2020/10/04 - 2020/10/05
44位(同エリア83件中)
kirinbxxさん
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ヨーク半島から自宅へ帰る、となれば寄らなければならない場所が2カ所あります。それは南オーストラリア州にいくつもあるワイン生産地のうちでも対照的な二つ、クレア・バレーとバロッサ・バレーです。この2カ所に寄ってワインを堪能するとしましょう。ちょうどいい場所にまたまた貯水塔アートがあるのでそちらも鑑賞を。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の二日目です。今日も空はどんより。通りを海まで進むと、釣りをする親子連れがいました。この町にはめぼしいカフェもないので、B86を北上することに。
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ちょっとお腹も空いてきました。9時に近くにアードロッサンという人口が1100人の街に到着、ここで朝食にしましょう。
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モダンな店ですね。
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どの壁にも絵や工芸品が飾ってあります。
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アボリジナルアートもなかなかいいものが。
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ベーコンエッグトーストを二つ注文。でも運ばれてきた瞬間に思いました。しまった、一つでよかった!でもこれ、ベーコンがとても美味しい!とはいうもののパンは半分でいいなぁ・・・
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半島を横断して西側のスペンサー湾へ行って見ることにしました。まっすぐな道をひた走ります。
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Maitland Airportという小さな飛行場を横目で見てさらに走ります。
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Port Hughesという港町に到着しました。ここで給油です。小さな車ですが旧式、燃費がよくありません。
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せっかくなのでのんびりと桟橋の先まで歩きたいところですが、時間がありません!ちらっと見てまたまたまっすぐな道をひた走ります。
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目的地であるKadinaという町に到着。
素敵なものを発見しました。
大型農業機械のお店です。これはAxial-Flow 9250コンバイン、というもの。625馬力、穀物タンクの容量が1万5千リットル近い、というとんでもないものです。
まぁ、この辺りのあのだだっ広い畑で使うにはこのくらいの物が必要でしょう。 -
しばらく2人して見ほれてしいまいました。実用に徹した大型機械の何と美しいこと!
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本来のお目当てはこちら。
Kadina Water Tower Muralです。
旧鉄道駅に隣接した場所にある水道橋。これはかってこの辺りで産出していた銅と小麦を運搬していた蒸気機関車。そして第一次世界大戦の兵士を象徴するポピー。 -
反対がわに描かれているのは、銅と小麦を持つMay Queenです。May Queenとは、メイデーの祭りで選ばれる女王役の少女のことで、この町を開いた移民達の出身地であるコーンウォール地方の伝統を現しています。
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芸術鑑賞も無事終わり、再び車を走らせます。
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同じ写真を使い回せるなぁ・・・とかいいつつまっすぐな道をひた走ります。
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目的地に到着しました。南オーストラリア州が誇るワイン産地の一つ、クレア・バレーです。
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その中心地はクレア。
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立派な牛が放牧されています。仔牛もいますね。背中の線がピシッとまっすぐな見事な牛です。
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ここからが大変でした。目的地の住所はA752 Jolly Way。でもそこには何もない。散々探し回って、その道から少し奥に入ったところにやっと発見しました。
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この日のランチはここで予約してありました。この旅行を計画した時点で、ほとんどの名のあるレストランは満席、ここのカフェしか空席がなかったのです。
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COVID-19対策もしっかりされています。
まぁ、この州ではとっくに収束してるんですけどね。 -
朝食を沢山食べたしなぁ・・大丈夫かなぁ・・といいつつ、ここはやはりLong Lunchですね。3皿コースにワインペアリングでお願いしました。
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まずは自家製のパンと特製バター。このバターが旨い。
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細長いアスパラガスのローストに、ブラックプディング、アイスリーフ。
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これはグリルしたアーティチョークと、豆類、ワニのサラダ。ワニなんて食べるのは初めてですが・・可も無く不可も無く。
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メインは、アンガスビーフのステーキ。
このパースニップという野菜は我が家の好みではありませんが、付いてきたなら仕方ない。 -
アンガスビーフについてきたのは、あのラギオールのナイフ。凝ってますね。
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眺めも良く、サービスも気持ちのいい店でした。
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チーズも大いにそそられます。
が、今日はのんびりはしていられません。次の予約時間が迫っています。 -
次の目的地はこちら。
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Kilikanoonという、なかなか評判のよいワイナリーでのプライベートテイスティングの予約をしてありました。
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一般のティスティングルームは大盛況。
