圓福寺（横浜市戸塚区舞岡町）－2020年秋

2020/11/13 - 2020/11/13

　横浜市戸塚区舞岡町にある圓福寺（https://4travel.jp/travelogue/10544102）は浄土宗のお寺で天龍山圓福寺という。開山は分受で、天正年間（1573年～1593年）に創建された。元禄年間（1688年～1704年）には本堂の他に観音堂を備え、ここの観世音菩薩像は立像（長六寸）の十一面観音で、恵心作と伝え、鎌倉三十三霊場20番だったという。
　数年振りに圓福寺を訪れた。
　前回は門前に鎮座する中央の石仏（寛文13年（1673）銘）を庚申塔としていたが、今日、台座を見ても三猿は見られなかった。門前には石仏と2体躯のお地蔵さまと2基の五輪塔と宝篋印塔を祀っているのだろう。しかし、驚いたことに門柱脇に庚申塔（元禄8年（1695年）銘））と割れた双体道祖神が祀られている。これは舞岡町の常玄寺と円福寺の間の十字路（円福寺側）にあったもの（https://4travel.jp/travelogue/10552432）を移設したのであろう。
　境内に聳えていたヒムロの木は根本から伐採され、枝を払われた銀杏の木だけになっていた。
（表紙写真は圓福寺本堂）

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

圓福寺門前の庚申塚。

2基の五輪塔と宝篋印塔。

石仏（寛文13年（1673）銘）。

2躯のお地蔵さま。

庚申塚。
前回（2011/02/06）にはなかった庚申塔と道祖神だ。

庚申塔（元禄8年（1695年）銘）。「元禄八亥年」と彫られている。

双体道祖神。首辺りで割れている。

圓福寺の門柱。

圓福寺境内。

「歴代上人之塔」。

「圓福寺歴代住職碑」。

水場。

圓福寺本堂。

圓福寺本堂に掛かる「圓福寺」の扁額。

庫裡。