2019/07/27 - 2019/07/29
3507位(同エリア19688件中)
まさとしさん
7/27 羽田(100)~香港(440) 香港/先施賓館Sincere Guest House
7/28 香港 香港/先施賓館Sincere Guest House
7/29 香港(香港~広州南~珠海→マカオ→香港) 香港/先施賓館Sincere Guest House
7/30 香港 香港/先施賓館Sincere Guest House
7月末に香港を中心とした中国広東省・珠江デルタ地帯を訪問しました。このエリアは香港を追い詰めるように高速鉄道や海上橋など中国によるインフラ整備が急速に進んでいます。その現地報告です。
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今回HK Expressという航空会社を初めて利用することにした。値段は安くなかったが、片道で購入する必要があったのでこの航空会社を選ぶことになった。HK Expressは元々フルサービスキャリアだったらしいがLCCに方向転換したようだ。今ではキャセイパシフィック航空の子会社とのことだ。
チェックイン開始直後ということで予想通り長蛇の列。オンラインチェックを済ませていれば荷物を預ける列が進むのが早いがやっていない。今やることも可能だが面倒なのでのんびり待つことにした。
チェックインが早いからといって希望の席が割り当てられるわけではないし手続きが済んでも出発までまだまだ長い。やはりLCCは出発間際のチェックインが列も短くなりスムーズだったりする。
約40分待たされ搭乗券を受け取った。片道航空券だが香港出国の航空券の提示は求められず滞在日数だけ確認された。また座席は指定してなかったが希望を聞かれた。しかし窓際はすでに埋まっていたので通路側が指定された。LCCなのに座席の希望を聞いてくれるのは好感が持てる。チェックインを早く済ませていれば窓際に座れたということか。深夜便なので窓にもたれ掛かると楽なのだが残念だ。 -
出発まで2時間以上あるが搭乗口に向かうことにした。少し腹が減ってきたが香港まで我慢だ。出発は0時50分発。
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30分前に搭乗が始まった。機材はA320。香港までは4時間だ。
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翌朝、現地時間の午前4時前に香港に到着した。増築されたサテライトビルに到着。メインターミナルへのシャトル列車はこの時間は運行されていないのか連絡バスで移動することになった。入国審査を受ける前にシャワーを浴びることにした。
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到着エリア内にシャワーがあり、タオルはないがシャンプーやリンスは備え付けられている。今日は一日が長いのリフレッシュしておきたい。
入国審査を受けて到着ロビーに出た。この時間は同じく羽田空港からのANA便と到着客がかぶっており。週末ということで日本人客が多い感じだ。
到着ロビーに出て交通機関が動き出すまでの間しばらく待機しなくてはならない。この時間は公共交通機関はほとんど動いておらずオクトパスカードのチャージもできない。寝床を見つけたので朝まで横になることにした。 -
7時前に空港を出ることにした。オクトパスカードに前回の旅行で使い残した香港ドルを補充して市内へ向かう事にした。空港での両替はレートが悪いので極力避けたい。
まず空港からS1のバスで東涌駅へ出る。 -
東涌駅前の高層マンション。
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東涌駅からMTRで茘景駅乗り換えで旺角へ向かった。この方法が市内へ出る最安の方法だ。
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土曜の朝なので列車はそれほど混んではいないがガラガラという感じでもない。
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宿泊先がある旺角に到着。
宿は先達広場という電気街のモールが入る先施大廈の7階だ。今回は「クーロンホステル」という名前の宿を予約していた。初めての宿かと思っていたが、行ってみると以前泊まったことのあるドラゴンホステルと同じ受付で部屋も同じ場所だった。よくわからないがドラゴンホテルより安く予約することができた。とりあえず部屋には入れるのは午後2時以降なので宿に荷物を預かってもらい町に出ることにした。朝食は近くのマクドナルドの朝メニューで済ます事にした。
MTRで尖沙咀へ向かった。とりあえず両替を済ませなくてはならない。両替のため重慶大廈に向かったが土曜の9時前ということでほとんどの両替屋が閉まっていた。空いているのはレートの悪い両替屋ばかりだ。そんな中、丁度営業が始まった両替屋で一万円を715HK$とまぁまぁのレートで両替することができた。 -
尖沙咀プロムナードから香港島を眺める。
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スターフェリーで「香港動漫電玩節」、いわゆる香港コミケの会場がある灣仔へ向かう事にした。
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会場は海にせり出した巨大な香港會議展覽中心になる。灣仔の港から歩いて向かった。
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10時オープン。まだ開場前で長蛇の列は駅まで続いている。
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「香港動漫電玩節」は香港政府が主体になって開催されている漫画・アニメ・ゲームの祭典で5日間に渡って開催されている。この祭典に今年から同人誌の物販とアイドルイベントが行われるクリエイティブパラダイス(CP6)が組み込まれた。今回はCP6が目的だ。本来 は「香港動漫電玩節」と「クリエイティブ・パラダイス」は別々の日程で行われていた。
アイドルライブの終演後物販はないようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=u_VnPqwTO2M
