2020秋の那智勝浦　その1は熊野古道那智の滝コース

2020/10/24 - 2020/10/25

6月に初めて歩いた熊野古道が、ちょっと辛くてとても楽しかった私。
次は夫と歩きたいと思っていたら、那智勝浦町が宿泊割引のクーポンを出してくれてラッキー！
GoToとクーポンで安くなったから、ゆっくり2泊しちゃお♪

その1は、熊野速玉大社とくじら浜公園・熊野古道那智の滝コースの旅行記です。
那智の滝に行くのは初めてではないけど、熊野古道を歩いてから見る滝はさらによかったです。

エリア 那智勝浦・太地(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

いつも思う・・和歌山県は愛知県の隣の隣なのにめっちゃ遠い・・

やっと新宮市に入って、「焼肉　ひげ」にすべり込みセーフ。
入店と同時にランチの看板を引っ込められた！

焼肉ひげ グルメ・レストラン

焼肉ホルモン定食1200円。
ランチだと、リーズナブルに熊野牛が食べられる！
お肉が軟らかくてホルモンも美味。

焼肉ひげ グルメ・レストラン

新宮市内の熊野速玉大社へ。
走ってきた国道42号線からすぐで、新宮駅からもバスで行けてアクセス良。
駐車場が無料で、土曜日でも待つことなく停められました。

熊野速玉大社 寺・神社・教会

熊野三山は、6月に行った熊野本宮大社に続いて2社め。
最後の熊野那智大社は、翌日に訪れる予定。

世界遺産の熊野速玉大社は、朱塗りの社殿がきれい。

熊野速玉大社 寺・神社・教会

本宮大社に比べると、こじんまりとした速玉大社。

境内にあるご神木、ナギの木は樹齢1000年！

熊野速玉大社 寺・神社・教会

次は、那智勝浦町の隣の太地町へ。
捕鯨で有名な町で、太地くじら浜公園のモニュメントはクジラのしっぽ♪

太地くじら浜公園 公園・植物園

捕鯨船と刃刺しの像も。

園内にはくじら博物館があり、クジラやイルカとふれあえるんだそう。
今回は時間がなくて行けず・・なんせ遠いから和歌山県は。

太地くじら浜公園 公園・植物園

町内の那智黒本舗の売店へ。
おばあちゃんと黒人さんが歌いながら踊る、不思議なCMが記憶にある那智黒飴。
工場見学はできなかったけど、工場内の売店はお土産店よりちょっぴり安く購入できました。

那智黒本舗 グルメ・レストラン

この日の宿は、紀伊勝浦駅の東にある「温泉民宿　小阪屋」。
チェックイン時に、地域共通クーポンと那智勝浦町からの商品券もいただきました。
なんで商品券？と思って予約プランを確認したら、ちゃんと書いてあった！

写真は、フロント前のフリードリンクコーナー。

温泉民宿 小阪屋 宿・ホテル

部屋は殺風景だけど、新しくて清潔。

那智勝浦町の商品券を手に、何に使うかしばし悩む・・
町内に2泊するから、明日ももらえるんだよね。

温泉民宿 小阪屋 宿・ホテル

タオルと浴衣は有料だから持参。
部屋にあるのは、テーブルとごみ箱だけ。
トイレ・バス・冷蔵庫は共同。
部屋の隅に積んである布団は、当然自分で敷きます。

温泉民宿 小阪屋 宿・ホテル

2階の男女共同トイレと洗面所。
歯ブラシとドライヤーはここにありました。

温泉民宿 小阪屋 宿・ホテル

夕食までの時間に、民宿周辺の散策。

紀伊勝浦駅前、土曜の午後なのに誰もいない・・

紀伊勝浦駅 駅

3月にできたばかりの、駅の観光案内所。
レンタサイクルや足湯などもあるのに、人がいなくて寂しそう。

紀伊勝浦駅 駅

駅や商店街は閑散としていたけど、勝浦港に来たら魚屋も寿司屋も営業中！
観光客の姿もちらほら。
みんなどこに泊まっているのかなーと思ったら、送迎船で浦島や中の島なのね～

マグロの町だけあって、この辺りは寿司やマグロ料理の店がいっぱい。

木下鮮魚店 グルメ・レストラン

先月岩手で初めて食べたほや、和歌山にもあるのね。
ごんどう干物って、クジラの干物ってこと？
イルカのお造り！？
イルカが生で食べられるとは知らなかった・・すごいな那智勝浦。

義兵衛 グルメ・レストラン

民宿の温泉の女性用浴場はかなり狭く、シャワーは2つだけ。
男性用はシャワー5つだったそう。
この日は満室で、空いているかを何度も確認しに行くのが面倒でした。

温泉民宿 小阪屋 宿・ホテル

夕食は、マグロづくしの家庭料理。
マグロ料理は、本マグロの尾の身の煮つけ・メバチマグロの刺身・メバチマグロのフライ・マグロの胃袋。
ボリューム満点でおいしかったです。

