2020/11/26 - 2020/11/26
465位(同エリア708件中)
akitaineさん
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六甲山の山上エリアに、神秘的な神社があると聞き行ってきました。
マイカー、ロープウェイ、バスと交通手段豊富で、アクセスも楽な六甲山は有名な観光地。
また、周囲には別荘や保養所が点在するリゾートでもあります。
その中にひっそりとある比命神社。古代の人から現在に続く祈りの場所でした。
交通機関を使って行ってもよかったけど、やはりここは下から歩かないと、、、と思い、阪急駅から徒歩で山上まで登りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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自宅最寄の駅から阪急・岡本駅に到着しました。朝8:30.
南側のメインの口ではなく、小さな北口から山に向かって歩きます。
12:00に六甲山上・ガーデンテラスで友人と待ち合わせ。3時間半歩けば到着と計算してあります。
阪急岡本駅ー八幡谷ー山の神ー打越峠ー住吉川源流ー西おたふく山ー六甲山上のコースです。 -
岡本駅から道を西北にとり、八幡谷の川に出てきました。
この坂をどんどん上っていきます。
途中の八幡神社あたりから勾配が急になり、結構キツイ。 -
舗装道路を登っていくと、駅から20分ほどで山道に入ります。
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静かな晩秋の山の道です。右側は谷。
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山の神付近に到着。腰掛ける場所もあるので休憩してもいいけど、40分くらいしか歩いていないので、もう少し先まで歩きたい。
山の神から道が複数延びていますが、地図と標識を見て、オーソドックスな道をたどります。 -
約1時間で、打越峠に到着。ここで小休憩。
明るい峠です。
左側の木にご注目! -
ほら!どなたかが造って飾っていました。クリスマスリース。
リースのところだけ陽が当たっています。
うれしくなりますね。 -
打越峠から道を北にとり、しばらく下ります。
途中に紅葉の群落がありました。 -
しばらく行くと住吉川源流に近づいてきました。
この辺りの道はかつての徳川道で石畳が少し残っています。
住吉川に沿うように北東に遡上します。
徳川道:
幕末、生麦事件をきっかけに江戸幕府が参勤交代の大名と外国人のトラブルを避けるために、外国人居留地等を迂回するルートとして突貫で造られたのですが、明治政府が別ルートの道を造り、結局、利用されなかったそうです。 -
徳川道に出てから20分くらい川に沿って登り、西おたふく山への分岐に着きました。ここで川を渡渉。
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川を渡った場所。
標識がきちんとついているので安心。 -
15分くらい歩くと左右の分岐道になります。この看板が目印。
ここで道を左にとります。 -
すぐ先に崩落注意の看板がありました。
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崩落現場。
しかし、山道は人一人は十分歩けるほどは残っていますから、注意して行けば大丈夫。 -
住吉川からひらすら登りです。かなり上まで登ってきました。
下界~神戸方面の海や大阪平野が見えてきました。 -
大阪平野の向こうに見えるのは、生駒山かな。
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もうすぐ尾根にたどり着く予定。周囲は明るく灌木が繁っています。
笹原の道になりました。 -
11:00尾根につながる舗装道路に出ました。
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舗装道路を少し歩いたところにあった案内板。
真っ直ぐ進むと尾根を通る自動車道に出会いますが、ほぼ平行して六甲全山縦走路がついているので、登山道を歩けます。
左下が目的地の六甲ガーデンテラス。 -
尾根に出て、まずはこの道を。
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自動車道を縫うように登山道がついています。何度も峰を登り下りして、、、。
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11:45ガーデンテラス到着!