https://www.youtube.com/watch?v=QsG-_K_t4eA -
コスプレイヤーは全体的に人数は少なめだが午後になり増えてきた。コスプレエリアだけなら入場料を払わなくていいようだ。完全屋内型のイベントなのでエアコンが効いていてかいてきだ。しかし人の熱気で若干蒸し暑く感じる。
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https://www.youtube.com/watch?v=oF1Pd4xba-c
https://www.youtube.com/watch?v=j_SKgDvDDEY -
香港初日の夕食は香港滞在の日程が重なっているO氏と西貢というエリアにあるシーフードレストランへ行くことになった。
17時に灣仔駅でOさんと合流、西貢ヘタクシーで向った。西貢におすすめのシーフードレストランがあるようで案内してもらう事になった。 -
向かった先は「全記海鮮酒家」というレストラン。
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新鮮な魚介類が生け簀の中にあふれかえっている。
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巨大なシャコ。
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O氏のお目当てはこれ。アサヒガニ。その見た目から「鎧蟹」とも呼ばれている高価な食材だ。
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とりあえず乾杯。
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空心菜。
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オーストラリア産のカニ。
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シャコの塩コショウ炒め。
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調理されたアサヒガニが出てきた。身がぎっしり入っていて見た目も食感もロブスターのような感じだ。
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貝のスープを頼んだが辛くてあまり食べられなかった。あるばる西貢まできたが、香港らしい海鮮料理を満喫、すばらしい食事だった。
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日が暮れた西貢、全記海鮮酒家の建物。
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海鮮街をあとに。
帰りはマイクロバスでMTR彩虹駅に出て旺角へ戻った。かなり長距離だがマイクロバスは定員制で席が埋まるとバス停に停まらないので速い。 -
旺角では許留山でマンゴのシェイク。
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そして焼小籠包の店に立ち寄った。旺角は食べ歩きのできる街で拠点にするにはいい環境だ。
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疲れたので宿に戻ることにした。まだ部屋に案内されてないのだ。とにかく今日は夜行明けで丸一日動き回ったので疲れた。足が痛い。
クーロンホテルとして予約しているが受付も部屋もドラゴンホステル。部屋は前回と同じ値段の2000円台だがシャワートイレ付きの部屋に案内された。重慶大廈ならこの値段での浴室付きはあるが、旺角では初めてで最高のコスパだ。前回泊まった時は共用トイレだった。 -
宿泊先のドラゴンホステル。
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朝食は宿の入るビルの隣にある「海景粥店」で食べることが多い。24時間営業で早朝の出発時や遅く宿に戻る際、小腹が空いた時にも重宝する。宿の周辺は他にも24時間の店があり何かと便利だ。
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おかゆには魚と豚の挽肉が入っていた。
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明日、香港に乗り入れた高速鉄道で広州へ向かいたいので切符を買いに駅へむかうことにした。高速鉄道の発着駅は新たに建設された「香港西九龍駅」からとなる。
旺角東駅の高架下から九龍駅に74番のバスで行けるらしく待っていたらマイクロバスがやって来た。 -
到着したのはエアポートエクスプレスの九龍駅。九龍駅からは高速鉄道の香港西九龍駅まで少し歩くことになった。
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モールの中を歩き、巨大な西九龍駅に到着。
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中国式の切符売り場。中国の主要都市にダイレクトで乗り入れる列車が多い。
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とりあえず明日の広州南への高速鉄道の切符を購入した。二等を予約。運賃は国際列車料金なので距離の割に高めだ。深圳からの倍以上の値段だ。
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ガラス越しに見下ろす巨大な空間には待合室がある。
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昼食は尖沙咀の「麦?雲呑面世家」でワンタン麺を注文した。プリプリのエビは美味しいが量が少し少なめだ。
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今日は日曜日の夜。そんな中、香港島北部でデモが過激化しているという情報を得たので現場に向かう事にした。今日は香港島北部で大規模なデモが行われているらしい。上環では警官と群衆が衝突しているとのことで向かった。MTRは通常運行している。上環駅に到着。地上に出ると腕にサランラップを巻きガスマスクをかぶった群衆が集まっていた。
