嬉野＆武雄温泉と有田焼をめぐる旅　（2）有田で焼物めぐり

2019/03/02 - 2019/03/04

佐賀県を代表する温泉地である嬉野温泉と武雄温泉に泊まり、中日はレンタサイクルで有田の焼物めぐり。
良いお湯でお肌を磨き、良い器を愛でて審美眼を磨く旅となりました。
この旅行記では、焼物一色の町、有田をご紹介します。

エリア 有田(佐賀)

嬉野温泉から武雄温泉にバスで移動し、宿に荷物を預けて、電車で有田に向かいます。
下り立ったのは上有田駅。

上有田駅 駅

有田エリアにはレンタサイクルがあり、いくつかのスポットで借りられます。
上有田駅の脇にもスポットがあるのですが、貸出手続きをする原田商店が閉まっていました。日曜定休なのか不定休なのか不明ですが、ホームページに書いておいてほしい・・・。
駅からけっこう離れていますが、ろくろ座という体験工房まで歩き、ここで借りることができました。

体験工房ろくろ座 名所・史跡

無事にサイクリングスタート。
トンバイ塀という風情のある塀が続く通り。

トンバイ塀 名所・史跡

メイン通りに出て、内山地区と呼ばれるエリアは、伝統ある器屋さんに混じってカフェなどもちらほらあり、素敵な町並みでした。

有田内山重要伝統的建造物群保存地区 名所・史跡

観光案内所となっている有田館。

伝統文化の交流プラザ有田館 名所・史跡

マイセンの雛飾りが飾られていました。

深川製磁の本店は趣のある洋館。

深川製磁 (本店) 専門店

お店の奥にはちょっとした博物館のようなコーナーもありました。

有田異人館と呼ばれる田代家の洋館。
貿易商の邸宅で、無料で内部見学できます。

異人館 (田代家洋館) 名所・史跡

畳敷きにシャンデリアの取り合わせが和洋折衷。
有田焼の器のコレクションもありました。

洋館のボランティアのおじいさんのおすすめスポット、陶山神社。
さすが有田の神社だけあって、鳥居も磁器でできていました。

陶山神社 寺・神社・教会

香蘭社の窯も見えます。

今右衛門窯は古陶磁美術館が併設されているのですが、日曜定休。
知っていたのですが日程が合わず、残念。

今右衛門窯 美術館・博物館

源右衛門窯。こちらも資料館になっています。

源右衛門窯古伊万里資料館 美術館・博物館

骨董の器を扱うお店。素敵な佇まいです。

さて、食べそびれたままランチタイムを過ぎてしまいましたが、開いているお店を見つけました。亀井鮨というお寿司やさん。

亀井鮨 グルメ・レストラン

このしろ棒寿司をいただきました。
こはだのことをこの近海ではこのしろと呼ぶそうです。

お腹は満たされたけど、残り時間は減ったので、自転車で爆走して柿右衛門窯へ。
こちらは駅からけっこう離れていますが、どうしても来たかったスポット。

柿右衛門古陶磁参考館 美術館・博物館

立派なお屋敷と庭園があり、その奥に展示館があります。
館内には麗しい磁器が並んでいますが、撮影禁止。
マイセンが柿右衛門の絵柄を真似したお皿もあり、本家と並んで展示されていましたが、やっぱり日本のほうが余白の美が生かされていると思う。
店舗にも素敵な器がそろい、500万円の雛飾りなんてのもありましたが、目の保養のみ。。

また自転車で爆走して、佐賀県立九州陶磁文化館へ。
小高い丘の上にあるので、自転車を漕ぐのが大変です。
充実した収蔵品なのに、なんと無料で見学できるという太っ腹スポット！磁器好きにはたまりません。

佐賀県立九州陶磁文化館 美術館・博物館

しかし、電車の時間が迫っているので、超駆け足で、メインの柴田夫妻コレクションをざっと流し見て、有名なからくり時計をちら見して終了。
もっとゆっくり観たかった・・・。

有田駅前通りの観光案内所、KILN ARITAで自転車を返却。
乗り捨てできるのがありがたいです。
借りたろくろ座には錆びついたママチャリしかありませんでしたが、ここにはピカピカの自転車がそろっていて、電動もありました。

有田駅からて武雄温泉に戻ります。
電車の本数が少ないのが玉にキズですが、レンタサイクルでめぐる有田、楽しかったです！

有田駅 駅