錦秋の鳴子峡 まったり温泉旅 【宮城県 鳴子の紅葉2020】

2020/11/03 - 2020/11/04

Go toトラベルで旅する事がまだどことなく周りの目を気にしながら
だった頃祖父母のお墓参りがてら紅葉を観に行こう！と誰に言い訳する
でもなく理由をつけて母の生まれ故郷近くの鳴子温泉に宿を取った。

予定が近づき母の生家の伯母へ「お墓参り行くからお線香だけ用意して
もらえる？こんな時期だから家には上がらないからね。」と連絡すると

「誰が来るの？５人？！横浜からそんなにゾロゾロ何しに来るの。」
「紅葉？わざわざ？それなら直接鳴子行けばいいじゃない。」
とあからさまに拒絶されてしまった・・・！！

こちらとしては車で窓越しに顔だけでも見られれば。と、かなり気を
つかったつもりだったが横浜から親戚が訪ねてきたことが周りにバレ
たら大変な事になるとばかりに敷地にも入るなと言われてしまった。
連日感染者３桁に慣れ100人でも少ないねなんて思ってしまう慢性化
状態の都心に比べ地方のコロナに対する警戒と世間体の問題は想像を
はるかに超えていたのだ。

エリア 鳴子温泉(宮城)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

母の故郷、岩出山は伊達政宗が幼少期を過ごした
伊達氏ゆかりの地だ。
１時間に１本程しかない陸羽東線沿線にあり岩出山
から新庄方面へさらに行くと鳴子温泉がある。

今回私とおなじみシニア3人組は新幹線で移動。
弟が夜のうちから車で向かい古川駅で合流しました。
岩出山の伯母宅をそっと通り過ぎまずはお墓参りへ。

その後宿へ向かう前に鳴子ダムへと立ち寄ります。

交通機関の予約のみではGo to割の対象にならないが
JR東日本が独自にやっている『お先にトクだねスペシャル』
で安く買う事ができました。

※お先にトクだねスペシャル　販売期間：2021年3月31日まで
えきねっと会員限定、列車・席数・区間限定、インターネット
予約限定で50％オフになる。乗車日の１カ月前から20日前まで
販売。販売数に上限があるとされているが数は公表されていない。

■えきねっと
https://www.eki-net.com/top/tokudane/kakaku_osakini_sp.html

但し、きっぷには設定区間があり指定駅以外では設定する事
が出来ません。（区間内であれば設定駅以外での乗降りは可）

私達は東京⇔古川で購入したいのですがやまびこの設定駅は
古川駅手前の仙台かその先の一ノ関になってしまうので
東京⇔一ノ関で購入　片道6430円です。
（通常特急券指定　乗車券つきで12850円）

紙の乗車券では購入できず「新幹線eチケットサービス」
を利用する事が条件となるのでSuicaを事前に登録し
自動改札でピっと通過。
本当に通れるのかドキドキでしたがすごい便利でした♪

新幹線が6430円なんて信じられないですよね～。
そしてこの絶景ですよ。最高だーーーー！！
東北新幹線だけではなくJR東日本の在来線特急
など幅広く利用できます。

何度か道路から鳴子ダムを見下ろしたことはあるけど
こうしてちゃんと訪れたのは初めてかも。
到着した時いい天気だったのに山の天気は変わりやすい。

冷たい風が吹きつけてポツポツと雨が降って来た。
母はダムが怖いと車に戻ってしまった。
こんなに素晴らしいのに入場も駐車場も無料なんて
商売っ気がないよね～

みんな鳴子峡の方に行ってるんだろうな。
あちらは紅葉がだいぶ進んでいるので私も本当は
そうしたかったけど午後からじゃ駐車場もいっぱい
だろうし渋滞で入れるかもわからない。

