足摺岬周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 室戸岬~高知に引き続き、高知県の南岸を走って足摺岬を訪ねました。<br /><br /> 遥か昔、高校2~3年生の春休みに、友人との3人で旅した岬です。土佐中村市(現在の四万十市)から3時間ほどもバスに揺られて、南端の地を訪問した日々の記憶がよみがえりました。<br /> 大洋に屹立する白亜の足摺灯台も、洗濯板のような海岸の竜串も、当時の面影をそのまま絶景の中に留めていました。<br />   <br /> この「その2」には、高知~足摺岬~竜串~のようすを記しています。<br /><br /> 上の表紙の写真は、「竜串海岸」です。

2020 四国黒潮紀行② 高知~足摺岬~竜串

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2020/03/17 - 2020/03/21

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akkiy363672

akkiy363672さん

 室戸岬~高知に引き続き、高知県の南岸を走って足摺岬を訪ねました。

 遥か昔、高校2~3年生の春休みに、友人との3人で旅した岬です。土佐中村市(現在の四万十市)から3時間ほどもバスに揺られて、南端の地を訪問した日々の記憶がよみがえりました。
 大洋に屹立する白亜の足摺灯台も、洗濯板のような海岸の竜串も、当時の面影をそのまま絶景の中に留めていました。
   
 この「その2」には、高知~足摺岬~竜串~のようすを記しています。

 上の表紙の写真は、「竜串海岸」です。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  •  高知市から四万十市まで伸びている「高知道」に乗ります。

     高知市から四万十市まで伸びている「高知道」に乗ります。

  •  四万十市まで、あと108Kmです。<br /><br /> もちろん、その先、四万十市から足摺岬までは地道を50Km、1時間少々走らなければなりません。今日もまだまだ先は長い…。

     四万十市まで、あと108Kmです。

     もちろん、その先、四万十市から足摺岬までは地道を50Km、1時間少々走らなければなりません。今日もまだまだ先は長い…。

  •  午後4時、四万十市の少し手前の四万十町で自動車道を降りて、ガソリンを入れました。<br /><br /> この辺りの「高知道」は無料区間のため、どこで降りても料金はかかりません。

     午後4時、四万十市の少し手前の四万十町で自動車道を降りて、ガソリンを入れました。

     この辺りの「高知道」は無料区間のため、どこで降りても料金はかかりません。

  •  ガソリンを補給して、再度「高知道」に乗るために、降りてたインターへ戻ったのですが、この辺の「高知道」のインターチェンジは、「高知方面は行けるけれど、四万十方面は行けません」、あるいはその逆の、一方向しか行けないインターがほとんどです。<br /> 逆方向へ走りたければ、次のインターへ行って乗るしかないのです。<br /><br /> 私たちは、少し走って、「四万十町西IC」から、また乗りました。

     ガソリンを補給して、再度「高知道」に乗るために、降りてたインターへ戻ったのですが、この辺の「高知道」のインターチェンジは、「高知方面は行けるけれど、四万十方面は行けません」、あるいはその逆の、一方向しか行けないインターがほとんどです。
     逆方向へ走りたければ、次のインターへ行って乗るしかないのです。

     私たちは、少し走って、「四万十町西IC」から、また乗りました。

  •  それから10分、高知道の終点「黒潮拳ノ川IC」です。<br /><br /> これからは、国道56号~四万十市~321号~土佐清水~県道27号~足摺岬へと、海岸縁を走るドライブルートが待っています。

     それから10分、高知道の終点「黒潮拳ノ川IC」です。

     これからは、国道56号~四万十市~321号~土佐清水~県道27号~足摺岬へと、海岸縁を走るドライブルートが待っています。

  • 「高知道」を四万十町の終点で降りて、国道56号を南へ下ること15分、山中の道が海岸縁へ出たところに、展望休憩所がありました。<br /> 土佐西南大規模公園(佐賀公園)展望広場だと思います。佐賀港に停泊する船舶、その向こうには町並み、ずーっと視線を右に転じてくると、ここでも太平洋の大海原が広がっていました。

