2020/11/03 - 2020/11/03
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chiaki-kさん
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長崎県佐世保市針尾にある浦頭港(うらがしらこう)は、太平洋戦争終結後の1945年10月から1950年4月まで、主として大陸方面からの引揚者1,396,468人が上陸した港。引揚者の多くは栄養失調や下痢・皮膚病、敗戦の失意と迫害のために疲労困憊の状況だったが、上陸後、消毒のためDDTの消毒を浴びた後、7kmの山道を歩き佐世保引揚援護局までたどり着き、諸手続きを終えると衣服や日用品の支給を受け、2・3泊後、南風崎(はえのさき)駅からそれぞれの故郷へ向かった。
1950年5月に佐世保引揚援護局は大村市に移転し、閉局となるが、1983年2月、この歴史的事業を記憶・保存するため「佐世保市浦頭引揚記念公園建設促進同盟期成会」が結成され、1986年3月に「浦頭引揚記念公園」が完成する。さらに5月には「資料館」も完成、「平和の像」「引揚者の像」の除幕式が行われた。
なお、佐世保引揚援護局の跡地は、テーマパーク・ハウステンボスとなり、静かになった浦頭港には2020年7月、大型クルーズ船が停泊できる「佐世保港浦頭クルーズターミナル」が完成している。
2024/03/11 一部修正
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11/3
9:00に自宅をスティングレーで出発。無料化された三才山トンネル・松本トンネルを通ってR19へ。途中、流通団地前にある丼ぶり専門店で海鮮丼を購入して、11:20に信州まつもと空港到着。 -
信州まつもと空港の駐車場は何日駐めても無料。結構な数のマイカーが駐まっていた。
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この空港を利用するのは、これで3回目。前回は2008年の北海道行きだったので何と12年ぶり。阿部知事さん、ごめんなさい。国際便が飛んだら、もっと利用しますね。
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エプロンには、これから搭乗するフジドリームエアライン・FDA205便が預け荷物積み込み中。
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時間がきたので搭乗。機種はエンブラエルERJ175。ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル社が製造・販売している小型ジェット旅客機で86人乗り。FDAは2019年現在170と175を併せて16機保有するが、全機種カラーが違うという特徴がある。
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機内の様子だが、GoToトラベル効果が効いたようで何と満席! そういえば○ラピックスの札を付けた方も散見した。
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12:45 FDA205便は定刻でゲートを離れる。エプロンには地上整備員さんがお見送り。
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空港の周囲は公園となっており、公園にいる方達も手を振って見送ってくれた。こういうのは初めての体験だったので、ちょっと、うれしい。
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松本市上空を北に向かって上昇中。眼下に見えるのは松本ICと松本の中心市街地。
*参考までに、翌年撮影した離陸シーンをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=jsqV2M-OGOM -
ある程度上昇したFDA205便は左へUターンしてさらに上昇。右手の窓には新雪を頭にかぶった北アルプスの山々がきれいに見えてきた。
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イチオシ
槍・穂高連峰もこのとおり。
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こちらは乗鞍岳。
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サービスはチョコとアップルジュース。
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1時間30分ほどのフライトでFDA205便は福岡市上空へ。ヨーロッパまで13時間もかかるのがうそのよう。窓からは福岡ドームや大濠公園などが見える。
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国内ターミナルG2に到着。この後は忙しかったので写真はありません。
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国内ターミナル前に、居並ぶレンタカー屋からチョイスしたのはバジェットレンタカー福岡空港店。久びさの登録車をドライブして、九州縦貫自動車道を快調に飛ばし、鳥栖JCを右折して長崎自動車道へ。写真は小城PAで休憩中に撮影した今回のレンタカー、スズキ・スイフト。走行距離はまもなく10万kmにもなる、かなり走り込んだ車だった。
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今夜の宿は佐世保市内にある「サンウェストホテル佐世保」。写真は翌朝撮影。中心街にあるホテルとしては静かで、朝食もおいしく、良いホテルだった。詳細は口コミをご覧ください。
https://4travel.jp/dm_hotel_tips_each-14195565.html -
フロントで初めてもらった「地域共通クーポン券」は、今夜の居酒屋代で消えました。
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夕食は外食なので、街へ繰り出す。佐世保は初めての街だが、賑やかだった。
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ホテルから3分の「魚民」に着陸。とりあえずビール。
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左上:シーザーサラダ
右上:豚肉もやしネギ炒め
左下:鶏皮唐揚げ
右下:デザートのパフェ
どれもおいしゅうございました。 -
11/4
6:30 最上階で朝食。屋上から佐世保の街を撮影。 -
明かりの付いている部屋が朝食会場。
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朝食は安定のバイキング。クラムチャウダーがおいしかった。
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8:15 ホテル出発後、近くの干尽公園(ひづくしこうえん)に寄る。正面に見えるのは、
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米海軍の佐世保港。イージス艦のような艦船と、
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ヘリ空母のような艦船が停泊していた。
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右手には海上自衛隊の護衛艦。
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無料の駐車場があるが、文章での道案内は難しいのでNETで探してね。
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8:55 佐世保市街からR205→R202を15分ほど移動すると浦頭引揚記念公園内にある「引揚記念館」に到着。9時開館なので5分ほど待つ。なお、このレンタカーは鹿児島ナンバーであることを発見。