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道路は歩行者天国状態でトラムは運休。
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道路標識は一部倒されている状態だ。
隣接する港湾施設からマカオへの船もすべて運休しているようだ。この運休でOさんはマカオから帰ってこられなくなってしまった。なので最近できた港珠澳大橋で帰ってくるらしい。デモ抗議の矛先である中国が作った橋が意外なところで役になってしまったのは皮肉としかいいようがない。 -
時折小競り合いがあり、催涙ガスが発射され煙に巻き込まれると目が痛くて開けていられない。とにかく体に悪そうだ。
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しかし警官も中途半端な立ち位置だ。中国の味方をしたいと思っている警官がどれくらいいるのか。警察側も何を目指しているのかわからずモチベーションも上がらないのではと思う。この日のデモは比較的規模が大きかったようだ。
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理由はわからないがMTRは上環駅より西は運休となった。
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夕食はマカオから戻ってきたOさんと尖沙咀で合流して「泰豊楼」というしゃぶしゃぶの店に行った。Oさんは無事に澳門から戻ってこられたようだ。
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しゃぶしゃぶ屋はOさんのお気に入り店で肉の量が半端ない。香港ではなかなか豪快に食事をする機会がなかったがOさんのおかげで昨日に続いていい経験ができた。
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翌朝、旺角。
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朝食は旺角にある飲茶の倫敦大酒樓(ロンドンレストラン)へ行くことにした。Oさんと待ち合わせて店に入った。この店はかなり前に来たことがある。
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飲茶はワゴンに乗せられた料理を自分で選ぶシステムだ。値段は比較的リーズナブル。
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とりあえずエビの蒸し餃子。
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鶏の蒸し足。
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米粉海老巻き
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チャーシューまんと挽肉の蒸し餃子。
朝食を終え、Oさんとはここでお別れだ。今日の便で帰国するようだ。 -
旺角から尖沙咀へ向かい地下鉄を乗り換えて柯士甸(オースティン)駅へ向かった。オースティン駅が香港に乗り入れた中国高速鉄道のターミナル駅である香港西九龍駅に直結している。佐敦駅から徒歩でのアクセスも可能だ。
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出発1時間半前に西九龍駅に到着した。切符は昨日買ってあるのでそのまま順路に沿ってホームに向かうことになる。最初に切符の名前確認と自動改札を通過して香港を出国した。
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免税店が並ぶ緩衝地帯を通過して中国の入国審査にやってきた。この先は中国支配下になる。この先すべてに中国の法律が適用され、中国に都合の悪いことは規制が入るので言論の自由も保障されない。香港の中心部に中国の領土が作られたような感覚で香港人はこの状況を快く思っていないようだ。従来からの国際列車である九広鉄道は香港出国は紅磡駅、中国の入国は広州東駅で行われていた。なので中国の入管や公安が香港領土に入り込んできたのは初めてのことで中国が侵略してきたと考える香港人は多いだろう。
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列車の待合室。中国国旗のワッペンをつけた中国の公安が巡回していた。
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昨夜のデモはかなり規模が大きかったようだ。このようなフリーペーパーも中国では検閲の対象になるのかもしれないが、持ち込んでしまった。
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列車の出発は10時5分発。15分前に改札が始まる。列車に乗る前に2回目の自動改札があった。
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広州南への切符。
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広州南行きの列車はCR400型の復興号で最新の車両だ。16両編成。
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今回利用するのは二等車両だが車内は豪華な雰囲気だ。実質初の国際高速鉄道で中国の香港乗り入れに対する意気込みが感じられる。しかし香港側の冷めた対応は駅周辺の閑散とした雰囲気から見て取れる。
列車は定刻通り出発。10分後に中国側の最初の駅である福田駅を通過。一瞬だけ外の光が入った区間もあったが深圳北駅までずっと地下を通る。15分後に深圳北駅を通過。終点の広州南駅まではノンストップで46分だ。
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旅行記グループ
2019年 広深港高速鉄道と港珠澳大橋
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