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山寺参拝でこの日の最低限のミッションは終えたが、お楽しみはもう一つ、天童市にある広重美術館だ。「広重がなぜ天童に?」これは誰しも抱く疑問だろう。これについてはパンフレットに書いてあった。以下はその概要。<br />「幕末、天童織田藩は度重なる出費で深刻な財政難に陥り、藩内外の裕福な商人や農民に献金を募ったり借金したりしたが改善されなかった。当時、歌川広重は江戸詰めの天童藩士と狂歌を通じた仲間で親しい関係にあった。そこで、江戸で有名な絵師・広重に依頼して藩のために肉筆画を大量に描いてもらい、献金に対しての褒美や借金返済の代わりとして藩民に与えた。」これで謎が解けた。<br />なお前日まで展示入れ替え期間で、訪問当日10月2日から「浮世絵でめぐる諸国の旅」展示が始まっていた。ラッキーだった。<br />

天童市で広重美術館を訪問

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2020/10/02 - 2020/10/02

14位(同エリア218件中)

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sio爺

sio爺さん

山寺参拝でこの日の最低限のミッションは終えたが、お楽しみはもう一つ、天童市にある広重美術館だ。「広重がなぜ天童に?」これは誰しも抱く疑問だろう。これについてはパンフレットに書いてあった。以下はその概要。
「幕末、天童織田藩は度重なる出費で深刻な財政難に陥り、藩内外の裕福な商人や農民に献金を募ったり借金したりしたが改善されなかった。当時、歌川広重は江戸詰めの天童藩士と狂歌を通じた仲間で親しい関係にあった。そこで、江戸で有名な絵師・広重に依頼して藩のために肉筆画を大量に描いてもらい、献金に対しての褒美や借金返済の代わりとして藩民に与えた。」これで謎が解けた。
なお前日まで展示入れ替え期間で、訪問当日10月2日から「浮世絵でめぐる諸国の旅」展示が始まっていた。ラッキーだった。

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー ANAグループ

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  • 画像右下に見えるドアから入っていく。<br /><br />

    画像右下に見えるドアから入っていく。

  • 画像左がドアになる。<br />入館後は、検温と簡単な書類記入があった。なおここでGoToクーポンが使えたので、二人分の入館料は実質無料に近かった。

    画像左がドアになる。
    入館後は、検温と簡単な書類記入があった。なおここでGoToクーポンが使えたので、二人分の入館料は実質無料に近かった。

  • 画像は受付カウンター奥の1階ロビー周辺。企画展「浮世絵でめぐる諸国の旅」の作品は撮影禁止。これはまあ仕方がない。版画作品63点はほとんどが初代広重で、二代広重が3点だった。肉筆画は5点のうち初代広重は1点で、後は三、四、五代広重の手によるものだった。<br /><br /><br />

    画像は受付カウンター奥の1階ロビー周辺。企画展「浮世絵でめぐる諸国の旅」の作品は撮影禁止。これはまあ仕方がない。版画作品63点はほとんどが初代広重で、二代広重が3点だった。肉筆画は5点のうち初代広重は1点で、後は三、四、五代広重の手によるものだった。


  • 展示室は1階と2階に分かれており、画像は2階展示室の入口付近。<br />広重が初代から五代までいることに驚いたが、制作年代は三代広重が明治前期、四代広重が大正14年、五代広重が昭和中期と記載があった。あくまで自分のシロウト感想だが、代を重ねるごとに作風も初代から離れていくように感じた。<br />

    展示室は1階と2階に分かれており、画像は2階展示室の入口付近。
    広重が初代から五代までいることに驚いたが、制作年代は三代広重が明治前期、四代広重が大正14年、五代広重が昭和中期と記載があった。あくまで自分のシロウト感想だが、代を重ねるごとに作風も初代から離れていくように感じた。

  • 「片岡銀作 押型コレクションコーナー」という展示があった

    「片岡銀作 押型コレクションコーナー」という展示があった

  • 刀剣の展示だ

    刀剣の展示だ

  • 2階の企画展示室の右にもう一つ展示室があったので入ってみて、アッと驚いた。いきなりの「月に雁」だ。まさかと思ったが、当然まさかだ。この展示室には広重をはじめとする超有名な作品の複製が展示されていた。ちょうどスタッフの方がいたので撮影について聞くと「いいですよ」といとも簡単に返答してくれた。ここにこの展示があるということで、しばし名品の複製をご鑑賞ください。<br />(複製に興味がない方はスルーしてください)

    2階の企画展示室の右にもう一つ展示室があったので入ってみて、アッと驚いた。いきなりの「月に雁」だ。まさかと思ったが、当然まさかだ。この展示室には広重をはじめとする超有名な作品の複製が展示されていた。ちょうどスタッフの方がいたので撮影について聞くと「いいですよ」といとも簡単に返答してくれた。ここにこの展示があるということで、しばし名品の複製をご鑑賞ください。
    (複製に興味がない方はスルーしてください)

  • 「木曽路之山川」(歌川広重)

    「木曽路之山川」(歌川広重)

  • 「東海道五拾参次之内 蒲原 夜之雪」(歌川広重)

    「東海道五拾参次之内 蒲原 夜之雪」(歌川広重)

  • これは「富嶽三十六景 凱風快晴」で葛飾北斎作(複製)

    これは「富嶽三十六景 凱風快晴」で葛飾北斎作(複製)

  • 次は何と東洲斎写楽の「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」(複製)