    「高知道」を四万十町の終点で降りて、国道56号を南へ下ること15分、山中の道が海岸縁へ出たところに、展望休憩所がありました。
     土佐西南大規模公園(佐賀公園)展望広場だと思います。佐賀港に停泊する船舶、その向こうには町並み、ずーっと視線を右に転じてくると、ここでも太平洋の大海原が広がっていました。

  •  視線を右に移して…、大海原が広がっています。<br /><br /> この旅行の間、とても気分がすっきりしていて、体調も良かったように思います。<br /> 『旅に出れば、当然そうなるんじゃないか』とも思われますが、この果てしなく広がる青い海を見ていると、気分が壮大になるという効果があったのではないでしょうか。<br />

     視線を右に移して…、大海原が広がっています。

     この旅行の間、とても気分がすっきりしていて、体調も良かったように思います。
     『旅に出れば、当然そうなるんじゃないか』とも思われますが、この果てしなく広がる青い海を見ていると、気分が壮大になるという効果があったのではないでしょうか。

  •  さらに右へ…。<br /><br /> この旅の途中で、道を歩くお遍路さんを何人も見かけました。ほとんどの方は一人で歩いてみえました。徒歩遍路の場合、全行程は50~60日ほどかかると言われるお遍路さん、出かけようと発願されることからして感服します。

     さらに右へ…。

     この旅の途中で、道を歩くお遍路さんを何人も見かけました。ほとんどの方は一人で歩いてみえました。徒歩遍路の場合、全行程は50~60日ほどかかると言われるお遍路さん、出かけようと発願されることからして感服します。

  •  道の左右の田圃には、早くも水が張られていました。<br /> 3月下旬、すでに田植えも近いようですね。

     道の左右の田圃には、早くも水が張られていました。
     3月下旬、すでに田植えも近いようですね。

  •  午後5時過ぎ、四万十川を渡って、国道56号から321号へ左折、

     午後5時過ぎ、四万十川を渡って、国道56号から321号へ左折、

  •  川沿いの道を南へ走ります。

     川沿いの道を南へ走ります。

  •  足摺岬まで、あと25Km。<br /><br /> ちょっとお腹が空いてきて、どこかで何かを食べようと思いながら走っていたのですが、四万十市を過ぎてからここまでレストランや食堂らしいお店は見当たらず。今夜の宿は、何時に到着できるのかはっきりしなかったので夕食なしで頼んであります。<br /> 321号沿いにはここまでコンビニも無く、食糧調達ができるのか、心配になってきました。

     足摺岬まで、あと25Km。

     ちょっとお腹が空いてきて、どこかで何かを食べようと思いながら走っていたのですが、四万十市を過ぎてからここまでレストランや食堂らしいお店は見当たらず。今夜の宿は、何時に到着できるのかはっきりしなかったので夕食なしで頼んであります。
     321号沿いにはここまでコンビニも無く、食糧調達ができるのか、心配になってきました。

  •  午後6時15分、土佐清水市に入ってきました。<br /><br /> 足摺岬までの最後の「市」です。…が、さすがは「市」、コンビニがありました。パンと飲み物、少しお菓子などを買って、これで今夜は餓死する心配はなくなりました。

     午後6時15分、土佐清水市に入ってきました。

     足摺岬までの最後の「市」です。…が、さすがは「市」、コンビニがありました。パンと飲み物、少しお菓子などを買って、これで今夜は餓死する心配はなくなりました。

  •  コンビニを出発してから5分、ナビが教える通り、海沿いの県道27号から左折して、足摺半島の山の中を走る県道348号に入ります。<br /> ところがこの山中の道は毎夜霧が出るとのこと、今日も濃霧で時速20~30Kmぐらいでしか走れません。今は27号にトンネルが抜けて走りやすい道になっているそうなのですが、ナビはみんな山中を抜ける道を教えるのだとか。<br /><br /> でも、この山道の途中、霧の中から一軒の「お食事処」の看板を掲げる店が…!

     コンビニを出発してから5分、ナビが教える通り、海沿いの県道27号から左折して、足摺半島の山の中を走る県道348号に入ります。
     ところがこの山中の道は毎夜霧が出るとのこと、今日も濃霧で時速20~30Kmぐらいでしか走れません。今は27号にトンネルが抜けて走りやすい道になっているそうなのですが、ナビはみんな山中を抜ける道を教えるのだとか。

     でも、この山道の途中、霧の中から一軒の「お食事処」の看板を掲げる店が…!

