山梨温泉巡り（前編／西山温泉）

2020/12/13 - 2020/12/16

一度行ってみたかった西山温泉慶雲館。
世界最古のホテルとしてギネスブックに掲載されている宿です。
12月は価格が安くなっているし、gotoを使うと更に泊まりやすい値段。
この機会を逃すともう泊まる機会は無いかもしれない、ということで予約を入れました。
山奥なのでさすがに1泊で行くのはきついため、ずっと昔行って気に入った下部温泉と、最近開業した甲府城近くのビジネスホテルも取り込んで3泊4日のゆったり旅行にしてみました。

旅程
12/13
西山温泉　慶雲館泊
12/14
下部温泉　下部ホテルで日帰り入浴
下部温泉　橋本屋泊
12/15
身延山　久遠寺見学
甲府　城のホテル
12/16
甲府城見学

写真が思った以上に増加してしまったので、前編（西山温泉編）後編（下部温泉編）に分割しました。

エリア 早川(山梨)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

東海道線で熱海乗り換えで富士駅まで行き、そこから身延線に乗り換え。
多分身延線は初めての乗車です。
列車本数が少ないので、特急に乗り込みます。
JRの特急に乗るのはかなり久しぶり。

乗車率がよく分からないので予め指定席を予約。
「ワイドビューふじかわ」という名称の特急は、先頭車両に指定されました。
ところが車内はガラガラもいいところ。1車両に数名しか乗っていません。

時間的に車内で弁当を食べる必要があったので、是が非でも座る必要があり指定席で座席を確保したのですが、結果的には自由席でも座席は十分確保できたようです。
コロナ禍でもあり富士駅での弁当購入が不安だったので、小田原駅の駅ビルで購入。
こちらは購入しておいて正解でした。しかも駅弁より内容が充実していて安いし。

車窓からは富士山が見えます。
いつも見ているのとは違う逆方向からの富士山です。

身延駅到着。
ここで宿お迎えの車に乗り込みます。

車は早川沿いを走ります。
早川といっても箱根を流れる早川とはもちろん違います。
車は自分たち以外のお客は無し。
貸し切り状態でした。
送迎車は1日1便しかないので、他の人は公共のバスか車で来るのでしょうか？

遙か昔に学校で習ったフォッサマグナを通り過ぎます。

身延駅から送迎バスに乗ること約70分。
ようやく慶雲館に到着。

西山温泉 全館源泉掛け流しの宿 慶雲館 宿・ホテル

玄関で靴を脱ぎ、フロント前を通ります。
ロビーが広いホテルは貫禄がありますね。

ロビー奥の椅子でチェックインの書類を記入。

大きな窓の外は石がゴロゴロしている早川の渓流です。
大雨の際はここまでの一本道が不通になると孤立状態になるため怖そうです。

これがギネスの認定証。
西暦705年に開業したという世界最古のホテルです。
4大文明の国では無く日本に世界最古のホテルがあるというのが驚きです。

慶雲というのは遙かむかしの元号。
ウィキペディアによると西暦704年から始まります。
同じくウィキには705年3月に西山温泉（慶雲館）が開湯したと書いてありました。
二つの額は慶雲から令和まで続いているよ、ということを表しているのでしょうね。

斜面に建てられているので、旅館の入口は3階にあります。

自分たちの部屋は2階なので、ロビーから1階下がったところにあります。

部屋に入ります。

窓際から部屋の中を撮影。

広縁に洗面台があります。

鍵は2個渡してくれました。
風呂の時にかみさんと時間合わせしなくても良いので助かります。

貴重品入れも凝っています。
ただし小さなものしか入れることが出来ないのはマイナス。

お風呂セットもきちんと用意されています。

お着きのお菓子は2種類。

室内撮影を終えてやっとウェルカムドリンクに取りかかります。

室内探検を終えた後は宿周辺を散歩。
このお方も宿泊したようですね。
何と107歳でここまで来たのですね。

近くの吊り橋。
同時に5人以上乗るな、と言う注意書きがありました。

結構揺れるので、写真を撮るのも慎重になります。

旅館の全貌。
旅館の人も言っていたけれど、周辺に楽しむところが全くないので子連れで来る場合、子供にはつまらない場所です。

湯上がり処。
冷水とお茶がありました。

大浴場。

野天風呂の入口です。

一風呂浴びた後、夕食会場へ。

隣席とは距離をとってあります。

私たちのテーブルです。

お品書き。
品数が多そうです。

面白い形の箸です。

先付けの南瓜豆腐。
器がすごいね。

前菜です。
可愛いきれいな器が並んでいます。

お造りです。
この宿は地産地消を掲げていて山梨県産の材料を使用しています。
したがってお刺身は川魚。

辛子味噌でいただきます。

煮物は冷めないように蓋付きの容器です。
蓋付きの料理は蓋を開けるのが楽しみ。

どんぐり麺。
氷で冷やしてあります。

焼き物。
山女魚の炭火焼き。

溶岩の上で焼くステーキ。
普段は絶対食べない高級な肉のようです。

銀杏ご飯。
漬物には苦手ならっきょうが！
あまり噛まずに飲み込むしかないな。

デザートは金柑のゼリー。

食事後土産物店に寄ってアイスを購入。
事前にネットで見つけたこのあたりで採れるポポと言う果物を使ったアイス（シャーベット）です。
チェリモヤに似た味でとても美味し。
これはオススメ。
どちらかというとシャーベットの方がポポの味がよく分かります。

屋外の湯上がり処と貸し切り野天風呂も見てきました。
入らなかったけれど。

翌朝早く起きて朝風呂へ。

誰もいない風呂を1枚パシャリ。

朝食。
ぱっと見、夕食と間違うレベルの品数です。

翌朝の窓からの景色。

10時にチェックアウト。
本来は身延駅までの送迎なのですが、次の目的地である下部温泉駅まで送って頂きました。
運転手さんも身延駅よりこちらの方が近いんですよ、と言って歓迎だったようです。
こちらも交通費が節約出来たのでWinWinです。