2021/01/31 - 2021/01/31
20位(同エリア998件中)
Kちゃんさん
前回お届けした「雪の少ない富士山」に続いて、再び同じような所用で御殿場へ出掛けた翌日に、前週の低気圧通過の際にやっと真っ白に変身した富士山を見に脚を伸ばしました。 富士山の東側や南側、つまり御殿場、箱根、伊豆半島、へは何度も出掛けていますので、この10年以上出掛けていない西側からの富士を眺めることにします。
所用のあと前回と同じように沼津に宿をとりましたが、「富士山を眺める」のが目的ですので曇っていたり晴天でも富士山が隠れていたりの場合は真っ直ぐ帰ってしまうことも当日の行動プランの中には入っています。 果たして、朝起きてみると絶好の好天。 雲に隠れてしまう前にと、朝食もそこそこに車を走らせました。 最初の目的地は「三保の松原」。 過去に三保へ出掛けたことはありますが駿河湾越しに富士を眺めたことがありません。 しかも冬の空気の澄んだ時でないとくっきりとした富士は望めません。 消波ブロック工事のクレーン船は邪魔でしたがお陰様で真っ白な富士山を拝めました。 ついでにと、とって返して富士山西側の田貫湖周辺へ寄ってから帰京することとしましたが、時間が経って陽が昇っても雲一つ無く快晴の空とくっきりと見える富士は全く変わりません。 欲を出してそのまま富士山を時計回りに1周してしまいました。 3時を過ぎ陽が西に傾いても空に雲は現れず富士山は丸1日中くっきり。 こんな日もあるのですね。 コロナ禍で行動の自粛も要請されていますので、所用のついでとはいえ廻り道も批判の対象となりますので言い訳的にはなりますが、行く先々で写真撮影以外は全く車から降りることはせず、朝のホテル前のコンビニでコーヒーとおにぎりを買った以外は全く何処へも立ち寄らず。 お陰で道が空いていたこともあり、早廻り記録的な所要時間で富士山一周達成にもなりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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沼津の宿を出て、あえて東名に乗らず国道1号を西へ向かいます。 吉原、田子の浦港、富士と一般国道でありながら多くの区間は信号の無いバイパスが設けられており至ってスムーズ。 小一時間で清水の市内を抜け三保の岬に入っていきます。
写真は三保の松原入り口にある「御保神社」。 みが「三」でなく「御」となります。
参道は両側に松の植えられた「神の道」 -
無料の駐車場が整備され、朝早い時間ですしスムーズに車をおいて海に向かいます。
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松林を抜けると海が見えてきます
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綺麗な海岸です
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駿河湾越しに富士山がくっきり、期待通りです。
世界遺産「三保の松原」宣伝のような富士と松林をいれた構図がなかなかとれません。 -
原因はこれ。
砂浜で昨年の台風で被害を受けた波消しブロック修復のためにクレーン船が作業をしていて、波打ち際からの撮影ではフレームに入ってしまいます。
クレーン船が映りこまないところまでだいぶ歩いて写したのが上の写真。 -
「三保の松原」ですから延々と砂浜が続いているのかと思いましたが、上記のようにところどころに消波ブロックが設置されていて、お陰で地元の釣り人さんには格好のポイントとなっているようです。
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松林のなかにはこのように遊歩道が整備されています。
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この辺りは樹齢の長い松が多く、海風に逆らわず斜めに生えていますね。
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先程の御保神社の離宮とされる羽車神社。
御保神社の御神木とされる羽衣の松至近に建っています。
と同時に、この鳥居のずぅ-っと先は最初の写真の御保神社に至る「神の道」につながります。 -
羽衣伝説で有名な「羽衣の松」、しかしこれは樹齢600年以上と限界となったために「新、羽衣の松」に代を譲ってしまった先代の「真、羽衣の松」
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「真、羽衣の松」、現在は養生され新しい芽が出てくるのを待っています。
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そしてこれが「新、羽衣の松」、候補となる多くの松の中から、平成22年に数世紀ぶりと言われる代替わりを果たしました。
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観光客が少なく可哀想