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1945年10月から1950年4月までの方面別引揚者は図の通りだが、国内7カ所に設けられた引揚援護局の中ではこの浦頭が遺体・遺骨を含めると一番の人数である。
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引揚船の写真が飾ってあったが、この他に米軍のLST・上陸用舟艇も使われたようだ。
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浦頭港は小さな港なので大型船は接岸出来ず、伝馬船に乗り換えて上陸した。なぜ、大型船が付けられる佐世保港では無かったのかというと、佐世保港はすでに米海軍が使用していたから。
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上陸後まず検疫とDDT散布が行われ、
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大人も子供も兵士も7kmの山道を、援護局まで歩いて行った。
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これが、当時の佐世保引揚援護局。現在のハウステンボス。手前にある橋の一部が破壊されているが、もともとは軍関係の施設だったのでおそらく爆撃されたのだろう。
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援護局では、諸手続きを終えると衣服や日用品の支給を受け、2・3泊して疲れを癒やすのだが、こんな密な状況ではグッスリと寝ることも出来なかったことは容易に想像できる。
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そして、2.5km先の南風崎駅まで再び歩いて移動する。よく見ると向こう側に列車が止まっている。
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南風崎駅で東京や大阪方面へ直通の特別列車に乗り込む引揚者。
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車内はこんな感じで、これまた超密。こんな状態で10数時間も列車に揺られていった。しかし、行く先には懐かしい故郷が待っていると思えば、苦労も乗り越えられたのかも知れない。
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1949年1月にやってきた引揚船「ぼこた丸」にはフィリピン方面で埋葬されていた遺体4,515体と遺骨307柱が無言の帰国。浦頭で荼毘に付されたが、1月13日から2月12日までかかった。
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「引揚記念館」には1時間ほどいたが、この間、他の参観者は無く、高齢の管理人さんが1人居ただけだった。それでは港の方へ行ってみよう。
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浦頭港に設置された「引揚第一歩の地」の碑(再掲)。
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港には「婆羅門観光」という観光船が数台停泊していた。
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そして林の向こう側になにか新しい建物が見える。
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「佐世保港浦頭クルーズターミナル」という名の大型クルーズ船も着岸できる埠頭とターミナルビルが出来ていた。昔は引揚者で混雑した浦頭港が、これからは海外からの観光客で混雑するとはビックリ。
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2017年、国は佐世保港を「国際旅客船拠点形成港湾」に指定。国と佐世保市、そして「コスタ○○○」という名の船でお馴染みのクルーズ会社「カーニバル社」が連携して拠点施設を整備する協定を結んだ。
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ターミナルビルはカーニバル社が整備し、埠頭は国が、そして市は大型バス130台が駐車できる駐車場と近辺道路を整備することになり、2020年7月に施設は完成するが、コロナ禍の影響でクルーズ船はまだ1隻も入港していない。
*コロナ禍も終了したので、ぼつぼつ入港しているらしい。 -
最後に寄ったのはJR大村線・南風崎(はえのさき)駅。
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無人駅なのでちょっとホームにお邪魔する。ホームの先にあるのはハウステンボスのオフィシャルホテルである「ホテル・オークラ・JRハウステンボス」。
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そして、ハウステンボスのランドマークタワー、ドムトールンも見えた。ハウステンボスは2007年に行ったので、今回はパス。
https://4travel.jp/travelogue/11621623 -
今回の九州行きを望んだのはカミさん。実を言うとカミさんの両親は太平洋戦争中、北京に居住しており、1946年2月に引揚船で、ここ浦頭港に上陸している。カミさんはその後の生まれなので、引揚とは縁が無いが、当時2歳10ヶ月の兄の手を引き、生後7ヶ月の姉を背負った、すでに他界した両親の74年前の姿が今、走馬燈のように脳裏をよぎったかも知れない。
これで「2020年 長崎・熊本・福岡旅行記1:佐世保・浦頭港」は終了です。やや重い内容の旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
2024/03/11 一部修正
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この旅行記へのコメント (3)
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- azumino_kakuさん 2021/05/02 19:46:11
- こんばんは、
- 拙い紀行をお読みいただきありがとうございました。
三才山トンネルは帰省の際に使うのですが無料化されたのは存じませんでした。
これからもよろしくお願い申し上げます。
- chiaki-kさん からの返信 2021/05/04 05:39:36
- 人生そのものが旅
- ・
azumino_kakuさん、おはようございます。
こちらこそ、野辺山・清里旅行記に”いいね”をありがとう
ございます。
”人生そのものが旅なのである”良い言葉ですね。
2009年に、この旅行サイトに旅行記をUPしはじめて、はや12年。
齢も70代となり、あと、どれくらい旅を続けられるのか解りま
せんが、多分この世と別れる日まで、旅は続くものと、私も
思います。
HNから推測すると安曇野のご出身のようですが、私も信州・佐久
の生まれで、現在も佐久市内に暮らしています。
今、家の近くでは佐久バルーンフェスティバルが開催されていま
すが、無観客ということで、少し寂しいイベントになりました。
旅行記にUPするかどうか、考え中です。
同郷のよしみ、という訳ではありませんが、これからもよろしく
お願いいたします。
chiaki-k
- azumino_kakuさん からの返信 2021/05/06 21:59:21
- 今後ともどうぞよろしくお願い致します
- chiaki-kさま、
こんばんは。ご返信ありがとうございます。
フォートラベルの紀行12年も続けていらっしゃるのですね。素晴らしいです。
私はようやくまだ2年めです。
ご賢察のとおり、安曇野出身で、松本や塩尻にもおりました。いまは都内多摩地区在住です。
COVID19がおさまるまでは各種イベントにどうしても影響がでてきますね。
同郷のよしみ・・ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
azumino_kaku
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