3時間15分かかりました。
平日なのに、そこそこの人。車も結構駐車していました。 -
六甲お土産館の前のウッドデッキで小休憩。
フードコーナーは休業。椅子もコロナ対策で間隔を空けて座るように貼り紙がしてありました。
かつてはもっと賑やかだったのに。
変わらないのはここから見る景色と青い空。 -
では、お目当ての比命神社に行きましょう。
比命神社は地図には載っていないのです。
この地図は、ガーデンテラスから北に下ったカンツリーハウス付近。
このまま自動車道を左に取り、雲が岩、心経岩近くに神社があります。 -
まもなく右側の別荘地に入る支線(「近畿興産六甲山荘」の看板が目印)に入ります。神社の案内はありません。
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舗装道路を5分ほど進むと、舗装道路がなくなり、登山道が見えてきます。
ここではじめて「六甲比命大神」の案内板が出てきました。
そのまま登山道を進みます。 -
5分もしないうちに、道は左に下ります。
右側には、大きな岩。 -
神社に行く前にまず大きな岩に行きます。これは、仰臥岩。
その名のとおり、平面が平で、数人が寝てもいいような巨石です。
ここで寝たら、パワーもらえるのではないかな。 -
岩の裏には、神様を祀る石碑がありました。
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道を下ります。
神社手前にある雲が岩。
「法道仙人がこの地で修行中、紫の雲に乗った毘沙門天がこの岩の上に現れたと伝わります」と書いてあります。 -
雲が岩からは急な下り道。手すりと階段に助けられ、下ると神社の社が見えてきました。
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神社の社は開いていて、氏子らしき方々が整理などしていました。
ご本尊は、建物の裏の巨石の中にあります。 -
この岩の奥に比命神社のご神体・瀬織津姫が祀られています。
女性の神様のせいか、お花がたくさんお供えされていました。 -
ユリやシクラメンのお供え。
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後で調べたところ、この巨石は自然のものではなく、縄文中期に縄文人によって積み上げられた磐座だそうです。
多分、上にある仰臥岩もそうなのでは。
人が自然を畏敬し、巨石を祈りの対象としている事例は、世界で各地で見られます。私たちも心からお祈りしました。 -
もう一度社に戻り、内部の様子や資料を見ました。
先ほど出会った氏子さんたちに、「資料もあるから見ていってください」と気軽に声をかけていただいていました。
有料の資料やお守りなどもありますが、瀬織津姫の説明や聖徳太子との関わりなど、いくつも無料のペーパーもありました。
「比命」は「姫」に通じ、ご神体も瀬織津姫ということで女性に霊験あらたかな神社なのだそうです。
女性必見です。 -
よく巫女さんが鳴らす鈴もありましたので、鳴らしてみました。
シャンシャンと空気を清めるような音。
ありがたや~。 -
名残惜しいですが、神社を後にして元来た道を戻ります。
さらに右側に下ると、もう一つの巨石・心経岩がありますが、今回はあえて行きませんでした。また来ることを誓い、、、。 -
その後は、六甲ガーデンテラスまで戻り、ランチとお茶をしてのんびり過ごしました。
写真は、お茶をしたグラニットカフェ。窓際のカウンターからは、明石から大阪湾まで見える絶景が広がります。 -
窓から撮った景色。夕暮れ近くなってきました。
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注文した紅茶とチョコレートケーキ。
美味でした。紅茶はまあまあ。 -
グタグタ平地と同じ感覚で女子会していて気づきました。
すでに4時近く!
今日は山登りでもありました。
暗くなると下山は死活問題!
あわてて下山にかかります。
下り道は、六甲山上ーみよし観音ー神戸ゴルフ俱楽部横ー油こぶし―ロープウェイ下、まで歩く予定。
なんとか陽が残るうちにたどり着くだろうとがんばりました。
写真はゴルフ俱楽部手前の道。 -
神戸ゴルフ倶楽部は、日本最古のゴルフ場。
夕日がきれい。 -
どんどん暗くなってきたけど、海が近くなったような気がします。
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山道を抜ける直前のビュースポット。
淡い夕日に映える大阪湾と神戸の街並みがきれいです。
今日は、神秘的な神社を見て、清々しい歩きができ、楽しい1日でした。
有名な観光地でハイキングコースも整備されている六甲山。
知っているようでまだまだ知らない場所もあるのですね。
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