2020/10/19 - 2020/10/22
491位(同エリア712件中)
napaさん
恒例になった年に一度の友人との旅行、今年は新型コロナウイルスによる不測の事態に備えて東京周辺で計画を立てることに。歴史好きの友人の佐原に行こうとの一言で房総半島が旅先に決まりました。佐原以外はその場で決めるぶらり旅。房総といえば子どもの頃、南総里見八犬伝を夢中で読んだのを思い出しながら周遊しました。
10/19 羽田泊
10/20 銚子、佐原
10/21 燈籠坂大師の切通し、鋸山
10/22 数馬区岩屋観音堂、濃溝の滝、酪農のさと、赤山地下壕跡
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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鋸山金谷温泉を出発してほどなく、数馬区岩屋観音堂に到着
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観音堂の背後の岩肌に開いたやぐら群は元々は古墳時代の横穴式墳墓
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やぐら内には奈良時代から江戸時代にかけて彫られたといわれる磨崖仏が残っています
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霊場巡りでしょうか、奉納した人の名も刻まれています
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観音堂のなかの御本尊、第1窟は年に一度、8月10日の十日参りの日に公開されるそうです。観音堂の右手奥から
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左手奥まで続く第2窟はコの字型の回廊となっていて
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壁面にはびっしりと磨崖仏が刻まれています
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全部で14ある石窟は重層的になっていて
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複雑な造形になっている部分もあります
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触れただけでぽろぽろと崩れてくるような非常にもろい砂岩に刻まれた磨崖仏は、風雨が当たる開口部に近いところでは風化が著しく、単なる岩の盛り上がりになっていました
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濃溝の滝
濃溝の滝 自然・景勝地
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岩盤の向こうから流れる小櫃川は洞穴のすぐ向こうで直角に曲がり、大きく迂回して左手から流れるのが本来の流路でした。岩盤にトンネルを掘って流れを短絡させたときにできたのが濃溝の滝です
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洞穴をくぐって川が流れる、不思議な風景です
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濃溝の滝ができるまでは川だったところは現在は木道になっています。
蛇行する川のきんちゃくの口状にくびれた部分をトンネルや切通しでつないで流れを変える技術は川廻しと呼ばれ、流路でなくなったところは水田として利用したそうです。上総丘陵では水田に利用できる土地が少なかったため1660年頃から川廻しによって耕地を増やす努力が続けられたそうですが、増える面積は限られており、両側が崖となった谷底で日当たりも悪く、大工事に見合った増産は実現できたのでしょうか。 -
国内ではここにしかいないと思われる白牛が見たくて酪農のさとに来ました。酪農のさとは里見氏が拓いた嶺岡牧が始まりで、のちに幕府直轄となり徳川吉宗が1728年に白牛を輸入、飼育した場所です。
山羊が放牧されていて触れ合えるほか、酪農資料館があって興味深く見学しました。 -
日本酪農発祥之地の碑とエー アレンデーリー エリート号碑。石碑として名が残るとはどんな牛だったのでしょうか、調べてみるとアメリカから輸入され、ここ嶺岡乳牛研究所で繋養され37,000頭もの子孫を残した種雄牛だったそうです。
千葉県 酪農のさと 美術館・博物館
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吉宗公が導入した白牛と考えられているゼブー種。真ん中の牛は18歳、牛の寿命は20年くらいなので結構なお年寄りです。
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見慣れた牛と違いこぶがあり、皮膚や耳がたるたる垂れています。乳製品は薬として貴重だったと聞いたことがありましたが、白牛に2週間以上よもぎだけを食べさせ、黒焼きにした糞を傷薬にもしたそうです。
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歌人の伊藤左千夫は千葉県成東の実家から東京まで、60kmの道のりを徒歩で牛を連れて行き牧場を経営したそうです。昔の人の労力にはただ感服するばかりですが、牛もよくおとなしく歩いたものです。
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館山海軍航空隊赤山地下壕跡、受付でヘルメットを借りて壕に入ります。
掩体壕も忘れずに by napaさん館山海軍航空隊赤山地下壕跡 名所・史跡
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壁面がコンクリートで補強された発電所があった一画
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総延長1.6kmの地下壕には自力発電所のほか、応急治療所、格納庫などがあったそうです
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昨日訪れた燈籠坂大師の切通しとは色合いが違いますが、縞模様がきれいな凝灰岩の地層。
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何のために開けられたのか、丸い穴で壁の向こうの空間とつながっています
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縞模様がずれているところもありました。正断層ですね。
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戦後は一時期きのこ栽培に使用されていたこともあるそうです
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ヘルメットを返して地下壕のある小高い岩山、赤山の裏手に残る掩体壕に向かう道路は切通しとなって地下壕を左右に分断していました。
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家庭菜園のなかに埋もれる掩体壕
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40個ほどあったそうですが、現在残るのは2カ所のみ。思いがけず小さな掩体壕で、小さな飛行機1機を隠すのがやっとだっただろうと思いました。
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赤山地下壕跡の前は今も海上自衛隊の基地となっていて、その背後の海に突き出した沖ノ島
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岩の間の細い道を海に降りていくと
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見事な縞模様と岩に開いた穴
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反対側に回り込んでみました
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向こう側まで数mの左右には小さなくぼみがいくつもあります
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トーチカがわりにしたのか銃眼のような穴のあいた小部屋
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いまは釣りをしたり砂浜で遊ぶ人もいる穏やかな島
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木更津でレンタカーを返却して空港へ、刻々と色を変えていくスカイツリーを見下ろしながら北海道に戻りました。
おわり
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