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三保を後にし、少し東に戻って富士宮を目指します。
この帰路は東名高速とも思いましたが往路があまりに順調でしたので再び1号線を戻ります。
由比辺りの海岸線、左は東海道線。 -
富士まで戻って国道139へ左折(北上)。
真正面に富士山が見えます。 -
白糸の滝まで真っ直ぐのつもりでしたが、富士宮の駅前を通ったら「浅間神社」の案内が有り、立ち寄りました。
1月いっぱいは初詣? まだまだ参拝客が並んでいます。 -
境内からは富士山がのぞめます。
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鏡池
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門前の「富士宮やきそば」。
屋台でも出ていたら試そうと思いましたが、昼には早いのでパス。 -
本殿横ではポリタンクを抱えた方達
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天然記念物とも言う「湧玉池」は富士山の湧き水
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その湧玉池横に「水屋神社」。
湧き水を汲むことが出来ます。(それでポリタンクですね) -
「白糸の滝」に到着。 国道沿いには何件かの駐車場があるだけですのでつい通り過ぎてしまいそう。
大したものではないだろうと、高を括っていましたが、
この展望台からの富士山を入れた風景には思わず唸ってしまいました。 -
下へ降りると、この風景。
ちょうど陽の具合により虹が架かっています。
申しわけありませんが、軽井沢の「白糸の滝」程度を予想していました。 -
白糸の滝から反対側の沢に「音止の滝」。
こちらは滝壺付近にはアクセスできません。 -
白糸の滝から15分ほどで「田貫湖」
ここも富士山が絶景です。 -
湖畔の桜は芽が少し紅くなっています。
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田貫湖はヘラブナ釣りのメッカ
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晴天でも富士山には雲が掛かっていたり、朝は晴れでも次第に雲が掛かったり、と1日中富士山がくっきりと見えるのは1年通してもそう何日も無いと思います。
今日は朝からこの時間まで「快晴+富士山くっきり」が続いています。
ここから富士山南麓を御殿場に抜けて帰るつもりでしたが、欲を出してこのまま富士五湖沿いにぐるっと1周してしまいましょう。 -
朝霧高原です。
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ところが次第に道路両側には雪が見えるようになり、
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本栖湖ではこんな雪。
湖畔への道を降りようかとも思いましたが、日陰の積雪が怖く断念。 -
精進湖も湖畔には雪
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精進湖。
このポイントは手前の小さな山が、富士山が子供を抱いているように見えることから「子抱き富士」と呼ばれているようです」。 -
精進湖東側。
湖畔を一周し西湖方面へ。 -
西湖は湖畔の道の残雪を考慮してパス。
河口湖です。
既に陽は傾き逆光気味ですが・・ -
そして富士吉田市内で再び浅間神社。
杉の大木が並ぶ参道は雪道でした。 -
拝殿横の杉の大木は樹齢1000年以上とか。
同じ浅間神社ですが富士宮のとは雰囲気が異なります。
こちらは「北口本宮富士浅間神社」が正式名称。
どちらも富士山を祀る浅間神社ですが、
富士宮のは「富士山本宮浅間神社」となります。
富士山頂の浅間神社も「富士宮」の所属のようですし、なにせ8合目以上は「境内」と主張しておられますし。 -
龍の彫り物。
若い人の間ではパワースポットとして有名だそうですが、
富士宮の浅間神社よりも本殿など建物や参道など風情があります。
なお、今回は国道脇の駐車場から最後の参道部分のみ歩きましたが、駅前にある大きな鳥居(金鳥居)から参道は始まっており、この拝殿の奥はそのまま富士登山道となっています。 -
拝殿横の御稲荷様
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最後に山中湖です。
浅間神社は鬱蒼と茂る杉の巨木のお陰で、だいぶ暗く感じましたが、山中湖まで来るとまだまだ冬の日差しは残っています。
本当に1日中全くの晴天の下で富士山など自然を満喫出来ました。
あとから考えれば期せずして三保の松原から「世界遺産、富士山」一帯をぐるっと廻ったことになります。
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