その点鳴子ダムは全然人がいない。
ダムの上に私だけの瞬間もあったし勿体なさすぎる。
もっとここの良さは知られていいと思うわ。

声を大にして言う。

鳴子ダムの紅葉もいいよーーーーーー！！！！！

すっかり体も冷えたので早々お宿へ向かいます。
本日は鳴子温泉湯元吉祥にお世話になりま～す。
裏山の紅葉も最高に綺麗です♪

15時前に着いたのでチェックインもスムーズ。
ウェルカムドリンクはなくラウンジでいつでも好きな
時にコーヒー・紅茶がいただけます。

部屋に作務衣がありますが女性には売店内で色浴衣を
無料で貸し出してくれます。
ちなみにこちらの売店では地域共通クーポンは紙のみ
の取り扱いで電子クーポンは使えません。

今回私たちは一休.comで予約したので電子クーポンで
しか受け取れませんでした。
ただでさえ地方は使える店が少ないのに電子OKとなると
更になく初日の１５時からしか受け取れないのに宿がダメ
ってどこで使えと言うのだ。

結局、翌日岩出山の道の駅で使いましたが電子マネーも
使ったこともないのに私に出来るのか不安しかなく…
動画で事前に学習して行ってつくづく良かったわ。

意外と簡単に出来ました♪でも1000・2000・5000円
単位でしか使えないので15000円分支払うには3回も
操作しなければならずそこが面倒ですね。
お土産代はそれで殆ど賄えました。Go to(人´∀`)ｱﾘｶﾞﾄｰ♪

お宿の話に戻りまして、、、

今回は男女別で10畳＋３畳の和室を２部屋取りました。
５人で利用できる特別室１部屋取るより安いし密も避け
られ何より親父のおならやいびきにイラつくこともない。

食事は混雑回避の為４部制。17時半から30分単位で
選べました。時間はチェックインの時に予約するので
早い者勝ちという感じ。
大きなホールにしっかりと仕切りをされた半個室状の
テーブルでいただきます。

通常ビュッフェ形式ですが現在はコロナ対策として
御膳で運ばれメインは牛タンとホタテの鉄板焼き。
鳴子鶏ちゃんこ、天ぷら、はらこ飯、デザートと
充分な量でした。

口コミで牛タン冷めているとか配膳スピードが遅い
デザートが季節感ない既製品とか夕飯の評判があまり
良くなかったので心配しましたがと天ぷらも揚げたて
でしたし、フルーツも梨・柿・ぶどうと秋の味覚が
並びしっかり改善されていました。

そしてなんといってもお楽しみは温泉ですよね～。
日本にある11種の泉質のうち9種類もの泉質が集まる
鳴子温泉郷は宿によっても泉質が全く違うんです。
吉祥の湯は私好みの乳白色の温泉です。
pH8.6の｢低張性アルカリ性高温泉｣で湯温は高め。


※画像は吉祥HPより

大浴場の他に4つの貸切風呂があり空きがあれば
予約なしで入ることができます。
湯上りには夜はアイス、朝はヤクルトが用意され

お腹いっぱいで利用しませんでしたが22:30からは
ラーメンも無料提供。このあたりは共立リゾートの
共通したサービスですね。

夜、雨が降り出しました。あ～した天気になぁ～れ

おはようございます。天気予報に反して本降りの雨です…。

朝食はビュッフェ形式で使い捨て手袋・マスクを着用。
小鉢に盛られたおかずには全てラップがされ感染防止
対策がしっかりされています。
和洋種類も多くてとても全種類食べれない程。ずんだ餅
など郷土料理もあり美味しかったです。