  •  入っていくと、サンドウィッチからうどん、ラーメン、親子丼、唐揚げ定食など、オールマイティの何でも食堂。私は「にぎり」を頼んだのですが、お腹が空いていたのでしょうか、いや、親父さんの腕が良かったのでしょう、鄙にはまれな味の良さでした。<br /><br />  大きく一息ついて、今夜の宿「足摺テルメ」へ…。もう、目の前です。

     入っていくと、サンドウィッチからうどん、ラーメン、親子丼、唐揚げ定食など、オールマイティの何でも食堂。私は「にぎり」を頼んだのですが、お腹が空いていたのでしょうか、いや、親父さんの腕が良かったのでしょう、鄙にはまれな味の良さでした。

      大きく一息ついて、今夜の宿「足摺テルメ」へ…。もう、目の前です。

  •  4日目。 午前8時、出発前に撮った、「足摺テルメ」の玄関前です。

     4日目。 午前8時、出発前に撮った、「足摺テルメ」の玄関前です。

  •  ロビー

     ロビー

  •  フロントで「足摺岬観光マップ」をもらって…。<br /><br /> まず、四国第38番札所「金剛福寺」の向かい側の駐車場に車を止めて、「足摺岬灯台」へ向かいました。

     フロントで「足摺岬観光マップ」をもらって…。

     まず、四国第38番札所「金剛福寺」の向かい側の駐車場に車を止めて、「足摺岬灯台」へ向かいました。

  •  駐車場から灯台へは、椿のトンネルをくぐっていきます。<br /><br /> 実は、ここ足摺岬へは、今をさかのぼること50有余年前、高校2年から3年になる春休みに、同級生との3人で旅行した思い出があります。<br /> 宿も予約せず、阿波の土柱を訪れたときは、見物していたら日が暮れてしまって、地元のお寺で泊めてもらったこともありました。<br /> ここ足摺岬では観光協会へ飛び込んで、紹介してもらった旅館へ泊りました。部屋の床の間に、「田宮寅彦の宿」の書があったことを思い出します。宿泊費は、朝夕食込みで450円ほどだったと思います。<br /> その旅のときにも、この椿のトンネルをくぐっています。

     駐車場から灯台へは、椿のトンネルをくぐっていきます。

     実は、ここ足摺岬へは、今をさかのぼること50有余年前、高校2年から3年になる春休みに、同級生との3人で旅行した思い出があります。
     宿も予約せず、阿波の土柱を訪れたときは、見物していたら日が暮れてしまって、地元のお寺で泊めてもらったこともありました。
     ここ足摺岬では観光協会へ飛び込んで、紹介してもらった旅館へ泊りました。部屋の床の間に、「田宮寅彦の宿」の書があったことを思い出します。宿泊費は、朝夕食込みで450円ほどだったと思います。
     その旅のときにも、この椿のトンネルをくぐっています。

  •  木立の間から、白亜の灯台が見えました。

     木立の間から、白亜の灯台が見えました。

  •  室戸岬で悟りを得た弘法大師「空海」は、その後ここ足摺へ足をのばしています。<br /> なので足摺には、弘法大師にまつわる数々の「不思議」が、この遊歩道沿いに点在しています。それを総じて「足摺七不思議」と呼んでいます。(七不思議とは、不思議が七つあるという意味ではなく、多くの不思議があるという意味だとか)<br /><br /> この写真は「弘法大師の爪彫り」といって、「南無阿弥陀仏」と六文字の妙号が彫られています。

     室戸岬で悟りを得た弘法大師「空海」は、その後ここ足摺へ足をのばしています。
     なので足摺には、弘法大師にまつわる数々の「不思議」が、この遊歩道沿いに点在しています。それを総じて「足摺七不思議」と呼んでいます。(七不思議とは、不思議が七つあるという意味ではなく、多くの不思議があるという意味だとか)

