越生梅林の梅まつりと上谷の大クス

2021/03/01 - 2021/03/01

我が家の梅の花が散り始めたので、越生梅林の「梅まつり」に出かけました。
新型コロナの緊急事態宣言は継続中ですが、梅林周辺の駐車場はどこもほぼ満車状態・・・でも園内外の係員はしっかりと感染防止対策を行い、大勢の観光客もマスク着用やアルコール消毒などの励行で、安心して観梅を楽しむことが出来ました。
帰りに、越生のもう一つの見どころ「上谷（かみやつ）の大クス」に立ち寄りましたが、埼玉県１位の巨大なクスノキには、ただただ圧倒されるばかりでした。

エリア 日高・鶴ヶ島・坂戸(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

自宅から越生まで車で約１時間。
観梅の前に、大高取山を背にして鎮座する「梅園神社」に参拝。

越生梅林と梅園神社・・・越生の梅は1350年頃、九州の大宰府から現在の梅園神社に分祀した際、菅原道真公に因んで梅を植えたのが起源と伝えられます。
拝殿の前には２本の立派な杉の木が立っています。

梅園神社の前を流れる越辺川（おっぺがわ）の対岸に広がる「越生梅林」・・・広さ約２haの園内には、樹齢約650年を超える古木「魁雪」をはじめ、白加賀・紅梅・越生野梅など約1,000本の梅の木が植えられ、水戸の偕楽園、熱海梅園とともに「関東三大梅林」のひとつに数えられています。

今年の「梅まつり」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を行い、２月13日～３月21日まで開催。
例年は入園料が300円ですが、今年はコロナのため、ミニSLや撮影会などのイベントは中止、そのため入園料も無料です。

入り口周辺に数か所ある駐車場は、ほぼ満車状態・・・駐車料金：500円を払って入園します。

園内に入ると、満開の梅の下に福寿草が奇麗な花を咲かせています。

古木に咲く梅の花と福寿草・・・日本の早春の風景です。

福寿草はほんとうに可愛らしい。

満開の白加賀。

今年は中止のミニSL。

SLの線路の先に咲き誇る紅白の梅。

皆さん、マスク着用して観梅。

目を引く紅梅。

早咲きの紅梅。

このお客さんは２匹の「アイボ」に話しかけています。

見事な枝ぶりの紅梅。

200年を超える古木。

春爛漫の梅林。

園内には約100本の紅梅があります。

枝垂れ紅梅。

美しく愛らしい紅梅の花。

園内中央にある古木。

見事な枝ぶりです。

白梅よりも紅梅にカメラが向きます。

平成18年に越生町観光協会が創立50周年記念に植樹したしだれ梅。

白のしだれ梅も見ごろを迎えています。

香りもいいですね。

樹齢約600年と推定される古木「魁雪（かいせつ）」。

梅園神社が太宰府から分祀された頃の越生野梅が、ここまで生き永らえたと推定されていますが、今なお早春に可憐な花を咲かせます。

お土産屋さんには梅干しや一里飴など、越生の特産品が並んでいます。

盆栽も紅梅が多いですね。

『越生梅林』の石碑。

いろんな屋台が出ていますが、今日は平日なので半分の店はお休み。

越生梅林を後にして、一度見てみたかった「上谷の大クス」へ向かいました。
越生梅林から比較的近い山間にあります。

少し高い所から見た上谷の大クス・・・その大きさに驚かされます。

上谷の大クスは、幹周り15m、高さ30m、樹齢は1000年以上にもなる巨木です。
全国巨木ランキング第19位、東日本第５位で関東一・・・全国の巨樹ベスト10のうち９本がクスノキですが、九州、四国、静岡など温暖な地域に集中しており、埼玉県の山中にクスノキの巨木が茂るのは、まさに奇跡的と言えます。

以前は根元にあるウッドデッキまで行けましたが、令和元年に１本の太い幹が折れたため、現在は下から見上げるだけです。

カメラに納まりきれないほどの大迫力に圧倒されます。

太い幹が何本かに枝分かれしていますが、幹の中に空洞もなく、樹齢千年を感じさせない枝と葉の広がりにパワーを貰いました。