2020/02/19 - 2020/02/20
73位(同エリア150件中)
たけむらあきとさん
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スイスの小さな谷間の村に点在する、ピーター・ズントー(Peter Zumthor)の建築に出会う2日間。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ひとり旅でスキーは贅沢かなと思いましたが、長い旅のアクセントともなったツェルマット訪問でした。
思わぬトラブルにも見舞われ、より思い出深い場所となりました。Hotel Capricorn ホテル
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本日はツェルマットをたって、スイスのバルス(Vals)という村へ。
目的はスイス人建築、ピーター・ズントー設計の温泉施設「テルメ・ヴァルス」。
“My favorite architect”と言っても過言ではない彼の作品は、長年の憧れです。ツェルマット駅 駅
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氷河急行(Glacier Express)という観光列車はその名の通り、雪に覆われた峡谷を縫うように走る列車ではありますが、景色をゆっくり楽しめるよう速度はそれほどでもありません。
長い道中オプションで食事を楽しむこともできますが、中々お値段のため我慢我慢。ウィスプ駅 駅
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昨日の晴天とは打って変わって、時折雪もちらつく悪天の中を進んでいきます。
贅沢な急行列車をディゼンティス(Disentis)でローカル線、さらにイーランツ(Ilanz)からバスに乗り換えます。 -
ツェルマットから6時間以上の移動の旅。
バルス到着はすでに夕刻。
雪も相まって、テルメ・バルス訪問は明日のお楽しみとすることにしました。7132 ホテル ホテル
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日が傾きかけたにもかかわらず、ひとりの女性がわざわざお出迎えしてくれました(°▽°)
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しだいに当たりは闇世に包まれ、本日の宿はもちろんテルメ・バルスと言いたいところですが、そこから少し離れた場所にある同じ系列の「7132 Glenner」。
テルメ・バルスに併設された宿泊棟の部屋は名だたる建築家(ズントーはもとより、安藤忠雄や隈研吾など)が設計しており、とても手が出るお値段ではなかったです。
「7132 Glenner」もかなりなお値段でしたが、入浴料も込みだと仕方ないと奮発しました。また、この日宿にはスキーに来られた方もいらっしゃいました。
ツェルマットも良かったけど、小さな名もないスキー場も魅力的。
しかもスキーしてから温泉に入ったら、さぞ気持ちいいだろうなぁ。
そんな贅沢できる日を夢に見て、床につきました。7132 ホテル ホテル
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昨日の雪も止んで、今日は比較的天気も良さそうです。
早速テルメ・バルスへ、朝風呂へと洒落込みます。 -
海外ならではの水着着用の温泉施設。
湯温もぬるめな為、湯からあがると寒くて。
やっぱ温泉は日本に限るなぁ。
でさて、肝心のズントー建築の感想はというと、その名を知らしめた彼の代表作と言って過言ではない、まさにそんな空間体験でした。
ズントーにしかできない、その場所にあるべく形として設計された意匠は唯一無二。
考え抜かれた建築家の想いが、見る人に感動を与えるという思いを新たにしました。
内部は写真NG、森の切り立った斜面煮立つ巨大な建物を写真に収めるのにも一苦労でした。
近隣から切り出された石を積み上げてできた建物の内部は、洞窟のような静寂に包まれ、温泉と共に身も心も癒されました。7132 ホテル ホテル
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入浴の後は少し村の散策。
昨日は暗くてよくわかりませんでしたが、これはおそらくチーズ用の板ですね。
所々でヤギや羊も見かけました。 -
ここはどうやら木工屋さんのよう。
どこの国でも手作りのものは、見ているだけで幸せな気持ちになれます。 -
これは燭台の飾り棚でしょうか。
こんな心温まる出会いがたくさんあってまだまだゆっくりしたいところでしたが、次の目的地「聖ベネディクト教会」を目指します。 -
昨日乗り換えたイーランツまでバスで戻り、列車で目的地の最寄駅、スンビッツで下車。
所要時間2時間半。昼過ぎには駅に着きました。無人駅です。 -
教会までの交通手段はありません。
ひたすらこんなところを歩いて登ります。 -
教会の手前に廃墟らしきものが。
どうやらこれは、目指す「聖ベネディクト教会」が建てられる以前の境界だったよう。今はその当時の姿を留めず、石塀の一部が残っているだけでしたが、郷愁をそそります。 -
駅から歩いて約1時間弱。念願の教会が視界に入りました。
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入り口はこんな感じ。
教会なので誰にでも解放されており、もちろん入場料なども入りません。
扉を開けていざ中に。 -
とても簡素で静謐な空間です。
正面に小さな十字架と、向かって左側に開かれたマリア様の画をちょど高窓から差し込む光が照らしていました。
その高窓はミニマムなその空間を外へとつなげ、祈りが天に届くような広がりを感じさせます。
一見気をてらったようにも見えますが、たくさんの柱と天井を支える梁の意匠が木製の長椅子とも調和し、安らぎを感じさせます。 -
柿葺。
日本建築にも見られる意匠。
人が自らの手で施し、出来上がったものはとても美しいです。 -
スイスの名もない田舎の村に佇むズントー建築を堪能した一日。
牧歌的な風景を眺めながら登ってきた道を降りていると何故か、あの国民的アニメのBGMが頭の中をこだましていました。
“おしーえておじいーさん、おしーえておじいーさん、おしえてーーー”
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