     この写真は「弘法大師の爪彫り」といって、「南無阿弥陀仏」と六文字の妙号が彫られています。

  •  標識に沿って「足摺灯台」へ

     標識に沿って「足摺灯台」へ

  •  足摺では、毎年2月になると「椿祭り」が行われるそうです。<br /> 断崖が続く足摺岬を椿の木立に守られて散策するようにと、地元の人たちが丹精込めて育ててくれたものですね。<br /><br /> 南国の足摺…、椿の花とともに春が訪れます。

     足摺では、毎年2月になると「椿祭り」が行われるそうです。
     断崖が続く足摺岬を椿の木立に守られて散策するようにと、地元の人たちが丹精込めて育ててくれたものですね。

     南国の足摺…、椿の花とともに春が訪れます。

  •  2月ごろに一斉に花開くという椿の花、私が訪れたこの日は盛りの花期は過ぎていて、散策道にいくつかの花々が零れ落ちていましたが、まだしっかりと開いているものも…。<br /><br /> 名残りの椿…ですね。

     2月ごろに一斉に花開くという椿の花、私が訪れたこの日は盛りの花期は過ぎていて、散策道にいくつかの花々が零れ落ちていましたが、まだしっかりと開いているものも…。

     名残りの椿…ですね。

  •  そして、木立を抜けると、また大海原が開け、海の青さが目に沁みます。

     そして、木立を抜けると、また大海原が開け、海の青さが目に沁みます。

  •  灯台の足下に来ました。<br /><br /> 1914年(大正3年)、初点灯。足摺岬灯台下の園地には、「田宮寅彦の文学碑」があって、小説『足摺岬』から「砕け散る荒波の飛沫が 崖肌の巨巌一面に 雨のように降りそそいでいた」の一文が刻まれています。

     灯台の足下に来ました。

     1914年(大正3年)、初点灯。足摺岬灯台下の園地には、「田宮寅彦の文学碑」があって、小説『足摺岬』から「砕け散る荒波の飛沫が 崖肌の巨巌一面に 雨のように降りそそいでいた」の一文が刻まれています。

  •  そしてまた、海…。見てください、この青さ!

     そしてまた、海…。見てください、この青さ!

  •  椿の並木道の切れ目から、また灯台が望めました。<br /><br /> 左手前は、足摺の七不思議のひとつ「汐の満干手水鉢」。岩の上に小さなくぼみがあって、汐が満ちているときは水がたまり、引いているときは水がなくなるといわれ、非常に不思議とされています。

     椿の並木道の切れ目から、また灯台が望めました。

     左手前は、足摺の七不思議のひとつ「汐の満干手水鉢」。岩の上に小さなくぼみがあって、汐が満ちているときは水がたまり、引いているときは水がなくなるといわれ、非常に不思議とされています。

  •  この岬は、寺田寅彦の小説「足摺岬」で主人公が自殺を決意してこの場に来たことから、自殺の名所として訪れる人が絶えないとのことです。<br /> 思い留まるようにとの呼びかけが、歩道の脇に建てられていました。<br /><br /> (小説では、宿の主人や同宿者の人情に触れた主人公は自殺を思いとどまり、この宿で知り合った人と…)

     この岬は、寺田寅彦の小説「足摺岬」で主人公が自殺を決意してこの場に来たことから、自殺の名所として訪れる人が絶えないとのことです。
     思い留まるようにとの呼びかけが、歩道の脇に建てられていました。

     (小説では、宿の主人や同宿者の人情に触れた主人公は自殺を思いとどまり、この宿で知り合った人と…)

  •  灯台がある、海に突き出た断崖の右手に、少し大きめの岩礁があります。<br /> よく見ると、その岩の先端にすでに一人の人影が…。<br /><br /> と…、一隻の船が近づいてきました。

     灯台がある、海に突き出た断崖の右手に、少し大きめの岩礁があります。
     よく見ると、その岩の先端にすでに一人の人影が…。

     と…、一隻の船が近づいてきました。

  •  舳先を岩礁に突きつけ、波で船が押し上げられたとき、先端に乗った人が「エイ」と飛び移ります。

     舳先を岩礁に突きつけ、波で船が押し上げられたとき、先端に乗った人が「エイ」と飛び移ります。

  •  釣り人の上陸を見届けたのち、船はまた引き返していきました。<br /><br /> この岩礁の先端に立って、何を釣るのでしょうね。<br /> 『国の父さん、室戸の沖で、鯨釣ったという便り…』。クジラかな?

