志戸平温泉　游泉志だて

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2020/11/22 - 2020/11/23

242位(同エリア531件中)

エリア

花巻(岩手)

旅行の満足度: 4.0

ホテル: 4.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: レンタカー JALグループ

遠野から次の宿までの間に銀河モールなど、いくつも『銀河』が付いたところがありました。そういえば、最初に行った西和賀にも銀河ホールがありました。賢治愛を感じました。

途中、萬鉄五郎記念美術館があることがわかりました。知っていたら行きたかったのに・・残念。次回来るときには行きたい。

実はまだクーポンを使い切っていませんでした。紙クーポンは使えても電子クーポンは使いにくい・・。

その日の宿は、游泉志だて。
約1200年前坂上田村麻呂が東征した時、清水寺から守本尊として持参していた観音様のお告げでこの温泉を発見し部下ともども霊験あらたかな温泉に浸ったそうです。志戸平はアイヌ語から来ています。天保元年（1830年）湯治宿として開業したという由緒ある宿です。
客室の湯は単純温泉で、大浴場は、ナトリウム・硫酸塩　塩化物温泉。

志だては大きいホテルから派生した宿で、ホテルの方なら土産物売り場の大きいのもあるだろうからそこで使おうと思っていました。

チェックインし、その日はマッサージを予約していたので、私はエステへ。夫はクーポンを使って買い物を・・と隣のホテルに行きました。エステはまずまず気持ちよかった。

夫が気を効かせてバリアフリーの部屋を予約してくれたので楽は楽だったけど、ちょっと部屋が狭かった（車いすが入れるトイレなどに面積を取られていた）。

ここも部屋に半露天風呂があり気持ちよかった。オムニセンスのアメニティと消毒液がありました。
絹の調べというお菓子もおいしかった。羽二重餅のように柔らかいお餅の間に餡が入っていました。
夕食は、区切られた食事処でした。

お酒は最初に紫波郡の月の輪本醸造。女性杜氏によるそうです。次は花巻の西与右ヱ門、美山錦の純米。どちらもおいしかった。

先付は、黄菊ときのこのゼリー
旬菜は、蛸と三つ葉の山葵和え、柿チーズ、海老スフレ、甘海老とみずこぶの三升漬け、あみ茸ポン酢和え、ししゃも風味揚げ、鮭と舞茸の柚子みそ焼き
スープは雉のスープですが、コクがありおいしかった。
造里は、海の幸旬鮮盛　はた、牡丹海老、本マグロでこの辺りのものではありませんが、醤油は早池峰醤油（はやちね）という花巻産。山葵は遠野市宮森産と書かれていました。早池峰は山の名前だと教えてもらいました。

焼き物は、選択で夫があわびの踊り焼きと前沢牛を頼んでいました。もちろんどっちもおいしかった！特にお肉は柔らかく山葵としょうゆを付けたらいうことなし。
この前にお酒がなくなり、ゼーレオオハサマのメルローとラタイ。夫と一杯ずつ。花巻のエーデルワインですが、これが金賞などを受けていておいしい。
エーデルワイン・・知らなかったけど、よかった。日本のワインの良さを長野で感じていたのだけど、花巻にもいいワインがありました。
それに・・何より、私が行きたかったソフトクリームとヨーグルトの店がこのそばにあるのです・・次回はぜひ‥と思いました。
私たちの給仕をしてくれていた若い男性は、ワインのことも料理のこともよく知っていて何か訊いたらちゃんと答えてくれるのに感心。出身は横手だというので前にかまくら館に行った話をしたらその近くの出身だと言っていました。いい青年でした。
サラダは、ひめかみ（八幡平）のサーモンサラダ。
蒸し物は気仙沼のふかひれが入っていました。
煮物は、南部そばがき　鴨ロース蕎麦の実餡。
食事は　銀河のしずく（ここにも銀河！）の新米、県産田舎味噌と地元野菜の「田舎風味噌汁」。香の物は大根の山葡萄漬け。
フルーツは、メロンとクイーンニーナ、シャーベット、抹茶ムースでした。
満足な食事でした。

食後、早い時間に始めたから空いているだろうといった大浴場。目論見通り独占で入れて気持ち良かった！
帰り便も行き同様キャンセルで余裕の12：10発だったのが9：20発になってしまい、朝食を食べられるかどうか・・ふつう7時半から始まるところ事情を話し、7時15分に用意してもらいました。7時に荷物をまとめ部屋を出て食事前にチェックアウト。
ここで一事件。前の旅館でもらっていたクーポンを使うつもりで夫がこちらのホテルのショップで買い物したのが、前のクーポンからでなく、こちらのクーポンから使われてしまい、前の旅館でもらったクーポンは使えなくなってしまいました。こちらで買ったお土産（必要がなかった南部鉄瓶をもう一つと南部美人の大吟醸）と私がしたエステのマッサージ代、夕食の酒代で足が出たようでした。どうも電子クーポンの使い方がよくわからない・・。翌日中なら使えると思っていたのに、新しいところのが来たら前のがなくなってしまうのか・・。

ともあれ会計を終わった7時10分に前夜世話をしてくれた青年が来て、食事の用意ができたと言ってくれたので食べました。
結構たっぷり。

飲み物は、花巻八重樫牛乳または岩手産林檎ジュースで、私たちはジュースにしました。
小鍋は、温泉湯豆腐。花巻産の有機豆腐を使用。
セイロ蒸し　帆立湯葉包み里芋饅頭
小鉢は旬の三種盛りとお浸し。
御飯は岩手県産ひとめぼれ
味噌汁の味噌はクラシック音楽で活性化し、早池峰霊水を使用した天然味噌。
サラダは、大根とトマトのサラダで自家製トマトドレッシング
焼き物は、焼き鮭と厚焼き玉子
デザートは。おおのミルク村ゆめヨーグルト

早食いの夫がさっさと食べ終えたとき、のどが詰まりそうになりながらも私はまだで、夫が先に出て荷物を積んで車を玄関口に持ってきてくれてようやく私が到着。味わう間もなかった・・。
コーヒーの用意もあると言ってくれたのですが、飲むことなく出ました。

空港へは30分ほどで途中ガソリンを補給して無事到着。

荷物を預け、チェックイン手続きをして余裕で搭乗し、離陸。伊丹に帰ってきました。

とにかくばたばたでした・・。

岩手・・思っていたより楽しめました。
和賀というところは知らなかったけど、いい宿だった山人にまた泊まりたいし、休館になっていた川村美術館にも行きたい。雫石や行ったことがない盛岡に足を延ばすのもよさそう。横手や田沢湖に行くのもいいかもしれない。そんなに動かず錦秋湖付近の自然を味わうだけでもいいかもしれない。
花巻ではほかの宿にも行ってみたい。行きそびれたエーデルワインと近くのヨーグルトとソフトの店にも行きたい。萬鉄五郎の美術館にも行きたい。

そんなことを考えています。

最後にもう一つ・・クーポンに縁がなかったのか、持って帰ってきた南部美人大吟醸・・もったいないことにうちに帰ってから夫が落として割ってしまいました・・。残念・・。