2020/11/14 - 2020/11/15
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tangentさん
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文京区本郷の路地裏にひっそり佇む、伝統的木造建築のお宿「鳳明館」。前から興味はあったもののなかなか行けていなかった旅館に、機会あって泊まってきました。
明治期に建てられて登録有形文化財になっている本館と、昭和期の邸宅を改装した台町別館のうち、私が訪問した時期は日ごとにどちらかだけ開館しているとのこと。この日は台町別館ということになりました。
正直なところ、私は文化財に泊まってみたかったので台町別館になってしまってちょっと残念――ところが、足を踏み入れるとそんな気持ちが吹き飛びました。職人技が光る意匠の数々がちりばめられていて、台町別館、魅力がいっぱいです!
追記:この旅行記を書き上げたタイミングで、残念なことに鳳明館が2021年5月末より休業するというニュースに接しました。様々な事情があったのでしょう。驚きましたが、私としては昨年の宿泊の思い出をこうして旅行記に残しておこうと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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本郷三丁目から春日方面に延びる「菊坂通り」を下って、宿へと向かいます。地下鉄の本郷三丁目駅前には賑やかな国道が通っていますが、対照的に菊坂通りには昔ながらの風情ある街並みが広がります。
夕方の菊坂通りの雰囲気はお気に入りです。 -
通りの奥の閑静なエリアに、鳳明館の立派な建物が現れます。こちらは本館です。
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明治時代に建設された本館は登録有形文化財にもなっています。「旅館 鳳明館」と揮毫された、灯籠型のサインがよい雰囲気です。
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宿泊する台町別館へ。こちらも雰囲気のある正面玄関です。
鳳明館 本館・台町別館 宿・ホテル
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イチオシ
チェックインの手続きをして、このような階段を上がってお部屋に向かいます。この通り、床の装飾や山型の天井など、さっそくレトロ感マックスです。(笑)
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私の客室は、2階の「初音の間」を案内してもらいました。
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すみれの間を通過して、左奥の角部屋が初音の間。扉や柱等、随所に丁寧な装飾が施されていて、通りかかる度に新しい発見がありました。
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お部屋に入りました!落ち着いた雰囲気の純和室です。
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切り株型の棚にはダイヤル式の電話機が。
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浴衣やタオル類はまとめてお盆に置いてありました。
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反対側のスペースに布団が敷かれていました。1人利用には十分な広さのお部屋です。
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窓のそば、非常用設備のロープもレトロ感満載です。
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畳に寝転んで天井を見上げると、チェック柄があしらわれていておしゃれ。左の柱も、木の幹の風合いを残したデザインが素敵です!
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イチオシ
トイレ、バスは共用。部屋から最寄りのトイレは廊下に小部屋が張り出すように設置されています。
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トイレの丸窓には伊勢海老の彫刻が。お気に入りの作品のひとつです。
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お部屋周りの作り込み具合に感動し、次はお風呂に行きましょう。
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そうそう、廊下の模様も一工夫ありまして、この通りよく見ると花柄が隠れているんです!
気がつかず素通りしていたら、スタッフの方が教えてくれましたf(^_^; -
お風呂はこちらの「末広風呂」という浴場が指定されていました。共用ですが鍵をかけて1組ずつ貸切り風呂として交代で利用する運用となっていました。
浴槽で体を伸ばして、リラックス(*´∀`) -
お部屋に戻って、レトロな雰囲気に身を委ねつつ、お茶を飲んだりテレビを見たり。
まったりとした夜の時間を楽しみます。 -
翌朝、朝食は8時にお部屋でいただくことになっていたのですが、その前に宿の周辺を散歩しに行きました。早朝(というほどでもないですが)の菊坂通りもいいですね(^_^*)
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本郷通り(国道17号線、またの名を中山道)に出てみると、朝早いことと日曜日ということが相まって閑静な雰囲気にあふれていました。
「大通りの、人通り・車通りが少ない時間帯」というのも、なかなか気持ちの良いものです。 -
本郷通り沿いにある東京大学の赤門です。赤門はかつて加賀藩の屋敷の御守殿門だった歴史がありますが、北国街道~中山道を通って加賀から江戸まで参勤交代をしていたと想像すると、中山道沿いのこの地に屋敷を構えていたというのも、納得がいくところです。
旧加賀屋敷御守殿門(赤門) 名所・史跡
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朝食が待っていますので、宿に帰りましょう。
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途中、台町別館の「台町」の由来が記された銘板を見つけました。かつては下宿街だったそうですが、今日では鳳明館をはじめとする数軒が残るのみに。
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仲居さんが猫足膳に乗せた朝食を持ってくださいました。品数豊富でゴージャスです!
私の宿泊経験を振り返ると部屋食というのは以外に少なくて、思った以上に静かにリラックスして料理に向き合える体験に新鮮な魅力を感じました。部屋食も悪くないですね。 -
朝食後、1回の応接室でコーヒーが提供されていたので、お邪魔してみます。
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応接室には素敵な彩色ガラスの窓。たまたま宿の方もいらっしゃって、少し話をしました。
「登録有形文化財の本館に泊まりたいというお客さんが多いけれども、台町別館も良いでしょう」――当初のミーハーな気持ちを見透かされたようなコメントをうかがって(笑)、全くその通りでございます。
本館は行ったことがないので明確な比較は難しいですが、台町別館の内装に対するこだわりは間違いなく見事なもので、見ごたえがあります。内装に力が入っているのは、宮大工さんなどがたくさんいた昭和初期の時代に、元々豪邸として建築されたという背景も関連しているのかもしれません。 -
応接室の隣に広がる中庭の池では、立派な鯉が涼しげに泳いでいました。
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チェックアウトは10時でしたが、早起きしたのでまだ十分な時間があります。昨日は夕方の到着だったこともあり、この時間を活用して明るい館内を改めて探検してみようと思います。
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朝食時が終わって、厨房は一段落という様子でしょうか。
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共用の洗面所です。いかにも一世代前の様式という感じで、レトロ感が溢れます。綺麗に手入れされていて、とても気持ちよく利用させていただきました。
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蜘蛛の巣柄の窓枠も台町別館のハイライトスポットのひとつです。無事に見つけられました!
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イチオシ
私はやっぱり、2階トイレ棟前のこのアングルが大好きです^^
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天井に目をやると、配電盤からの回路の様子がよく見えるのも興味深いです。こうして館内に電気が供給されているのだなあ。
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お世話になった初音の間に向かう階段は玄関入ってすぐ正面なのですが、奥の方にも2階へ上がる階段があり、別の客室群が広がっています。
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奥の2階の廊下は、採光良好で気持ちがよかったです。先ほどの中庭をちょうど左下に見下ろす位置関係になります。
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本郷の町並みが時代と共に変わっていくなかで、ずっとこの場所から街を見守っていたお屋敷――改めて、そんな感慨を覚えました。
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こうして歴史に思いを馳せているうちにチェックアウト時刻となり、名残惜しくも宿を後にすることに。
鳳明館台町別館――都心に、こんなに芸術的な歴史の宿があったのですね。素敵な発見ができた週末となり、充実した気持ちで自宅へと帰りました。
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この旅行で行ったホテル
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鳳明館 本館・台町別館
3.3
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