     釣り人の上陸を見届けたのち、船はまた引き返していきました。

     この岩礁の先端に立って、何を釣るのでしょうね。
     『国の父さん、室戸の沖で、鯨釣ったという便り…』。クジラかな?

  •  椿のトンネルはまだまだ続きますが、右に曲がり、椿の木立を出て、「金剛福寺」を参拝します。

     椿のトンネルはまだまだ続きますが、右に曲がり、椿の木立を出て、「金剛福寺」を参拝します。

  •  椿の林を右折して、人の踏み跡のような小道を抜けていくと、県道27号に出ました。<br /> 右折して駐車場の方に戻ると、露天に岩石が置かれ、仏像が並ぶ一角に出ました。<br /><br />

     椿の林を右折して、人の踏み跡のような小道を抜けていくと、県道27号に出ました。
     右折して駐車場の方に戻ると、露天に岩石が置かれ、仏像が並ぶ一角に出ました。

  •  「金剛福寺」の一角でしょうね。<br />

     「金剛福寺」の一角でしょうね。

  •  その北隣に、「金剛福寺」の山門があります。

     その北隣に、「金剛福寺」の山門があります。

  •  ここ「金剛福寺」は第38番札所ですが、前の第37番札所「岩本寺」は高知県内ながら高岡郡四万十町にあり、距離にして80余km離れていて、車でならば約2時間余で到着できますが、歩いたら約30時間、3泊4日はかかるとのことです。四国霊場の札所間では最長距離で、まさに「修行の道」を歩まなければなりません。<br /> <br /> 大師御遺告の25条の第1条の中に「名山絶嶮の処、嵯峨孤岸の原、遠然(えんねん)として独り向ひ、掩留(おんる)して苦行す」とあるそうですが、「足摺」の地名は「足を摺る」=足を引きずって歩く…という、遠隔の地であることが由来ではないかと思ったりしました。

     ここ「金剛福寺」は第38番札所ですが、前の第37番札所「岩本寺」は高知県内ながら高岡郡四万十町にあり、距離にして80余km離れていて、車でならば約2時間余で到着できますが、歩いたら約30時間、3泊4日はかかるとのことです。四国霊場の札所間では最長距離で、まさに「修行の道」を歩まなければなりません。
     
     大師御遺告の25条の第1条の中に「名山絶嶮の処、嵯峨孤岸の原、遠然(えんねん)として独り向ひ、掩留(おんる)して苦行す」とあるそうですが、「足摺」の地名は「足を摺る」=足を引きずって歩く…という、遠隔の地であることが由来ではないかと思ったりしました。

  •  この寺でも、参拝中に、お遍路さんを見かけました。一人で参拝されていました。

     この寺でも、参拝中に、お遍路さんを見かけました。一人で参拝されていました。

  •  足摺が生んだ風雲児「ジョン万次郎」の銅像です。<br /> <br /> 50余年前に訪れたときは、この像も無かったし、椿の遊歩道はあったけれど舗装してありませんでした。でも、白亜の灯台と大きな青い海、そして椿の小道は変わらずあって、あの日に戻ることができたようです。

     足摺が生んだ風雲児「ジョン万次郎」の銅像です。
     
     50余年前に訪れたときは、この像も無かったし、椿の遊歩道はあったけれど舗装してありませんでした。でも、白亜の灯台と大きな青い海、そして椿の小道は変わらずあって、あの日に戻ることができたようです。

  •  午前10時、足摺岬をあとにして、「竜串海岸」へ向かいます。

     午前10時、足摺岬をあとにして、「竜串海岸」へ向かいます。

  •  足摺から竜串まで道は、県道27号の新しくトンネルが開通した新道を通っていくのが通常ですが、今日は海岸縁の…対向車が来たら広いところで待っていなければならない旧道を走りました。<br /> 50年前、路線バスに揺られて旅した道です。<br /><br /> 上の写真は「鵜の岬」。黒潮が、日本で一番先に陸地にぶつかるところだそうです。