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こちらが予約制のテイスティングができるThe Revelation Loungeです。一人60ドルは決して安くはありませんが。
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知識豊富でフレンドリーなスタッフから説明をしてもらいながら、このワイナリーの最高峰である The Revelation Shirazというワインを含む6種類のワインを試飲しました。一本550ドルもするワイン、買うわけにも行かないのでこういう催しはいいですね。
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一人10ドルで、リーズナブルなワインばかりを試せるコースもあり、屋外のテラスで楽しんでいる人たちもいました。気に入ったワインがあったので、例によってワインクラブに入会。11本を選んで購入すると、ボーナスが1本、年間2回の購入というものです。さっそく11本を選びました。
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このワイナリーが所有している畑の土壌を示すモデル。まったく違う事がよく判ります。
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ちょうど満開の時に行き合わせました。
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クレアバレーは広々とした一帯に小規模のワイナリーが点々とある、という感じのワイン地区で、その間にはこんな風に羊さんたちがのんびりしている牧場もあります。美味しそうな仔羊ちゃんもいますね。
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この日の宿はこちら。Farrell Flatという人口230人ほどの小さな村にあるThe Fruiterer'sというB&Bです。古めかしい建物ですね。前に車を停め、電話をかけると右側の扉の奥から年配の方が出てきました。その方がオーナーのGallyさんでした。
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私達の部屋は看板の真下。部屋の奥から、中央にある食堂に行くことができます。
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裏庭も立派です。
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キッチンに電子レンジがあるので、夕食はクレアの町のインド料理のテイクアウェイにすることに、注文をしてできあがるまで、この町にあるストリートアート鑑賞です。
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さすがワインの町、という絵が見つかりました。
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二人の紳士の間に描かれていたのはなんとワイナリーマップでした。
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古い町なのでタウンホールもなかなか重厚なものです。
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こちらは現代の庁舎です。
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できあがった頃合いを見計らって、この町のインド料理屋へ。すでにお客が何組も入っていましたが、皆さんのお召し物がとてもオシャレでスマートです。ああ、テイクアウェイにしておいてよかった。とてもじゃないけれど、私達の格好では落ち着いて食べていられないところでした。
持って帰ったカレーは美味しく、さすがクレア。時々食べる我が家の近所の店の物とはひと味違う・・・・ちょっと感動しました。やっぱりスパイスは新鮮なのが一番です。 -
朝食はオーストラリアの定番メニュー。
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自家製のジャムやマーマレードも販売していました。
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この日は雲は多いものの、スッキリとした青空のドライブ日和でした。
このまま帰るのももったいないのでもう一つ、ワイン生産地域を訪れます。 -
まずは一帯を見渡せるMengler Hill Lookoutへ。他にもいくつか展望台があるのですが、ここがバロッサ・バレーで一番人気が高い所だそうです。
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ふもとは彫刻公園になっています。
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ラベンダーファームもあるので寄ってみました。
Lyndoch Lavender Farmというところです。 -
ちょうど花も盛りです。
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妙な形に刈り込んだ街路樹を見つけました。何か特別な意味でもあるんでしょうか?
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南オーストラリア州のワイン生産地区にはビジターセンターがあって訪れた人への便宜を図っています。お昼を食べる場所を教えて貰ったのですが、この日は祝日ということで、お休みだったり予約客で満席だったり。
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その一つがこちら。なかなか美味しい料理を出すところだそうです。
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なかなかよい雰囲気のレストランがありました。
でも本日は予約客がたくさんで満席。 -
やっと見つけたのはこちら。Seabrookというワイナリーです。こじんまりとしたところですが、眺めは素晴らしい。
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これがこちらのシステム。
もちろんここはワインテイスティングです。
ご主人が次々とワインを持ってきて、色々説明してくれるのを聞きながら、気持ちいい風に吹かれながらワイン畑を眺めて過ごす、至福のひとときですね。
ここのワインも大変美味しいものがあったのでもちろん購入。 -
とか言っていると、雲行きが怪しくなってきました。ではそろそろ帰るとしましょう。
COVID-19が世界に蔓延る中、南オーストラリア州はいたって平穏ですが、他州や外国からの観光客が消え、留学生も消え、経済的には大変でしょう。僅か2泊3日、しかも贅沢をしたわけでもありませんが、気はこころ。地元の観光業とワイン業がなんとか生き残れるよう、好きな旅行とワインで少しでも応援を続けたいものです。 -
ふとテラスの外の地面をみると・・・
この花はうちの庭にも時々咲く、ごくありふれた雑草ですが見事に地面に這うように、しかも立派に成長しています。こんなに大きく育ったのを見るのは初めて。逞しい、しぶとい雑草たちに負けてはいられません。
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