９時出発を予定していましたがなかなか雨は上がりません。
それどころかみぞれのようなものまで降ってきて諦め気味
でいると目の前に虹が！！

あれ？山の上、白くない？！雪？やっぱり雪だったんだ。
紅葉と雪と虹の饗宴　最高のおもてなしだわ♪

宿を出たところで紅葉する山に積もる雪がはっきり見えた。
雨は上がった。今のうちに鳴子峡へ急ごう。

宿から鳴子峡までは車で10分かからない程だが
移動中に再び雨が降り出してしまった。
朝から雨だったので渋滞もなくレストハウス近く
に駐車する事が出来た。

有名なあの景色はレストハウス前のこの展望台
からの眺めである。この紅葉の最盛期に人が
いない状態で撮れるのは雨とコロナによる観光
客減によるところだが奇跡的だ。

傘がなく鳴子峡レストハウスで晴れ間を待っていると
アマビエこけし発見！叔母が買おうとレジに行くと
ビニ傘売ってるじゃん！！しかも300円って良心的～

相変わらず雨は降り続いているが傘を手にしたら
もう無敵。そういえば電車来るかな？
調べてみると後10分程で通過しそう。ラッキー☆彡

電車を撮るには今見ているこの大深沢橋へ行くのだ。
こんな谷底どうやって？と思われるかもしれないが

鳴子峡案内図を見ていただければわかりますが
レストハウスから左手に普通に道が続いていて
5分もあれば行けてしまうのだ。

大深沢橋に到着すると当然ながら沢山のカメラマン
がすでにずらりと並んでいる。トンネルがかろうじて
見える端の方に居ると隣のおじさまがもう少しこっち
に来ていいよと場所を譲ってくれた♪

ありがとうおじさま！感謝します！！！

電車は車窓からも景色を見せる為
ゆっくりゆっくり通過します。

とは言え写真ではわかりにくいけど結構な雨が降り
傘をさしながらの撮影なので望遠レンズに付け替える
余裕はなくヨリはこれが限界です。

最後に思いきり引きで。鳴子峡最高～～♪♪♪
「いい写真撮れた？」隣でおじさまがにっこり。
本当にありがとうございました！

雨が小止みになってきたわ。
これなら遊歩道いけそうだね。

濡れた落ち葉で滑りやすい…
慎重に中山平口遊歩道を下って行く。

わぁ♪下からの眺めもいい！！下りは10分帰りは
20分となっていますが時間がない方はこの景色が
見られる階段途中まででも降りることをお勧めします

下に降りたのは小学生の頃以来だ。なんか今にも
落ちそうな細い道を歩いた記憶があるんだけど

現在、川沿いの遊歩道は大深沢橋の下辺りで折り返しに
なっていて鳴子口遊歩道まで通り抜ける事は出来ません

落石により閉鎖されていたところ更に東日本大震災が
あり遊歩道の補修は進みません。
というか、もう廃止されたのかな。。。

デッキが見えていますが遊歩道はここでおしまい。

そうそう、このおっかない川沿いを昔は歩いたんだ。

手すりもなくてすれ違うのも怖かったのを覚えてる。
もう行けないなんて残念だなぁ。

ここへ来る前、母と叔母は義理の姉に訪問を断られ
寂しさを感じたようで自分の故郷はなくなって
しまった…と言っていた。

来てほしくないのはコロナであって私達じゃないよ。
と、慰めて納得してたけど

賑わいの欲しい観光地と地元の人の想いは必ずしも
同じじゃない事を理解して訪問する側も感染予防に
最大限努めて旅を楽しまなきゃいけませんね。

最高の紅葉をありがとう(*´∀`*)ﾉ｡+゜*｡

この旅行記へのコメント （4）

• Oakatさん 2020/11/09 11:19:38

  魅力がいっぱい！

  momotaさん、こんにちは！
  
  2014年に10/9~11の日程で、八幡平→栗駒山→鳴子峡→安達太良山を旅行した時のことを思い出しました。
  鳴子峡の見頃は10月末から11月初めというのは知っていたのですが、栗駒山に行ったなら鳴子峡は帰り道にあるのだから行かないてはないですよね。
  もともと旅行日程は八幡平の見頃時期にあわせてたてたので、鳴子峡の紅葉はまだ色づき始めの段階でした。当然、渓流沿いの遊歩道も歩いていませんでした。
  momotaさんが数年前に行かれた時と今回の旅行記を合わせ見て、改めて鳴子峡の素晴らしさが分かったきがします。
  今年は無理だと思いますが来年の候補地に入れておこうと思います。その時まで体調がもてばいいのですが・・・
  