    次は何と東洲斎写楽の「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」(複製)

  • 複製紹介の最後は、喜多川歌麿の「高名美人六歌撰 難波屋おきた」

    複製紹介の最後は、喜多川歌麿の「高名美人六歌撰 難波屋おきた」

  • 同展示室内には「彫り・刷りの現場」と題する展示があった。<br />彫りと刷りの手順を説明し、一つの作品がどのようにして出来上がるかを説明していた。

    同展示室内には「彫り・刷りの現場」と題する展示があった。
    彫りと刷りの手順を説明し、一つの作品がどのようにして出来上がるかを説明していた。

  • 下絵ができたら、ここが刷りの手順のスタートだ<br />

    下絵ができたら、ここが刷りの手順のスタートだ

  • ここから刷りの手順が一枚一枚紹介される(左から右に進む)。<br />一つの額縁の左半分でどこを刷るか示し、右半分に刷った全体像が示されている。

    ここから刷りの手順が一枚一枚紹介される(左から右に進む)。
    一つの額縁の左半分でどこを刷るか示し、右半分に刷った全体像が示されている。

  • 左から右の順に刷りを重ねていき、

    左から右の順に刷りを重ねていき、

  • 16の画像では、額縁内左側の部分を刷って右側の作品になる。とてもわかりやすい展示だ。

    16の画像では、額縁内左側の部分を刷って右側の作品になる。とてもわかりやすい展示だ。

  • これが完成品だ。17というのは刷りの回数だろう

    これが完成品だ。17というのは刷りの回数だろう

  • この日は山寺と広重美術館訪問というミッションを完了したので、後はお楽しみタイム。天童といえば出羽桜だ。ここで1本お買い上げ。駐車場を出る際に気付いたが、ここは出羽桜美術館のすぐ近くだった。

    この日は山寺と広重美術館訪問というミッションを完了したので、後はお楽しみタイム。天童といえば出羽桜だ。ここで1本お買い上げ。駐車場を出る際に気付いたが、ここは出羽桜美術館のすぐ近くだった。

  • 天童を出発して河北町に行って買い物をして、この日の宿泊地である蔵王温泉に向かった。途中、休憩がてらここに寄って少し買い物をした。ここから蔵王温泉に向かうが、道はかなりクネクネで狭い山道だった。

    天童を出発して河北町に行って買い物をして、この日の宿泊地である蔵王温泉に向かった。途中、休憩がてらここに寄って少し買い物をした。ここから蔵王温泉に向かうが、道はかなりクネクネで狭い山道だった。

  • ようやくKKR白銀荘に辿り着いた。<br />チェックイン時にハプニングがあった。クチコミにも書いたが、宿泊者名簿に名前がなく、調べてもらったら別の日の予約に入っていたそうだ。河北町から蔵王まで高速で来たので少し早めに到着したが、今からは夕食は間に合わないとのこと。GoToも使えないということだった。しかしフロントスタッフの懸命の努力で、部屋と翌日の朝食は確保してくれて、夕食無し以外はほとんど予約通りに設定してくれた。感謝。

    ようやくKKR白銀荘に辿り着いた。
    チェックイン時にハプニングがあった。クチコミにも書いたが、宿泊者名簿に名前がなく、調べてもらったら別の日の予約に入っていたそうだ。河北町から蔵王まで高速で来たので少し早めに到着したが、今からは夕食は間に合わないとのこと。GoToも使えないということだった。しかしフロントスタッフの懸命の努力で、部屋と翌日の朝食は確保してくれて、夕食無し以外はほとんど予約通りに設定してくれた。感謝。

  • 建物は古いが、部屋は和室で狭くはなかった。

    建物は古いが、部屋は和室で狭くはなかった。

  • 古めかしい洗面台だが、トイレと別だった。なおここから蔵王スキー場が目の前に見えた。

    古めかしい洗面台だが、トイレと別だった。なおここから蔵王スキー場が目の前に見えた。

  • やや遠くに見えるスキー場

    やや遠くに見えるスキー場

  • ゲレンデもハッキリ見えた

    ゲレンデもハッキリ見えた

  • 旅の相棒、ヴィッツを部屋の窓から眺める

    旅の相棒、ヴィッツを部屋の窓から眺める

  • ホテルを出て向かったのは、山形酒ミュージアム。

    ホテルを出て向かったのは、山形酒ミュージアム。

  • 満を持して行ったつもりだが、驚きの「準備中」CLOSEということだ。ドアの張り紙には11:00~17:00と書いてあった。到着時17:00を1~2分過ぎていたと思うが、ネット情報ではPM10:00ぐらいまで営業のはずだった。それならそれで、ネット上でも表示してほしかった。

    満を持して行ったつもりだが、驚きの「準備中」CLOSEということだ。ドアの張り紙には11:00~17:00と書いてあった。到着時17:00を1~2分過ぎていたと思うが、ネット情報ではPM10:00ぐらいまで営業のはずだった。それならそれで、ネット上でも表示してほしかった。

  • それならと、食事できるところを探したが、どこも開いてなかった。仕方がないのでホテル近くのコンビニで食材と飲料を調達。度重なるダメージを逆手にとって、大いに部屋飲みを楽しんでやった。

    それならと、食事できるところを探したが、どこも開いてなかった。仕方がないのでホテル近くのコンビニで食材と飲料を調達。度重なるダメージを逆手にとって、大いに部屋飲みを楽しんでやった。

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