温泉民宿 小阪屋 宿・ホテル

2日め。

夕食時に横並びで座らされたのがイヤで、向かい合わせで座れる席をゲット。
朝食の魚は、サンマの開き。

温泉民宿 小阪屋 宿・ホテル

午前は、熊野古道を歩きます。

車で大門坂駐車場へ。
ここから熊野那智大社と那智の滝に行くのは初心者コースで、初めて歩く夫にぴったり。

駐車場にあった、貸し出しの登山杖。
夫は迷ったものの使わず。
結果、初心者コースだけあってなくても大丈夫でした。

出発は8時10分。
まだ、ほとんど人がいません。
暑くなく寒くない10月は、古道歩きにいい季節。

熊野古道 大門坂 名所・史跡

歩き始めてすぐの道端でみつけた、みかんの無人販売所。
1袋100円！
購入したみかんをリュックに入れて歩きます。

熊野古道 大門坂 名所・史跡

また少し行くと、大阪屋旅館跡がありました。
現在は民家になっていますが、かつて南方熊楠が3年間滞在して細菌の研究をしていた旅館があった場所です。

振ヶ瀬橋を越えたところにある、大門坂茶屋。
貸し出されている平安衣装を着て、撮影や古道歩きができます。

大門坂茶屋 名所・史跡

古道の入口の夫婦杉の樹齢は800年。
この先は石畳の道の両側に大木が並び、日差しを遮っています。

熊野古道 大門坂 名所・史跡

中辺路にある最後の王子社、多富気王子。
熊野古道を歩くと必ずある王子社は、熊野の神様の御子神が祀られているところ。
九十九王子といわれるほど、数が多いそうです。

多富気王子 寺・神社・教会

「持って来たもんはぜんぶ持って帰ってよ。残していいのは足あとだけやで。持って帰ってかまんのは土産と思い出だけやで」

思い出だけじゃなく土産が入っているのは、土産を買ってねということかな。

熊野古道 大門坂 名所・史跡

坂道は緩やかで、階段ばかりでなくて歩きやすい♪
森林浴しながら歩けるから、とっても気持ちいい～

熊野古道 大門坂 名所・史跡

通行税を取った、十一文関跡。

この先は石段が続いて、軽やかだった歩きが徐々にゆっくりに。

熊野古道 大門坂 名所・史跡

那智山観光センター横の階段にあった板に書かれていた、「よくぞ上ってこられた」の文字。
確かに、最後の階段はキツかった・・

那智山観光センター お土産屋・直売所・特産品

那智山参道入口の長い階段を上がった先には、実方院跡がありました。
そして、持ち帰って欲しいと思われるお土産品も。
那智黒石の商品がずらり。

また階段？また階段！と思いつつ上り、やっと那智山青岸渡寺へ。

コロナで、手水舎はこういう形に変わりつつありますね。

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

現在の本堂は、織田信長の焼き討ちにあったのを豊臣秀吉が再建したそうです。

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

那智山青岸渡寺から、熊野那智大社につながっています。

熊野那智大社 寺・神社・教会

境内にある大樹、那智の樟。
300円の護摩木初穂料で、空洞化した根幹部を通り抜ける「胎内くぐり」ができます。

熊野那智大社 寺・神社・教会

前日の熊野速玉神社同様、きれいな朱塗りの拝殿。
左の御縣彦社前には、熊野本宮大社にもあった八咫烏像が。

熊野那智大社 寺・神社・教会

熊野那智大社から滝に向かいます。

青い空をバックに、那智山＆三重の塔＆滝！

那智山 自然・景勝地

伏し拝みは、滝に下りて行く階段の手前の広場。
思わず伏してしまうほど、昔の古道歩きは過酷だったのかな？

最近は雨が少ないので滝の迫力が小さいと聞いた割には、ゴーゴーと鳴って水しぶきが飛ぶ那智の滝。
ちなみに、台風の後の滝がいちばん見ごたえがあるらしいです。

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

滝が御神体だから本殿がない、熊野那智大社の別宮の飛瀧神社。
鳥居の向こうに滝が見えるいいアングルなので、写真撮影待ちの列ができていました。

飛瀧神社 寺・神社・教会

300円払ってお滝拝所舞台に行けば、さらに近くで滝が見られます。
私たちはそこまでの信仰心がないので、ここで終了。

飛瀧神社 寺・神社・教会

戻る途中のお土産店が並ぶ中、那智黒亭みむろで休憩。
持ち帰るお土産の那智黒を購入。

那智黒のポスターにいるのは、懐かしのきんさんぎんさん！

那智黒亭みむろ グルメ・レストラン

4か月前の古道歩きで食べそびれた、那智黒のソフトクリーム300円がおいしい！

大門坂駐車場に戻ったのが11時10分と、ぴったり3時間。
夫は古道歩きが楽しかったようで、私は心の中でしめしめ。
春には伊勢路を歩こうよ♪

那智黒亭みむろ グルメ・レストラン