2019/07/02 - 2019/07/02
76位(同エリア150件中)
のじパパさん
11日目
2019.7.2 【氷河急行】【ラントヴァッサー高架橋】
ツェルマット~氷河急行~クール~フィリズール(泊)
画像:ツェルマット駅出発前の氷河急行車両
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 5.0
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朝早く起きて(勝手に目が覚めて)朝風呂です。
この旅では1日平均16,000歩くらい歩いていて、ときどき足がつったり腰に多少の違和感があります。しっかり温めて今日のスタートに。
黄色いサカナはバスタブの底に貼り付けて、シャワーを浴びるときに滑らなくするもの。穴が空いたチーズのデザインもスイスらしい。 -
裏側にはたくさんの吸盤が見えます。
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今日は朝食のチーズの穴がなにげに小さいような気がしました。
何もなければいいが、と駅に向かいます。 -
途中の道路は昨日の雷雨の跡があり、山の上は雲で覆われています。
まあ、半日くらいは氷河急行に乗っているだけなので多少の悪天候は覚悟しましょうか。 -
朝の本線ツェルマット駅前です。
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氷河急行に乗車、見るからに豪華列車の感じがします。
今日の機関車はこの鉄道と富士急行の姉妹提携25周年記念(2016年)のロゴを掲げた「マウント富士号」HGe4/4 II 5号機です。
7:52 ツェルマット+++13:24 クールChur 13:58+++15:00 フィリズールFilisur(ラントヴァッサー高架橋へ) -
展望が良さそうなバーもあります。
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1等車両は2列+1列でゆったりしています(1000mmゲージなので車幅は広くないのですが)。大きな車窓と天井の半分はガラス張りの展望窓で、山の景色も堪能できそうです。1等の指定席は最後尾の車両、後方窓側の1列席で文句なし。ただ、ツェルマット出発時点のこの車両の乗客は2人だけで拍子抜けでした。
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発車して5分ほどすると「お飲み物は?」と聞きにきますが、無料ではありませんのでご注意を(コーヒーは5SFR、570円)。下車予定駅を確認して、降りる前には精算にくるとのことでした。イヤホーンで聞く8CHの音声ガイダンスがあり、独、仏、伊、英、中、日と音楽が2つ。
東に進むにつれて青空が見えてきました。 -
氷河急行は順調に東に進んでいます。
「世界一遅い急行」と言われますがいろんな事情があります。
単線運転なので対向列車の待ち時間がけっこうあって、必ずしもこちらを待ってくれているとは限りません。先日託送荷物を受け取ったブリークまでの50kmを、1時間20分かけてカーブをしながら下っていきます。このうち30分は行き違いの待ち時間。それと急勾配の区間はラックレールになっているのでスピードが出せません。ゆっくり走行(1つ目)と疾走しているところ(2つ目)を動画でご覧ください。(Visp~Brig間) 1つ目はラックレールの振動の影響か、ノイズがあります。
https://youtu.be/zTwt3q6mXZU
https://youtu.be/rVZn4CbXwNg -
3日前に蒸気機関車で楽しんだフルカ峠に再びやって来ました。オーバーヴァルト~レアルプの新フルカトンネルを氷河急行で通り抜けます。最後尾の車両は後ろの見通しがいいのでトンネルに入ったところをパチリ。ところが、トンネルを抜けてすぐのレアルプ駅で停車し15分たっても動きません。車内放送によるとこれから先の一部区間が不通になっているようです。
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次の停車駅アンデルマットAndermattまで残りあとわずかのホスペンタルHospental駅まで行き、そこからバスに乗り継いでアンデルマットに向かうことになりました。
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ホスペンタル駅で乗客全員が下ろされて駅前広場に誘導されました。ここで迎えのバスを待つようです。
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乗客は身軽な人、大きなキャリーケースを持った人など様々ですが、しょうがないなぁといった表情でした。(昨日ツェルマット駅から大きな荷物をサンモリッツに託送したので身軽で助かりました。)
乗客はおよそ100人、どういう形で誘導するのか、アンデルマットから先はどうなるのか、どれくらい遅れるのか、予定している乗継ぎは可能か、急行車両ではない列車で終点まで運行するなら払戻しはあるのか、など添乗員なら考えそうなチェック項目が次々と頭をよぎりました。無責任ながら興味は尽きません。 -