     足摺から竜串まで道は、県道27号の新しくトンネルが開通した新道を通っていくのが通常ですが、今日は海岸縁の…対向車が来たら広いところで待っていなければならない旧道を走りました。
     50年前、路線バスに揺られて旅した道です。

     上の写真は「鵜の岬」。黒潮が、日本で一番先に陸地にぶつかるところだそうです。

  •  やがて道は新道と合流し、土佐清水市に入ってきました。

     やがて道は新道と合流し、土佐清水市に入ってきました。

  •  土佐清水市内、先の信号を右に曲がったところに、昨日飛び込んでパンなどを買った、命のコンビニがあります。<br /><br /> 今日、私たちは直進して、国道321号を竜串海岸へ向かいます。

     土佐清水市内、先の信号を右に曲がったところに、昨日飛び込んでパンなどを買った、命のコンビニがあります。

     今日、私たちは直進して、国道321号を竜串海岸へ向かいます。

  •  竜串まで、あと8Km。

     竜串まで、あと8Km。

  •  昨夜宿泊した「足摺テルメ」でもらって来たパンフレット。

     昨夜宿泊した「足摺テルメ」でもらって来たパンフレット。

  •  竜串海岸の駐車場を通り越して、レスト竜串前の駐車場まで行ってしまい、まず「足摺海底館」を訪れることにしました。

     竜串海岸の駐車場を通り越して、レスト竜串前の駐車場まで行ってしまい、まず「足摺海底館」を訪れることにしました。

  •  奇岩を削り、均して造った道を行きます。

     奇岩を削り、均して造った道を行きます。

  •  「足摺海底館」は、竜串海岸の右手に、海中7mの深さまでドームを沈め、周囲をガラス窓にして、泳ぎ回る魚たちのようすなどの海中を、居ながらにして見て楽しむことができる施設です。<br />

     「足摺海底館」は、竜串海岸の右手に、海中7mの深さまでドームを沈め、周囲をガラス窓にして、泳ぎ回る魚たちのようすなどの海中を、居ながらにして見て楽しむことができる施設です。

  •  ドームの中のらせん階段を降りると、廻りの窓の向こうに広がる海中には、テーブルサンゴの間を楽しそうに泳ぐ色とりどりの魚たちが待っているとか。<br /><br /> でも、この日は「春にごり」のせいで数mしか視界がきかないとのこと。受付の人が入館前に教えてくれて、今日はパスさせてもらいました。<br /><br />

     ドームの中のらせん階段を降りると、廻りの窓の向こうに広がる海中には、テーブルサンゴの間を楽しそうに泳ぐ色とりどりの魚たちが待っているとか。

     でも、この日は「春にごり」のせいで数mしか視界がきかないとのこと。受付の人が入館前に教えてくれて、今日はパスさせてもらいました。

  •  海底館への橋の上から、これから行こうと思っている「竜串海岸」が見えています。

     海底館への橋の上から、これから行こうと思っている「竜串海岸」が見えています。

  •  さて、次は「竜串海岸」。国道321号を少し戻って、車を観光案内所前の駐車場に止め、海岸への道を歩いて行きました。<br /><br /> 目の前には大きな堤防が聳えています。「50年前は、こんな景色じゃなかったなぁ」と思いつつ歩いていくと、堤防の手前に階段があり、それを上って堤防の上に立つと視界が開けました。50年前に見た、竜串海岸の奇岩帯です。<br /><br />

     さて、次は「竜串海岸」。国道321号を少し戻って、車を観光案内所前の駐車場に止め、海岸への道を歩いて行きました。

     目の前には大きな堤防が聳えています。「50年前は、こんな景色じゃなかったなぁ」と思いつつ歩いていくと、堤防の手前に階段があり、それを上って堤防の上に立つと視界が開けました。50年前に見た、竜串海岸の奇岩帯です。

  •  竜串海岸は、日本列島の創成期に当たるとされる約2,000~1,500万年前に堆積した砂岩と泥岩の地層が波食、風食を受け形成された奇岩風景で、今日も波風を受け変化を続けています。

     竜串海岸は、日本列島の創成期に当たるとされる約2,000~1,500万年前に堆積した砂岩と泥岩の地層が波食、風食を受け形成された奇岩風景で、今日も波風を受け変化を続けています。