  ところで私も11/4-5の日程で、GoToを使って蓼科に行ってきました。9ヶ月ぶりの神奈川県外旅行を楽しんで来ました。時間のある時にでも見てください。
  GoToトラベルを経験してみるとその魅力にはまりそうですが、コロナ感染者がまた増加傾向にあるので引き続き気を締めていきたいと思います。
  
  oakat
  
  
  
  

  momotaさん からの返信 2020/11/10 23:49:03

  RE: 魅力がいっぱい！

  
  Oakatさん、こんばんは♪
  
  この旅行の計画をしたときはまだ暑さの残る時期だったので鳴子峡の
  紅葉のタイミングもイチかバチかだったのですが今年は例年よりやや
  遅いという予報を信じてよかったです。
  
  10月からGo toに東京が加わってからでは到底宿の予約も取れなかった
  と思います。お宿の方も感染対策をとてもしっかりしていて感染者の多い
  関東にいるよりずっと安心感がありました。
  
  とは言え観光地の歓迎と地元で生活する住民の気持ちは別だという事を
  つくづく感じました。Go toお得〜なんて浮かれて動き回るのはやはり
  控えめにしてもう少しの間は限られた観光地とお宿でのんびりという
  スタイルがいいのかなと思います。
  
  栗駒の紅葉も綺麗でしょうね。あちらは少し早いので鳴子と合わせてと
  いうのはムリなんですよね。
  最近体調はどうですか？鳴子峡は鳴子温泉からも近いしゆっくりムリなく
  訪れる事ができると思うのでぜひ来年。間違いなく美しいです。
  
  
  
  

• たらよろさん 2020/11/08 13:34:51

  紅葉と温泉♪

  こんにちは、momoちゃん
  
  ほんと、おっしゃるように、都心に住んで
  電車に乗って、日常をそれなりに今まで通りに生活している我々は、
  数字に慣れてしまい、それよりも経済の方が…なんて気持ちにシフトしたりしているけれど、
  今でも田舎に行けば、都会から来るものを白い目で見る傾向は
  変わってないんだなぁ～って、
  目から鱗でした。
  でも、そういう気持ちも一方で尊重していかないとダメだから、
  国単位での対策では難しいんでしょうねー
  
  海も温泉もグルメも満喫☆
  お土産もクーポンで完璧！
  コロナ禍の中、お墓まいりもできたし、OKな旅になって良かったねー
  今回は実家によらず正解だったってことで、、、
  
  たらよろ

  momotaさん からの返信 2020/11/09 01:48:44

  RE: 紅葉と温泉♪

  
  たらよろさん、こんばんは♪
  
  賑わいが戻って欲しい観光地とそこに住む人々の感情は必ずしも
  一致しないってことよね。
  田舎の伯母は高齢だしこちらとしても絶対持ち込まないを前提に
  家には上がらないと言ったのだけど隣の家もないようなところに
  住んでいてコロナなんて無縁の生活してる人からすれば感染地帯
  からの訪問者なんてあり得ないんだろうね。
  
  私達は毎日の生活の中である程度の感染予防スキルが上がっている
  と思うんだけどこの辺りはまだまだ地域の目も厳しく大変そう。
  また最近すごく増えてきたので気を引き締めなきゃって思ってます。
  
  とは言えGo toの恩恵は病みつきになるよね。
  安く泊まれてお土産まで買えちゃうなんて次はどこ行こうかな〜なんて
  考えずにはいられない。
  
  京都の紅葉はどうですか？そろそろ色づいてきたかな。行きたいわ〜