乗務員さんも本部と対応処置の打合せで必死のようでした。
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ヨーロッパ人40人くらいのツアーの添乗員はいち早くバスを手配し(もともとアンデルマットに配車していたバスをこの駅に回送させて)15分後には出発していきました!これはお見事。
30分ほど待ってバスが到着しましたが、こちらはどう見ても路線バス。ちらほら一般の客も乗っていました。乗れるだけ乗ってくださいという案内に、殺到することもなく、大きなキャリーケースも積み込んで満員で発車。6分ほどでアンデルマットに到着しましたが、まだ数十人がとり残されているようです。おそらく臨時便を出してもらうのでしょう。
後刻、アンデルマット駅係員への取材でわかったことは、
昨夜の豪雨で道路の拡幅工事中だったところに大量の水が流れ込み、線路の一部が冠水したため不通になった。逆方向の氷河急行もアンデルマットで打ち切り、バスで隣駅に運んで我々が降ろされた客車で残り区間を運行する。同様に我々もアンデルマットで客を降ろした車両を使って氷河急行として出発する。一応ほぼ全区間を氷河急行として走らせるので、遅れはあるが払戻しは無いとのこと。 -
結局75分の遅れで出発し、何事もなかったようにランチのメニューが配られ、オーダーを取り始めました。この間、記者多忙のため途中の画像はありません!!
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気晴らしにランチのコースメニューを注文し、やけビール!?
メニューは野菜サラダ、牛スネ肉のストロガノフ風、ラタトゥイユとマカロニ添え、デザートチーズ。ビールと併せて45SFR(5200円)。
次のクールでの乗り継ぎを1時間あとの列車にずらし、高架橋での撮影時間が大幅に削られる覚悟で食事を楽しむことにしました。 -
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アンデルマットからクールまでは約2時間半、快調に走りました。この列車の終点クールには結局66分の遅れで到着、予定通り(?)1時間後の列車で高架橋撮影の最寄り駅フィリズールに着くことになります。
14:58 クール+++16:00 フィリズール
フィリズール到着の少し手前にそのラントヴァッサー高架橋があります。車中から撮影した動画をどうぞ。
https://youtu.be/HA017Mx9prA -
1時間遅れたのでホテルに荷物を預ける間がなく、背負ったまま山道を15分ほど登ってラントヴァッサー高架橋の撮影ポイントに直行しました。さっき通ってきたところを反対側から見ることができます。
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ある程度予想していた時間に普通列車とベルニナ特急は通過しましたが、肝心の氷河急行がなかなか来ません。遅延時間を計算に入れても遅い。同じ高架橋の写真でも役者が違うと値打ちも半減なので、なんとか夕陽になるまでには来てほしいのですが、もしかして途中で運行打ち切りになったのかも、という不安が頭をよぎりました。
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想定時刻から1時間以上過ぎたころ、ホテルのチェックインもしないといけないので、後ろ髪を引かれながら下り始めたときに、キーッとレールが軋む音が聞こえました。
慌てて20~30mとって返し、なんとか間に合ってこの画像になりました。これを撮るためにここまで来たのですから。
おまけの動画です。氷河急行ではありませんが、まさに大自然の中の実物大ジオラマのようです。
https://youtu.be/gKneJO8u5t8 -
今日の大きなミッション2つをなんとかクリアしてたどり着いたのは、この村に3軒しかないホテルのひとつ。
Hotel Restaurant Rätia -
ここもレストランホテルで木目調の室内が落ち着きを感じさせます。
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とにかくシャワーを浴びてひと休み。というか、いつも夕方のひと休みは洗濯タイム!荷物を少なくするために「小まめに洗濯」。特に夏場は汚れより汗によるカビ対策としても必要です。欧米は乾燥しているので朝までには乾きます。
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昼食時にコース料理で散財したので、夕食はホテル1階のレストランで少々控えめに!田舎のレストランとしてはメニューが多彩で、Pizzeria と名乗っていながらタイ料理が何種類もある。きっと奥さんはタイ人だろう、などと思いながら、店名から判断してマルゲリータを注文して白ワインで祝杯!
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パイ生地が薄めでパリッとした仕上がり、ボリュームもあってなかなかの美味でした。17SFR(2000円)
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