に、なでぼとけ「おびんずるさま」。
像を撫でてお参りすれば、ぼけ封じ。

そして、左には郵便ポスト。
休日を除く毎日、午前１１時に収集するようです。
今まで気づきませんでしたが、こんなところまで上ってくるとは……。郵便局員のご苦労が偲ばれますね。

頂上に到着。

右が奥之院、左が大仏殿

だけど、奥ノ院は扉が閉じられ、

大仏殿は、入口に行くことも出来ませんでした。
四月からは開堂されるようです。

下に降りて、ここで昼食。

「ざる蕎麦」に「天ぷら」を付けました。

蕎麦は、山形県のそば粉「でわかおり」を使った田舎蕎麦。

天ぷらは、「ゲソ天」と「野菜天」。
※山形では、この「ゲソ天」が蕎麦の付け合わせに良く使われます。
観光地なのでちょっと高いけど、大変おいしくいただきました。

フォートラベル会員の皆様、コロナが収束したら、ぜひ山形に来てけらっしゃいッス。

完