  •  激しい風や波の浸食作用によってできた、「蜂の巣構造」と呼ばれる岩肌が特徴的です。

     激しい風や波の浸食作用によってできた、「蜂の巣構造」と呼ばれる岩肌が特徴的です。

  •  背後にある「臥竜山」から延びる岩礁が、風雨波浪に洗われ、奇勝奇岩の壮大な風景が現れました。<br /><br /> 50年前には、竜串という地名とも相まって、「竜の手足の先の爪のような地形だなぁ」という印象を受けました。<br /> 今回、竜串訪問を強く思ったのは、当時の思い出が深く心に残っていたからです。

     背後にある「臥竜山」から延びる岩礁が、風雨波浪に洗われ、奇勝奇岩の壮大な風景が現れました。

     50年前には、竜串という地名とも相まって、「竜の手足の先の爪のような地形だなぁ」という印象を受けました。
     今回、竜串訪問を強く思ったのは、当時の思い出が深く心に残っていたからです。

  •  「大竹・小竹」と呼ばれる景勝。一直線上に、丸みを帯びた節理が見られ、節のある竹のような形です。

     「大竹・小竹」と呼ばれる景勝。一直線上に、丸みを帯びた節理が見られ、節のある竹のような形です。

  •  地学教材の宝庫と言われている「竜串海岸」、まだまだ彼方まで続きます。<br /><br /><br />

     地学教材の宝庫と言われている「竜串海岸」、まだまだ彼方まで続きます。


  •  その先端は、太平洋の波に洗われています。<br /><br /> 今日は波も穏やかで、打ち寄せる小波が、龍の爪の先端に砕けて、キラキラと白い光を放っていました。

     その先端は、太平洋の波に洗われています。

     今日は波も穏やかで、打ち寄せる小波が、龍の爪の先端に砕けて、キラキラと白い光を放っていました。

  •  観光船に乗って、船でしか行けない海岸(空海も見残して帰ったということから「見残し海岸」と言われています)などもありますが、今日はこの辺りで切り上げることにしました。<br />

     観光船に乗って、船でしか行けない海岸(空海も見残して帰ったということから「見残し海岸」と言われています)などもありますが、今日はこの辺りで切り上げることにしました。

  •  最後に洗濯板の先端から見渡すと、先刻訪ねた「海底館」も見えています。<br /><br /> 50年前の思い出をなぞるのに欠けているところはないことを確認して、竜串海岸を後にしました。

     最後に洗濯板の先端から見渡すと、先刻訪ねた「海底館」も見えています。

     50年前の思い出をなぞるのに欠けているところはないことを確認して、竜串海岸を後にしました。

  •  時刻は午後12時45分、駐車場を出たところで、食堂を見つけました。<br /><br />

     時刻は午後12時45分、駐車場を出たところで、食堂を見つけました。

  •  地元の人たちの昼食で賑わっていて、私たちはカウンターに陣取りましたが、1時前になるとみんな引き上げていって、客は私たちともう一組、観光客の親子3人連れのみになりました。<br /> 「ネギトロ小丼とうどんの定食」850円(だったか?)、コーヒー付きです。営業時間は8時30分~15時まで。<br /> 海が大きくて青いせいか、食べるものもみんな美味しかったです!

     地元の人たちの昼食で賑わっていて、私たちはカウンターに陣取りましたが、1時前になるとみんな引き上げていって、客は私たちともう一組、観光客の親子3人連れのみになりました。
     「ネギトロ小丼とうどんの定食」850円(だったか?)、コーヒー付きです。営業時間は8時30分~15時まで。
     海が大きくて青いせいか、食べるものもみんな美味しかったです!

  •  お腹も膨れたし、あとは松山を目指すのみです。

     お腹も膨れたし、あとは松山を目指すのみです。

  •  宇和島市に入って間もなく、津島岩松ICから「松山道」に乗りました。<br /> 松山までは100Km少し、1時間30分ほどの行程です。

     宇和島市に入って間もなく、津島岩松ICから「松山道」に乗りました。
     松山までは100Km少し、1時間30分ほどの行程です。

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